チャレンジし続けないと組織は衰退 職員がプライド

い の ち
喜びも 束 の 間 、 今 年 再
棟は、別の構想でオープン予
長には、外科チーフ時代から
湘南鎌倉総合病院 外傷センター
湘南外傷セミ開催
用いて講義を行った。
骨折の分類に関しては、
世界的に使われている分
類方法であるAO分類を
院のほか、関東全域から
湘南鎌倉総合病院(神奈
綾部医長が説明。骨折の
手術手技を数多く教えていた
川 県 ) 外 傷 セ ン タ ー は、 グループ外の看護師も含
部位や形態で分類するの
定、新たに医師や看護師の採
人を大
び経営 が 厳 し く な っ て
外傷整形外科領域の看護
だき、大和徳洲会病院や四街
道徳洲会病院の勤務時に、肝
用も必要になります。
胆膵の高度技能を要する手術
きく上回る125人が参
がAO分類だ。綾部医長
め、当初定員の
そのためには職場環境を整
業務に携わる看護師を主
は「骨折部分類は予後や
すい
えなければなりません。今年
います 。
には東 海 大 学 医 学 部 付
に、いつも快く飛んで来てく
加し、会場は熱気に包ま
3月まで、残念ながら多くの
属病院 、 厚 木 市 立 病 院 、
な対象に、基礎知識の習
離職者が出ました。グループ
ださり指導いただきました。
東名厚木病院 、 伊 勢 原 協 同 病
重症度を推測し、治療選
当院は2005年9月に新
れていた。山形県や京都
中部徳洲会病院の伊波 潔 院
と同時に、職員がプライドを
私の使命は離職者を減らす
神奈川の県央地区で地域医
の懐の深さを痛感しました。
していただくなど、グループ
ていたら医師たちの応援を出
ンター長、村上裕子・副
門とする松村福広・副セ
属し、外傷整形外科を専
はじめ、同センターに所
土田芳彦センター長を
骨骨折、足関節骨折、大
骨折、肘頭骨骨折、膝蓋
折、関節内骨折、前腕骨
セミナーでは骨幹部骨
形態が決まることを説明。 当院で継続的に勉強会を
定方法によって骨癒合の
は、骨折部位に対する固
した松村・副センター長
骨折の治癒過程を講義
室の担当看護師向けには
ないのが現状です。手術
看護師向けの勉強会は少
傷整形外科を中心に扱う
土田センター長は「外
2607台と 4 分 の 1 に も 達
もって働くことができる職場
療にどのように貢献できるか
あ か さ き みつる
きよし
長、南部徳洲会病院の赤崎 満
は
病院からたくさんの応援をい
院長には、私が四街道病院に
していません 。 他 院 も 救 急 の
にすることです。組織のリー
い
ただき、何とか新年度を迎え
択の指針となるものです」
院、海老名総 合 病 院 が あ り ま
られたものの、離職者が多い
府、奈良県など遠方から
す。昨年度、 厚 木 市 の 救 急 車
受け入れに積 極 的 な た め 救 急
ダーにはカリスマ性のある人
が必要なのかもしれません。
て患者さんのニーズがどこに
ます。常に新しい発想をもっ
が、当院の今後の課題になり
務めた。
師と多数の医師が講師を
島安弘医師、佐々木淳医
医長、綾部真一医長、小
白川哲也医長、西田匡宏
理などを解説。
な骨折の治療法やその原
骨折、骨盤骨折など多様
骨折、小児の骨折、開放
センター長、伴光正医長、 腿骨頚部骨折、高齢者の
法だと外仮骨(骨折の治
の固定法と呼ぶ。この方
よる整復を絶対的安定性
骨折箇所の強力な固定に
患者さんに接する病棟看
てです。外傷整形外科の
看護師向けは今回が初め
開いていますが、病棟の
だい
しかし、私にはそのような才
あるかを探り、他院にはない
認定されました。
能もなければ、経営のいろは
サービスを提供できる病院を
たいこつけい ぶ
も知りません。できることは
コメディカルを確保するのは
正直、至難の業です。
流し現場で協働していくこと
同院や東京西徳洲会病
低侵襲骨接合術、インプ
また、軟部組織損傷や
安定性の固定法といい、
に固定することを相対的
を得られる。一方、適度
を形成しない直接的癒合
癒過程で生じる骨組織)
の意義を強調。
要です」とセミナー受講
身に付けておくことが重
供するには幅広い知識を
護師も、適切な看護を提
てからはメスのもてる内科医
師。湘南外科グループに入っ
宮崎医科大学の学生だった恩
グループの精神のなかに、当
援を出してくださった徳洲会
けにこだわらず、率先して応
出場した。同グランプリ
第 回技能グランプリに
科の竹山由規調理師は、
長崎北徳洲会病院栄養
っている患者さんに対して診
今年度は、 ま た 新 し い こ と
院が競争の激しい県央地区で
は2年に一度開催され、
けんさん
にチャレンジ し て い か な け れ
生き残る活路があると思いま
熟練技能者が技能の日本
わたなべかずなお
がい か こつ
職員と一緒に汗を流し、現場
目指します。これまでに当院
できるのは職員と一緒に汗を
「経営者は新 し い こ と に チ ャ
で協働することぐらいです。
す。そのなかで研修医や医師、
それでも今まで初期研修医
レンジし続け な い と 、 組 織 は
取り扱い方、急性期感
衰退する」と 、 一 般 社 団 法 人
療科を問わず診察するという
ラント抜去、多発外傷の
徳洲会の鈴木 隆 夫 理 事 長 は 話
私には師事する4人の先生
院など徳洲会グループ病
初期から後期まで研修を積ん
されます。当 院 も 昨 年 は 整 形
はグループ病院からたくさん
だ大城雄・後期研修医が国立
外科外傷セン タ ー と 回 復 期 病
医師としての姿勢、職員不足
おおしろゆう
がん研究センターに、さらな
がいます。中学・高校時代に
の病院に対して自院の安定だ
の応援をいただきました。困
る研鑽を求めて旅立ちました。
棟のオープン で 活 気 づ き ま し
医師の道に導いてくださった
しかし経営的にはなかなか
を目指そうと、外科領域はも
す。当院も離島・へき地や職
一を競い合
グループの懐の深さを痛感
中規模の研修指定病院として
たが、そこに胡坐をかいた途
結果を出せていません。昨年
ばなりません 。 現 在 閉 じ て い
とよりプライマリケア医とし
員不足で困っている病院、介
う全国規模
あ ぐら
少しずつ実績を残してきてい
4月に土田芳彦・湘南鎌倉病
る2階の日帰 り 手 術 セ ン タ ー
て診療にあたる湘南藤沢病院
護施設に積極的に応援を出せ
端に発展が止 ま り ま し た 。
院外傷センター長の整形外科
を、今後は整 形 外 科 外 傷 セ ン
の篠崎伸 明院長。東京西徳洲
るよう、皆で頑張りましょう。
ると思います。
外傷チームが仲間に入ってく
ターと日帰り 手 術 病 棟 に 改 築
徳洲会病院外科の川元俊二部
会病院の渡部和巨院長、福岡
の大会。
竹山調理
県代表として「日本料理
部門」に出場した。
競技は課題が4つ。ヒ
げる)
くり上
由につ
使い自
材料を
マに豊富なイラストを
皮弁の手術などをテー
精神面も磨き上
技術だけでなく
まざまな大会に出場し、
な か っ た が、
「今後もさ
残念ながら入賞はなら
固定法の選択が肝要だ。
AO分類に基づき最適な
治療、切断指再接合術、 合に導くことができる。
染、骨髄炎、偽関節の
げ、再度この技
外仮骨を形成、間接的癒
事を提供したいですね」。
かけた見た目も美しい食
患者さんには、手間暇を
く考えだ。
ルアップに取り組んでい
を開催し、看護師のスキ
今後も同様のセミナー
に は、 入
場した折
プリに出
能グラン
を調理
県代表で技能グランプリ
合う。
を語っていた。
す」と意気込み
賞を目指しま
「大会には、名の知れた
日常での料理
みには「病院の
に対する取り組
調理人さんも出場してお
竹山調理師。
ラメの薄づくり、煮物椀、 られ、緊張しました」と
酢肴、応用料理(残った
定員を大きく上回る125 人もの参加者が集まった
(左上から時計と逆回りに)ヒラメの薄づくり、煮物椀、酢肴、応用
料理
28
師は長崎県から推薦され、 して、技術の高さを競い
長 崎 北
徳洲会病院
のぶあき
ださり、9月には回復期リハ
する予定です 。 現 在 、 整 形 外
チャレンジし続けないと組織は衰退
職員がプライドもって働ける職場へ
医療ニーズ探り他院にないサービス提供
竹山調理師が出場
科外傷センタ ー の あ る 4 東 病
湘南厚木病院院長
黒木則光
ビリテーション病棟をオープ
の り み つ
ぎ
く ろ
技能グランプリに臨む竹山調理師
応援を出してもらい徳洲会
人が卒業。3月には当院で
07
現在、徳洲会グループには
の研修指定病院がありますが、
だけでは病床 を 埋 め ら れ ず 、
しつがい
当院が最も歴史が浅く 年に
こうした状況 が 苦 し い 経 営 に
ちゅう と う こ つ
同じ神奈川県には徳洲会を
こつ
代表する湘南鎌倉総合病院や
けた。
得を目的として湘南外傷
設された許可病床253床の
出動台数は約 1 万 1 0 0 0 件 。
転勤した際、職員不足で困っ
セミナーを開催した。
中規模病院です。今年9月で
病院に未来はありません。
と重要性を強調した。
開院して満 年になります。
当院の救急車 受 け 入 れ 実 績 は
も熱心な参加者が駆け付
80
当院 の 半 径 ㎞ 圏 内
10
つながってい ま す 。
23
湘南藤沢徳洲会病院がありま
10
ンし黒字転換しました。その
「病棟看護師も適切な看
護を提供するには幅広い
知識を身に付けておくこ
とが重要」と土田センタ
ー長
11
平成 27 年 4 月 27 日 月曜日│No.977 ❷
聞
新
洲
徳
生 命だけは平等だ