住宅省エネルギー基準 適合判定結果 【住宅建築会社様向け解説書】 [ 注意事項 ] ◎本判定は、1〜7地域が対象となります。 ◎本判定は住宅に係るエネルギーの使⽤の合理化に関する設計、施⼯及び維持保全の指針(平成25年 国⼟ 交通省告⽰第907号)に基づいた判定です。 ◎低炭素建築物認定制度には使⽤することはできません。 ◎本判定結果を適合証明等に ご利⽤される場合は、設計者が内容を必ずご確認ください。 ◎開⼝部断熱性能の判定は、⾃動積算の拾い出し結果で判定しています。(開⼝部内訳参照) [ 適合判定書のねらい ] ◎本判定書は、お施主様との営業初期段階(間取り確定までのプロセス)で『誰でも・簡単・スピーディー』 e に住宅省エネルギー基準の適合判定を⾏うことを目的としています。また、お施主様へのアピールにも積極的 にご活⽤ください。 ⾃動積算 No.を⽰します。 pl [ 各項目の解説 ] (このNoでプランを特定することが ■ 全体の構成 20150220-11-00003-0-0-9 総合判定結果を⽰します。 住宅省エネルギー基準 適合判定結果 賢⼈ 太郎 様邸 ⼯事件名 外皮等面積の合計に占める開⼝部面積の 6地域 Sa m 地域 適 判定結果 できます。) 合計の割合(開⼝部⽐率)の判定結果を 合 ⽰します。*各面積計算結果を左記に記載。 外皮性能基準 開⼝部⽐率 外皮等面積 : 308.07 ㎡ 設計値 基準値 判 定 ⾃動積算の仕様設定で断熱材詳細設定を 開⼝部面積: 32.22 ㎡ 0.129 0.13 未満 適 合 ・断熱等性能等級4を選択した場合 →設定した断熱材を表記 躯体の断熱材 断熱部位 設定仕様 屋根 - 屋根下の天井 グラスウール/旭ファイバーグラス/アクリアマット14㎏/㎡厚155 熱抵[4.1]×1 壁 グラスウール/旭ファイバーグラス/アクリアネクスト14㎏/㎡厚85 熱抵[2.2]×1 床-外気に接する部分 押出法ポリスチレンフォーム/ダウ化⼯/スタイロエースⅡ 厚50 熱抵[1.78]×2 床-その他の部分 押出法ポリスチレンフォーム/ダウ化⼯/スタイロエースⅡ 厚65 熱抵[2.32]×1 基礎-外気に接する部分 押出法ポリスチレンフォーム/ダウ化⼯/スタイロエースⅡ 厚50 熱抵[1.78]×1 基礎-その他の部分 押出法ポリスチレンフォーム/ダウ化⼯/スタイロフォームIB 厚20 熱抵[0.5]×1 ・断熱等性能等級3及び⾃社仕様を選択 した場合 →「躯体に平成25年省エネルギー 開⼝部断熱性能 設計値 基準値 判 定 熱貫流率 [W/(㎡・K)] 4.07 (ろ) 4.65 以下 適 合 ガラスの⽇射熱取得率 0.64 0.74 以下 ー 基準に適合した断熱材を設定して ください。」と表記されます。 開⼝部熱貫流率、ガラスの⽇射熱取得率 一次エネルギー消費量 の判定結果を⽰します。 住宅の形状について 外皮等面積 : 308.07 ㎡ 設計値 基準値 判 定 床面積の合計: 120.08 ㎡ 2.79 2.8 以下 適 合 設備の仕様基準 暖房、冷房、給湯、換気、照明の各設備は、⼀次エネルギー消費量の 基準を満たしているものとします。 *本判定は住宅に係るエネルギーの使⽤の合理化に関する設計、施⼯及び維持保全の指針(平成25年 国⼟交通省告⽰第907号)に基づいた判定結果です。 *本判定結果を適合証明等に ご利⽤される場合は、設計者が内容を必ずご確認ください。 1/6 外皮等面積の合計を床面積の合計で割った 値の判定結果を⽰します。*各面積計算結 果を左記に記載。 設備の仕様基準を⽰します。 住宅省エネルギー基準 適合判定結果 【住宅建築会社様向け解説書】 ■ 各項目の解説 外皮性能基準 開⼝部⽐率 開⼝部⽐率とは、外皮等面積の合計に占める開⼝部面積の合計の割合です。 e (数値が小さいほど、断熱性能が高い) 出典:国⼟交通省 省エネルギー基準改正の概要 [ー] 0.11未満 開⼝部の面積 4・5・6・7地域 pl 1・2・3地域 0.13未満 開⼝部の面積は、① 建具の出来寸法(外のり寸法)、② JIS A4706に基づく呼称寸法、③ JIS A4710、 及び JIS A2102-1 の3通りの算出方法があり、k-engineでは、②JIS A4706に基づく呼称寸法(内法寸法) Sa m で算出、判定しています。 【ご注意】 K-engineの⾃動積算では、トップライトがある場合、サイズは固定で拾い出しますので、必要に応じて ⾃動積算後、拾い出し結果⼀覧画面より商品変更を⾏い再度作成してください。 躯体の断熱材 躯体の断熱性能は、躯体の熱貫流率(U)の基準、もしくは断熱材の熱抵抗(R)の基準のどちらかに適合 していなければなりません。K-engineは、断熱材の熱抵抗(R)の基準で判定します。木造軸組 及び 枠組壁 ⼯法の充填断熱⼯法 又は 外張断熱⼯法の基準値に対応しています。 (例):木造軸組、枠組壁⼯法[充填断熱⼯法]の断熱材の熱抵抗(R)の基準値 ※( )数値は枠組壁⼯法の場合 部位 屋根または天井 地域区分 2 3 4 5 6 屋根 6.6 4.6 4.6 天井 5.7 4.0 4.0 3.3(3.6) 2.2(2.3) 2.2(2.3) 外気に接する部分 5.2(4.2) 5.2(4.2) 3.3(3.1) その他の部分 3.3(3.1) 3.3(3.1) 2.2(2.0) 壁 床 1 [㎡・K/W] 3.5 1.7 外気に接する部分 3.5 ⼟間床等の外周部 k-engineでは、⾃動積算の断熱材詳細設定にて、断熱等性能等級4を満たす基準を⾃動判定します。 1.2 0.5 その他の部分 1.2 2/6 7 住宅省エネルギー基準 適合判定結果 【住宅建築会社様向け解説書】 ■ 各項目の解説 開⼝部断熱性能 各開⼝部の熱貫流率(U)は下表の数値以下であることが求められます。(数値が小さいほど断熱性が高い) 開⼝部⽐率が⼤きいほど、熱貫流率の小さいサッシが必要となります。 1・2・3 4 熱貫流率(U) 建具、付属部材、庇、軒等 (い) 0.07未満 開⼝部⽐率 2.91 - (ろ) 0.07以上0.09未満 2.33 - (は) 0.09以上0.11未満 1.90 - (い) 0.08未満 4.07 - (ろ) 0.08以上0.11未満 3.49 - (は) 0.11以上0.13未満 2.91 - (い) 0.08未満 6.51 - (ろ) 0.08以上0.11未満 4.65 イ.ガラスの⽇射熱取得率が0.74以下であるもの e 地域 [W/㎠・K] ロ.付属部材、庇、軒等を設けるもの 5・6・7 イ.ガラスの⽇射熱取得率が0.49以下であるもの ロ.ガラスの⽇射熱取得率が0.74以下であるもの 4.07 ハ.付属部材(南±22.5度に設置するものについては、 pl (は) 0.11以上0.13未満 外付けブラインドに限る)を設けるもの k-engineでは、5・6・7地域で、開⼝部⽐率(ろ) 又は (は)の場合、建具、付属部材、庇、軒等はイ.ガラス Sa m の⽇射熱取得率を基準値として判定しています。 一次エネルギー消費量 住宅の形状について 住宅の外皮面積の合計を床面積で除した数値が、地域区分に応じて、下表の数値以下であることが求め られます。 外皮等の面積の合計 床面積の合計 1・2・3地域 4・5・6・7地域 2.9以下 2.8以下 床面積が同じでも、外皮面積が多いと外気の影響を受けやすく、断熱性が悪くなります。 (数値が小さいほど、断熱性能が高い) 断熱性 良 悪 出典:国⼟交通省 省エネルギー基準改正の概要 3/6 住宅省エネルギー基準 適合判定結果 【住宅建築会社様向け解説書】 ■ 各項目の解説 設備の仕様基準 ・設備機器については、以下の表に該当するもの、もしくは同等以上の評価となるものが求められます。 *同等以上の評価方法:住宅に係るエネルギーの使⽤の合理化に関する設計、施⼯及び維持保全の指針 (平成25年国交省と交通省告⽰907号)附則6の(2)における『同等以上の評価になるもの』の確認方法に ついて(独⽴⾏政法⼈建築研究所 ホームページ参照) ・暖房設備・冷房設備、給湯設備にあっては、下記の場合も以下の表に該当するものとみなされます。 ①設備機器を設置しない場合 ②暖冷房設備で、⼀部の部屋に以下の表に該当するものを設置し、他の部屋は設備機器を設置しない場合 ・各設備のJIS基準等は、設備メーカーのホームページ等でご確認ください。 運転方式 住宅全体を 暖房する方式 1・2・3・4地域 ・ダクト式セントラル空調機であって、ヒートポンプを熱源とするもの 暖房設備 ジエーターであって、JIS S3031に規定す を暖房す に断熱被覆のあるもの ・ルームコンディショナーであって、JIS る方式 ・密閉式石油ストーブ(強制対流式)で B8615-1に規定する暖房能⼒を消費電⼒で あって、JIS S3031に規定する熱効率 除した数値が、以下の算出式により求めら 86.0%以上であるもの れる基準値以上であるもの Sa m 間歇運転 住宅全体を 冷房する方式 -0.321×暖房能⼒[KW]+6.16 ・ダクト式セントラル空調機であって、ヒートポンプを熱源とするもの ・ルームコンディショナーであって、JIS B8615-1に規定する冷房能⼒を消費電⼒で除 冷房設備 居室のみ を冷房す ジエーターであって、JIS S2112に規定す る熱効率が83.0%以上であり、かつ、配管 る熱効率が82.5%以上であり、かつ、配管 に断熱被覆のあるもの 居室のみ ・ガス熱源機を⽤いた温水暖房⽤パネルラ pl ・石油熱源機を⽤いた温水暖房⽤パネルラ 連続運転 5・6・7地域 e 暖房方式 間歇運転 る方式 給湯設備(排熱利⽤設備を含む) した数値が、以下の算出式により求められる基準値以上であるもの -0.504×冷房能⼒[KW]+5.88 石油給湯機であって、JIS S2075に基づく ガス給湯機であって、JIS S2075に基づく モード熱効率が81.3%以上であるもの。 モード熱効率が78.2%以上であるもの。 全般換気設備(局所換気設備を除きます)の⽐消費電⼒(熱交換換気設備を採⽤する場 換気設備 合は、⽐消費電⼒を有効換気量率で除した値)が、換気回数0.5回以下の場合において、 0.3[W/(㎡/h)]以下であること。 照明設備 非居室に白熱灯、またはこれと同等以下の性能の照明設備を採⽤しないこと。 出展:平成25年度国⼟交通省補助事業 住宅省エネルギー技術設計者講習テキスト 4/6 住宅省エネルギー基準 適合判定結果 【住宅建築会社様向け解説書】 ■開⼝部内訳の解説 開⼝部の中で 20150220-11-00003-0-0-9 開⼝部⽐率が不適合の場合、または、 開⼝部の仕様が『⾃社仕様』の場合、 開口部内訳 熱貫流率の基準値、ガラスの⽇射熱取得率の基準値 賢⼈ 太郎 様 邸 ともに基準値は「測定不能」と表⽰します。 2.91 0.138 熱貫流率の基準値 [W/(㎡・K)] ガラスの日射熱取得率の基準値 * 開口部詳細 メーカー 部位/部屋 35 1階-玄関 59 1階-ホール LIXIL(トステム) 品名 ジエスタ片開きB15型K4L LIXIL(トステム) 単板ガラス2枚 XXXX XX XX XXXX 表⽰します。 XX XX XXXX ⾃動積算の拾い出し結果のNo.を ⽇射熱取得率 判 定 適 合 複層ガラス 2.33 0.64 適 合 XXX 3.49 0.64 不適合 XXX XXX XXX XX XXX XXX XXX XX (A4以上10A未満) Sa m 82 外部-その他 設計値 0.079 単板ガラス2枚 ⾃社仕様 熱貫流率の 2.91 (A4以上10A未満) サーモスⅡS上げ下げ窓FS 07411 網⼾付 XX XX 81 1階-LDK ガラスの仕様 pl No. e *⽇射熱取得率の基準のない場合は、「-」表記となります。 LIXIL(トステム) LOW-E複層ガラス スカイシアター05405 設計値なし 設計値なし 判定不能 XXX XXX XX XXX XXX XXX XX XXX XXX XXX XX (A6以上A10未満) 開⼝部の仕様が『⾃社仕様』の場合、 XX XX XXXX XX XX XXXX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX XX XX XXXX 開⼝部⽐率が不適合の場合、または、 XXX XXX XXX XX XXX XXX XXX XX XXX XXX XXX XX 「設計値なし」と表⽰します。 開⼝部の仕様が『⾃社仕様』の場合、 XX XX XXXX XX XX XXXX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX XX XX XXXX XXX XXX XXX XX 「判定不能」と表⽰します。 1/1 5/6 住宅省エネルギー基準 適合判定結果 【住宅建築会社様向け解説書】 ■窓の仕様別熱貫流率U、および⽇射熱取得率ηの解説 k-engineでは、全開⼝部を ① ガラスの仕様 :商品により⽇射取得型、⽇射遮蔽型のいずれかに設定し判定 しています。(k-engine開⼝部仕様⼀覧表 参照) ② ⽇射熱取得率 : 告⽰ 別表第7の「ガラスのみ」の基準値で判定しています。 A:空気層の厚さ 別表第7(抜粋) G:ガス入り空気層の厚さ 建具とガラスの組み合わせの例 ガラスの仕様 引 ⼾ ・ 框 製又はプラ 0.22 0.08 ガラス(G7以上×2) ⽇射遮熱型 0.33 Low-E三層複層ガラス ⽇射取得型 0.59 0.37 0.14 (G6以上×2) ⽇射遮熱型 0.37 0.25 0.10 ⽇射取得型 0.59 0.37 0.14 ⽇射遮熱型 0.37 0.25 0.10 ⽇射取得型 0.64 0.38 0.15 ① Low-E複層ガラス (G12以上) ア ② ⽇射遮熱型 0.40 0.26 0.11 ⽇射取得型 0.64 0.38 0.15 ⽇射遮熱型 0.40 0.26 0.11 Low-E複層ガラス ⽇射取得型 0.64 0.38 0.15 (G8以上G12未満) ⽇射遮熱型 0.40 0.26 0.11 熱線反射ガラス1種 0.61 0.33 0.14 遮熱複層ガラス 熱線反射ガラス2種 0.38 0.24 0.10 (A10以上) 熱線反射ガラス3種 0.16 0.12 0.06 熱線吸収板ガラス2種 0.52 0.28 0.12 スチック製 であるもの Low-E複層ガラス (A10以上) Sa m ド 建具で、木 0.12 0.54 (A9以上×2) ⼀重構造の 度につき1ワット) 0.34 ⽇射取得型 pl ・ (単位 1平方メートル・ 紙障子 ダブルLow-E三層複層 Low-E三層複層ガラス 窓 外付け ブラインド ガラスのみ e 建具の仕様 熱貫流率 ⽇射熱取得率 国⼟交通省告⽰第907号 別表第7(抜粋)を編集 6/6 1.60 1.70 1.70 1.90 2.33 2.33 2.91
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