社会一般:社会保険審査官・社会保険審査会法H27.4.5

2015
社会保険労務士試験
法改正情報-3
1
労働保険徴収法
改正内容
★概
要
1
保険関係の一括の規模要件等の改正
賃金総額の算定基礎となる請負金額には,消費税額を控除する
こととされたことに伴い,有期事業の一括の規模要件,請負事
業の一括の下請負事業の分離の規模要件が改正されました。
2
有期事業のメリット制の適用対象となる規模要件が改正されま
した。
1
保険関係の一括の改正
(1)
有期事業の一括の規模要件
有期事業の一括の対象事業のうち,建設の事業の規模要件が,「請負金額(消
費税額を除く。)が1億 8 千万円未満」とされた。
<有期事業の一括に係る建設の事業>
改正前
改正後
概算保険料相当額が 160 万円未満
概算保険料相当額が 160 万円未満
かつ
かつ
請負金額(税込み)が1億9千万円未満
請負金額(税抜き)が1億8千万円未満
(2)
請負事業の一括に係る下請負事業の分離の規模要件
請負事業の一括における下請負事業の分離に係る下請負事業の規模要件が,
「請負金額(消費税額を除く。)が1億 8 千万円以上」とされた。
<下請負事業の分離の認可に係る建設の事業>
改正前
改正後
概算保険料相当額が 160 万円以上
概算保険料相当額が 160 万円以上
又は
又は
請負金額(税込み)が1億9千万円以上
請負金額(税抜き)が1億8千万円以上
2
単独有期事業のメリット制の規模要件の改正
単独有期事業のメリット制の対象事業のうち,建設の事業の規模要件が,「請
負金額(消費税を除く。)が1億1千万円以上」とされた。
<単独有期事業のメリット制に係る建設の事業>
改正前
改正後
確定保険料の額が 40 万円以上
確定保険料の額が 40 万円以上
又は
又は
請負金額(税込み)が1億 2 千万円以上
請負金額(税抜き)が1億1千万円以上
2
改正内容
★概
1
要
社会保険に関する一般常識
社会保険審査官・社会保険審査会法の改正
地方厚生局に,「総括社会保険審査官」を置くこととされました。
総括社会保険審査官の配置
地方厚生局に,「総 括 社 会 保 険 審 査 官 を 1人」を置くこととされ,この総括社会
保険審査官は,命を受けて,審査請求に関する事務を行い,及び社会保険審査官の
行う事務を総括するものとされました。