各 位 IMA4月例会のご案内 半導体業界というレンズを通した 日本

各
位
IMA 国際経営者協会
月例会委員長 成井
弦
副委員長 北里光司郎
IMA4月例会のご案内
半導体業界というレンズを通した
日本、アメリカなどのビジネスの比較
IMA4月例会は、リチャード・ダイク氏(㈱セミコンダクタポータル 取締役)を講師に
お招きし、
「半導体業界というレンズを通した日本、アメリカなどのビジネスの比較」と題
してご講演をお願いします。
ダイク氏と半導体業界との関係は 1970 年代前半から始まります。半導体に関するテーマ
で大学院の学位論文を書かれたダイク氏は、その後 20 数年間にわたりテラダインという半
導体テスタの会社に勤務され、現在も直接・間接的に半導体業界と深い関係にあります。
半導体業界というレンズを通してアメリカ、日本そして韓国、台湾、中国などを比較する
と、それぞれの国の経済体系や製造体系の特質が現れてくる、とダイク氏は言います。
この数十年間、半導体市場は年平均 15%伸びていますが、実際には、ある年は 30%も伸
び納期が追いつかないほどになり、翌年には急に需要が減りマイナス成長になり在庫が溜
まるなど、非常にアップダウンの激しい業界です。
半導体業界の一つの特徴は、ムーアの法則と呼ばれているトレンドです。インテルの創
業者のゴードン・ムーア(Gordon Moore)が 1965 年に発表した論文で、集積回路(IC)
に内蔵されているトランジスタは 18 ヶ月毎に倍になる、という有名な発言です。集積回路
のトランジスタを倍にする為、業界の各社(半導体メーカーも製造装置メーカーも含む)
は多くの問題を解決しなければなりません。今まで、日本の半導体メーカーがこのグロー
バルな問題解決集団に大いに貢献して来ましたが、2000 年頃から日本のメーカーは少なく
なり、2010 年のトップテンの中に日本の会社は 2 社しか残っていません。世界の半導体の
問題解決集団の中で日本のメーカーの影がこれだけ薄くなると、ムーアの法則の継続は非
常に懸念される、継続出来るとしても、業界の進展のピッチがスローダウンする可能性が
高いとダイク氏は警告されます。
現代社会に革命的な変革をもたらした半導体業界でグローバルにご活躍され、またきわ
めて幅広い見識とご経験を持つダイク氏の率直なお話を直に伺える絶好の機会です。ご期
待ください。大勢のみなさまのご参加をお待ちしています。
記
1.日
時:2015 年4月 23 日(木)
18:30 開場(交流会)
19:00 ご講演/質疑応答(20:30 閉会)
2.場
所:丸の内・日本工業倶楽部会館5階第6会議室
3.講
師:リチャード・ダイク氏(㈱セミコンダクタポータル
取締役)
4.テーマ:
「半導体業界というレンズを通した日本、アメリカなどのビジネスの比較」
5.定 員:40 名 但し参加受付は申し込みの先着順とし、定員に達した時点で受付は締め
切りますので、ご了承ください。
6.参加費:会員および会員紹介は無料。一般の方は5千円。ぜひお誘い合わせの上ご参
加ください。
7.参加申込み:IMA ホームページ参加申込みページ
http://www.imaj.or.jp/apply.php
より4月 16 日までにお申込み下さい。
【講師プロフィール】
リチャード・ダイク(Richard Dyck)
株式会社セミコンダクタポータル
取締役
1978 年日本ゼネラルエレクトリック北太平洋地域販売部長、
1982 年テラダイン株式会社代表取締役、1988 年テラダイン本社
副社長。1999 年テラダインの日本と中国地域のコネクター部門を MBO(マネージメント
バイアウト)し独立。ティーシーエスジャパン株式会社代表取締役となり、2001 年には中
国上海に上海天賜連接器有限公司の設立もし、2009 年に Amphenol に売却した。 2009
年テスト技術研究所株式会社を設立し代表取締役(現職)、及び、同年 2009 年に株式会社
セミコンダクタポータル取締役に就任し、現在に至る。
その他、1992 年から 1998 年には西町インターナショナルスクール理事長。1994 年から
2006 年には内閣総理大臣任命により対日投資会議専門部会外国人特別委員、2003 年から
2015 年には経済産業省独立行政法人評価委員会専門委員を務める。1999 年には内閣総理大
臣より平成 11 年度貿易表彰受賞。1996 年から 2010 年には東京フィルハーモニー交響楽団
評議委員を務めるなど分野を問わず幅広く活躍。また、カンボジア北部のラタナキリに 2
つの小学校を作るなどの支援も続けている。
1945 年米国カリフォルニア生まれ、1967 年カリフォルニア州立大学(哲学専攻)卒業後、
ハーバード大学大学院に入学し、1975 年同大学(社会学科)博士課程修了(テーマ:日本
の電子産業における研究開発)
。早稲田大学、九州大学、東京大学に留学経験あり。卒業後、
ハーバード大学及びオハイオ州立大学で教鞭の経験もある。
【問合せ先】
(社)国際経営者協会(IMA)事務局長 野澤 信一
〒107-0052 東京都港区赤坂 7-3-37 プラース・カナダ 1 階
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