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第14回全国研究発表大会
大会テーマ
ダイレクトマーケティングとチャネル革新
大会案内と参加申し込み要領
2015 年 5 月 16 日(土)
、日本ダイレクトマーケティング学会における
第 14 回目の全国研究発表大会を開催いたします。
今年度は、上智大学にて開催いたします。
今大会が研究発表の場として充実した大会になりますよう、
大会運営委員一同、余念の無いよう準備をしておりますが、
学会員の皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
2015 年 4 月
日本ダイレクトマーケティング学会 第 14 回全国研究発表大会運営委員長 新井 範子
大会概要
■開催日
2015年5月16日(土)
■会場
上智大学 四谷キャンパス 12号館 5階・2階
■スケジュール
09:30~ 受付開始
10:00~ 研究発表
12:35~ 休憩
13:45~ 基調講演
「セブン&アイHLDGS.のオムニチャネル戦略」
㈱セブン&アイHLDGS. 最高情報責任者(CIO) 鈴木康弘氏
14:50~ 特別講演
「大きく変わる流通とダイレクトマーケティング」
日本ダイレクトマーケティング学会会長 上原征彦氏
16:00~ 会員総会
17:30~ 懇親会
全国研究発表大会プログラム
研究発表は、3 つの教室で開催する予定です。各研究発表は、発表 30 分 コメント 5 分 質疑応答 5 分で行わ
れます。会場は、上智大学 四谷キャンパスの 12 号館です。
時間
10:00~10:45
第一会場(12 号館 5F 502)
第二会場(12 号館 2 階 201)
オムニチャネル時代におけるダイレク
通販向け定期顧客用 DM とコミュニケ
トマーケティングの方向性と法的課題
ーション企画
太樹法律事務所 高橋 善樹
㈱シーノ・オフィス 白神 しのぶ
第三会場(12 号館 2 階 202)
中村洋心事務所 中村 洋心
10:50~11:35
オムニチャネルで問われる
通販企業におけるデータサイエンティ
中国を中心としたダイレクトマーケティング
アクチュアル・オペレーション
スト活用方法に関する考察
成功パターンの研究
―成否はマーケティングと
㈱BLAX 岩井 信也
(有)Proto Vision 帆場 英一
オペレーションの同期化―
(有)Proto Vision 菅原 正博
㈱サプライチェーン経営研究所
市川 隆一
11:40~12:25
中国におけるオムニチャネル戦略の展
通信販売における
通信販売における
開―ネットとリアルの競争と融合の視
ロイヤルティ・プログラムの効果
債権管理と与信に関する研究
点から―
―リアル店舗との比較―
筑波大学大学院 津田 和彦
専修大学 渡辺 達朗
中村学園大学 中川 宏道
青山学院大学 小野 譲司
12:35~13:35
13:45~14:45
休 憩(理事会)
(第一会場)
【基調講演】
「セブン&アイHLDGS.のオムニチャネル戦略」
㈱セブン&アイ HLDGS.
最高情報責任者(CIO)
鈴木 康弘氏
14:50~15:50
(第一会場)
【特別講演】
「大きく変わる流通とダイレクトマーケティング」
日本ダイレクトマーケティング学会会長
上原 征彦氏
16:00~17:20
(第一会場)
17:30~19:00
(主婦会館 B2F クラルテ)
総会
懇親会
大会テーマ
ダイレクトマーケティングとチャネル革新
今回の統一論題を「ダイレクトマーケティングとチャネル革新」とさせていただきました。現在、ダイ
レクトマーケティングのみならず、実店舗の場を含め流通の場において大きな展開がみられつつあるとい
うのは、われわれの共通の認識であると思います。
たとえばスマートフォンの普及は、実際の店舗とインターネットの世界を融合させ、O2Oと呼ばれる
消費者の行動をつくりだしました。インターネットから実店舗に誘導したり、また、実店舗からインター
ネットで検索また、ショールーミングといった新たな購買行動が生まれてきたりと、消費者の行動は多様
となり、EC と実店舗での購入の間に明確な線引きができなくなってきました。このような流れをうけて
「オムニチャネル」と呼ばれる動きが加速しつつある現在、さまざまなチャネルを融合させて、あらたな
購買の経験や過程が作られつつあります。
「買い物」の概念は、新たな技術の進展と共に大きく変化し、さ
らにインターネットの世界と現実の世界を融合に従い、より複雑で多様となってきています。
このような動きがチャネルの概念を一新させ、流通、ロジスティックスも巻き込んだ新たな現象として
広がり、現在、流通の概念を大きく変換させていくターニングポイントとなっております。
今後の流通はどうなるのか、チャネルとはいったい、何を指す言葉となるのか、ダイレクトマーケティ
ングと有店舗小売業との差はどうなっていくのかなど、今までの概念や考え方を大きく変える新たな枠組
みをどうつくるのかという大きな課題に取組む場となるよう、
このようなテーマとさせていただきました。
本大会において、さまざまなディスカッションや交流が今後のダイレクトマーケティング研究に何らかの
ヒントを生み出せる場となることを願っております。
大会運営委員長
新井 範子(上智大学)
基調講演
13:45~14:45
セブン&アイ HLDGS.のオムニチャネル戦略
㈱セブン&アイ HLDGS. 最高情報責任者(CIO)
鈴木 康弘 氏
講師略歴:1987 年富士通㈱に入社、システムエンジニアとして開発業
務に従事。1995 年、富士通シンガポールに駐在し、アジアの小売業の
開発サポートに従事。1996 年、ソフトバンク㈱に入社、営業・新規事
業企画業務を担当。1999 年 8 月、㈱セブンネットショッピング設立、
代表取締役社長に就任。2014 年 3 月、セブン&アイ・ネットメディア
代表取締役社長および㈱セブン&アイ HLDGS.執行役員に就任。同年
12 月、㈱セブン&アイ HLDGS. 最高情報責任者(CIO)に就任、
現在に至る。
講演内容:私たちを取り巻く経済、社会はスピーディかつ大きく変化しています。この変化をいち早く
捉え、お客様の求めるニーズに的確にお応えする「オムニチャネル」
。国内 19,000 店舗、世界 5 万 6
千店の店舗網と独自の物流基盤、そしてコンビニ、スーパー、百貨店等、多彩な業態を擁し、世界で
も例のない流通グループの強みを最大限発揮する「セブン&アイ HLDGS.のオムニチャネル戦略」を
ご紹介します。
特別講演
14:50~15:50
大きく変わる流通とダイレクトマーケティング
日本ダイレクトマーケティング学会会長
上原 征彦 氏
講師略歴:1968 年東京大学経済学部卒業。
日本勧業銀行勤務を経て、
1970 年
(財)
流通経済研究所でマーケティングと流通の研究に従事。
1979 年、明治学院大学経済学部専任講師。同大学教授、ペンシルベ
ニア大学客員研究員を経て、2004 年明治大学大学院グローバル・ビ
ジネス研究科教授。2010 年(公財)流通経済研究所 理事長に就任。
2015 年 4 月より、昭和女子大学現代ビジネス研究所 特任教授。
講演内容:いま流通は 3 つの次元で動いている。1 つ目の次元は縦の
変化で、多くの業界で製・配・販の融合化が進んでいる。2 つ目の次元は横の変化で、異なる業界
を関連づけて新しいサービスが生み出されてきている。3 つ目の次元は製・配・販のいずれもがダ
イレクトに消費者や需要家に接していこうとする動きである。この 3 つの次元をどう取り込むかが
新しいビジネスモデルを生み出していく。こうしたビジネスモデルを開発できるダイレクトマーケ
ティングが新時代をリードしていくことになる。
【
(*)印が当日発表者となります。
】
研究発表
第一会場
10:00~10:45
オムニチャネル時代におけるダイレクトマーケティングの方向性と法的課題
発表者
太樹法律事務所 高橋 善樹(*)
中村洋心事務所 中村 洋心(*)
コメンテーター:東洋大学 疋田 聰
今日のダイレクトマーケティングは、
「通販」という流通・販売の手段としてとらえていた段階から新たなス
テージに突入したといえる。それは、マスマーケティングの逆襲により起こったチャネル革新である。その代表
が、オムニチャネルである。本発表はオムニチャネル時代におけるダイレクトマーケティングの方向性を示すこ
とと、オムニチャネルを展開するに際して課題となる法的課題を抽出し、法律の整備や規制の緩和を立法過程に
求めていくことを目指した研究である。
第一会場
10:50~11:35
オムニチャネルで問われるアクチュアル・オペレーション
―成否はマーケティングとオペレーションの同期化―
発表者
㈱サプライチェーン経営研究所 市川 隆一(*)
コメンテーター:明治大学専門職大学院 橋本 雅隆
オムニチャネル化は、店舗と通販の連結ではなく、利便性の高い「複合チャネルプラットホーム」と「公共的
な宅配プラットホーム」の構築が必要。そのためには、商品を認知から実際に購買に至るまでのマーケティング
空間と、消費者が商品を購入し受け取るまでの販売オペレーション空間の同期化が必須。また、
「多様なチャネ
ルで生じるオペレーション費用を負担すべきはその利用者である」ということの再認識と消費者への啓蒙が必要。
第一会場
11:40~12:25
中国におけるオムニチャネル戦略の展開
―ネットとリアルの競争と融合の視点から―
発表者
専修大学 渡辺 達朗(*)
コメンテーター:青山学院大学 三村 優美子
中国ではリアル小売企業が発展途上にある中で、ネット社会への突入やネット人口の急速な増加によるネット
小売販売に対する需要の爆発的な拡大によって、ネット小売企業が劇的な成長を見せている。それに対抗してリ
アル小売企業は、自らネット事業に乗り出すところが少なくない。このようにネット小売とリアル小売は、直接
的な競争関係にある一方で、相互のビジネスモデルを融合させて O2O/オムニチャネル(全渠道)戦略を展開
している。本報告では、直近の動向を踏まえて今後の方向を展望するとともに、その理論的意味について考察す
る。
第二会場
10:00~10:45
通販向け定期顧客用 DM とコミュニケーション企画
発表者
㈱シーノ・オフィス 白神 しのぶ(*)
コメンテーター:東洋大学 長島 広太
「コミュニケーション」を永遠テーマとして、 主に企業の通販事業用の紙面ツールを通して「捨てられない媒
体」を目標に 研究を行ってきました。 そこには、「企業」対「顧客」との繋がり、また「シニア世代」の場合 、
「友人」だけでなく 「お孫さん」と過ごす良き「コミュニケーション」も 描きながらの「媒体」の企画と製作
です。
この研究は、
「商品を売る」ための媒体に加え、
「心」までも満たす媒体の研究の報告となります。
第二会場
10:50~11:35
通販企業におけるデータサイエンティスト活用方法に関する考察
発表者
㈱BLAX 岩井 信也(*)
コメンテーター:日本ユニシス㈱ 松田 芳雄
ビッグデータ時代のプロフェッショナル職として、
「データサイエンティスト」が注目を浴びるようになって
数年経つ。もともと通販企業は顧客リストを活用したデータベース・マーケティングを行ってきた経験があり、
複数チャネルを前提とした顧客コミュニケーションの再設計など長年の課題も多い。
そこで本研究は、通販企業におけるデータサイエンティスト活用について、その意義、活用のための要件、効果
などを海外・国内先進事例なども参考に考察し、提言するものである。
第二会場
11:40~12:25
通信販売におけるロイヤルティ・プログラムの効果
―リアル店舗との比較―
発表者
中村学園大学 中川 宏道(*)
青山学院大学 小野 譲司(*)
コメンテーター:関西大学 陶山 計介
ロイヤルティ・プログラムが顧客の満足度および態度的ロイヤルティに与える影響に焦点を当てて、通信販売
とリアル店舗における比較をおこなうことを目的とする。本研究の問題意識は、顧客満足の原因の先行要因(知
覚品質や知覚価値など)と顧客満足の結果要因(ロイヤルティなど)を含む包括的なモデルにおいて、ロイヤル
ティ・プログラムがどのような役割を果たしているのかを明らかにすることである。本分析によって、満足度が
ロイヤルティに与える影響の度合いやスイッチング・コストの水準に対して、ロイヤルティ・プログラムはどの
ような役割を果たすのか、その役割は通信販売およびリアル店舗によって違うのか、などが明らかにされる。
第三会場
10:50~11:35
中国を中心としたダイレクトマーケティング成功パターンの研究
発表者
Proto Vision 帆場 英一(*)
Proto Vision 菅原 正博(*)
コメンテーター:首都大学東京 小泉 徹
2013 年-2014 年度の 2 年間にわたって、
「中国および東アジアを対象にしたダイレクトマーケティング成功
パターンの研究」というプロジェクト研究を実施。1 年目の中間報告段階では、中国消費者の把握とそのターゲ
ットにマッチした戦略的マーケティングの体系化を提案した。最終年度の研究成果として、1.中国消費者との信
頼性形成の向上、2.ヒット商品作り、3.中国 EC におけるトリプルメディア、この 3 点が勝ちパターンであり、
中国消費者の「継続客」
「優良客」を増加させるダイレクトマーケティングに重点を置いた研究発表を行う。
第三会場
11:40~12:25
通信販売における債権権利と与信に関する研究
発表者
筑波大学大学院 津田 和彦(*)
筑波大学大学院 東 弘樹
コメンテーター:早稲田大学 木村 達也
対面販売でない通販では、商売の基本である品物やサービスなどを提供し、代金を回収する行為にタイムラグ
が生じる。
特に日本の通販の特徴である後払いでは、
このリスクの多くを通販企業が担う事になる。
本研究では、
債権の回収における特徴分析を実施した。その結果を用いた効率的に債権を回収するための手順について提案す
る。さらには、
「債権を発生させない」ための手段として注文情報に対する与信方法について議論する。
※コメンテーターは変更することがあります。
参加申し込み方法
■参加ご希望の方は、必ず以下のいずれかの方法でお申込ください。 (当日参加はできません)
1.ホームページより (http://www.dm-gakkai.jp/taikaiform.html)
2.FAXより
(添付の申込用紙にご記入の上、FAX:03-5651-1199 にお送りください。
)
上記いずれかの方法にて、必要事項をすべてご記入いただき、お申込ください。
■参加費
大会参加費
DM学会正会員・賛助会員:5,000 円
特別会員(学生会員)
:2,500 円
一般:6,000 円(早期割引は 5,000 円)
※一般の方は、5 月 1 日(金)までにお振込いただければ、早期割引として 5,000 円となります。
懇親会参加費
正会員・賛助会員・特別会員:4,000 円、 一般:5,000 円
申込/振込締切日: 5月11日(月)必着
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担ください。
)
※いったん振り込まれた大会参加費・懇親会費等は返金できません。
※大会当日の現金によるお支払いはご遠慮ください。
【振込先】 みずほ銀行 新橋支店 口座:普通 1762650
口座名:日本ダイレクトマーケティング学会
※ HP からの送信データの受領を持ちまして申込み受付とし、参加票等はお送り致しません。なお、当
日欠席された場合は返金できません。また、未納で当日キャンセルの場合は、会費・懇親会費等をご請求
させて頂く場合があります。
主催・お問い合わせ先
日本ダイレクトマーケティング学会事務局
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町 3-2 リブラビル 2F
TEL. 03-5645-2400 FAX. 03-5651-1199
e-mail : [email protected]
URL : http://www.dm-gakkai.jp
アクセスマップ
上智大学 四ツ谷キャンパス
東京都千代田区紀尾井町 7-1
●JR 中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ツ谷駅 麹町口・赤坂口より徒歩 5 分
会場:12号館(受付は5階)
※北門入ってすぐ右手の建物
FAX番号 03-5651-1199
日本ダイレクトマーケティング学会
第14回全国研究発表大会 参加申込書
申し込み日
月
日
社 名
TEL.
氏 名
メールアドレス
懇親会(どちらかに○)
受講者名
参加
不参加
参加
不参加
参加
不参加
参加
不参加
参加
不参加
参加費の振込予定日:
月
◆大会参加費
DM 学会正会員・賛助会員: 5,000 円、特別会員(学生会員):2,500 円、一般:6,000 円(早期割引は 5,000 円)
※一般の方は、5 月 1 日(金)までにお振込いただければ、早期割引として 5,000 円となります。
◆懇親会参加費
DM 学会正会員・賛助会員・特別会員:4,000 円、一般:5,000 円
◆申込方法:
上記の申込書にご記入の上、FAX にてお送りください。HP でも受け付けております。
*参加費は下記の指定口座まで必ず5/11(月)までにお振込ください。
みずほ銀行 新橋支店 (普)1 7 6 2 6 5 0
口座名:日本ダイレクトマーケティング学会(ニホンダイレクトマーケティングガッカイ)
※ 振り込み手数料はご負担ください。
※ 一度お振込いただいた参加費は返金できませんのでご了承ください。
※ FAXまたはe-メールの到着を持ちましてお申込みとさせていただき、受講票等の送付はいたしませんので、当日そのまま
会場にお越しください。(定員に達し、ご参加いただけない方については、こちらからご連絡させていただきます。)
*当日参加はできませんので、必ず事前にお申込、ご入金ください。
お申し込み・お問い合わせ先
日本ダイレクトマーケティング学会事務局 東京都中央区日本橋小舟町 3-2 リブラビル 2F
TEL.03-5645-2400 FAX.03-5651-1199 e-mail: [email protected]