島Pだより vol.19

No.19
2007.10
編集/発行 島根県PTA連合会 事務局/松江市黒田町538 TEL0852-27-8400・5803 FAX0852-26-7710 E-mail:[email protected]
平素より島根県 PTA 連合会の活動に対しましては、格別なるご理解とご協力を頂き、心よりお礼申し上
げます。
子どもを取り巻く社会環境の中では、周知のとおりいじめや問題行動、不審者による被害など、様々な
問題が発生しておりますが、現在、家庭での食生活のあり方や家族のふれあい、子どもの安心・安全の
確保が求められるようになり、子育てに対する保護者への期待が高まってきています。私たちは、PTAと
してさまざまな研修や講演会の場で多くのことを学ばせていただいていますが、皆様方に「どのように伝え、
どう広げて、どう実践していくか」が一番大事なことだととらえています。
島根県PTA連合会
会長 寺本 淳一
島根県 PTA 連合会では、本年度から新たな事業として県内の各 PTA で取り組まれる特色ある活動を
側面的に応援するための支援事業を実施することにいたしました。これは PTA 活動のより一層の充実と発
展を目的としており、ぜひとも多くの PTA の皆様にご活用いただければと思っています。
また、今年 2 月に開催しました「子どもの生活リズム向上フォーラム INしまね 雲南大会」をきっかけに
して、教育委員会と連携して子どもたちの生活習慣の向上をめざした取り組みも行いました。6 月には幼稚
園、小・中、高等学校、特別支援学校の四つの PTA 連合会で「島根県 PTA 連合会合同連絡協議会」
を立ち上げ、成長段階の異なる幼児・児童・生徒の健全育成をめざした意見交換や交流を深めていると
ころです。
これからも、子どもたちの明るい未来を実現させるために、皆様方と力を合わせて PTA 活動に取り組ん
で行く所存ですので、ご理解とご支援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
平成19年度島根県PTA連合会役員
顧 問 鴨 木 朗 島根県教育庁生涯学習課長
竹 村 一 秀 前島根県 PTA 連合会会長
会 長 寺 本 淳 一 (出雲市 PTA 連合会)
副 会 長 吉 川 薫 (安来市 PTA 連合会会長) 〃 森 脇 勇 人 (松江市 PTA 連合会会長) 〃 松 林 孝 之 (雲南市 PTA 連合会会長) 〃 小 林 太 (大田市 PTA 連合会会長) 〃 河 野 安 秀 (鹿足郡 PTA 連合会会長)
〃 神 門 良 明 (島根県小学校長会会長)
〃 大 岩 睦 子 (松江市 PTA 連合会母親委員長)
〃 曽 田 徳 子 (出雲市 PTA 連合会母親委員長)
事務局
理 事 上 村 安 史 (隠岐・島前 PTA 連合会会長) 事務局長 安 部 輝 洋
〃 久 永 吉 人 (隠岐・島後 PTA 連合会会長) 事務局員 坂 本 洋 子
〃 門 脇 寿 雄 (仁多郡 PTA 連合会会長) 〃 堀 越 康 隆 (飯石郡 PTA 連合会会長) 事業委員会
〃 木 村 竜 生 (出雲市 PTA 連合会会長) 〃 面 田 光 司 (江津市 PTA 連合会会長) 総務委員長 森 脇 勇 人 (松江市 PTA 連合会会長)
〃 河 野 靖 (邑智郡 PTA 連合会会長) 母親委員長 大 岩 睦 子 (松江市 P 連母親委員長)
〃 矢 富 眞 樹 (益田市 PTA 連合会会長) 副委員長 曽 田 徳 子 (出雲市 P 連母親委員長)
〃 永 島 里 美 (安来市 PTA 連合会母親委員長) 〃 永 島 里 美 (安来市 P 連母親委員長)
監 事 石 本 努 (八束郡 PTA 連合会会長) 教育問題委員会 担当:益田管内 PTA 連合会 (日Pの調査研究に対応)
〃 斗 光 秀 基 (浜田市 PTA 連合会会長) 環境対策委員会 担当:浜田管内 PTA 連合会 (日Pの調査研究に対応)
厚生委員会 担当:出雲管内 PTA 連合会 (日Pの調査研究に対応)
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「PTA活動方針」
平成19年度
6 月 3 日(日)「サンラポーむらくも」において、島根県 PTA 連合会委員総会(市郡会長、教員代表、母親代表)
及び事務局長会(市郡事務局長)の合同会を開催し、今年度の活動方針、事業計画、予算等を審議していただきま
した。
本年度より、PTA 事業の推進と活性化を図るため、新しく支援事業を実施することになりました。地区ごとに市郡
PTA 連合会長様方で審査をして推薦していただきましたが、本年度は下記の PTA 団体に支援事業助成金を支給する
ことになりました。
隠岐地区 : 活動内容が活動方針にそぐわなかった。
松江地区 : 松江市立宍道中学校PTA・松江市立八雲中学校PTA
出雲地区 : 仁多町立高田小学校PTA・出雲市立岐久小学校PTA
浜田地区 : 江津市立川波小学校PTA・邑南町立日貫小学校PTA
益田地区 : 戸田小学校愛育会
平成19年度
重点活動目標
活動方針
☆子ども達を犯罪から守る取り組みを推進しよう。
☆家庭や地域社会の教育力を高めよう。
①子ども達を犯罪から守ろう
・子どもを狙った犯罪が急増しており、子ども達の安全確保が緊急の課題となっている。日頃から家庭で被害に遭わな
い心構えなどについて話し合い、親子が共に正しい防犯知識を身につけよう。
②家庭や地域の教育力を高め、子どもに人間力を育てよう
・親子の触れ合う時間を大切にして人を思いやる心を育て、命の尊さに気付かせよう
・子どもの社会参加を促進し、自己の義務と責任を自覚させよう。
・生活や学習のよい習慣を身に付けさせ、生きる意欲や気力、体力を身につけさせよう。
・基本的な倫理観を育て、社会で生きていくための規範意識を高めていこう。
③開かれた学校づくりに参加しよう
・学校の教育方針を理解し、教育活動等に積極的に参加することで、保護者間や教職員との話し合いを深め、互い
の信頼関係を高めよう。
【各事業委員会の活動方針】
○総務委員会 「事業内容の検討と改善」
「組織運営の検討と改善」
○母親委員会 「子どもが健全に育つ家庭づくりをめざした各種活動を実施する。」
○教育問題委員会 「日Pの調査・研究依頼に応じて活動する。」
○環境対策委員会 「日Pの調査・研究依頼に応じて活動する。」
○厚生委員会 「日Pの調査・研究依頼に応じて活動する。」
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平成19年度
広報紙作製研修会
本年度の広報紙作製研修会は江津市と安来市で開催いたし
ました。例年の如く、山陰中央新報社編成局長 寺本正治様を
講師に招聘して、基本的な講和を受けたあとに意見交換と質疑
の時間を多めにとって研修を進めていただきました。
平成19年度全国小・中学校PTA広報紙コンクール
本年度は 30 の PTA 団体から応募をいただきました。5 月 10日
(木)に審査会を行い、出雲市立佐田中学校 PTA「佐田中 PTA」
が最優秀賞に輝きました。優秀賞には松江市立津田小学校 PTA、
仁多町立亀嵩小学校 PTA、津和野町立津和野小学校 PTA が
選ばれました。松江市立第三中学校 PTA、松江市立八雲小学
校 PTA、出雲市立大津小学校 PTA、簸川郡斐川町立西野小
学校 PTA が優良賞に選ばれ、以上の 8 団体が日本 PTA 全国
協議会に推薦されました。
奥出雲町立亀嵩小学校 PTA の広報紙(たまみね)が全国小・
中学校 PTA 広報紙コンクールに入賞し、8 月 24 日(金)、全国
PTA 研究大会滋賀びわこ大会表彰式において日P 会長より表彰
されました。
島根県審査講評
【審査委員長 山陰中央新報社論説委員 松本 英史】
今回は小学校 21、中学校 9 の計 30 点の広報紙が出品されました。昨年は小学校 28、中学校 6 の計 34 点。中学校は 3 点増えたもの
の、逆に小学校は“常連組”を中心に 7 点も減り、いささか寂しい審査となりました。
5 人の審査員が出品されたすべての広報紙に目を通し、読みやすさ(全体の編集、レイアウト、見出しなど)、内容(PTA 活動に役立
つ記事が盛り込まれているか、地域、社会との親密な連携がうかがえるか)、企画性(積極的な企画、アイディアがみられるか)でそれぞ
れ採点。得点に各審査員の意見を加味して最優秀賞 1 点、優秀賞 3 点、中央審査出品作 8 点を決めました。
今回、特に全審査員が目を見張ったことがあります。それは比較的規模の小さな学校の頑張りぶりです。出品作に目を通す審査員から
「よくやっている」「随分、あか抜けたなあ」との声が何回も漏れるほどでした。こうした学校の中には、昨年からスタートした年 2 回の広報
紙研修会に参加し、一から勉強し直したところもあるようです。
「従来の路線を踏襲しておけば無難」の考えでは父母はもちろん、子どもも教師も、ましてや地域の人たちは読んでくれません。読まれ
なければ思いは伝わりません。
広報紙研修会は参加者との情報や意見交換の場となります。一皮も二皮もむける良い機会ですので、積極的な参加を希望します。
今回の最優秀賞は、小規模校の頑張りを象徴するように出雲市・佐田中学校 PTA の「佐田中 PTA」が選ばれました。出色だったの
がフロントの作り。卒業生を紹介する「がんばってますネ先輩」は従来の広報紙のイメージを変えた作りで、特に俳優の田部猛司さんを紹
介するVOL.49 には思わず引き込まれてしまいました。生徒へのアンケートや思春期の子どもと向き合う企画など内容、企画性にも優れて
いました。とにかく楽しく読んでもらおうという姿勢がいいですね。
中学校では、今回は残念ながら優秀賞はなし。「佐田中 PTA」の“独走”で、その差は開いていました。その中で松江第三中学校
PTA の「SUN・さん・三中」は上位常連らしい手堅さが評価され、
「佐田中 PTA」とともに中央審査に出されることになりました。
小学校では仁多郡・亀嵩小学校 PTA の「たまみね」
、鹿足郡・津和野小学校 PTA の「いしずえ」
、松江市・津田小学校 PTA の「ま
つばら」が優秀賞に。やはり小規模校の頑張りが目立ち、中に津田小が割って入る格好になりました。
「たまみね」は市町村の広報紙風のフロントがユニークで、思わずめくってみたくなります。食育へのアンケート、みんなのウンチ調査などオッと思わ
せる企画もあり、楽しみながら広報紙を作っている父母の姿が目に浮かびます。注文したいのは色の使い方。見出しの赤、
さらにカラー写真がベタベ
タと使ってあり、少々どきつくなった嫌いがあります。オールカラーの場合、使う色や写真の数もセーブすることですっきりとした仕上がりになります。
「いしずえ」は「たまみね」とは全く逆に単色一色の作りで、それが返って目を引きました。ことに VOL.3 は「カラダ白書」と題して体
力、体つき、健康に的を絞ってアンケートやスポーツテスト結果、親子の調査結果を駆使して面白く展開してあり、興味深く拝見しました。
そのセンスの良さに脱帽です。
−3−
「まつばら」は写真の使い方がうまいですね。それにゆったりとしたレイアウトが読みやすく、フロントのもくじも親切。見開きの「読書」
「子
どもたちの本音」企画も優れものです。優しい目線を今後も持ち続けてください。
小学校では、この 3 点のほか松江市・八雲小学校 PTA の「まゆみ」、出雲市・大津小学校 PTA の「ふれあいおおつ」、簸川郡・
西野小学校 PTA の「ひだまり通信」が中央審査に出されることになりました。
最優秀賞、優秀賞、そして中央審査出品作にほぼ共通しているのは、従来路線からの脱却を意識していることです。残念ながら、今
でも学校行事や教師の紹介をメーンにした広報紙も少なくありません。少なくとも、そこからは抜け出してもらいたい。そして、子どもの目線
で見つめる写真や企画を盛り込んでほしいですね。
さらに地域との連携が今の学校には欠かせません。PTAで仕掛けを作る。その苦労や成果を写真や地域の人たちのインタビュー、
アンケート
など手を変え、品を変えて紙面化する。子どもたちにも何か仕掛けをさせる。親子で紙面を作る。そんな一工夫がPTA広報紙を面白くします。
去年も書きましたが、家庭でおじいちゃん、おばあちゃんが読み、学校で先生が読んでくれ、一家団らんの話の中心になる。公民館で
地域の人たちの話題に取り上げられる。そんな PTA 広報紙がどんどん出てくるといいですね。
親子で考えてみませんか。 インターネット利用のルールとマナー
インターネットや携帯電話は便利な道具ですが、お子さんがさまざまな問題に直面する危険*があります。お子さんを危険から守るため、次
のことに取り組みましょう。
*出会い系、自殺、家出の勧誘、毒物・麻薬、残虐な映像などのサイ
ト
■家庭内でのルール作り
■フィルタリングの利用
トラブルや犯罪に巻き込まれ
フィルタリングを利用す
ないように、「有害なサイトか
ることで、子どもたちが有
分からないときは大人に相談
害なサイトへアクセスする
する」などのルールを作りまし
ことを防止できます。(携
帯電話、パソコンの両方
ょう。
で利用できます。)
ご存じですか? このマーク
ゲームソフトや DVD の中には暴力的な映像などの情報が
含まれているものもあります。これらのマークがついているも
のは、子どもたちにとって有害な情報が含まれていますので、
「ゲームソフト等」
「PCゲーム・DVD等」
「ビデオ・DVD等」
見せたりしないようにしてください。
県では、
「インターネット上の有害情報」や「上記マークが付いたゲームソフト等」を子どもたちに見せたりしないよう保護者の皆様などに努めて
もらう規定を条例に設けました。
島根県PTA連合会推薦 小・中学生総合保障制度
ワイドな5大補償+治療実費補償
平成19年度募集分よりケガで医療機関に支払った医療費用の
実費をお支払いする補償を新設しました!!
・傷害補償 生徒自身のケガを学校の内外を問わず、24時間の補償
・個人賠償補償 生徒・ご家族の日常生活上の賠償事故の24時間の補償
・携行品補償 学校管理下での生徒の学用品等の補償
・育英費用補償 扶養者の不慮の事故死に対する育英費用補償
・病気入院補償 生徒自身の病気入院を1泊2日から補償
NEW ・傷害医療費用補償 生徒自身のケガの治療費の実費を補償(H19年度より新設)
*傷害や賠償等メインの補償は学校の内外を問わず、24時間補償です。
安全互助会や日本体育学校健康センター等の補償と重複してお支払いします。
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