平成 26 年度「教区寺院振興支援対策(過疎対策)推進計画」について 宗門における寺院振興支援対策(過疎対策)の推進は、「教区寺院振興対策委員会」と綿密な連携を 図り、「寺院規程」に定める“寺院の目的”を果たすことができるよう支援するものです。 具体的には、ふるさとを離れて過ごす門信徒や、その子や孫を対象とした「離郷門信徒のつどい」の 開催について支援があります。開催される「離郷門信徒のつどい」という場を、浄土真宗のみ教えに 触れるご縁づくりとしていただくことで、宗門の教線も維持されることを期しております。 このほか、現在、以下の項目を推進事項として各教区の寺院振興対策委員会へ提案しております。 推進事項 寺院実態調査 目的・効果 参考 教区内の各寺院における、人口減少、地域社会の 活力低下によって引き起こされる問題・課題、 現在の対応策等を把握すること。 効果的な対策を検討する基本情報。 独自策案 各教区において過疎対策の可能性を協議するこ とにより、地域性や教区事情など様々な事情を踏 まえ、具体的で実行力ある対策となる。 宗門の組織を活かした寺院相互扶助は寺院間の 交流が進み、教線の維持に効果を見込む。 離郷門信徒のつどい ふるさとを離れて過ごす門信徒、核家族世帯の子 「離郷門信徒のつどい」 や孫たちが、浄土真宗のみ教えに触れていただく 開催のご提案 ご縁づくりの場から、聴聞の場へ。 *『宗報』連絡のコーナー 教区・県単位など大きな枠組で開催することによ *平成 26 年 4 月、全ヶ寺宛 り、寺院との関係が薄れつつある多くの離郷門信 寺院振興金庫 組便にて送付 徒を対象とする。 (パンフレット、リーフレット) 本堂新築・修復、境内建物環境整備、寺院後継 寺院振興金庫のご案内 予定者就学等への資金貸付や、法座活動の支援、 *『宗報』連絡のコーナー 寺院の合併・解散等への助成金制度の利用による 教線の維持。 寺おこし事業の紹介 寺院活動の活性化や、寺院周辺の地域おこしを 「寺おこし事業の紹介」 目的とした寺おこし事業を全国の寺院に紹介す 情報収集について ることにより、新たな寺院交流の誕生と、相互の *『宗報』連絡のコーナー 活発な寺院活動の展開を期する。 相談窓口 過疎地域に所在する寺院や、寺院の護持・運営が 「寺院振興支援に向けた 困難な状況にある寺院の現状課題や、寺院の将来 相談窓口」 展望について相談を伺う。 *『宗報』連絡のコーナー この度、各教区の寺院振興対策委員会において、平成 26 年度「教区寺院振興支援(過疎対策)推進 計画」を策定し、現在、各教区において英知を結集し推進しております。【次項より一覧掲載】 人口減少により引き起こされる様々な問題(建物維持、後継者、兼業等)から、聞法道場であり地域 コミュニティーの中心として、浄土真宗寺院の今後の在り方、存続の方途など、宗祖・先人・親から 受け継いだみ教えを次の世代へ伝えられるよう、寺院振興支援について取り組みを推進いたします。
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