学校における感染症の扱いについて

平成 27 年4月 10 日
保護者の皆様
愛媛県立しげのぶ特別支援学校長 菅 俊雄
学校における感染症の扱いについて
日頃より本校の教育活動に御理解、御協力をいただきましてありがとうございます。本校では、
感染症の予防対策やまん延防止に努め、幼児児童生徒が健康に学校生活を送れるよう慎重に対応し
ております。
学校保健安全法において、学校において予防すべき感染症の種類とその出席停止の期間の基準が
定められています。また、感染者と濃厚接触し感染が疑われる場合にも、本校幼児児童生徒の登校
について必ず医師の判断を仰いでいただくようお願いしております。濃厚接触し感染が疑われるた
め自宅待機を行う場合も、出席停止の扱いとなります。
幼児児童生徒本人が発症した場合は医師による「治癒証明書」の提出が必要となります。濃厚接触し
た場合において、医師に登校が可能であると判断された場合は「登校についての確認届」の提出が必要と
なります。医師に登校を控えたほうがよいと判断された場合は「感染症患者との濃厚接触による欠席届」
の提出が必要になりますので、担任まで御連絡ください。なお、本校ホームページから届出に必要
な様式をダウンロードすることができますので、御活用ください。
しげのぶ特別支援学校ホームページ http://shigenobu-ss.esnet.ed.jp/
【提出書類】
○本人が感染症を発症した場合
「治癒証明書」を提出
○感染症患者と濃厚接触した場合
登校する場合
「登校についての確認届」を提出
●医師に登校が可能であると
判断された場合
保護者の判断により
欠席する場合
●医師に登校を控えた方がよい
と判断された場合
「感染症患者との濃厚接触に
よる欠席届」を提出
(出席停止扱いとなります)
【主治医への確認事項】
○ 本校幼児児童生徒が感染症にかかっている可能性があるか。
○ 本校に在籍するほとんどの幼児児童生徒は基礎疾患をもっており、免疫力が低下している者
も多く、感染症にかかると重症化したり、感染拡大を起こしたりしやすい状況にあることを
踏まえて、登校が可能かどうか。
学校において予防すべき感染症(学校保健安全法施行規則第十八条及び十九条)
種
類
エボラ出血熱,クリミア・コンゴ出血熱,痘そう,
南米出血熱,ペスト,マールブルグ病,ラッサ熱,
急性灰白髄炎,ジフテリア,重症急性呼吸器症候
群(病原体がベータコロナウイルス属SARSコ
ロナウイルスであるものに限る)、中東呼吸器症
第
候群(病原体がベータコロナウイルス属MERS
一
コロナウイルスであるものに限る)及び特定鳥イ
種
ンフルエンザ【感染症の予防及び感染症の患者に
対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四
号)第六条第三項第六号に規定する特定鳥インフ
ルエンザをいう。次号及び第十九条第二号イにお
いて同じ】
出席停止の期間
治癒するまで
※感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に
関する法律第六条第七項から第九項までに規定す
る新型インフルエンザ等感染症、指定感染症及び
新感染症は、前項の規定に関わらず、第一種の感
染症とみなす
インフルエンザ(特定鳥インフルエンザ及び
新型インフルエンザ等感染症を除く)
発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日
(幼児にあっては、3日)を経過するまで(新型
インフルエンザにおいては治癒するまで)
百日咳
特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌
性物質製剤による治療が終了するまで
麻しん
解熱した後3日を経過するまで
第
二 流行性耳下腺炎
種
耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5
日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで
風しん
発疹が消失するまで
水痘
すべての発疹が痂皮化するまで
咽頭結膜熱
主要症状が消退した後2日を経過するまで
結核及び髄膜炎菌性髄膜炎
病状により学校医その他の医師において感染の恐
れがないと認めるまで
第 コレラ,細菌性赤痢,腸管出血性大腸菌感染
三 症,腸チフス,パラチフス,流行性角結膜炎,
種 急性出血性結膜炎その他の感染症
病状により学校医その他の医師において感染の恐
れがないと認めるまで
(平成 27 年1月 21 日一部改正施行)
・第一種若しくは第二種の感染症患者のある家に居住する者又はこれらの感染症にかかっている疑い
がある者については、予防処置の施行の状況その他の事情により学校医その他の医師において感染
の恐れがないと認めるまで
・第一種又は第二種の感染症が発生した地域から通学する者については、その発生状況により必要と
認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間
・第一種又は第二種の感染症の流行地を旅行した者については、その状況により必要と認めたとき、
学校医の意見を聞いて適当と認める期間
学校において予防すべき感染症
第三種「その他の感染症」
第三種の感染症に分類されている「その他の感染症」は、学校で流行が起こった場合にその流行
を防ぐため、必要があれば、校長が学校医の意見を聞き、第三種の感染症としての措置をとること
ができる疾患です。次に示す感染症はあくまで例示であって、これら以外でも病状などにより医師
の指示に従い出席停止となる疾患があります。
受診された際は、以下のことを医師に伝え、指示に従ってください。
★学校内で感染を広げる可能性があり、登校を控えた方がよい状況であるか確認してください。
★本校に在籍するほとんどの幼児児童生徒は基礎疾患をもっており、感染症にかかると重症化しや
すいといった特徴があります。また免疫力が低下している幼児児童生徒が多いため、感染症が広
がりやすいという状況を御配慮いただくよう医師に伝えてください。
【条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる感染症の例】
感染症名
A型肝炎
B型肝炎
手足口病
ヘルパンギーナ
伝染性紅斑(りんご病)
ロタウイルス感染症
ノロウイルス感染症
サルモネラ感染症
カンピロバクター感染症
マイコプラズマ感染症
インフルエンザ菌b型感染症
肺炎球菌感染症
RSウイルス感染症
EBウイルス感染症
サイトメガロウイルス感染症
単純ヘルペス感染症
日本脳炎
アタマジラミ
伝染性軟属腫
伝染性膿痂疹
ヒトパピローマウイルス
登校基準
肝機能が正常化した後
急性肝炎の極期でない限り
全身状態が安定していれば
下痢、おう吐が消失した後
症状が安定した後
歯肉口内炎のみであればマスクをして可
症状が安定した後
制限はない
「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会 2012 年 9 月改訂
治癒証明書の提出について
医師より出席停止を指示された場合は、医療機関で下記の様式に記入していただき必ず学校へ御
提出ください。医療機関から発行される証明書でもかまいません。証明書の発行に係る費用は、各
自で負担していただくようお願いいたします。
愛媛県立しげのぶ特別支援学校長
様
治 癒 証 明 書
医療機関名
主治医名
印
記
下記、幼児児童生徒を学校感染症と診断しましたので報告します。
また本疾患が治癒し、学校保健安全法の基準に達したので登校しても支障ないことを
証明します。
1
部
2
疾患名
3
出席停止期間
年
平成
4
年
月
組
日
氏名
から
平成
月
日
まで
今後、学校生活で注意すること
本校ホームページから様式をダウンロードできます。http://shigenobu-ss.esnet.ed.jp/