2011年 12 月号 Vol:4 発行:医療法人健生会 介護老人保健施設ふれあい 訪問リハビリテーション部 今回は「起き上がりの介助方法」について紹介したいと思います。 【 介助方法 】 ~ ① ベッドから足を降ろし座位になる起き上がり介助方法 ~ 1、下になってる腕は体と直角になるくらい伸ばしておき、膝を少し曲げたまま足をベッドから降ろす。 2、介助者は、肩(手のひらが肩甲骨の内側にあたるように)と腰を支持する。 下側になっている肘に体重をかけるように、対象者の上半身を少し自分の方(手前)に引いてくる 3、下側になっている肘に体重をかけながら、 介助者は肩から首にかけて支持している手は斜め前上方へ、腰を支持している手は下方へ誘導する。 4、体を起してきて起き上がり終了! 1 2 脇をあけておく 下になってる肩の 降ろすのは膝まで 内側を支える様に 足は前後に 3 4 ~ ② 寝ている姿勢から長座位までの起き上がり介助方法 ~ 1、対象者の片方の脇をひろげ、反対側の膝を曲げる。 2、対象者の脇をひろげた方に介助者は立ち、自分の方(手前)に寝返りさせる。 3、対象者の下側になっている肘に体重をかけながら、対象者の肩と腰を支持して体を起してくる。 4、肩から首にかけて支持している手は上方へ、腰を支持している手は下方へ誘導する。 5、体を起してきて、起き上がり終了! 1 2 3 4 腰を下方に押しなが ら、上半身を起こす 5 以上で、今回の訪問リハビリテーション通信を終わります。 次回は「立ち上がり動作の介助方法」について、紹介する予定です。
© Copyright 2024 ExpyDoc