学校感染症に関する出席停止について

平成 27 年 1 月 21 日
学生・教職員の皆さまへ
学務部
学校において予防すべき感染症による出席停止について
学校保健安全法施行規則により「学校において予防すべき感染症」が定められています。そして、
これらの感染症に罹った時の出席停止の期間の基準は次の表のように規定されています(第 19 条)
。
「学校において予防すべき感染症」と診断された場合は、病状を速やかに保健室又は学務部に連絡
してください。 ( 保健室:082‐921‐4239
学務部:082‐921‐4179 )
病状が回復し登校する時には、医師による治癒証明書が必要です。登校時に治癒証明書を保健室
まで必ず提出してください。
感染症名
第1種
第2種
第3種
出席停止期間
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、
治癒するまで
痘そう、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、
南米出血熱、急性灰白髄炎、ジフテリア、
重症急性呼吸器症候群(病原体がベータコロ *「感染症の予防及び感染症の患者に対する
ナウイルス属 SARS コロナウイルスである
医療に関する法律」第六条第七項から第九
ものに限る)
項までに規定する「新型インフルエンザ等
中東呼吸器症候群(病原体がベータコロナウ
感染症」、「指定感染症」及び「新感染症」
イルス属 MERS コロナウイルスであるもの
は、第1種、第2種、第3種の規定に関ら
に限る)
ず、第1種の感染症とみなす。
特定鳥インフルエンザ
インフルエンザ
(特定鳥インフルエンザを除く)
発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日
を経過するまで
百日咳
特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な
抗菌性物質製剤による治療が終了するまで
麻疹(はしか)
解熱した後3日を経過するまで
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後
5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで
風疹(3日ばしか)
発疹が消失するまで
水痘(水ぼうそう)
すべての発疹が痂皮化するまで
咽頭結膜熱(プール熱)
主要症状が消退した後2日を経過するまで
結核
病状により学校医等において感染のおそれが
ないと認めるまで
髄膜炎菌性髄膜炎
病状により学校医等において感染のおそれが
ないと認めるまで
コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス 、
病状により学校医等において感染のおそれが
腸管出血性大腸菌感染症、流行性角結膜炎、
ないと認めるまで
急性出血性結膜炎 、その他の感染症
なお、この第1種の学校感染症および第2種の学校感染症については、以下の場合も出席停止と
することができるとされています。
① 1種若しくは第2種の学校感染症患者のある家に居住する者又はこれらの感染症にかかってい
る疑いがある者については、予防処置の施行の状況その他の事情により、学校医その他の医師
において感染の恐れがないと認めるまで。
②第1種又は第2種の学校感染症が発生した地域から通学する者については、その発生状況により
必要と認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間。
③第1種又は第2種の学校感染症の流行地を旅行した者については、その状況により必要と認めた
とき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間。
※第 3 種「その他の感染症」とは
学校で流行が起こった場合にその流行を防ぐため、必要があれば学院長が学校医の意見を聞き、
第3種の感染症として措置をとることができる疾患です。出席停止の指示をするかどうかは、感染
症の種類や各地域、学校における感染症の発生・流行の態様などを考慮の上、判断する必要があり
ます。
以下に、出席停止の措置が必要である感染症の例を挙げます。
●溶連菌感染症 ●ウイルス性肝炎 ●手足口病 ●伝染性紅斑 ●ヘルパンギ-ナ
●マイコプラズマ感染症 ●流行性嘔吐下痢症(ロタウイルス、ノロウイルスなど)●その他