呼 吸 器 部 会 の 設 置 決 定

徳洲会オンコロジープロジェクト
呼吸器部会の設置決定
ループ内外の医療関係者
参加者もおり、徳洲会グ
不良であってもゲフィチ
齢者やPS(全身状態)
徳洲会オンコロジープロジェクトは4月4日、
京都市で第2回肺がん研究会を開催し
吸器部会の発足と、今後
長が、徳洲会グループ呼
竹田隆之・呼吸器内科部
医師を務める宇治病院の
S不良例における薬物選
物治療選択~高齢者、P
非小細胞肺癌における薬
勇・特任准教授が「進行
世代医療センターの岡本
病院呼吸器科・ARO次
臨床試験が行われていま
チニブが期待されており、
LK阻害剤であるアレク
例に対しては、次世代A
ALK肺がんのPS不良
す」と説明。また「一方で、
特別講演は、九州大学
た。
臨床試験の経過や今後の方針を話し合ったほか、
徳洲会グループ呼吸器部会を設
の肺がん研究会での症例
す」と述べた。
る効果が十分期待できま
約 人で会場が埋まった。 ニブやエルロチニブによ
置することで一致。
また7月の第3回肺がん研究会で、
症例検討会を初開催すること
択~」をテーマに登壇し
第2回肺がん研究会を開催
を決定した。
特別講演やパネルディスカッションも行うなど中身の濃い会合となった。
検討会の実施を提案。
期またはⅣ期、術後再発
価する。根治不能なⅢB
の会議)を行い、さまざ
フ・ミーティング(最初
に臨床試験のキックオ
療ガイドラインに基づく
を用いた治療、肺がん診
んの発生や、分子標的薬
た。遺伝子異常によるが
基準について」をテーマ
療法における治療選択の
S不良非小細胞肺癌化学
このあと、
「高齢者・P
竹田部長は「 年6月
症例が対象。
南部徳洲会病院(沖縄県) し、有効性や安全性を評
で肺がん治療に携わる 医
験を推進。肺がん領域 で
乳がんの各領域で臨床 試
在、肺がん、大腸がん 、
同プロジェクトでは 現
験期間の延長を検討した
ていることから、臨床試
に未達で登録期限が迫っ
た。さらに、目標症例数
師から経過の報告があっ
や、症例登録を行った医
同試験の進捗状況の確認
立を提案しました」と趣
ことが重要だと思い、設
がりをもち連携していく
終わった後も、横のつな
については「臨床試験が
い ま し た 」。 ま た、 部 会
ぜひ開催したいと考えて
を目的とした症例検討を、
って以来、スキルアップ
会合前半の第1部では、 まな先生方との交流をも
GFR遺伝子変異のある
ドラッグになります。E
んは、分子標的薬がキー
有する進行非小細胞肺が
4 ―A L K 融 合 遺 伝 子 を
FR遺伝子変異やEML
んの発生に関係するEG
岡本・特任准教授は
「が
の臨床試験などを紹介。
治療法、関連する国内外
パネルディスカッション
吸器科の中谷光一医師が
長、京都医療センター呼
呼吸器外科の鈴村雄治部
診療部長、武田総合病院
院呼吸器内科の佐藤敦夫・
に、竹田部長や南京都病
単剤治療と併用治療の考
療法の適応、抗がん剤の
高齢患者さんへの化学
三尾直士医長が務めた。
療センター呼吸器内科の
を行った。座長は京都医
の 病院。これらの病 院
師、薬剤師、看護師、 治
会病院、千葉西総合病院、 は目下、既治療患者と 、
結果、目標達成に向け、
験コーディネーターら 約
未治療患者それぞれに 関
期間を延長し参加施設も
川 県 )、 名 古 屋 徳 洲 会 総
合病院、宇治徳洲会病院
(京都府)、吹田徳洲会病
人が集まった。
する「高齢者の進行非 小
旨を説明した。部会設置、 非小細胞肺がんでは、高
参加施設は札幌東徳洲
細 胞 肺 癌 に 対 す る S ―1
増やす方針を決定した。
症例検討会ともに了承、
湘南鎌倉総合病院(神奈
隔日投与/カルボプラ チ
これにともない同プロジ
日、静岡駅前のホテル
ここまで来られました。
静岡徳洲会病院は4月 「多くの方々に支えられ、
向井亜紀さんを講師に
周年記念講演会
ン併用療法の第Ⅱ相試
院( 大 阪 府 )、 岸 和 田 徳
洲 会 病 院( 同 )、 八 尾 徳
画しました」と挨拶。
のつもりで、講演会を企
今日は皆さんへの恩返し
と祝賀会を開催した。講
で開設 周年記念講演会
演会で、相澤信行総長は
山之上弘樹院長も謝意
を 表 し、
「当院はこの地
に貢献するために存在し
ています。今後、高齢化
社会が進展し、たくさん
の病気を抱えて生活する
え方、レジメン(治療計
画書)など治療法の選択、
認知症を有する患者さん
への対応などについて、
組みを語ったりした。
第3回肺がん研究会は
7月 日に京都市で開催
する。症例検討会を行っ
別講演などを行う予定。
特
パネリストは意見したり、 た後、ミニレクチャー、
所属施設での方針・取り
ことを目標に、毎日と向
き合っている』と話され
ました。生きることの素
晴らしさを彼女から学ん
だのです」と感慨深げ。
向井さんの感情のこも
らこちらから、すすり泣
った講演に、会場のあち
家の髙田延彦氏。講演の
きの声が聞こえた。
市議会議長の城内里・育
催者挨拶に続き、元静岡
祝賀会は相澤総長の主
テーマは「命を輝かせる
ために」で、参加者は6
00人を超えた。
向井さんは妊娠 週目
妊娠継続をあきらめ子宮
設 周年を祝した。また、
静岡県議会議長が病院開
に子宮頚がんが見つかり、 友会会長、佐野康輔・元
全摘手術を受けた。その
たい」とエールを送った。
榛原総合病院(静岡県)
乾杯の音頭は、静岡徳
後、米国での代理出産に
に生きることができたの
友会の猪瀬一浩会長。最
はどのように立ち向かっ
は、入院中に出会ったが
後に山之上院長が謝辞を
の森田信敏院長が「お互
ん患者さんのおかげでし
述べ、祝賀会は終了した。
いに協力しながら発展し
た。彼女は『子どもの小
授 か っ た。
「私が前向き
と胸の内を明かした。
講演会の講師は、女優
でタレントの向井亜紀さ
ん。ラジオ番組のDJ、
エッセー執筆など幅広く
活躍している。夫は格闘
学校の入学式に出席する
ていくかを考えています」 より、双子の赤ちゃんを
方が多くなります。病院
東上院長(左)
と高沢奈苗リポーター
「どんな場所でも生命だけ
は平等だ!」
徳洲会グループはインタ
ー ネット上 の 動 画 サイト
「YouTube」に、グループ病
院の医療への取り組みを紹
介する番組を毎月1回配信
今後、詳細を詰めていく。
ウェブ動画で紹介
ェクト事務局は症例登録
医療の質と症例数
験」に取り組んでいる 。
岸和田徳洲会病院
後半の第2部は特別講
演とパネルディスカッショ
ンを実施。第2部からの
10
10
い の ち
50
への積極的な協力を呼び
かけている。
続けて、同試験の責任
静 岡
徳洲会病院
19
酒井英二院長(右)
と藤田真奈美リポーター
徳洲会グループ呼吸器
部会の意義を説く竹田
部長
同試験は 歳以上の 非
75
11
10
11
30
国内外の被災地で医療支援活動を行うNPO法
人TMATは4月26日、
大地震で多数の死傷者が
出ているネパールに先遣隊を派遣した。
医師2人、
看護師2人の計4人の隊員は午後6時に成田空
港を出発。
タイのバンコクを経由後、
首都カトマ
ンズの空港が混雑のため、
インド東部の空港に
一時着陸するなど曲折を経て、
日本時間28日午
後3時頃にカトマンズの空港に到着。
カトマンズ
市内で医療ニーズなど情報収集を開始し、
医療
チーム本体が必要と判断、
第一陣の派遣を決定
した
(本記事は4月28日時点の情報に基づく)
。
「前向きに生きることができたのは、
入院中に出会ったがん患者さんの
おかげ」
と向井さん
13
先遣隊のメンバー
は、隊長を務める湘
南藤沢徳洲会病院
(神奈川県)の髙力
俊 策・ 外 科 部 長、
徳之島徳洲会病院
(鹿児島県)の村上
楽・ 内 科 部 長、 四
街道徳洲会病院(千 成田空港で結団式。左から髙力部長、村上部長、
桺澤師長、西村看護師、野口・事務局員
葉県)の栁澤修平・
看護師長、松原徳洲会病院(大阪府)の西村浩一看護師。
ネパールへの派遣は今回が初めて。
震源地はカトマンズから北西約80kmの地点。日本時間
4月25日午後3時11分にマグニチュード7.8の大地震が発生
した。被害の全容は明らかになっていないが、発災直後
から死傷者数は刻々と増加。カトマンズでは多くの建物が
倒壊、下敷きになるなどし、多数の死傷者が出ており、ネ
パール国内だけで死者総数は4,000人を超えている。他の
地域を含め被害は今後も拡大するおそれがある。
TMATは被害状況の大きさや急性期の外傷医療ニーズ
があると判断、25日夜から派遣を視野に準備を開始。26日
昼に派遣を決定した。午後3時半に野口幸洋・事務局員を
含め5人が成田空港に集合し、結団式を行った。隊員は
意気込みを口々に語った。
「TMATの特徴であるフットワークの軽さを生かし、医療
ニーズのあるところに早期にたどり着きたい」
(髙力部長)
、
「先遣隊の役割を果たし、診療を通じて被災者の方々へ貢
献したい」
(村上部長)
、
「急性期の外傷医療というTMATの
特徴を生かしてきたい」
(栁澤師長)
、
「あとから来る第1陣に
つながる役割を果たしてきたい」
(西村看護師)
。
先遣隊は26日から1週間程度の予定で情報収集を中心
に行う。国連機関への登録を済ませた隊員は宿舎や生活
物資を確保しなが
ら、活動場所を探索。
先遣隊は外傷の初
期処置などを行う
医療器具や医薬品
などを持参、活動場
所が決まれば診療
を開始する。
メディアから取材を受ける髙力部長
洲 会 総 合 病 院( 同 )、 大
大地震被災者を救援へ
している。
今回は年間9,000件の救急搬送受け入れ実績をもち、大阪府
の民間病院として初めて救命救急センターの指定を受けた岸和
田徳洲会病院。
同院の東上震一院長は年間500例の心臓血管外科手術を行う
心臓血管センターの先頭に立ち、患者さんのために絶えず新し
い治療法を模索している。
番組では、これら2つのセンターと、がんの早期発見・治療に
力を入れている内視鏡センターの取り組みを放映。東上院長は
「一人ひとりの患者さんの医療の質に加え、症例数にもこだわっ
ています」
と意気込みを伝えている。
番組へのアクセスは、徳洲会
グループのホームページ(http://
www.tokushukai.or.jp)
のトップ画
徳洲会グループのホームページに
面にあるバナー
「どんな場所でも あるこのバナーをクリックすると、
番組にアクセスできる
生命だけは平等だ!」
をクリック!
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進行中の臨床試験の期間延長などを決定
隅鹿屋病院(鹿児島県)、 小細胞肺がんの患者に、
ネパールに先遣隊
徳之島徳洲会病院(同)、 2種類の抗がん剤を投与
NPO法人TMAT
九州大学病院の岡本・特
任准教授が特別講演
生 命だけは平等だ
聞
新
洲
徳
❸ 平成 27 年 5 月 4 日 月曜日│No.978