都市再生整備計画(第 5回 変更 )

だ い
か い へ ん こ う
都市再生整備計画(第5回変更)
お わ せ
尾鷲地区
み
え
お わ せ
し
三重県 尾鷲市
平成20年3月
都市再生整備計画の目標及び計画期間
都道府県名
計画期間
三重県
市町村名
16
年度 ∼
平成
尾鷲市
平成
20
地区名
尾鷲地区
年度
交付期間
面積
平成
16
年度 ∼ 平成
20
550
ha
年度
目標
熊野古道等の地域資源を活かした集客交流事業と安心・安全なまちづくり事業
目標設定の根拠
まちづくりの経緯及び現況
尾鷲市では平成14年度から平成23年度を基本構想期間とした第5次尾鷲市総合計画「尾鷲市新生ビジョン」を定め、その将来都市像を「海の碧(みどり) 山の緑 あふれる 情熱 東紀州 尾鷲」として
います。その政策大綱の一つに産業・集客交流政策として「うみ、やまを活かした豊かさを創造するまちづくり」を位置づけています。この政策は、本市の将来都市像の実現を図るため、豊かな自然や
歴史文化の資源を保有する本市において、現在暫定取水中であり平成18年度には本格取水予定である尾鷲海洋深層水や平成16年7月に世界遺産登録された熊野古道などによる「海」「山」の資源
を最大限に活かした「うみ業」「やま業」を展開する取り組みを行うとともに、集客交流産業の活発化を図ることとしています。
課題
本市が「海」「山」の恵みを十分に活かした集客交流産業のまちづくりを進めるためには都市基盤等の整備が不可欠であります。道路等の都市基盤の整備を行い、さらには近い将来確実に起きると予
測される東海・東南海・南海地震等の自然災害に備えた防災体制、防災施設・設備の整備等も行うことにより、これから増えると見込まれる熊野古道等の来訪者にも安心して訪れてもらえる「まち」に
なり、集客交流のまちづくりが行えるものと考えます。しかしながら、本市では16年度単独道路改良関係予算が1億円に満たない状況にあり大変苦慮しているところであります。
人口減少、高齢化、そして財政困難の中で、道路等の都市基盤の整備や近い将来予測される地震等に備えた、防災体制や防災施設・設備の整備が急務であります。
これら第5次尾鷲市総合計画の実現を図るためには、まちづくり交付金によるハード整備等が必要であり、ハード整備等及びソフト事業を行うことにより本交付金のまちづくりの目標である「熊野古道
等の地域資源を活かした集客交流事業」が展開できるものと考えます。
このままでは、近い将来確実におきると予想される南海・東南海地震や東海地震の防災対策も踏まえて、市民の大切な生命と財産を守ることが困難な状況になることが予測できるため、それに備え
て、安心・安全なまちづくりを行っていく必要があります。
将来ビジョン(中長期)
第5次尾鷲市総合計画「尾鷲市新生ビジョン」(2002∼2011年)を定め、その中で将来都市像を「海の碧 山の緑 情熱あふれる 東紀州 尾鷲」としております。東紀州の活性化の一端を担えるよ
う、安心・安全なまちを創りながら、熊野古道を活かした集客交流を展開していきます。
目標を定量化する指標
指 標
単 位
定 義
熊野古道の利用者数
尾鷲や熊野古道への来訪数。
人
歴史、文化の継承度
満足度
歴史・文化がどれだけ継承されているか。
利用者の安全度
満足度
防災施設の充実度や防災意識の向上。
目標と指標及び目標値の関連性
来訪者が増えることは集客交流につながる。
地域資源を活かした交流を行うためには歴史文化
の継承が不可欠。
安全度が上がれば市外から観光客が安心して訪れ
ることができる。
従前値
30000
基準年度
目標値
目標年度
15
100000
20
40
14
60
20
30
14
60
20
都市再生整備計画の整備方針等
計画区域の整備方針
方針に合致する主要な事業
・整備方針1(都市基盤の整備)
市道改良工事、街路事業、公園事業
熊野古道を活かした集客交流や安心安全なまちづくりには都市基盤の整備が必要であることから、道路、公園等を整備し
ます。中でも坂場銀杏町線歩車道は熊野古道交流事業や市民生活として特に重要な道でありますが、歩道が狭く凸凹も多
いため、車椅子使用の方や視覚障害者の方が利用しにくい状況があり、それらを解消することにより誰もが快適に生活でき
るよう整備していく予定であります。
公園整備事業、街道イメージアップ事業、「健康と食」集客交流事業
・整備方針2(歴史・文化を継承と地域の活性化)
歴史・文化の継承や地域の活性化は集客交流を進める上で重要であり、公園や熊野古道につきましては人々の交流の場
となっているため整備していく予定です。また歴史ある熊野古道のイメージアップについては、古道沿いの一部を石畳にし、
休憩所・トイレ等の設備を充実させる予定です。そして、受け入れ態勢の向上にも努めることで熊野古道を活かしたあらゆる
集客交流事業を進めていきたいと考えております。
市道改良事業、街路事業、防災センター建設及び関連施設整備事業、病院整
・整備方針3(防災施設充実と安心安全)
防災施設を充実させ来訪者や住民の安心安全を図ることは、集客交流事業を成功させる上で不可欠であり、都市基盤を整 備事業
備していくほか、防災センターの建設をはじめ防災施設を充実させていく予定です。尾鷲市は東南海・南海地震にかかる地
震防災対策の推進に関する特別措置法の「推進地域」に指定されましたが、本市の庁舎は昭和36年に建設されており、現
在の基準を満たしておりません。防災センターについては、来るべき東海・東南海・南海地震に備え、地震により本市の庁
舎が崩壊し庁内の防災無線設備が使用不可になる場合を想定し、災害時も住民に対し安全な情報を提供できるよう建設し
たいと考えております。
その他
交付対象事業等一覧表
交付対象事業費
959
交付限度額
311
国費率
0.324
(金額の単位は百万円)
基幹事業
事業
道路
細項目
北浦天満線道路改良工事
向エ山線道路改良工事
総合グラウンド南側線道路改良工事
林7号線道路改良工事
北浦向井線道路改良工事
港中井2号線道路改良工事
北浦向井線(向井地内)道路改良工事
朝日野地線道路改良工事
坂場銀杏町線道路改良工事
熊野古道維持管理事業
尾鷲都市計画道路事業3・4・2号尾鷲港新田線改良工事
市道北浦向井線道路改良工事
公園
地域生活基盤施設
高質空間形成施設
高次都市施設
合計
提案事業
事業
地域創造
支援事業
細項目
排水溝改良他事業
病院整備事業
朝日野地線道路改良事業
港栄2号線道路改良事業
中井野地線道路改良事業
事業活用調
査
「うみ業」「やま業」推進プロジェクト
まちづくり活
「健康と食」集客交流事業
動推進事業
熊野古道活用事業
合計
事業箇所名
事業主体
直/間
規模
北浦天満線
向エ山線
総合グラウンド南側線
林7号線
北浦向井線
港中井2号線
北浦向井線(向井地内)
朝日野地線
坂場銀杏町線
熊野古道
尾鷲港新田線
北浦向井線
野地町駅前児童公園他
−
−
−
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
直
直
直
直
直
直
直
直
直
直
直
直
直
直
直
直
811m
73m
334m
216m
326m
80m
1797m
58m
350m
1000m
79m
140m
51200㎡
−
−
−
事業箇所名
事業主体
直/間
規模
向井地内排水管移設工事他
尾鷲総合病院透析センター
朝日野地線道路改良工事
港栄2号線道路改良工事
中井野地線道路改良事工事
−
−
−
−
−
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
直
直
直
直
直
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
直
直
直
219m
1411㎡
240m
321m
313m
−
−
−
−
−
事業箇所名
事業主体
所管省庁名
規模
20ha
(参考)事業期間
開始年度
終了年度
16
20
16
17
16
16
16
17
16
18
16
18
16
20
17
17
16
18
16
17
18
20
18
20
17
17
16
16
16
20
16
16
交付期間内事業期間
開始年度
終了年度
16
20
16
17
16
16
16
17
16
18
16
18
16
20
17
17
16
18
16
17
18
20
18
20
17
17
16
16
16
20
16
16
(参考)全体
事業費
(参考)事業期間
開始年度
終了年度
16
19
18
18
18
18
18
20
18
20
交付期間内事業期間
開始年度
終了年度
16
19
18
18
18
18
18
20
18
20
(参考)全体
事業費
18
17
17
18
20
17
18
17
17
交付期間内
事業費
46
13
7
14
27
7
88
3
69
4
53
64
6
60
40
60
561
18
20
17
46
13
7
14
27
7
88
3
69
4
53
64
6
60
40
60
561
交付期間内
事業費
19
305
3
29
29
19
305
3
29
29
2
11
0.2
398.2
2
11
0.2
398.2
うち官負担分 うち民負担分
0
46
0
13
0
7
0
14
0
27
0
7
0
88
0
3
0
69
0
4
0
53
0
64
0
6
0
60
0
40
0
60
0
561
うち官負担分 うち民負担分
0
19
0
305
0
3
0
29
0
29
2
11
0.2
398.2
(参考)関連事業
事業
熊野古道センター
向井地内
三重県
資源エネルギー庁
尾鷲イタダキ市
港町地内
尾鷲イタダキ市
実行委員会
−
合計
(建物面積2400㎡)
1600㎡
直轄
(いずれかに○)
補助
地方単独
民間
○
○
事業期間
開始年度
終了年度
15
18
13
−
全体事業費
2,000
15
2,015
0
0
0
0
合計(A+B)
交付対象
事業費
46
13
7
14
27
7
88
3
69
4
53
64
6
60
40
60
561 …A
交付対象
事業費
19
305
3
29
29
0
0
2
11
0.2
398.2 …B
959.2
(参考)年次計画
(事業費:百万円)
基幹事業
事業
道路
細項目
北浦天満線道路改良工事
向エ山線道路改良工事
総合グラウンド南側線道路改良工事
林7号線道路改良工事
北浦向井線道路改良工事
港中井2号線道路改良工事
北浦向井線(向井地内)道路改良工事
朝日野地線道路改良工事
坂場銀杏町線道路改良工事
熊野古道維持管理事業
尾鷲都市計画道路事業3・4・2号尾鷲港新田線改良工事
北浦向井線道路改良工事
公園
地域生活基盤施設
高質空間形成施設
高次都市施設
計
事業箇所名
事業主体
北浦天満線
向エ山線
総合グラウンド南側線
林7号線
北浦向井線
港中井2号線
北浦向井線(向井地内)
朝日野地線
坂場銀杏町線
熊野古道
尾鷲港新田線
北浦向井線
野地町駅前児童公園他
−
−
−
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
事業箇所名
事業主体
向井地内排水管移設工事他
尾鷲総合病院透析センター
朝日野地線道路改良工事
港栄2号線道路改良工事
中井野地線道路改良事工事
−
−
−
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
尾鷲市
交付対象
事業費
46
13
7
14
27
7
88
3
69
4
53
64
6
60
40
60
561
平成16年度
6
10
7
9
6
3
48
0
26
2
0
0
0
60
9
60
246
平成17年度
0
3
0
5
10
3
12
3
18
2
0
0
6
0
0
0
62
平成18年度
17
0
0
0
11
1
10
0
25
0
2
53
0
0
4
0
123
平成19年度
8
0
0
0
0
0
13
0
0
0
32
0
0
0
11
0
64
平成20年度
15
0
0
0
0
0
5
0
0
0
19
11
0
0
16
0
66
提案事業
事業
細項目
排水溝改良他事業
病院整備事業
地域創造
朝日野地線道路改良事業
支援事業
港栄2号線道路改良事業
中井野地線道路改良事業
「うみ業」「やま業」推進プロジェクト
まちづくり活
「健康と食」集客交流事業
動推進事業
熊野古道活用事業
計
合計
累計進捗率 (%)
交付対象
事業費
19
305
3
29
29
2
11
0.2
398.2
959.2
平成16年度
7
0
0
0
0
0
0
0
7
253
26.4%
平成17年度
4
0
0
0
0
0
4
0.2
8.2
70.2
33.7%
平成18年度
5
305
3
9
11
2
3
0
338
461
81.8%
平成19年度
3
0
0
11
16
0
2
0
32
96
91.8%
平成20年度
0
0
0
9
2
0
2
0
13
79
100.0%
尾鷲地区(三重県尾鷲市)整備方針概要図
目標
熊野古道を活かした集客交流事業と安心・安全な
まちづくり
代表的
な指標
熊野古道の利用者数
(人)
30,000
(H15年度)
→
歴史・文化の継承度
(満足度)
40
(H15年度)
→
60
(H20年度)
利用者の安全度
(満足度)
30
(H15年度)
→
60
(H20年度)
100,000
(H20年度)
岐阜県
愛知県
凡 例
都市再生整備計画区域
滋賀県
熊 野 古 道
基
幹
事
業
①
道路事業(古道周辺整備)
①∼⑦⑨⑩
〃 (駅周辺整備)
⑧
公園事業
①②
地域生活基盤
防災センター(1F)
京都府
防災センター(2F)
高次都市施設
古道修景
高質空間形成
⑧
街道モデル
①
②
①
提
案
事
業
③
②
③
①
関
連
事
業
④
道路整備事業
①∼③
排水溝事業
①∼④
病院整備事業
尾鷲総合病院透析センター
奈良県
古道センター
尾鷲イタダキ市
⑨
⑩
②
尾鷲市
⑦
⑤
③
④
②
③
位置図
⑥
0
500
1,000 m