(う厚生労働省新王』労働局 press Reーease

0厚 生労働省新潟労働局
平成
Press Release
27年 5月 29日
新潟労働局雇用均等室
室
報道 関係者各位
長
松本
春美
室 長補佐
人子
理子
TE1 025‐ 288‐
3511(夜 間)0252883549
平成 26年 度男女 雇用機会均等法及び育児・ 介護休業法の施行状況に ついて
一 セクハラ・マタハラに関する相談が増加 ―
新 潟 労働 局 (局 長
梅 澤 員 ― )で は 、平成
26年 度 に新 潟 労 101局 雇 用均 等 室 で 取 り扱 った
男女 雇 用機 会 均 等法及 び 育児 ・介護 休 業 法 に関す る相 談 ・紛 争解 決援 助利 用 、行 政指 導 の 状
況 に つ い て取 りま とめま した 。
<ポ イン ト>
1
男女雇用機会均等法 の施行状況
○ 相談件数は 499件 (前 年度 475件 )で 、前年度比で 51%増 加 して い る。
○ セク シ ュアル ハ ラス メン トに 関す る相談 が最 も多 く、271件 (前 年度 246件 )、 次 いで 、
マ タニ テ ィハ ラス メン トに 関す る相談 が 71件 (前 年度 64件 )と な って お り、 いずれ
も増加 した。
2
育児・ 介護休業法 の施行状況
○ 相談件数は 1,086件 (前 年度 1,478件 )で 、前 年度比で約 3割 減少 している。
○ 育児休 業等 を取得 した こと等 による不利益取扱 いに 関す る相談が、88件 (前 年度 67件 )
と約 3割 増加 した。
I
男 女 雇 用機 会 均等法 関係 施 行状 況
1
相談
相談件数は 499件 (前 年度 475件 )と 前年度 よ り 51%増 加 し、女性労働者 か らの相
談 が 266件 (同 221件 )、 事業主か らの相談が 101件 (同 93件 )と なってい る。【
図 1】
主な相談内容 は、セ クシュアルハ ラス メン ト関係 が最 も多 く 271件 (同 246件 )で
全体 の 543%を 占めてお り、次 いで、婚姻、妊娠・出産等不利益取扱 い関係 が 71件
-1-
(同
64件 )で 14.2%と なつている。 【
表 1】
相談件数の推移 【
図 ¬】
(件 )
目労働者
回事 業 主
□その他
言
+573
(290%)
(216%)
(168%)
(202%)
(196%)
(543%)
平成24年 度
計 499
計 475
(581%)
(541%)
平成25年 度
平成26年 度
相談内容の内訳 【
表 1】
24年 度
事項
(件 )
25年 度
26年 度
募集 採用
25
(44%)
17 (3600)
19 (38%)
配置 昇進 降格 教育訓練等
14
(2400)
15 (3200)
9 (18%)
1
(02%)
間接差別
1
(0200)
6 (12%)
66 (11500)
64 (135%)
71 (142%)
261 (45500)
246 (51800)
271 (543%)
母性健康管理
62 (108%)
47 (99%)
50 (100%)
ポジティブ アクション
28
14
(29%)
29
(58%)
116 (202%)
71 (149%)
44
(88%)
573 (100000)
475 (1000%)
婚姻、妊娠 出産等 を理 由とする不利益取扱い
セクシュアル ハ ラスメント
その他
計
‐2‐
(49%)
499 (1000%)
紛争解決援助
労働局長 の援助 申立てについては、7件 (前 年度 9件
対前年度比
222%減 )と
減少 した。
内容 は、セ クシ ュアル ハ ラス メ ン ト関係 が 4件 (同 6件 )、 婚姻 、妊娠 ・ 出産等不
利益取扱 い関係 が 2件 (同 3件 )、 母性健康管理措置 が 1件 とな つて い る。 【図 2】
す べ て 労働者 か らの 申立てによ り援助 を開始 してい る。
なお 、調停 申請 はなか つた。
労働局長 による紛争解決援助 の状況 【図 2】
(件 )
口募集・採用
回婚姻 、妊娠・出産等不利益取扱い
ロセクシュアルハラスメント
ロ母性健康管理措置
20
15
10
5
0
平成24年 度
平成25年 度
平成26年 度
行政指導 (同 法第 29条 に基 づ く助言等 )
男女雇用機会均等法第 29条 に基 づ く報告徴収 を実施 した うち、何 らか の違反 があ
った事業所 に対 して行 つた助言件数 は、226件 (前 年度 161件
対前年度 比 404%増 )
と増加 した。
「セ クシ ュアル ハ ラス メ ン ト」の防止 対策 (123件
内容 につい ては 、
「母性健康管理」に関す る規定整備 (84件
全体 の 544%)、
同 372%)に 関す るものが多数 を占めて
い る。 【
表 2】
指導 (均 等法第 29条 に基 づ く助言 等 )の 状況 【表 2】
(件
)
24年 度
25年 度
26年 度
募集 採用
0 (00%)
7 (31%)
配置 昇進 教育訓練 福利厚 生 定年 解雇等
4(13%)
2(12%)
3(19%)
10 (44%)
間接差別
0 (00%)
0 (00%)
0 (00%)
婚姻、妊娠 出産等不利益取扱い
1(03%)
1(06%)
0 (00%)
209(688%)
56(348%)
123 (544%)
90(296%)
99(615%)
84 (372%)
0 (00%)
0 (00%)
2 (09%)
304 (100%)
161(100%)
事項
セクシュアル ハ ラスメント
母性健康管理
深夜業のための措置
計
‐3‐
226(100%)
育 児 ・ 介 護休 業法 の 施行 状況
相談
相談件数は 1,086件 (前 年度 1,478件 )と 前年度 より 265%減 少 してお り、労働者
か らの相談は 280件 (前 年度 416件 対前年比 327%減 )、 事業主か らの相談は 493件
(前 年度 784件 対前年比 371%減 )と いずれ も減少 してい る。【
図 3】
主な相談内容は、育児休業制度 について 360件 、育児 のための所定労働時間の短縮
措置等 が 199件 とそれぞれ全体 の 2割 か ら 3割 を 占めている。
なお、事項別 の件数 をみると、育児休業制度 については前年度並み (前 年度 359件 )
で、育児体業等 による不利益取扱 い は 88件 (前 年度 67件 )と 前年度 より約 3害 1増 加 し
ている。【
表 3】
相談件数 の推移 【図 3】
国労働 者 回事 業主 □その他
(件 )
3000
言
+2,670
2500
2000
計 1,478
1500
1000
500
0
平成24年 度
平成25年 度
平成26年 度
相談 内容の内訳 【
表 3】
24年 度
事項
25年 度
育児関係
育児休業制度
453
(170%)
359
(243%)
子 の看 護 休 暇 制 度
133
(50%)
73
休 業 等 による不 利 益 取 扱 い
73
(27%)
6フ
(49%)
(45%)
所 定 外 労 働 の制 限
時 間 外 労 働 の制 限
深 夜 業 の制 限
所 定 労 働 時 間 の短 縮 措 置 等
131
94
(49%)
(35%)
45
42
配 置 に 関 す る配 慮
紛 争 解 決 援 助 制 度 に係 る不 利益 取 扱 い
体 業 期 間等 の通 知
(30%)
45
(41%)
322 (218%)
199
(183%)
2
4
11
(03%)
(07%)
3
(03%)
(01%)
10
(09%)
(0フ %)
21
(14%)
11
(10%)
(45%)
介 護 関 係
介 護休 業 制度
介護 休 暇
休 業 等 による不 利 益 取 扱 い
時 間 外 労 働 の制 限
深 夜 業 の制 限
所 定 労 lal時 間 の短 縮 措 置 等
143
133
(54%)
(50%)
1
(00%)
(25%)
55
(21%)
104
0
(39%)
(00%)
2
(01%)
103 (39%)
5 (02%)
その他
職 業 家庭 両 立推進 者
2670 (1000%)
計
‐4‐
(51%)
(81%)
(38%)
(31%)
(34%)
532 (199%)
体 業 期 間等 の通 知
41
(331%)
525 (19フ %)
4
(01%)
その他
配 置 に 関 す る酉己慮
(30%)
(28%)
26年 度
360
163
(110%)
(62%)
71
(65%)
74
(50%)
35
(32%)
1 (01%)
32 (22%)
5
(05%)
15
(14%)
(21%)
1フ
(16%)
51
(35%)
33
(30%)
0
9
35
(00%)
(06%)
(24%)
0
(00%)
2
(01%)
1478 (1000%)
1
14
(01%)
(13%)
0
(00%)
1086 (1000%)
2
紛争解決援助
労働局長 の援助 申立てについて は、 3件 (前 年度 7件 、対前年度比
した。
571%減 )と 減少
内容 は、育児休業等 に関す る不利益取扱 いが 2件 、所定労働時間 の短縮措 置等 が 1件 、
いずれも労働者からの申立てにより援助を開始 している。【
図 4】
なお、調停申請はなかった。
労働局長の援助申立ての状況 【
図4】
□所定労働 時間 の短縮措
置等 (育 児関係 )
圃介護休暇
国育児休業等 に係る不利
益取扱い
■育児休業
平成 24年 度
3
平成25年 度
平成 26年 度
行政指導 (同 法第 56条 に基 づ く助言等 )
育児・介護休業法第 56条 に基 づ く報告徴収 を実施 した うち、何 らかの法違反 が あ つた
事業所 に対 して行 つた助言件数 は、544件 (前 年度 463件
対前年度比
175%増 )と 増
加 してい る。
内容 については 、育児 のための所 定労働時間 の短縮 関係 が最 も多 く (155件 全体 の
285%)、 次 いで職業家庭 両立推進者 の選任 関係 (78件 同 14.3%)、 育児休業制度 (61
件
同
H2%)と
な ってい る。 【
表 4】
‐5‐
指導
(育 介法第 56条 に基づく助言等)の 状況
事項
育児関係
育児休業制度
子の看護休暇制度
休 業等 による不 利 益 取 扱 い
所定外労働の制 限
時間外労働 の制 限
深夜業の制限
介護関係
所定労働 時間 の短縮措置等
休業期間等 の通知
介護休業制度
介護休暇
休 業等による不利益取扱い
時間外労働 の制 限
深夜業 の 制限
所定労働 時間 の短縮措置等
休業期間等の通知
職業家庭両 立 推進者
計
24年 度
65 (10800)
45
(7500)
0
(00・ 0)
50
(3301)
44
(73%)
19
(3211)
136 (22600)
0
(00%)
40
50
(6600)
(8300)
0
(00%)
25
(4100)
20
34
0
(33%)
(56%)
(00%)
75 (12400)
603 (10000o)
【
表4】
25年 度
26年 度
(件 )
49
(106%)
34
(7 3QO)
0
(000o)
61 (11200)
46
(8500)
2
(0410)
21
(45%)
32
(59%)
35
(7600)
10
(2200)
128 (27600)
1
(0200)
34
(7300)
22
(4800)
0
(000o)
51
8
(9400)
(1500)
155
(285%)
0
30
32
0
(000o)
(5500)
(5900)
(0000)
15
(28%)
10
24
0
(1800)
(4400)
(000o)
78
(143%)
15
11
(32%)
(24%)
39
(3411)
0
(0000)
64 (13800)
463 (10000o)
544 (100000)
<添 付資料 >
1 紛争解 決援助事例 一労働 局長 に よる紛争解決援助
資料 2 制度 の概要
タハ ラ
資料 3 STOP!マ
資料
‐6‐
(平 成
26年 度 申請受理 )一
資料
1
紛争解決援助事例
一 労 働 局 長 に よ る紛 争 解 決 援 助 (平 成
26年 度 )一
新潟労働局雇用均等室
0事 例 A
妊 娠 を理 由 とす る不 利 益 取 扱 い (男 女雇用機会均等法第 9条 関係)
妊娠に伴 う症状のため、勤務時間短縮制度の利用 を申 し出たところ、退職せ ざる
を得なくな つた事例
(労 働者 の主 張 )
・ 正 社員 として配達業務 に携 わ って い る。
・ 妊娠 中の症 状 につい て 、 リス クがあ る と医師か ら言 われ たため 、営業所長 に対 し業務
軽減 の希望 を伝 えた ところ、「も し何 か あ つた ら困 るの で休 業す るよ うに」 と言 われ
た。
・休業 までは必 要 なか ったため、あ らためて母性健康 管 理 指導事項連絡 カー ドを提 出 し、
勤務時間 の短縮 を申 し出た。そ の 際、日頃 の仕事 のや り方 につい て注 意 を受 けたため、
自分 は辞 めるつ も りはない と伝 えた ところ、所長 か ら解雇 だ と言 われた。
・ 勤務 時間短縮制度 を利用 しなが ら働 き続 けた い と思 ってい たが 、所長 の対応 に信 頼 関
係 がな くな り、解雇 と言 われ た ことにシ ョックを受 けた。辞 め ざるを得 な くな った こ
とに対 して 、会社 に金 銭補償 を求 めたい。
(事 業主か らの事情聴取 )
・ 営業所長 には解雇権 はな く解雇 と言 うはず はな い が 、 申立者 か ら 「それ は解雇 とい う
ことか」 と聞かれ るよ うなや りと りはあ った よ うだ。
・ 本社 としては、勤務 時間短縮制度 を利用 して も らい 、働 き続 け られ るよ う体制 を整 え
た い と考 えて い る。場合 に よつては他店舗 へ の異動 も検討す る。
・ 各営業所 にお い て 、法制度 の周知 が徹底 していなか ったか も しれ な い。対策 を講 じた
い
。
(労 働局長による援助 )
・ 申立者 が業務軽減 を希望 した 際 に、医師 の指導事項 の 内容 を確認す る こ とな く、 一 方
的 に休 業 を命 じた点 は、男女雇用機会均等法第 9条 第 3項 及 び 第 13条 に照 らし問題
が あ る。
・ 勤務時間短縮制度 の 申出 の際 に 、本来 は関係 がない はずで ある 日頃 の仕事 のや り方 に
つい て話す こ とは適 当ではな い。
・ 働 き続 けた い と思 っていた 申立者 が 、 退職せ ざるを得 な い と思 うに至 っ た営業所長 の
対応 には 、均等法第 9条 3項 で禁 止 す る不利益取扱 いが あ った と考 え られ る。
・ 信頼 関係 が崩れ た こ とか ら、 申立者 に復職 の意思 はな い。 申立者 の要望 につい て検討
す る こ とを助言。
(結 果 )
。事業主は、 申立者 の賃 金 3ヶ 月分相 当を支払 うことで合意 し
、紛争 は解決 した。
0事 例 B
セ ク シ ュ アル ハ ラ ス メ ン ト
(男 女雇用機会均等法第 11条 関係)
店長からセクハラを受け退職せざるを得なくなった事例
(労 働者の主張 )
・ 販 売店 にパー トタイ ム労働者 として勤務。
・ 店舗 では店長 と二人 の勤務 とな る こ とが ほ とん どである。
・ 数 か月 ほ ど前 か ら、店長 か ら勤務時間 中 に胸 を触 られ る、抱 きつ かれ る とい うこ とが
何 回 か あ つた。
・ 先 日そ の よ うな行為 があつた 際、「や めてほ しいJと 伝 えた ところ、仕事 上 の些細 な ミ
ス をきうい言葉 で各 め られ るよ うにな った。
・働 きづ らいので辞 めたい と考 えて い るが、急 に辞 めるこ とにな つて しま うため、賃金
の 3か 月分 を補償 して も らい た い。また 、今後 この よ うな被害 を受 ける人が出な い よ
う、職場 のセ クシ ュアル ハ ラス メ ン ト対策 を講 じて ほ しい。
(事 業主か らの事情聴取 )
。セ クシ ュアル ハ ラス メ ン トについ ては、行為者 に対 して事実確認 を行 い 、 申立者 か ら
聞 い て い た内容 と概 ね一 致 して い たため 、セ クシ ュアル ハ ラス メ ン トの事実が あった
と判断 した。行為者 に対 しては 、会社 として処 分 を行 うことを考 えて い る。
・ セ クシ ュアル ハ ラス メ ン トの事実 につい ては 、申立者 が退職 の意思表示 を した際 に初
めて 聞 いた話 である。セ クシ ュアル ハ ラス メン トの相談窓 日として は明確 に設 けて い
ない が 、月 に数回店舗 を巡回 してお り、そ の機会 に相談す るチ ャ ンス はあ ったはず だ。
も う少 し早 く相談 して も らえれ ば、退職 しな くて済む よ うな対応 をす ることができた。
・セ クシ ュ アル バ ラス メン ト対策 につ いて は、店長 に対 しては 日頭 で説 明す るこ ともあ
つたが 、従業員 に対 しては実施 していなかった。
(労 働局長 による援助 )
。セ クシ ュアル ハ ラス メ ン トの 防止 対策 を講 じてい なか っ た こ とは男女雇用機会均等法
第 11条 に違反す る。
・ 職場 で起 こつたセ クシ ュアル ハ ラス メ ン トに よ り、 申立者 が退職せ ざるを得 ない 状況
になってお り、また十分 なセ クシ ュアル ハ ラス メ ン ト対策 も講 じられ て い なかつた こ
とか ら、事業 主に雇用管理上 の責任 が ある と考 え られ る。申立者 の要望 につい て検討
す ることを助言。
(結 果 )
・ 事業主 は、 申立者 の賃金 2ヶ 月分相 当を支払 うこ とで合意 し、紛争 は解決 した。
O事 例 C
育児短時間勤務の利用
(育 児・介護休業法第
23条 第 1項
)
育児休業から復職後配置転換となつたが、育児短時間勤務が利用しやすい部署ヘ
の配置転換を求めた事例
(労 働者の主張 )
・ 事務職 (正 社員 )と して勤務。
・ 育児休業復職後、配置転換 とな ったが 、異動先 の部署 にお い て 、直属 の上 司か ら 「定
時で出勤す るよ うにJ等 の言動 を受 け、育児短 時間勤務 が利用 しに くくな って い る。
・制度 を利用 しやす い部署 に配 置転換 して もらい たい。
(事 業主の事情聴取 )
・ 配置転換先 に申立者 が育児短 時間勤務 を利用 して い る旨の 申送 りが 不十分 であつたか
も しれ な い。
・ なお、配 置転換 は本 人 の育児体業取得等 が理 由ではない。
(労 働局長の援助 )
・ 申立者 の勤務す る部署 にお いて 、育児短 時間勤務制度 が利用 しに くくな ってい るこ と
は法 第 23条 第 1項 に違 反す るおそれ がある。
・申立者 は利用 しや す い部署 へ の配置転換 を希望 してい るので 、検討す るよ う助言 した。
(結 果 )
。事業主は申立者 の 主張 を受入れ、 申立者 の希望す る部 署 へ の配置転換 を行 い 、育児短
時間勤務 を利用で きるよ うにな った。
資料 2
0男 女雇 用機 会 均 等 法
…昭和61年 4月 1日 施行
働 く人が性別によ り差別 されることなく、かつ、働 く女性 が母性 を尊重 されつつ、その能
力を十分発揮できる雇用環境 を整備す るために制定 されま した。
ポイント】
【
①雇用における各ステージで性別を理由とする差別の禁止
※全ての場面…募集・ 採用、配置 。昇進 ・降格 ・教育訓練、福利厚生 (一 部 の制度)、 雇用形態 の変更、
退職・ 定年・解雇 ・契約 の更新
など
②間接差別の禁止
③女性労働者に係る措置に関する特例
④婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取り扱いの禁止
⑤セクシュアルハラスメント対策
⑥妊産婦への母性健康管理措置
⑦ポジティブ・アクションに取り組む事業主に対する国の援助
○ 育児 ・ 介 護 休 業 法
¨平成4年 4月 1日 施行
働 く人 が仕事 と育児や介護を両立 し雇用 の継続 が図 られるよ う雇用環境の整備 のために制
定 されま した。
ポイン ト】
【
育児 のための両立支援制度
介護 のための両立支援制度
①育児休業
①介護休業
②所定労働時間の短縮
②所定労働時間の短縮等
③所定外労働の制限
③介護休1段
④子の看護体暇
④法定時間外労働の市J限
⑤法定時間外労働の制限
⑤深夜業の制限
⑥深夜業の制限
⑥転勤の配慮
⑦その他の両立支援措置
⑦不利益取扱いの禁上
③転勤の配慮
⑨不利益取扱いの禁上
○ 個 別 紛 争 解 決 援 助 制 度 幌 女雇用機会均等法第 17条 ・ 18条 、育児・介護休業法第 52条 の4、 5)
雇用均等 室では 、男女雇用機会均等法、育児・ 介護休 業法 に関 し、労働者 と事業主 との 間 に
生 じた紛争 (ト ラブル )解 決 のお 手伝 い を します 。紛争解決援助制度 につい ては 「労働局長 の援
助」及 び 「調停会議 にお ける調停」 があ ります 。
○行 政指 導
(男
女雇用機会均等法第 29条 、育児・介護休業法第 56条
)
雇用均等 室 では、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法 に関す る雇用 管 理 の実態 につい て 、
事業所訪 間、来局等 によ り報告 を徴収 し、法違反 が把握 され た場合 は助言 。指導 を行 い是 正 を求
めます。
資料 3
ニ
・「妊娠したから解雇」
例えばロ
は違 法 です
「育休取得者はとりあえず降格」
妊娠 。出産 。育休 な どを理 由 とする、解雇 ・ 雇 い止め 。降格 な どの
不利益 な取扱 い (い わ ゆる 「マタ ニ テ イノヽ
ラス メ ン ト」、 「マタノヽ
ラ」 )
を行 うことは、違法です。
日 法違反の不利益 取扱 いを行 つた場合 、行 政指導や 、悪質 な場合
には事業主 名 の 公表 を行 います。
日 それ だ けで はな く、裁判の結果 、解 決金や損 害賠償金 、慰謝料
を支払わ な けれ ばな らな くな る可能性 もあ ります。
例 え ば 、 こん なケ ー ス
>Case l
>Case 2
妊娠を聞 く前は契約更新を前提
に していたが、妊娠の報告を受け
たので雇 い止 め とした ⇒ 違法
育体 を 1年 間取 りた い と相談
され たので、経営悪 化 等 を 口実
に解雇 した ⇒ 違法
うち は、非正規 の 社員 は
産体 ・ 育体 は取れな いか ら。
契約更新する
気はなかったと
言えば大丈夫
うち は、経営
状況 が 厳 しい
か ら。
君 は前か ら
勤務成 績が
悪か った し。
契約 更新 を
前提にシフ ト
が組まれて
いたのに…
Q)厚 生 労働 省 ・者F道 府県労働 局
えつ ?
これ まで そんな
話 な か った の に …
違法な不利益取扱 い
男女雇用機会均等法 と育児・介護休業法では、以下のような
「事由」を理由として 「不利益取扱い」を行 うことは違法 とな ります。
―
以下のような事由を理由として
不利益取扱いを行うことは違法です
妊娠 中 。産後 の女性労働者の …
・ 妊娠 、出産
・ 妊婦健 診 な どの母性健康 管 理措 置
。産前 ・ 産後休業
不利益取扱 いの 例
││ 。角
翠属
語
│‐
・
│
・ 雇 止め
。契約更新 回数 の 引 き下 げ
・ 軽易 な業務 へ の 転換
││ ・ 退職や 正社 員 を非正規社 員 とす るよう
。つ わ り、切迫流産な どで仕 事が で き │ な契 約 内容変 更 の強 要
な い 、労働 能率が低 下 した
。育 児 時間
・ 時間外労働 、休 日労働 、深夜業 を し
ない
子 どもを持 つ 労働者の …
・ 育 児休業
・ 短 時間勤務
。子の看 護休 暇
。時間外 労働 、深夜 業 を しな い
││ ・ 降格
││ ・減 給
│‐
│
│
.
│
・ 賞与 等 にお ける不利益な算 定
。不利益 な配置 変更
・ 不利益 な 自宅待機命令
。昇進 。昇格の 人事考 課で不利益 な評価
を行 う
。仕 事 を させな い、もつぱ ら雑務 を させ
るな ど就 業環境 を害 する行為 をす る
注 :不 利益取扱いの理由となる事 由としては、上記 のほかにも、妊産婦の坑内業務・危険有害業務 の就
労制限、変形労働時間制 の場合の法定労働時間外労働をしないことや、要介護状態の家族 がいる
労働者 の介護休業、短時間勤務、介護休暇及 び時間外労働・深夜業をしないことも含まれます。なお、
育児体業や介護休業等の育児・介護休業法 に規定された制度については法に基づく休業等 の申
出・取得が対象となります。
妊娠・出産、育休等を理由として不利益取扱いを行うとは①
男 女 雇 用 機 会 均 等 法 や 育 児 ・ 介 護 休 業 法 の 違 反 の 要 件 とな つ て い る
「理 由 と して 」 とは妊 娠 。出産 、育 児 休 業 等 の 事 由 と不 利 益 取 扱 い との
間 に 「因果 関係 」 が あ る こ とを 指 しま す 。
妊 娠 。出産 、育 児休 業 等 の 事 由 を 「契 機 と して 」 (※ )不 利 益 取 扱 い
を 行 っ た場 合 は 、原 則 と して 「理 由 と して 」 い る (事 由 と不 利 益 取 扱 い
との 間 に因果 関係 が あ る )と 解 され 、法 違 反 とな りま す 。
※ 原則 として、妊娠 。
出産、育休等の事由の終了から1年 以内に不利益取扱いがなされた
場合 は「契機 として」いると判断します。
ただし、事由の終了から1年 を超えている場合であっても、実施時期 が事前に決まって
いる、又は、ある程度定期的になされる措置 (人 事異動 、人事考課 、雇止めなど)に つい
ては、事由の終了後の最初のタイミングまでの間に不利益取扱いがなされた場合は「契
機 として」いると半」
断します。
妊 娠 ・出産t育 休等を理由としK不 利益取扱いを行うとは②
妊娠 ・ 出産 、育児休 業等 の事 由を 「契機 と して 」不利益取扱 いを行 つた
場合 は、例外 に該 当する場合 を除 き、原則 と して法違 反 とな ります。
妊娠 。出産 、育 児休業等 を した労働 者 へ の 不利益取扱 い
事由を 「契機」
としているか
:
I
原則 と して法違反
Yes
l1
:
事 由 と不利益取扱 いの 間 に
因果 関係 があれ ば法違 反
:│
例外 ① 又 は ②
に該 当するか
例外①
°
l
L炒
○業務 上の必 要性 が 、当該不利益 取扱 い に」
を上 回 る と認 め られ る 特 段 の 事情 が存 在 す る とき
※不利益取扱 いや契機となつた事由に有利な影響が存在する場合
はそれも加味
例外②
○労働者が当該 取扱 いに同意 している場
○有利な影 響が不利な影響の内容や機
主か ら適切 に説明がなされる等、―濯
同意するような合理的な理 由が客観的 に存在するとき
不利益 ―有利
州生
不利 益
労働者の同意、
事業主の説明
.
「 例外」に該当すると判断しうるケ‐ス
■例 外 ① (業務 上の 必 要性が 不 利 益 取 扱 の影 響 を 上 回る特 段の 事情が あ る )
。経営状況の悪化が理由であ る場合 :不 利益取扱いを しなければ業務運営 に支
障が生
じる状況 にあった上で 、不利益取扱 いを回避す る合理 的な努力がなされ、人 員選定
が妥 当である 等
。本人の能力 不足等が理由である場合 :妊 娠等の事由の発生 前から能力不足等が問題
とされてお り、不利益取扱いの内容・ 程度が能力不足 等 の状況 と比 較 して妥当で、
改善の機会 を相当程度与えたが改善の見込みがない 等
●例 外 ② (本人が 同意 し、 一 般 的労働 者が 同意 す る合 理 的理 由が 客観 的 に存在 )
。契機 となつた事 由や取扱いによる有利な影響 (労 働者の求め に応 じて業務量が軽減
されるな ど)が あつて、それが不利な影響を上回 り、不利益 取扱 いによる影響 につ
いて事業主か ら適切な説明があ り、労働者が十分理解 した上で応 じるか どうかを決
め られた 等
※実際 にはよ り詳細 な状況等 を確認 した上で違法性 の判断を行 い ます。
紛争 の未 然 防止のた め に
回 原則 として、妊娠 。出産 。育児休業等の事由か ら 1年 以内 (時 期 が
事前 に決 まつている措置 に関する不利益 取扱 いの場合 は、事由の終了
後 の最初のタイミング )に なされた不利益 取扱 いについては、例外 に
該当 しない限 り、違法 と判断 され ます。
日 妊娠 。出産等を した労働者 に対 して雇用 管理上の措置を行 う場合 、
それが法違 反 となる不利益取扱 いでないか 、改めて確認 して下 さい
厚生労働省ホームページ
>政 策 について >分 野別の政策 一覧 >雇 用・労働 >雇 用均等
>雇 用 にお ける男 女の均等 な 機会 と待 遇 の確保 の ため に
http://vvww mhlw qoiO/stf/selsakun tsuite/bunva/koyou roudOu/kovouklntou/danlokintou/lndex html
>育 児 ・ 介 護休 業法 ・ 次世代育成 支援 対 策推進 法 につ いて
http:〃 www
mhlw qolo/sWsdsakuntsuた げbunva/kodomO/shokuba kosodate/ibvou rvountsu/rvOuntu html
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