自力でたねをはじき飛ばす 風で舞い飛ぶ実やたね

風で舞い飛ぶ実やたね
タンポポの実
か ひ
果皮
タンポポの花のつくりを見直してみよう(p18)。
がくに当たる部分が毛になっているが、これ
がのびてパラシュート状なった。毛を冠毛(か
んもう)という。冠毛の柄の下についているの
は実で、中に1個のたねがある。これも実と
たねの区別がしにくい。
タンポポの花は小さな花(小花)が集まった
頭花だが、1個の小花からそれぞれ一つの実
ができる。(p146)
たね
実やたねにしかけがあって、たね
をはじき飛ばすものがある。ホウ
センカがよく知られているが雑草
にもいろいろある。
▲
実が熟すと果皮
(2個)が勢いよく巻
き上がり、そのはず
みでたねを飛ばす。
▲タネツケバナ。細長い実の中にたねが
ある。
(p93、ミチタネツケバナも同じ)
▼実が熟すと果皮が
5個に裂けて巻き上
がり、その勢いでた
ねを飛ばす。
冠毛をつけたセイヨウタンポポの実。
●
アメリカフウロ。果皮の付け
根にたねがある。
(野草のゲ
ンノショウコも同じタイプ)
ガガイモのたね
秋も深まった晴れた日、熟したガガ
イモの実が割れ白い毛をもったたね
が舞い散る。(p62)
果皮
果皮
たね
たね。たまたま
飛ばずに残った
たねは半透明な
皮(仮種皮と思わ
れる)に包まれて
いる。この皮が刺
激によって急に反
転し、その勢いで
たねが飛ばされる。
▲
▲
オッタチカタバ
ミ。実が熟すと果
皮の合わせ目にす
き間ができ、そこ
からたね が 出る。
(p110、カ タ バ ミ
も同じ。
)
反転した半透明
な皮。たねとい
っしょに飛ぶこ
とが多い
▲舟のような形をしたのが実で、長い白い毛をつけたのがたねだ。
はじける前のた
ね。半透明な皮
をかぶっている
▲
ガガイモの若い実。
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実 実 実 実 実実 実 実 実 実
実 実 実 実 実実 実 実 実 実
●
自力でたねをはじき飛ばす