暗渠排水被覆材に使用する「もみ殻」の経年変化について(平成26年12月調査) 公益社団法人 岩手県農業公社 調査結果 ○ 「もみ殻」の状況について ・ 断面(幅)の縮小 ・ 黒く変色 ・ 細粒化の進行(特に10年以上経過地区で顕著) が、確認された。 しかしながら、もみ殻から水が浸透してくることから、”水みち”としてのルートは現存して おり、疎水機能は残っていると判断された。 ○ 表土厚について 増加した地区があるが、もみ殻の腐食による沈下ではなく、工事後の営農における変化 (ロータリー等農作業機の性能向上)が原因と考えられる。 ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ 各地区の状況 ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ ∼ 調査箇所 B : 暗渠排水施工幅 → 調査幅 ドレンレイヤー B H 補助暗渠 H B H : 被覆材上部設計表土厚さ → 調査厚さ 1年経過 夏川地区(一関市花泉町) ドレンレイヤー B = 設計 10cm → 現状 8cm H = 設計 15cm → 現状 20cm 5年経過 一関第1地区(一関市・平泉町) ドレンレイヤー B = 設計 10cm → 現状 7cm H = 設計 15cm → 現状 15cm 10年経過 いさわ南部地区(奥州市胆沢区) ドレンレイヤー B = 設計 10cm → 現状 6cm H = 設計 15cm → 現状 15cm 15年経過 二子地区(北上市) 補助暗渠 B = 設計 4cm → 現状 1∼2cm H = 設計 15cm → 現状 17cm 20年経過 豊沢川地区(花巻市) 補助暗渠 B = 設計 4cm → 現状 1∼2cm H = 設計 15cm → 現状 18cm
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