□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 熊本県職員連合労働組合 2009.6.25 号 VOL.240 ふ く ろ う 通 信 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆委員長から ●市民革命という名の独裁か ◆これまでの主な経過 ●6 月 22 日∼6 月 26 日 ◆当面の主な取組み ●6 月 29 日∼7 月 ◆賃金対策部から ●権利関係のお知らせ ◆組織部から ●支部体制の確立・職場委員の配置について ◆現業部から ●現労定期大会のお知らせ ◆共済から ●自治労共済の全労済への統合問題について ◆書記局の… ●チャレンジのすすめ(その2) ●賃金パンフの発行について ●万年青部学習会の開催について ☆――――――――――――――――――――――☆―――――――――――――――――――――――☆ 委員長から ●市民革命という名の独裁か 突然、 「阿久根市問題」について、新聞記者から組合事務所の立ち退きについて取材の申し入れがあり ました。記者の興味は、使用許可基準と使用料や高熱水費の負担状況でしたが、県職労の組合事務所に ついては、使用許可もあり、光熱費等の負担もちゃんと払っていると答えるとともに、今回の阿久根市 問題は、事務所の使用許可のあり方ではなく、阿久根市長の職員(組合)に対する基本的な考え方の間 違いにあるとコメントしました。 新聞報道によると、市長は、職員組合を背任組織と位置づけ、市として使用を許可したものを許可基 準に疑義があるとして取り消そうとしています。 市職員組合は、取り消しの撤回を求めて提訴していますが、職員(組合)と当局が裁判で決着を付け ること自体が、労使の異様な状態を示しています。 「県職労がこのような処遇を受けた場合は、どうするのか」との質問に対しては、まずは交渉を行う、 と回答しましたが、素直に交渉に応じるような相手なら、このような事態にはならなかったのかもしれ ません。 市長(支持派)側の根底には、市職員は特権階級であり、市民の平均収入200万円(?)と比べ、 異常に高い給料をもらっているという認識があります。財政状況が厳しい中、給料が高いのは背任行為 であると決めつけ、全職員の給料を公開し、住民の声を利用して給与を下げようとしたことも報道され ています。 住民の声があれば、首長は何でもできるという考え方(市民革命という名の独裁)のようですが、こ のような暴走を許さないようにしたのが、現在の地方公務員・人勧制度です。 首長や議会が制度を無視し、恣意的に好き勝手に職員の給料を決定すれば、職員のやる気や公務能率 の低下を招き、更に組織としての一体感が無くなることで行政サービスの崩壊に繋がるとは考えないの でしょうか。 労働基本権が制約されている中、首長がこのような行動に出た場合、絶対的に強い立場にある当局に 職員(組合)が対抗するには、裁判に訴えるしかないのでしょうか。組合の存在価値は、このような時 に発揮されなければなりませんが、労使間に住民やマスコミといった第三者が絡んでくると、労使交渉 での決着は困難となり、組合側の正当な要求すら主張できなくなります。 (市長側は公開交渉にすると言 っているようですが) 今回の阿久根市長のやり方は、権限の濫用を越えた異常なものですが、やろうと思えば、どの首長で もできることです。しかし、それをやらないのは、労使関係の悪化とそれに伴う現場職員の士気やモラ ルの低下を恐れるからに他なりません。 そう考えると、阿久根市長は、伝家の宝刀(パンドラの箱?)を抜いてしまったのではないのでしょ うか。これに対して、追いつめられた労働組合が伝家の宝刀(団体行動)を抜くようなことになれば、 更に職員(組合)は、住民との関係を悪くすることとなるでしょう。それが、市長の望む市政であり市 役所の姿なのでしょうか。 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ これまでの主な経過 22(月) 26(金) 第 6 回執行委員会 10:00 会議室 第 3 回支部長会議・県職連合定期総会 13:30 会議室 県職連合ビール列車 熊本駅 18:25 発→三角駅→熊本駅 21:09 着 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 当面の主な取り組み 〔7月〕 3 (金) 10(金) 24(金) 第 80 回県職労定期大会 9:30 パレア 現労定期大会 10:00 リバーサイドホテル ユース部定期大会 15:00 パレア 女性部定期大会 14:00 自治労会館(日付、場所を変更しました) 第 7 回執行委員会・第 4 回支部長会議 時間、場所未定 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 賃金対策部から ●権利関係のお知らせ 2009 年4月から新設・一部改正されたもののうち、主なものをご紹介します。 ①精神性疾患に伴う復職支援休暇(私傷病)の新設 精神性疾患に伴い休む場合は、一般的に有給休暇である年休、そして私傷病の順で取得されてい ます。 精神性疾患の場合、完治又は完全に復職(フルタイム勤務)するまでにある一定の期間を要する ため、当該休暇(私傷病)が新設されましたが、復職後に年休残日数がなく、1日単位の休暇が取 れずに欠勤という最悪のケースとなる場合があります。そのようなケースを避けるためには年休残 日数に余裕を持つことが必要ですので、皆様の近くで精神性疾患に伴い休まれる組合員がいらっし ゃる場合は、最初に年休を取得する段階で組合本部又は支部三役にご相談をしていただければと思 います。 熊本県職員の勤務時間休暇等に関する条例第 13 条第2号に規定された私傷病休暇 対象職員 付与期間 休職後の復職の日から3月まで(週休日及び休日を含む。) 付与日数 20日以内(160時間以内) 1日当たり1日に割り振られた勤務時間の2分の1を超えない範囲内で1時間単位 (1日4時間以内) 付与単位 ※年休との併用は認められます。 ※具体的な取得の例は、2009 年度版の「私たちの賃金・私たちの権利」でご紹介します。 ②出産補助休暇の期間延長 対象職員 項目 出産の日後の期間 改正前 1ヵ月 改正後 40日 改正前 5日 6日 6日 改正後 5日(変更なし) 6日(変更なし) 7日 ③子の看護休暇の日数の増 項目 1人の場合 2人の場合 3人以上の場合 ④単身赴任手当 項目 改正前 改正後 異動等に伴う転居の取 異動等から3月以内 異動等から3年以内で、一定の要件を満たす 扱 場合 ※具体的な取得の例は、2009年度版の「私たちの賃金・私たちの権利」でご紹介します。 ⑤旅費(旅行命令と異なる日に帰着する場合の私用による延泊可) 要件 支給される交通費 その他 ①事前に旅行命令権者の承認を得ること ②年休等を伴う場合は、その休暇の承認を得ること ③帰路に航空機を利用する場合の経由空港は旅行命令どおりであること ①旅行命令どおりの帰路に要する交通費 ②航空賃は、最低廉の航空運賃を条件とする実費額 旅行命令の旅行期間以外になるので公務外となり、事故等が生じた場合は 公務災害補償の対象とはならない ●私たちの賃金・私たちの権利(通称:賃金パンフ)の発行について 例年6月中旬には皆様に送付しておりましたが、今年度は5月に臨時勧告があったため発行作業が遅 れています。遅くとも7月中旬までには送付しますので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いしま す。 ●万年青学習会の開催について 今年度は、自治労定期大会(全国規模)が当県で8月25日(火)から28日(金)にかけて開催される ため、当学習会を次のとおり開催しますので、関係者についてはご参加いただきますようお願いします。 なお、勧奨等で早期に退職される組合員については事前に対応させていただきますので、申し出てい ただきますよう併せてお願いします。 ①10月9日(金)∼10日(土) 会場:人吉市 ②10月16日(金) 会場:熊本市 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 組織部から ●支部体制の確立と職場委員の配置についてご理解ご協力のお願い (担当:高山 内線 5816∼5818) 各支部役員の皆さまのご協力により支部体制ができつつありますが、現時点で全支部体制が整って いません。組合活動の基本は支部活動にあります。職務もご多忙のことと思いますが、各支部の役員の 皆さまの支部執行委員等の要請がございましたら、組合員の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いし ます。 また、組合情報及び福利厚生等の伝達のため、各職場(課・室ごと等)に職場委員さんが配置されて いますが、現時点で職場委員さんが配置されていない職場がございましたら、各職場において職場委員 さんの指名をお願いします。 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 現業部から ●第 46 回現労定期大会のお知らせ 本年も下記日程において現労の定期大会を開催します。 日 開 場 議 時 会 所 事 2009年7月10日(金) 受付 午前9時30分から 午前10時00分から リバーサイドホテル 2009年度運動方針(案)・当面の闘争方針(案) ・2009年度予算(案)等について 各分会長・代議員の出席を要請しています。また傍聴者も受け付けています。参加者の出席者の報告 は会場の都合もありますので、7月1日までとします。 皆様のご参加をお待ちしています。 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 共済から ●自治労共済と全労済の統合(問題点その2) 先週、自動車共済の掛金についてお知らせしました。先週は掛金のみを見てみましたが、もう一つ隠 れた掛金があります。それは還元金です。自治労自動車共済は少ないながらも還元金をお渡しできてい ますが、全労済のマイカー共済には割戻し金(還元金)がありません。ということは掛金にさらに差が 発生することになります。 ちなみに自治労自動車共済は加入型ごとのパッケージとなっており、契約パターンは14種、掛金パ ターンは74種となり還元金を算出しやすい形となっています。一方、全労済のマイカー共済は基本補 償に特約を附帯していく形となっており、契約パターンは1650種、掛金パターンは140万種とな っています。説明・契約事務も大変なことになりますが、契約される方は今以上に混乱することになる のでは・・・ ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 書記局の… ●チャレンジのすすめ(その2) 組合の新聞を作っていた経験を生かし、家族新聞を月1回のペースで発行している。妻の両親、妻の きょうだい夫婦とそれぞれの子、合計 23 人いるので記事のネタには困らない。ちなみに特派員は 13 人 の子どもたち。家族新聞は当面 100 号が目標だが、達成は順調に進んで7年ほど先になる▼ところで、 おっ くう アルバムに写真を整理するのは億劫だ。とりわけデジタル写真は撮影した数が多く、整理できないばか りか、プリントする手間や経費ももったいない。新聞は、慣れればB4片面が3時間程度で完成するし、 記事で当時の状況が詳しくわかる利点がある▼友人の結婚披露宴で、当日の写真やインタビュー記事を 盛り込んだ新聞を作り、披露宴の最中に配布したところ、新郎新婦を始め出席者に大変喜んでもらった ▼私にとってこれは予行練習。いつの日か娘の披露宴で作りたいなぁ。 (N.Y) ●チャレンジのお知らせ 「PTAの広報委員になったけど、どうしよう」、「家族新聞を作ってみたいなー」、「子どもと一緒に 新聞の作り方を習いたいな」と思った方!・・どうぞ組合本部までご連絡ください。 「手書き」、 「パソコン」どちらの方法でもお教えできます。 (パソコンのソフトは、手軽なワードから、 パブリッシャー、イラストレータの本格派までOKです。) ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆
© Copyright 2024 ExpyDoc