授業概要 文学研究科 - 茨城キリスト教大学

授
業 概
要
文 学 研 究 科 英語英米文学専攻
教育学専攻
生活科学研究科
食物健康科学専攻
看 護 学 研 究 科 看護学専攻
英語英米文学専攻 2015年度 開講授業科目
2009年度以降入学生
授 業 科 目
単位数
期間
担当教員
〔英米文学の分野〕
61021-1 英米文学特論Ⅰ
2
前
清宮 倫子
61022-1 英米文学演習Ⅰ
2
後
清宮 倫子
61023-1 英米文学特論Ⅱ
2
2015年度休講
61024-1 英米文学演習Ⅱ
2
2015年度休講
61039-1 英米文学研究Ⅰ
2
2015年度休講
61040-1 英米文学研究Ⅱ
2
2015年度休講
61047-1 英米文学課題研究Ⅰ
2
前
Ives, Harris G.
61048-1 英米文学課題研究Ⅱ
2
後
Ives, Harris G.
〔英語学の分野〕
61034-2 英語学特論Ⅰ
2
2015年度休講
61031-1 英語学演習Ⅰ
2
61032-1 英語学特論Ⅱ
2
61033-1 英語学演習Ⅱ
2
後
三上
61041-1 英語学研究Ⅰ
2
前
竝木 崇康
61042-1 英語学研究Ⅱ
2
後
竝木 崇康
61049-1 英語学課題研究Ⅰ
2
前
三上
司
61050-1 英語学課題研究Ⅱ
2
後
三上
司
61051-1 英語教育特論Ⅰ
2
前
上野 尚美
61052-1 英語教育演習Ⅰ
2
後
上野 尚美
前
三上
司
2015年度休講
司
〔英語教育の分野〕
61053-1 英語教育特論Ⅱ
2
前
村上 美保子
61054-1 英語教育演習Ⅱ
2
後
村上 美保子
61043-1 英語教育研究Ⅰa
2
前
Le Pavoux, Mari
61043-1 英語教育研究Ⅰb
2
61044-1 英語教育研究Ⅱ
2
後
Le Pavoux, Mari
61055-1 英語教育課題研究Ⅰ
2
前
上野 尚美
61056-1 英語教育課題研究Ⅱ
2
後
上野 尚美
後(集中) 上野 尚美
〔関連科目〕
61057-1 言語学研究
2
2015年度休講
61058-1 応用言語学研究
2
61059-1 社会言語学研究
2
2015年度休講
61035-2 コーパス言語学研究
2
2015年度休講
61060-1 翻訳技法演習
2
2015年度休講
61061-1 通訳技法演習
2
2015年度休講
61045-1 キリスト教文化研究
2
2015年度休講
61046-1 西洋古典研究
2
前(集中)
後
東海林 宏司
掛川 富康
<2010年度以降入学生> 英語英米文学専攻では、課題研究を行う分野から課題研究4単位を含め12単位
以上、課題研究を行う分野以外(関連科目も含む)からそれぞれ4単位以上、総計32単位以上を修得す
ること。
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英 語 英 米 文 学 専 攻
授 業 概 要
英米文学特論Ⅰ
清宮 倫子
イギリスの文学
<授業内容・ねらい>
目的:イギリスの文学作品を、それが創作された時代背景との関連において解釈し、鑑賞の仕方を提示する。
方法:時代背景の解説の後に、該当する時代を代表する作品のさわりの部分を読み味わい、練習問題を解く。担当を決め
た上でレポートしてもらう。担当者以外は、質疑を行う。
<授業計画>
第1回:序論―英詩のきまりを教え、イギリス文学を素材、様式、思潮の観点から概説し、さらにイギリス文学の古典と
してのギリシア・ラテン文学とヘブライ、イタリア、スペイン文学を概説し、時代の移り変わりを概説する。
第2回:古英語・中英語時代の文学(Beowulf)
第3回:ルネサンス時代の散文と詩(Edmund Spenser)
第4回:初期の演劇(Christopher Marlowe)
第5回:シェイクスピア
第6回:清教徒革命までの文学(John Donne)
第7回:王制回復期の文学(John Milton)
第8回:18世紀の散文、詩、劇(Jonathan Swift)
第9回:小説の誕生と成長(Samuel Richardson)
第10回:ロマン为義時代の詩(William Wordsworth)
第11回:ヴィクトリア朝時代の詩と散文(Alfred Tennyson)
第12回:ヴィクトリア朝時代の小説(Charles Dikens)
第13回:第二次世界大戦までの小説(D.H..Lawrence)
第14回:第二次世界大戦までの詩と劇(T.S.Eliot)
第15回:戦後の文学(William Golding)、レポートの書き方の指導。
<教科書・参考書>
教科書 清宮倫子著『よくわかるイギリスの文学』(单雲堂)
<評価方法>
発表などクラスでの貢献、討論への参加、レポート等による。
<履修上の注意>
なし
英米文学演習Ⅰ
清宮 倫子
----英詩とポップミュージックの歌詞----<授業内容・ねらい>
英詩の伝統的技法は、ポップ・ミュージックの歌詞にも大きな影響を与えている。同一のテーマ、同一のタイトルの詩や
歌詞を読み比べると、詩人のオリジナリティが見えてくる。
まずは、テープで詩の韻律と音楽の世界に遊びながら、声に出して読み、歌い、じっくり味わってみることにする。扱
う詩人は、Shakespeare, Wordsworth, Tennyson, Hardy, Herrick, Blake, Auden, Christina Rossetti, etc.
扱う歌
詞の歌手は、the Beatles, Carpenters, Celine Dion, Avril Lavigne, Mariah Carey, Billy Joel, Backstreet Boys,
Michael Jackson, Eric Clapton, etc.
<授業計画>
①英詩の技法の解説
②鳥をテーマとした詩と歌詞
③海をテーマとした詩
④草木をテーマとした詩
⑤宇宙をテーマとした詩と歌詞
⑥道をテーマとした詩と歌詞
⑦記憶をテーマとした詩と歌詞
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⑧昆虫をテーマとした詩
⑨動物をテーマとした詩
⑩愛をテーマとした詩と歌詞
⑪愛をテーマとした詩と歌詞
⑫愛をテーマとした詩と歌詞
⑬愛をテーマとした詩と歌詞
⑭その他
⑮エッセイの書き方
<教科書・参考書>
印刷教材を配布する。冊子には約82篇の詩と歌詞が載っている。その中から選んでもらう。
<評価方法>
質疑応答参加等による授業への貢献度、レポート、毎回の授業の際に提出する小レポート等により、総合的に評価する。
<履修上の注意>
英語と日本語両方で授業を行う。
英米文学課題研究Ⅰ
Ives, Harris G.
Brainstorming for a Thesis Topic
<授業内容・ねらい>
In this class we will focus on topic selection. Then we will proceed to preliminary paragraphing of ideas.
<授業計画>
1. Introduction
2. Class discussion
3. Class discussion
4. Paragraph writing
5. class discussion
6. class discussion
7. Paragraph writing
8. class discussion
9. class discussion
10.Paragraph writing
11. Paragraph writing
12. Five paragrpah essay on the differences between the film and the novel.
13. Class discussion
14. Class discussion
15. Power Point assignment.
<教科書・参考書>
Book to be announced in class.
<評価方法>
Grades are based on (1) attendance (2) class participation in discussion (3) Writing assignments (4) Power
Point on Research.
<履修上の注意>
None
英米文学課題研究Ⅱ
Ives, Harris G.
Consultation about thesis form
<授業内容・ねらい>
The professor will have regular meetings with students who are writing their thesis.
research technique and good writing style.
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Emphasis is placed on
<授業計画>
1. Introduction
2. Teacher provides demonstration of writing technique.
3. Same
4. Student submits first paragraphs of writing.
5. Student presents the bibliography.
6. Student and professor writing session.
7. Student and professor writing session.
8. Student presents rough draft of first 10 pages.
9. Professor critiques first 10 pages.
10. Student presents his thesis argument to the professor.
11. Student presents draft of nextr ten pages.
12. The professor gives comments regarding the student writing.
13. Same
14. Same
15. Same
<教科書・参考書>
To be announced.
<評価方法>
Grade is based on (1) attendance (2) Power Point demonstration (3) writing assignments.
<履修上の注意>
Nothing
英語学演習Ⅰ
三上 司
<授業内容・ねらい>
生成文法理論の枠組みに重点を置き、現代英語における様々な現象はどのように位置づけられるのかという観点から、
代表的な論文を批判的に検討する。授業は自由討論を含む演習形式で行う。
本年度は下記の著書をテキストとする。テキストの精読を通して極小为義統語論(minimalist syntax)の基本的な考え
方と問題点の把握を目標とする。
<授業計画>
1. Overview: Head movement
2. T-to-C movement
3-4. Movement as copying and deletion
5. V-to-T movement
6-7. Head movemet
8-9. Auxiliary raising
10-11. Another look at negation
12. DO-support
13-14. Head movement in nominals
15. Summary
<教科書・参考書>
Radford, Andrew (2009) Analysing English Sentences: A Minimalist Approach. Cambridge : cambridge University
Press.
<評価方法>
レポートの提出
<履修上の注意>
前年度までの学習事項を確認しておくこと
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英語学演習Ⅱ
三上 司
<授業内容・ねらい>
生成文法理論の枠組みに重点を置き、現代英語における様々な現象はどのように位置づけられるのかという観点から、
代表的な論文を批判的に検討する。授業は自由討論を含む演習形式で行う。
本年度は下記の著書をテキストとする。テキストの精読を通して極小为義統語論(minimalist syntax)の基本的な考え
方と問題点の把握を目標とする。
<授業計画>
1. Overview: Wh-movement
2-3. Wh-questions
4-5. Wh-movement as copying and deletion
6-7. Driving wh-movement and auxiliary inversion
8. Pied-piping of material in the domain of a wh-word
9. Pied-piping of a superordinate preposition
10-11. Long-distance wh-movement
12. Multiple wh-questions
13. Wh-subject questions
14-15. Exclamative and relative clauses
<教科書・参考書>
Radford, Andrew (2009) Analysing English Sentences: A Minimalist Approach. Cambridge : cambridge University
Press.
<評価方法>
レポートの提出
<履修上の注意>
前期の学習事項を確認しておくこと
英語学研究Ⅰ
竝木 崇康
現代英語の語形成について
<授業内容・ねらい>
現代英語における語形成 (word formation)の広範囲にわたる事実の記述と、比較的狭い範囲の事実の説明を行ないます。
基本的には講義形式をとりますが、演習的な側面も入れます。いわゆる「英文法」とは違って、あまりなじみがない分野
だと思いますので、気楽に質問をして下さい。
英語の卖語にはどのような種類があり、どのような構造をしているのかということを理解し、また日本語の卖語の種類と
構造とはどういう点が異なり、どういう点が共通しているのかということを把握して、自分でも卖語の構造分析ができる
ような学力を養うことがねらいです。
基本的には上記の内容に関する講義を行ないますが、適宜さまざまな質問をしますし、演習的な課題を与えることもします。
<授業計画>
第1回 シラバスに基づいた授業の進め方の説明
第2回 英語学の分野における語形成の位置と語形成の序論
第3回 派生(接頭辞と接尾辞の付加)について
第4回 同上
第5回 品詞転換について
第6回 複合について
第7回 同上
第8回 同上
第9回 それ以外の語形成の仕組みについて
第10j回 同上
第11回 派生と複合に課される一般的条件について
第12回 同上
第13回 同上
第14回 語形成と他部門との接点
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第15回 全体のまとめ
<教科書・参考書>
教科書
竝木崇康 『語形成』 新英文法選書第2巻、大修館書店。1,680円。各自で生協などを通して購入して下さい。
参考書 なし
<評価方法>
期末に提出してもらうレポート70パーセント、授業中の質疑応答やその他の発言などによる授業への貢献度30パーセン
トを目安にして、総合的に評価します。
<履修上の注意>
为として日本語で、ときに英語で授業を行ないます。前年度履修して卖位を修得した科目の履修は認めません。
英語学研究Ⅱ
竝木 崇康
英語と日本語の語形成について
<授業内容・ねらい>
前期の授業を受けて、後期は現代英語だけではなく日本語の語形成についても扱います。前期の授業ではかなり体系的に
英語の語形成について取り上げましたが、後期はもう尐し身近な表現を取り上げるとともに、英語の比較的新しく興味深
い卖語を Oxofrd English Dictionary, 2nd edition を利用して、そのおおもととなる卖語から始めて、どのような語形
成の過程を経て、最終的なその卖語のかたちになったかを調べる演習的な内容も含めます。
前期の授業よりも応用的な側面を扱います。英語と日本語の卖語に見られる興味深い共通点を理解し、自分が興味を持っ
た表現を適切に分析し、その表現が持つ特徴を的確に述べられる力を養うのがねらいです。
<授業計画>
第1回 シラバスに基づいた授業の進め方の説明
第2回 文の構造と卖語の構造
第3回 卖語の形成に関わる3種類の仕組み
第4回 派生
第5回 複合語の基本的な特徴
第6回 複合語を詳しく調べるとどういうことがわかるか
第7回 卖語の为要部と右側为要部の規則
第8回 身近な表現を語形成の観点から考える
第9回 音節
第10回 アクセント
第11回 リズム
第12回 卖語の意味
第13回 下位語関係が厳密には成り立たない複合語
第14回 身近な表現により日本語と英語の表現を比較する
第15回 全体のまとめ
<教科書・参考書>
教科書
竝木崇康 『卖語の構造の秘密―日英語の造語法を探る―』言語・文化選書14、開拓社。本体価格1,700円。
参考書 なし
<評価方法>
後期末に出してもらうレポート60パーセント、授業中における質疑応答や発言に見られる授業への貢献度など40パーセン
トを目安として、総合的に評価します。
<履修上の注意>
前期の『英語学研究 I』 を履修していることが望ましいです。授業への積極的な取り組みを期待しています。为として
日本語で、ときに英語で授業を行ないます。前年度履修して卖位を修得した科目の履修は認めません。
英語学課題研究Ⅰ
三上 司
<授業内容・ねらい>
目的:各自が決めたテーマを発展させ、修士論文に結びつけることを目標とする。
方法:受講者との話し合いにより、適切なテーマを選び、論文の構成や関連文献についての助言をする。
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<授業計画>
前半は、テーマ選びと関連文献を中心とし、後半は論文の構成について検討する。
<教科書・参考書>
授業の進行に合わせて、その都度提示します。
<評価方法>
レポート(修士論文の下書き)
<履修上の注意>
前年度までの学習内容を確認しておくこと。
英語学課題研究Ⅱ
三上 司
<授業内容・ねらい>
目的:各自が決めたテーマを発展させ、修士論文に結びつけることを目標とする。
方法:受講者との話し合いにより、適切なテーマを選び、論文の構成や関連文献についての助言をする。
<授業計画>
前半は、テーマ選びと関連文献を中心とし、後半は論文の構成について検討する。
<教科書・参考書>
授業の進行に合わせて、その都度提示します。
<評価方法>
レポート(修士論文の下書き)
<履修上の注意>
前期の研究事項を論文中に生かせるようにまとめておく。
英語教育特論Ⅰ
上野 尚美
英語教育学の概括
<授業内容・ねらい>
【目的】英語教育学のさまざまな分野について概括し、大学院における研究のテーマを絞ることを目的とする。
【方法】最初のオリエンテーションの際、履修者の研究テーマを考慮しつつ発表担当を決め、発表担当者には資料を用意
して発表してもらう。発表担当者以外の者は、発表に対して質疑を行う。
<授業計画>
【第1回】イントロダクション
【第2回】英語の基礎的な能力とは何か
【第3回】言語習得過程の3つのモデル
【第4回】リスニング指導の際の留意点
【第5回】リスニング指導技術の実際
【第6回】スピーキング指導の際の留意点
【第7回】スピーキング指導技術の実際
【第8回】発音指導の際の留意点
【第9回】発音指導技術の実際
【第10回】リーディング指導の際の留意点
【第11回】リーディング指導技術の実際
【第12回】語彙指導の際の留意点
【第13回】語彙指導技術の実際
【第14回】ライティング指導の際の留意点
【第15回】ライティング指導技術の実際
<教科書・参考書>
佐野正之他著 『基礎能力をつける英語指導法』 大修館書店
<評価方法>
授業への貢献度、課題、期末レポート等を総合して評価します。
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<履修上の注意>
担当者はレジュメを用意し、履修者は扱う箇所をよく読み、質問を考えてくること。
英語教育演習Ⅰ
上野 尚美
英語教育学の総括
<授業内容・ねらい>
【目的】英語教育学のさまざまな分野について総括し、大学院における研究のテーマを絞ることを目的とする。
【方法】担当者が予定されたテーマに沿って講義をし、最後に適宜質問や討論の時間を設けて理解を深める。
<授業計画>
【第1回】Grammar in Writing
【第2回】Teaching Grammar
【第3回】Cognitive Approaches to Grammar Instruction
【第4回】Vocabulary Learning and Teaching
【第5回】Content-Based and Immersion Models for Second and Foreign Language Teaching
【第6回】Literature as Content for ESL/EFL
【第7回】Experiential and Negotiated Language Learning
【第8回】Bilingual Approaches to Language Learning
【第9回】Language Learning Styles and Strategies
【第10回】Supporting Second Language Children's Content Learningand Language Development
【第11回】Teaching Adults
【第12回】When the Teacher Is a Non-Native Speaker
【第13回】Building Awareness and Practical Skills to Facilitate Cross-Cultural Communication
【第14回】Action Research
【第15回】Second Language Assessment
<教科書・参考書>
Marianne Celce-Murcia (2001). Teaching English as a Second or Foreign Language.
<評価方法>
授業への貢献度、課題、期末レポート等を総合して評価します。
<履修上の注意>
担当者はレジュメを用意し、履修者は扱う箇所をよく読み、質問を考えてくること。
英語教育特論Ⅱ
村上 美保子
言語学習の諸相
<授業内容・ねらい>
第二言語習得理論研究の分野で取り上げられる、習得理論、学習者要因、言語活動などについて、英語教育に携わる者
(研究者・教師)の視点から理解する。
<授業計画>
【第1週】
オリエンテーション(本授業の目標・内容と評価について)
【第2週】
第二言語習得理論の歴史
【第3週】
習得理論1
【第4週】
習得理論2
【第5週】
習得理論3
【第6週】
インプット
【第7週】
インタラクション
【第8週】
アウトプット
【第9週】
理論と実践
【第10週】 構造为義的アプローチ
【第11週】 コミュニカテブ教授法
【第12週】 タスク中心的教授法
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【第13週】 学習者要因
【第14週】 教室内言語活動
【第15週】 総まとめとディスカッション
<教科書・参考書>
P.M. Lightbown 2013. How Languages Are Learned (Oxford Handbooks for Language Teachers) Oxford University
Press.
<評価方法>
授業での発表(分担分をレジュメを作成して発表する)50%、期末レポート50%で評価する。
<履修上の注意>
この授業は、原書(英語)を読んで内容を理解することを为眼とするが、確認のため、授業自体は日本語で行う。
英語教育演習Ⅱ
村上 美保子
「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた英語授業の創造
<授業内容・ねらい>
「フォーカス・オン・フォーム」の様々な手法を理解し、自らの英語授業で使用する言語活動を作成することができるよ
うになる。
<授業計画>
【第1週】
オリエンテーション(本授業の目標・内容と評価について)
【第2週】
「フォーカス・オン・フォーム」とは何か
【第3週】
「フォーカス・オン・フォーム」の手法
【第4週】
タスクの特徴と種類
【第5週】
文法項目とタスク
【第6週】
フォーカス・タスクの作成1
【第7週】
フォーカス・タスクの作成2
【第8週】
フォーカス・タスクの作成3
【第9週】
フォーカス・タスクの作成4
【第10週】 フォーカス・タスクの実施と検証1
【第11週】 フォーカス・タスクの実施と検証2
【第12週】 フォーカス・タスクの実施と検証3
【第13週】 フォーカス・タスクの実施と検証4
【第14週】 フォーカス・タスクの実施と検証5
【第15週】 総まとめとディスカッション
<教科書・参考書>
髙島英幸(編)2011. 『英文法導入のための「フォーカス・オン・フォーム」アプローチ』 大修館書店.
<評価方法>
作成したタスクの完成度とタスク実施時の説明プレゼンテーション、および授業への参加を考慮して評価する。
<履修上の注意>
この授業は、日本語で行う。
英語教育研究Ⅰa
Le Pavoux, Mari
第2言語習得特論
<授業内容・ねらい>
「目的」言語習得の代表的な仮説を理解できる。英語教育法の背景にある言語習得の理論の基礎を理解でき、それを踏ま
えて英語教育をめぐる諸問題について議論できる。
「方法」言語習得理論の中でも特に学習者の心理に焦点を当て、次のテーマを扱った心理言語学および言語習得理論の入
門書や論文を購読、討論する:言語の定義、言語習得と年齢、第1言語と第2言語習得の比較、言語習得のプロセス
<授業計画>
1. 卖一言語使用、多言語使用の定義づけおよび第1言語と第2言語、外国語の違い
2. 第2言語習得と外国語学習
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3. インプットとインテイク、習得と学習
4. 意識的な学習と無意識的な習得
5. 指導の必要性
6. 言語習得を左右する学習者要因
7. 学習者要因と学習者の動的な言語能力のモデル
8. 学習者の言語能力の発達過程と化石化現象、その解決策
9. 学習者の記憶における第1言語と第2言語
10. L1とL2システムの相互作用:習得と忘却
11. L1とL2システムの強豪モデル
12. 第2言語習得のパラダイム
13. 対象言語分析から構造为義までの流れ
14. 構造为義から認知科学アプローチまでの流れ
15. L1AとL2Aの共通点と相違点
<教科書・参考書>
授業時に指示します。
<評価方法>
授業中のプレゼンテーションとレポートを総合的に評価します。
<履修上の注意>
日本語で授業を行う。前年度に受講し卖位を修得した者の再履修を認める。
英語教育研究Ⅰb
上野 尚美
ハワイ大学における英語教員研修
<授業内容・ねらい>
英語の4技能に関する指導法、英語教授法全般に関する講座、英語力そのものを向上させる研修等を受けることで、将来
英語教員を目指す学生の資質を高めることを目標とする。
<授業計画>
第1回目と第15回目はキャンパスにおいて、第2回目〜第14回目は、研修先のハワイ大キャンパスにおいて授業を実施しま
す。
【第1回】事前指導
【第2回】Developing a Philosophy of Language Teaching
【第3回】Attention & Awareness in Language Classroom
【第4回】Communication Activities for EFL Learners
【第5回】Culture and English as an International Language
【第6回】Strategies for Teaching Vocabulary
【第7回】Teaching English Through English
【第8回】Extensive Reading: Helping Students to Become EFL Readers
【第9回】Approaches to Teaching Writing
【第10回】Motivating Foreign Language Learners
【第11回】Intercultural Communication
【第12回】Developing Interactive Eompetence for EFL Learners
【第13回】Using Games to Teach English to Young Learners
【第14回】Wrap-Up Session
【第15回】事後指導
<教科書・参考書>
追って指示します。
<評価方法>
各授業への貢献度と当該授業で出される課題、事前指導と事後指導の参加態度、研修後のレポート等により、総合的に評
価します。
<履修上の注意>
当該研修には、本学大学院生と現職の中高英語教員が参加し、英語教育に関する研修を行いますので、将来真剣に教職を
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目指す学生のみが対象となることに留意してください。
研修費(渡航費、授業料、宿泊費等)として約40万円の費用を見込んでいますが、換算レートにより変動しますので、費
用が確定するのは5月頃になります。研修期間は2015年8月6日〜20日の予定です。
また、授業内容については、基本的に記載した内容に沿って行われますが、内容や順序に多尐の変更が生じる場合があり
ます。
なお、この授業は事前・事後指導以外、英語のみで行われます。
英語教育研究Ⅱ
Le Pavoux, Mari
第2言語習得演習
<授業内容・ねらい>
「目的」第2言語習得および外国語学習に関して、1)年齢と言語習得の関係 2)多言語使用をめぐる認知的問題とそ
の解決策 3)学習環境と最終的な習得の到達度との関係 について、実際の英語教育現場への応用の可能性を理解でき、
そのことにより適切な指導法を選択したり、生徒へ適切にかかわることができるようになる。
「方法」第2言語習得の分野において議論が重ねられてきた重要事項について、概説書や関連論文の購読を通して理解を
深め、英語居幾への応用の可能性を討論する。为に次のテーマを扱う:1)当該分野で議論されているテーマの外観 2)
Dynamic Systems Theory について 3)対象言語学から認知为義、さらに認知科学的アプローチまでの流れ 4)多言語
使用モデル
<授業計画>
第1回:オリエンテーション
第2回:当該分野で議論されているテーマの外観(その1)
第3回:当該分野で議論されているテーマの外観(その2)
第4~7回:Dynamic Systems Theory について(その1)
第5回:Dynamic Systems Theory について(その2)
第6回:Dynamic Systems Theory について(その3)
第7回:Dynamic Systems Theory について(その4)
第8回:対象言語学から認知为義、さらに認知科学的アプローチまでの流れ(その1)
第9回:対象言語学から認知为義、さらに認知科学的アプローチまでの流れ(その2)
第10回:対象言語学から認知为義、さらに認知科学的アプローチまでの流れ(その3)
第11回:対象言語学から認知为義、さらに認知科学的アプローチまでの流れ(その4)
第12回:多言語使用モデルについて(その1)
第13回:他言語使用モデルについて(その2)
第14回:他言語使用モデルについて(その3)
第15回:まとめと理解度の確認
<教科書・参考書>
授業時に指示します。
<評価方法>
授業中のプレゼンテーションとレポートを総合的に評価します。
<履修上の注意>
日本語で授業を行う。前年度に受講し卖位を修得した者の再履修を認める。
英語教育課題研究Ⅰ
上野 尚美
英語教育関連の修士論文執筆
<授業内容・ねらい>
【目的】英語教育に関連するテーマで課題研究を行う学生に、修士論文を完成させるための指導を目的とする。
【方法】毎回、指導の時間に進捗状況を発表させ、適宜アドバイスを与える。 履修者全体を集めて行う指導と個別の指
導を適宜行う。
<授業計画>
『課題研究 I・II 』において、30回の授業時間の指導を基本とするが、修士論文のテーマに応じて、個別の指導も適宜
行う。
- 71 -
<教科書・参考書>
修士論文のテーマに応じて、適宜個別に指示する。
<評価方法>
修士論文完成を目的としているので、研究指導の過程で総合的に判断する。
<履修上の注意>
当該科目は、担当者の研究指導を受けている学生が対象である。
英語教育課題研究Ⅱ
上野 尚美
英語教育関連の修士論文執筆
<授業内容・ねらい>
【目的】英語教育に関連するテーマで課題研究を行う学生に、修士論文を完成させるための指導を目的とする。
【方法】毎回、指導の時間に進捗状況を発表させ、適宜アドバイスを与える。 履修者全体を集めて行う指導と個別の指
導を適宜行う。
<授業計画>
『課題研究 I・II 』において、30回の授業時間の指導を基本とするが、修士論文のテーマに応じて、個別の指導も適宜
行う。
<教科書・参考書>
修士論文のテーマに応じて、適宜個別に指示する。
<評価方法>
修士論文完成を目的としているので、研究指導の過程で総合的に判断する。
<履修上の注意>
当該科目は、担当者の研究指導を受けている学生が対象である。
応用言語学研究
東海林 宏司
応用言語学の中の「語用論」という分野はどのようなものかを知る。円滑なコミュニケーションを目的とした「言葉遣
い」について理解を深める。
<授業内容・ねらい>
「数学の応用問題」と聞くと、
「レベルの高い(難しい)問題」と感じ、敬遠したい気持ちになります(尐なくとも私
は)
。けれども「応用言語学」の「応用」とは、英語の "applied" linguistics から来ており、apply = 「当てはめる、
適用する」と解釈すべきです。何に当てはめる(適用する)のかと言うと、それは現実世界の様々な場面です。このよう
に「応用言語学」という学問に関する誤解を解くことから始まり、応用言語学の中でも代表的な分野である「語用論」に
ついて、その理論と具体的な研究方法について学んでいきます。語用論とは、簡卖に言えば円滑なコミュニケーションを
目的とした言葉遣いについて学ぶことです。
最近は、具体的事例に基づいた語用論研究が盛んです。この授業では、コンピュータに蓄積された言語データを分析す
る「コーパス言語学」の手法に基づいた語用論研究についても学び、いくつかの事例を紹介します。また、映画やドラマ
の場面が事例研究に使えることも紹介します。一方的な講義ではなく、受講生の皆さんにも事例研究を実践していただく
ことを考えています。
<授業計画>
01. 「応用言語学」とは何か?
02. 応用言語学研究の3要素
03. 「語用論」とは何か?
04. 「コンテクスト」とは何か?
05. 「含意」とは何か?
06. 「言語行為論」とは何か?
07. 「Politeness理論」とは何か?
08. 「Faceの概念」とは何か?
09. 「関連性理論」とは何か?
10. 「コーパス言語学」とは何か?
11. 「コーパス言語学」を利用した語用論研究とは?
- 72 -
12. 事例研究(1): テキストデータ分析
13. 事例研究(2): 映像データ分析
14. 学生による事例研究発表
15. 総まとめ
<教科書・参考書>
プリント教材を为教材として利用します。
参考書:今井邦彦(2001)『語用論への招待』(大修館書店)
<評価方法>
出席と授業への参加状況、事例研究発表、ミニレポートを総合的に評価の対象とします。
<履修上の注意>
9月前半に集中講義として実施する予定です。
事前に上記の参考書を読んでおくと授業の理解が深まるでしょう。
西洋古典研究
掛川 富康
古代ギリシャ・ローマ世界における人間・言語・社会
<授業内容・ねらい>
古代のギリシャ世界を三つの時期(アルカイック期、古典期、ヘレニズム期)に分けて、時代の順序を追って問題を考え
ていきますが、このことはそれぞれの時代の持つ現代的意味をも考えていくことをも意味しています。アルカイック期で
は、ホメロスの变事詩の意味を考えてみますが、18世紀の詩人ゲーテの自然理解などとの連関でも考えてみます。古典期
では文学には批判的な理性に基礎をおく哲学が成立してくるので、その原点や可能性を考えてみます。ヘレニズム期では、
個人为義や理性ではなくファンタジーについても積極的な考え方がでてくる、という現代的意味を持つことを考えてみま
す。ローマ世界では、近代・現代の文化人のイタリア旅行記などを紹介し、イタリアという土地の特別な意味を考えてみ
ましょう。わたしたちの精神は、变事詩・文学から哲学へと、また両者のあいだで、様々な可能性をもって展開していき
ますが、その出発点、原点を見ることが出来るのが西洋の古典の勉強でしょう。その後の西洋文学、文化、思想の見方が
すっきりしてくることと思います。
<授業計画>
第1回講義概略の説明
アルカイック期の文化と思想
第2回同上
第3回同上
第4回古典期の文化と思想
第5回同上
第6回同上
第7回ヘレニズム期の文化と思想
第8回古代ローマの文化と思想
第9回同上
第10中世における古典文化
第11回近世における古典文化(1)
第12回近世における古典文化(2)
第13回ニーチェとニーチェ以後の古典文化
第14回ヒューマニズムの可能性(1)
第15回ヒューマニズムの可能性(2)
<教科書・参考書>
無し。
<評価方法>
学期末のレポート。授業への姿勢も重視する。
<履修上の注意>
西洋史の基本知識を整理しておくと良いでしょう。
- 73 -
教育学専攻 2015年度 開講授業科目
2013年度以降入学生
授 業 科 目
単位数
期間
担当教員
〔教育学の分野〕
62008-1 教 育 法 学 特 論
2
前
安藤
博
62009-1 教 育 法 学 演 習
2
後
安藤
博
62001-1 教 育 哲 学 特 論
2
2015年度休講
62002-1 教 育 哲 学 演 習
2
2015年度休講
62005-1 教 育 方 法 学 特 論
2
前
池内 耕作
62006-1 教 育 方 法 学 演 習
2
後
池内 耕作
62030-1 教 育 学 課 題 研 究 Ⅰ
2
前
池内 耕作
62031-1 教 育 学 課 題 研 究 Ⅱ
2
後
池内 耕作
〔臨床教育の分野〕
62010-1 学級経営生徒指導特論
2
2015年度休講
62011-1 学級経営生徒指導演習
2
62012-1 学校カウンセリング特論
2
前
三澤 文紀
2015年度休講
62013-1 学校カウンセリング演習
2
後
三澤 文紀
62014-1 カウンセリング特論
2
62015-1 カウンセリング演習
2
後
櫻井 由美子
62036-1 カウンセリング実習Ⅰ
1
前
鈴木 研二
62037-1 カウンセリング実習Ⅱ
1
後
鈴木 研二
62032-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅰ a
2
前
鈴木 研二
62032-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅰ b
2
前
三澤 文紀
62033-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅱ a
2
後
鈴木 研二
62033-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅱ b
2
後
三澤 文紀
62018-1 教授学習心理学特論
2
前
伏見 陽児
62019-1 教授学習心理学演習
2
後
伏見 陽児
2015年度休講
〔教育心理学の分野〕
62020-1 発 達 心 理 学 特 論
2
2015年度休講
62021-1 発 達 心 理 学 演 習
2
2015年度休講
62022-1 臨 床 心 理 学 特 論
2
62023-1 臨 床 心 理 学 演 習
2
2015年度休講
62034-1 教 育 心 理 学 課 題 研 究 Ⅰ
2
2015年度休講
62035-1 教 育 心 理 学 課 題 研 究 Ⅱ
2
2015年度休講
前
真鍋 守栄
〔特別支援教育の分野〕
62038-1 特別支援教育Ⅰ
2
前
吉井
62039-1 特別支援教育Ⅱ
2
後
石田 隆雄
涼
62040-1 特別支援教育Ⅲ
2
後
平田 正吾
62024-1 心理検査法演習
2
後
平田 正吾
62041-1 特別支援教育課題研究Ⅰ
2
2015年度休講
62042-1 特別支援教育課題研究Ⅱ
2
2015年度休講
〔関連科目〕
62026-1 児 童 福 祉 研 究 Ⅰ
2
前
望月 ミチ
62027-1 児 童 福 祉 研 究 Ⅱ
2
後
望月 ミチ
教育学専攻では、課題研究を行う分野から課題研究4単位を含め12単位以上、それ以外の各分野から
それぞれ4単位以上、総計32単位以上を修得すること。関連科目も修了単位に算入される。
- 74 -
教育学専攻 2015年度 開講授業科目
2008年度~2012年度入学生
授 業 科 目
単位数
期間
担当教員
〔教育学の分野〕
62001-1 教 育 哲 学 特 論
2
2015年度休講
62002-1 教 育 哲 学 演 習
2
2015年度休講
62003-1 教 育 思 想 史 特 論
2
2015年度休講
62004-1 教 育 思 想 史 演 習
2
2015年度休講
62005-1 教 育 方 法 学 特 論
2
前
池内 耕作
62006-1 教 育 方 法 学 演 習
2
後
池内 耕作
62030-1 教 育 学 課 題 研 究 Ⅰ
2
前
池内 耕作
62031-1 教 育 学 課 題 研 究 Ⅱ
2
後
池内 耕作
62008-1 教 育 法 学 特 論
2
前
安藤
博
62009-1 教 育 法 学 演 習
2
後
安藤
博
62010-1 学級経営生徒指導特論
2
2015年度休講
62011-1 学級経営生徒指導演習
2
2015年度休講
62012-1 学校カウンセリング特論
2
前
三澤 文紀
62013-1 学校カウンセリング演習
2
後
三澤 文紀
62014-1 カウンセリング特論
2
62015-1 カウンセリング演習
2
後
櫻井 由美子
62016-1 カウンセリング実習
2
通
鈴木 研二
62032-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅰ a
2
前
鈴木 研二
62032-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅰ b
2
前
三澤 文紀
62033-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅱ a
2
後
鈴木 研二
62033-1 臨 床 教 育 課 題 研 究 Ⅱ b
2
後
三澤 文紀
62018-1 教授学習心理学特論
2
前
伏見 陽児
62019-1 教授学習心理学演習
2
後
伏見 陽児
62020-1 発 達 心 理 学 特 論
2
62021-1 発 達 心 理 学 演 習
2
62022-1 臨 床 心 理 学 特 論
2
62023-1 臨 床 心 理 学 演 習
2
62024-1 心 理 検 査 法 演 習
2
62034-1 教 育 心 理 学 課 題 研 究 Ⅰ
2
2015年度休講
62035-1 教 育 心 理 学 課 題 研 究 Ⅱ
2
2015年度休講
〔臨床教育の分野〕
2015年度休講
〔教育心理学の分野〕
2015年度休講
2015年度休講
前
真鍋 守栄
後
平田 正吾
2015年度休講
〔関連科目〕
62026-1 児 童 福 祉 研 究 Ⅰ
2
前
望月 ミチ
62027-1 児 童 福 祉 研 究 Ⅱ
2
後
望月 ミチ
62028-1 障 害 児 教 育 研 究 Ⅰ
2
2015年度休講
62029-1 障 害 児 教 育 研 究 Ⅱa
2
2015年度休講
62029-1 障 害 児 教 育 研 究 Ⅱb
2
2015年度休講
教育学専攻では、課題研究を行う分野から課題研究4単位を含め12単位以上、それ以外の各分野から
それぞれ4単位以上、総計32単位以上を修得すること。関連科目も修了単位に算入される。
- 75 -
教 育 学 専 攻
授 業 概 要
教育法学特論
安藤 博
生徒指導におけるカウンセリングマインドとリーガルマインドの協働
<授業内容・ねらい>
学校教育における生徒指導上の問題を法律の面から検討していきます。その際大切になるのが、カウンセリングマインド
とリーガルマインドとの協働です。両者の力がいっしょになり、発揮されることで問題の解決が促進されると考えます。
さらにスクールソーシャルワークの機能が加わればかなり有効です。
【目的】法的な思考の獲得を目指します。
【方法】テーマにふさわしい、担当者が用意した資料を読みあい、深めます。
他者の意見を尊重し、楽しく学んでいきましょう。
<授業計画>
第01回 オリエンテーション
第02回 生徒の問題行動をどうみるか
第03回 生徒理解の方法
第04回 学校と紛争
第05回 教育相談と法
第06回 カウンセリングマインドとリーガルマインド
第07回 生徒指導の問題とリーガルカウンセリング(1)基本姿勢と基本技術
第08回 生徒指導の問題とリーガルカウンセリング(2)事例研究
第09回 生徒指導の諸問題(1)不登校
第10回 生徒指導の諸問題(2)いじめ
第11回 生徒指導の諸問題(3)非行
第12回 連携と協働(1)スクールロイヤー
第13回 連携と協働(2)スクールソーシャルワーカー
第14回 これからの生徒指導
第15回 まとめ
定期試験
<教科書・参考書>
テーマに関連する資料は配付します。教科書、参考文献は、第1回目に指示します。
<評価方法>
報告、出席、レポートを総合して判断します。
<履修上の注意>
報告者はレジュメを作成してください。
教育法学演習
安藤 博
生徒の人権・権利と法
<授業内容・ねらい>
生徒の人権・権利を基礎的な理解から進めていきます。
【目的】子どもの権利を基礎から理解し、人権に対する感覚を身につけます。
【方法】テーマに関する資料を、報告者を決めて読みあいます。
参加者の関心あるテーマ、問題意識も積極的に出してください。
<授業計画>
第01回 オリエンテーション
第02回 子どもをめぐる法の現状
第03回 子どもの人権・権利の歴史と発展
第04回 生徒の人権・権利(1)校則
第05回 生徒の人権・権利(2)懲戒と体罰
第06回 生徒の人権・権利(3)出席停止
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第07回 教師の人権・権利の理解
第08回 父母の人権・権利の理解
第09回 子どもの権利条約の思想と内容
第10回 学校教育と子どもの権利条約
第11回 学校教育と児童福祉法
第12回 学校と児童福祉施設
第13回 学校教育と尐年法
第14回 学校と関係機関
第15回 まとめ
定期試験
<教科書・参考書>
資料を配付します。テーマを深める参考図書も紹介します。
<評価方法>
報告、出席、レポートを総合して判断します。
<履修上の注意>
報告者はレジュメを用意ください。
教育方法学特論
池内 耕作
教育方法モデルの比較検討
<授業内容・ねらい>
【目的】
古今東西で考案され実践されてきた数々の教育方法モデルのうち、この授業で取り上げる代表的なものについて、その理
念の骨子を含めて説明することができる。
【方法】
前半は日本の教育の動きを教育方法の観点から鳥瞰していきます。これを踏まえて後半では、現代趨勢を極めつつある著
名な教育方法論のうちのいくつかを取り上げて詳説します。終盤では教育方法の原点として扱うべき問題についてソクラ
テスとプラトンの思想に立ち戻って再考します。
<授業計画>
【第01回】学びの入口:教養か? 実学か?
【第02回】日本のこども-「生きる力」の実情
【第03回】日本の教育改革①-新右派の台頭
【第04回】日本の教育改革②-旧・教育基本法
【第05回】日本の教育改革③-現・教育基本法
【第06回】日本の教育改革④-指導要領変遷
【第07回】日本の教育改革⑤-現・指導要領
【第08回】シュタイナーとヴァルドルフ教育 ①理論編
【第09回】シュタイナーとヴァルドルフ教育 ②実践編
【第10回】モンテッソーリ・メソッド
【第11回】陰山英男と土堂小メソッド ①理論編
【第12回】陰山英男と土堂小メソッド ②実践編
【第13回】楽器作りと合奏の教育 ①理論編
【第14回】楽器作りと合奏の教育 ②実践編
【第15回】人間は万物の尺度か? - ソクラテスに立ち戻る
<教科書・参考書>
授業で使用する資料はすべて配付します。
自習することが望ましい文献等については適宜紹介します。
<評価方法>
出席状況と期末レポートの2点により評価します。
<履修上の注意>
なし
- 77 -
教育方法学演習
池内 耕作
教育方法にかかわる調査発表と討論
<授業内容・ねらい>
【目的】
自身が最も強く関心を抱いている現代の教育諸問題について、その実態と要因を見極め、解決に資する教育方法を発見・
考案し、根拠となる資料を用いて発表することができる。
【方法】
受講者全員が同数回発表することを原則とし、オリエンテーション時に各受講者の発表日を決定します。発表資料の作成
については適宜指導します。毎回の授業では、発表者の資料に基づいて全員で討論を行ないます。
<授業計画>
【第01回】オリエンテーション:この授業の目的と概要
【第02回】発表示範(池内)と討論
【第03回~14回】発表と討論
【第15回】総評
<教科書・参考書>
なし
(推奨文献については適宜紹介します)
<評価方法>
発表資料の内容、質疑応答の能力、期末レポート、討論における貢献度、出欠状況、等により総合的に判断します。
<履修上の注意>
なし
教育学課題研究Ⅰ
池内 耕作
修士論文のテーマ・基本構成の検討
<授業内容・ねらい>
自身の興味・関心に基づいて修士論文のテーマを検討する。
修士論文の作成に向けて、その基本的な構成を検討する。
<授業計画>
毎週90分程度の時間を設け、個別面談型の指導を実施します。
<教科書・参考書>
指導と並行して指示します。
<評価方法>
学期末に中間報告論文の提出を求めます。
指導した内容の反映度に応じて評価を決定します。
<履修上の注意>
必ず、修士論文を提出しようとするセメスター(通常は2年次後期)の3セメスター前(通常は1年次前期)までに履修し
て下さい。
教育学課題研究Ⅱ
池内 耕作
修士論文のテーマ・基本構成の確定
<授業内容・ねらい>
自身の興味・関心に基づいて修士論文のテーマを確定する。
修士論文の作成に向けて、その基本的な構成を確定する。
<授業計画>
毎週90分程度の時間を設け、個別面談型の指導を実施します。
<教科書・参考書>
指導と並行して指示します。
<評価方法>
学期末に修士論文初稿の提出を求めます。
- 78 -
指導した内容の反映度に応じて評価を決定します。
<履修上の注意>
必ず、修士論文を提出しようとするセメスター(通常は2年次後期)の2セメスター前(通常は1年次後期)までに履修し
て下さい。
学校カウンセリング特論
三澤 文紀
学校カウンセリングの特徴を理解する
<授業内容・ねらい>
【概要】 医療や専門機関でのカウンセリングと比較したとき、学校カウンセリングには多くの異なった点があります。
この授業では、学校におけるカウンセリングの特殊性と基礎知識について学びます。
【目的】 受講者の皆さんがこの授業に積極的に参加することで、学校カウンセリングの特殊性を理解でき、学校でのカ
ウンセリング活動の基本を理解できるようになることが、この授業の目的です。
【方法】 为に教科書を基に講義を行い、適宜質疑応答の時間を設けます。受講者に教科書の要約と発表を求めます。
<授業計画>
【第1回】 オリエンテーション
【第2回】 学校カウンセリングの基礎知識
【第3~5回】 学校心理臨床とは
【第6~7回】 学校心理臨床における見立て
【第8~10回】 活動の流れと内容
【第11~12回】 相談構造
【第13~14回】 研修
【第15回】 まとめ
※受講者のニーズや教育効果等を踏まえ、実施順や回数の変更、またはテーマの追加等を行うことがあります。
<教科書・参考書>
【教科書】定森恭司編 2005 教師とカウンセラーのための学校心理臨床講座. 昭和堂 .
<評価方法>
要約等の課題への取り組みが50%、授業での発言の積極性が20%、最終レポート30%の割合で評価します。ただし、遅刻、
欠席、授業態度不良(特に私語)が目立つ場合、減点の対象とします。
<履修上の注意>
詳細は4月の専攻別履修ガイダンスで説明するので、必ず出席して説明をよく聞いて下さい。教科書の要約と発表を度々
求めますので注意してください。
学校カウンセリング演習
三澤 文紀
学校カウンセリングで役立つ面接方法の実際
<授業内容・ねらい>
【概要】学校カウンセリングで使うことができる技法として、今回はソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)
の面接方法や技法について実践的な理解を深めます。
【目的】受講者の皆さんが積極的に参加することで、SFAの基本的活動方法や面接方法を理解することが、この授業の目
的です。
【方法】教科書をもとに学び、具体的な事例を想定して理解を深めます。
<授業計画>
【第1回】 オリエンテーション
【第2~3回】 SFAの基礎
【第4~5回】 子どもに対するSFA
【第6~7回】 技法
【第8~9回】 目標設定と達成の支援
【第10回】 子どもの言葉
【第11~13回】 配慮を要する子ども
【第14回】 面接者の態度
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【第15回】 総まとめ
※受講者のニーズや教育効果等を踏まえ、実施順や回数の変更、またはテーマの追加等を行うことがあります。
<教科書・参考書>
【教科書】インスー・キム・バーグ, テレサ・スタイナー著/長谷川啓三監訳 2005 子どもたちとのソリューション・
ワーク.
金剛出版.
<評価方法>
要約等の課題への取り組みが50%、授業での発言の積極性が20%、最終レポート30%の割合で評価します。ただし、遅刻、
欠席、授業態度不良(特に私語)が目立つ場合、減点の対象とします。
<履修上の注意>
要約課題等を提出することや、授業中に意見を述べあうことが多い科目であることを理解した上で受講してください。詳
細は4月の専攻別履修ガイダンスで説明するので、必ず出席して説明をよく聞いて下さい。
カウンセリング演習
櫻井 由美子
クライエントとの関係形成についての方法と課題
<授業内容・ねらい>
心理臨床においては、クライエントとの関係を築く力、クライエントを見立てる力と自己理解を深めることが必須です。
この授業では、体験学習やディスカッションをとおして、これらの力を養うことを目的とします。
<授業計画>
第1回 オリエンテーション
第2回~第4回 表現療法の体験と学習
第5回~第7回 クライエントをどう理解するか
第8回~第10回 クライエントとどう関わるか
第11回・第12回 クライエントにどうこたえるか
第13回・第14回 カウンセラーとしての自分をどう理解するか
第15回 まとめ
(順番は前後することがあります。)
<教科書・参考書>
福山 清蔵 2006 「独習」入門カウンセリングワークブック 金子書房(3240円)
<評価方法>
学期末レポート、授業への貢献度、出席状況から総合的に評価します。
<履修上の注意>
履修条件は特にありません。
対人援助に関わるうえでの自分自身の関心や問題意識について深く考えたうえで、授業に臨んでください。
カウンセリング実習Ⅰ
鈴木 研二
心理療法家の養成
<授業内容・ねらい>
[目的]クライアントとの実際のつき合い方について、理論的・体験的に学ぶ場です。
[方法]臨床経験をもつための基礎的訓練(ロール-プレイング等)を含みます。実質3~5年かかるので、半年間では
その一端をかじるくらい、でしょうか。
<授業計画>
日立・水戸地域の臨床家と合同の研究会方式で行います。
<教科書・参考書>
必要に応じて紹介します。
<評価方法>
平常点(発言、参加姿勢)&(レポート)
<履修上の注意>
17:15~19:30くらいまでかかります。
- 80 -
カウンセリング実習Ⅱ
鈴木 研二
心理療法家の養成
<授業内容・ねらい>
[目的]クライアントとの実際のつき合い方について、理論的・体験的に学ぶ場です。
[方法]臨床経験をもつための基礎的訓練(ロール-プレイング等)を含みます。実質3~5年かかるので、半年間では
その一端をかじるくらい、でしょうか。
<授業計画>
日立・水戸地域の臨床家と合同の研究会方式で行います。
<教科書・参考書>
必要に応じて紹介します。
<評価方法>
平常点(発言、参加姿勢)&(レポート)
<履修上の注意>
17:15~19:30くらいまでかかります。
臨床教育課題研究Ⅰa
鈴木 研二
深層心理学研究
<授業内容・ねらい>
[目的] 面白い研究をし、それを論文で表現する能力を養う。
[方法] 学生諸君の自由な発想を最大限尊重し、発表してもらい、討論する。そして、論文制作、コメント。
<授業計画>
臨床教育課題研究 I・II を通じて、①~⑤の作業をゼミ形式で、あるいは個別に行う。進み具合によって個人個人異な
るが、 Iでは①②③あたりが中心になり、II では③④⑤が为になる。
① テーマの発掘
② 研究構想/方法論
③ 研究
④ 論文制作
⑤ コメント
<教科書・参考書>
特になし
<評価方法>
発表/発言/論文
<履修上の注意>
土曜日。10時から12時半まで。ぼくの専門とする領域は、心理療法論、深層心理学、トランスパーソナル心理学です。
臨床教育課題研究Ⅰb
三澤 文紀
修士論文に向けた準備
<授業内容・ねらい>
【目的】修士論文に向けた様々な準備活動を行います。
【方法】授業では、進捗状況の報告や全体への指導を行います。また、個別の指導も適宜行います。
<授業計画>
テーマの仮設定と先行研究の展望を求めながら、テーマを確定するための指導を行います。さらに、先行研究の展望を継
続して求めながら、調査や実験の計画を立案します。
<教科書・参考書>
適宜、紹介します。
<評価方法>
修士論文に向けた進捗状況について、総合的に判断します。
<履修上の注意>
履修登録前に、担当者との充分な打ち合わせが必要です。
- 81 -
臨床教育課題研究Ⅱa
鈴木 研二
深層心理学研究
<授業内容・ねらい>
[目的] 面白い研究をし、それを論文で表現する能力を養う。
[方法] 学生諸君の自由な発想を最大限尊重し、発表してもらい、討論する。そして、論文制作、コメント。
<授業計画>
臨床教育課題研究 I・II を通じて、①~⑤の作業をゼミ形式で、あるいは個別に行う。進み具合によって個人個人異な
るが、 Iでは①②③あたりが中心になり、II では③④⑤が为になる。
① テーマの発掘
② 研究構想/方法論
③ 研究
④ 論文制作
⑤ コメント
<教科書・参考書>
特になし
<評価方法>
発表/発言/論文
<履修上の注意>
土曜日。10時から12時半まで。ぼくの専門とする領域は、心理療法論、深層心理学、トランスパーソナル心理学です。
臨床教育課題研究Ⅱb
三澤 文紀
修士論文のための研究デザインの具体化
<授業内容・ねらい>
【目的】修士論文完成に向けて、研究デザインを具体化します。
【方法】授業では、進捗状況の報告や全体への指導を行います。また、個別の指導も適宜行います。
<授業計画>
テーマを確定するための指導を行います。さらに、先行研究の展望を継続して求めながら、調査や実験の計画の具体的方
法を検討します。終盤では、修士論文完成に向けた研究デザインのまとめ(発表)を準備します。
<教科書・参考書>
適宜、紹介します。
<評価方法>
修士論文に向けた進捗状況について、総合的に判断します。
<履修上の注意>
履修登録前に、担当者との充分な打ち合わせが必要です。
教授学習心理学特論
伏見 陽児
教科学習の心理学
<授業内容・ねらい>
【目的】
教科学習に密接に関わる教授学習心理学的な実験研究を取り上げる中で,そこでは何が問題とされ,その解明に向かって
どのような実験計画が立てられ,どのような結果が得られたのかを知り,授業づくりに活かせる情報を得る。あわせて教
育心理学における実験的なものの考え方の一端を知る。
【方法】
『教育心理学研究』
『科学教育』
『読書科学』等の学会誌に掲載された講義担当者の論文を,毎回1つ取り上げて紹介し,
適宜質問や討議の時間を設けて理解を深め,小レポートを書く。
<授業計画>
01.講義のねらいと進め方
02.文学作品の読み誤りとその修正(ごんぎつね)
03.工作的表現の有効性(光合成の学習)
- 82 -
04.科学読み物の理解と予想活動(惑星風の学習)
05.提示事例の違いと概念の学習(図形概念)
06.提示事例の配列順序の違いと概念の学習(図形概念)
07.法則の学習順序と学習内容の構造化(通電性と磁性の学習)
08.再話民話の受けとめと挿絵(おおきなかぶ)
09.学習内容の関連付けの効果(気体の溶解度と海流)
10.教材の劇化効果(重さの保存)
11.ルール適用を妨げる「事例範囲の誤った解釈」
12.異種定式化説(金属概念,家畜概念)
13.提示事例の配列順序(金属概念,家畜概念)
14.まとめと振り返り1(討議1)
15.まとめと振り返り2(討議2)
<教科書・参考書>
教科書:なし。毎回,担当者が資料を配付する。
<評価方法>
毎回提出を求める小レポート,および学期末レポートによって評価する。
<履修上の注意>
過年度履修した者の重複履修は認めない。
教授学習心理学演習
伏見 陽児
教科学習の心理学
<授業内容・ねらい>
【目的】
教科学習に密接に関わる教授学習心理学的な実験研究を取り上げる中で,そこでは何が問題とされ,その解明に向かって
どのような実験計画が立てられ,どのような結果が得られたのかを知り,授業づくりに活かせる情報を得る。あわせて教
育心理学における実験的なものの考え方の一端を知る。
【方法】
『教育心理学研究』
『教授学習心理学研究』等の学会誌に掲載された論文の中から,毎回1つの論文を取り上げて議論し,
学習を有効に進め得る要因を探っていく。
<授業計画>
01.演習のねらいと進め方
02.「小学校における製作活動」に対する小学校教師の捉え方の変容
03.情感の生起に及ぼす科学的知識の学習の影響
04.テスト得点の伸びを抑制するのは本当に誤概念なのか?
05.「小学校における製作活動」についての大学生の捉え方の変容
06.小学生の「三態変化」に関する認識変容の様相
07.描写の映像化と解釈の検証が物語文の読みに及ぼす効果
08.「レンズと像」に関するルールの適用はなぜ難しいのか
09.力の分解の誤認識が分解図の読み取りに及ぼす影響
10.教材文読解における操作活動が歴史の誤認識修正に及ぼす効果
11.種子植物の生殖ルールの適用をいかに促すか〜「花と実の類似性」教授の効果〜
12.外的操作活動による求積公式の理解の促進〜等周長変形を用いて〜
13.説明的文章の読解における道徳的読解スキーマ(MRS)活性化の文章依存性について
14.小学生の植物卖元学習における卖元間の「縦断的関連づけ」の効果
15.まとめ(討議)
<教科書・参考書>
教科書:なし。
<評価方法>
演習時での発表,および学期末レポートによって評価する。
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<履修上の注意>
過年度履修した者の重複履修は認めない。
臨床心理学特論
真鍋 守栄
臨床心理学の理論と実践を学ぶ~カウンセリングに重点を置いて~
<授業内容・ねらい>
<目的>臨床心理学の基礎を学びます。その中でも、カウンセリングの基本と思われる、ロジャース、精神分析の視点を
包括するアプローチを中心に学びます。実践によって鍛え上げられた理論的・臨床的エッセンスを学ぶことが、カウンセ
リングの実践を助けてくれます。
<方法>成田「新訂増補 精神療法の第一歩」と配布資料を講読し、議論しながら理解を深めます。
<授業計画>
01.オリエンテーション
02.面接の構造について
03.カウンセリングと心理療法について その1
04.カウンセリングと心理療法について その2
05.カウンセラーの基本的態度について その1
06.カウンセラーの基本的態度について その2
07.解釈について
08.受容の深まりについて
09.病気、障害の理解 その1 異常行動、発達障害について
10.病気、障害の理解 その2 精神病理について
11.不登校、いじめ、虐待の理解(障害や精神疾患、環境因の視点から)
12.多様なアプローチ:認知行動療法、統合的アプローチについて
13.心理査定、テストバッテリーについて
14.他の専門家、専門機関との連携について
15.まとめ
<教科書・参考書>
成田義弘「新訂増補 精神療法の第一歩」などを検討中
<評価方法>
平常点(出席、参加姿勢)&レポート
<履修上の注意>
なし
特別支援教育Ⅰ
吉井 涼
特別支援教育の理念・制度・歴史
<授業内容・ねらい>
本授業では特別支援教育について理念、制度、歴史の観点から理解することを目的としています。具体的には、特別支援
教育への制度転換の経緯と背景を整理することにより、それまでの教育とどのように違うのか、その理念及び制度は何で
あるのかを学びます。また、日本ならびに海外の障害児教育の歴史的展開と今日の国際的潮流であるインクルーシブ教育
を概観することで、特別支援教育の本質と課題について講義します
<授業計画>
1.オリエンテーション
2.障害とは何か、障害児はどこで学んでいるか
3.障害者権利条約
4.インクルーシブ教育
5.インテグレーションとインクルーシブ教育
6.諸外国のインクルーシブ教育の現状と課題
7.特別支援教育の理念−基本的な考え方
8.特殊教育から特別支援教育制度への転換とその背景
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9.特別支援教育の対象児
10.特別支援教育の教育課程と仕組み
11.特別支援教育と通常教育の関係性
12.特別支援教育における当事者と専門家の関係性
13.特殊教育の歴史(1) 盲教育、聾教育を中心に-戦前編
14.特殊教育の歴史(2) 知的障害教育を中心に-戦後編
15.インクルーシブな社会とは−日本の特別支援教育の可能性−
<教科書・参考書>
必要に応じて授業内で紹介します
<評価方法>
出席状況、提出物から総合的に評価します
<履修上の注意>
なし
特別支援教育Ⅱ
石田 隆雄
特別支援教育に関する教育実践の意味づけ
<授業内容・ねらい>
教育現場では、発達や学習のつまずきの改善に様々な教育実践が試みられている。その様々な実践がなぜ必要だったのか、
なぜ効果をもたらしたのか等を検証しながら、その実践の背景にある理由を整理して、意味づけていく。その実践の意味
づけを蓄積することで、自らの専門性を高めていく。
<授業計画>
【第01回】 本講座の目的と概要
【第02回】 特別支援教育の現状と課題
【第03回】 特別支援教育と専門性
【第04回】~【第05回】
各自の研究課題の検討、設定、研究計画
【第06回】 ~【第14回】
①研究課題に関係する研究論文、教育実践の紹介、分析、検討
②各テーマごとのまとめ
【第15回】 まとめ
<教科書・参考書>
自作プリント、資料の配付
<評価方法>
研究課題の小論文、プレゼンテーションの仕方、授業中の議論、授業後感想レポートから総合的に評価する。
<履修上の注意>
次回授業課題事前調査資料、レポート課題有り
特別支援教育Ⅲ
平田 正吾
障害児の神経心理学
<授業内容・ねらい>
特別支援教育の対象となる様々な発達障害の成因や心理特性について、特に神経心理学的観点から概観していきます。
【目的】様々な発達障害の特徴について、神経心理学的観点から理解する。
【方法】特別支援教育の対象となる発達障害は、多くの場合その原因として中枢神経系の機能不全が想定されている。こ
うした発達障害児の心理特性について理解するため、本講義では中枢神経系や神経心理学の基礎的事柄についての講義と
共に、発達障害の心理特性に対する神経心理学的理解についての講義と討論を行う。
<授業計画>
1 はじめに
2 特別支援教育と発達障害
3 中枢神経系の基礎的事柄(1)神経系の概観
- 85 -
4 中枢神経系の基礎的事柄(2)脳の概観
5 神経心理学の基礎的事柄(1)脳の機能局在
6 神経心理学の基礎的事柄(2)症状理解について
7 知的障害について(1)その定義と種類
8 知的障害について(2)その心理特性
9 知的障害について(3)関連する障害
10 自閉症スペクトラム障害(1)その定義と種類
11 自閉症スペクトラム障害(2)その心理特性
12 注意欠陥多動性障害(1)その定義と種類
13 注意欠陥多動性障害(2)その心理特性
14 障害と生命倫理
15 障害児の神経心理学理解についてのまとめ
<教科書・参考書>
教科書:特になし。講義内で資料を適宜、配布する。
参考書:講義内で適宜、紹介する。
<評価方法>
各回のコメントペーパー及び期末レポートの成績から総合的に評価する。
<履修上の注意>
事前準備学習 心理学に関する入門書を一読しておくことが望ましい。
履修条件等 教育心理学領域の講義を履修済みか履修中であることが望ましい。
心理検査法演習
平田 正吾
代表的な心理検査の概要とその実際
<授業内容・ねらい>
学校教育や心理臨床で使用される心理検査の中から代表的なものをいくつか取り上げ、講義及び演習を通して、基本的な
知識と技術の取得を目指す。
【目的】学校教育や心理臨床における心理検査の目的や実施法、その解釈や留意点について理解する。
【方法】心理検査の基礎的事柄(方法の種類や統計特性)についての講義を行った後に、代表的な心理検査(知能検査や
認知検査、人格検査など)をいくつか取り上げ、その実施法や評価・解釈についての演習を行っていく。
<授業計画>
1 はじめに
2 心理検査の基礎的事柄(1)検査法の種類
3 心理検査の基礎的事柄(2)評価の基礎的事柄
4 ビネー式知能検査(1)概要と検査の実施
5 ビネー式知能検査(2)分析と解釈
6 ウェクスラー式知能検査(1)概要と検査の実施
7 ウェクスラー式知能検査(2)分析と解釈
8 DN-CAS(1)概要と検査の実施
9 DN-CAS(2)分析と解釈
10 K-ABC2(1)概要と検査の実施
11 K-ABC2(2)分析と解釈
12 人格検査
13 質問紙法による評価
14 面接法による評価
15 心理検査についてのまとめ
<教科書・参考書>
教科書:特になし。講義内で資料を適宜、配布する。
参考書:講義内で適宜、紹介する。
<評価方法>
各回のコメントペーパー及び期末レポートの成績から総合的に評価する。
- 86 -
<履修上の注意>
事前準備学習 心理学に関する入門書を一読しておくことが望ましい。
履修条件等 教育心理学領域の講義を履修済みか履修中であることが望ましい。
児童福祉研究Ⅰ
望月 ミチ
児童や家庭に対する支援と福祉制度
<授業内容・ねらい>
尐子・高齢化の進行とともに、児童虐待の問題等子どもや家庭をとりまく問題が複雑化してきているなかで、これからの
児童福祉は、子どもを健やかに生み育てる環境づくりを重視した児童家庭福祉への転換が求められるようになってきてい
ます。そのような社会状況の変化を踏まえて、児童家庭福祉の課題や制度、実践に関する知識についての理解を深めます。
内容としては、現代社会における子どもや子育て家庭の現状、子ども家庭福祉の理念、制度、子育て支援の方法などにつ
いて講義予定です。
<授業計画>
第01回 現代社会と子ども家庭
第02回 尐子高齢化社会と子育て支援
第03回 子ども、子育てに関するニーズ
第04回 子ども家庭福祉とは
第05回 子どもの特性と発達ニーズ
第06回 子ども家庭福祉の理念
第07回 子どもの権利
第08回 日本の児童福祉の歩み
第09回 欧米の児童福祉の歩み
第10回 児童福祉の法体系
第11回 子ども家庭福祉サービス
第12回 子ども家庭福祉の財政
第13回 子ども家庭福祉を担う人々
第14回 苦情解決と権利擁護
第15回 まとめと理解度の確認
<教科書・参考書>
授業時に指示いたします
<評価方法>
出席状況および授業時の小テストや小レポート、定期試験またはレポートによって総合評価する予定です。
<履修上の注意>
学部科目卖位修得者の履修は認めない。
児童福祉研究Ⅱ
望月 ミチ
児童や家庭に対する支援と福祉制度
<授業内容・ねらい>
尐子・高齢化の進行とともに、児童虐待の問題等子どもや家庭をとりまく問題が複雑化してきているなかで、これからの
児童福祉は、子どもを健やかに生み育てる環境づくりを重視した児童家庭福祉への転換が求められるようになってきてい
ます。そのような社会状況の変化を踏まえて、児童家庭福祉の課題や制度、実践に関する知識についての理解を深めます。
内容としては、現代社会における子どもや子育て家庭の現状、子ども家庭福祉の理念、制度、子育て支援の方法などにつ
いて講義予定です。
<授業計画>
第01回 母子保健
第02回 障害児と家族への支援
第03回 児童健全育成
第04回 保育
第05回 子育て支援
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第06回 ひとり親家庭の福祉
第07回 児童の社会的養護
第08回 非行児童と支援
第09回 情緒障害児と支援
第10回 児童虐待対策
第11回 女性福祉
第12回 子ども家庭への相談援助
第13回 施設ケア
第14回 子ども家庭福祉と地域援助
第15回 まとめと理解度の確認
<教科書・参考書>
授業時に指示いたします。
<評価方法>
出席状況および授業時の小テストや小レポート、期末レポートによって総合評価する予定です。
<履修上の注意>
学部科目卖位修得者の履修は認めない。
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