第9回産婦人科サマースクール詳細案内( 391KB)

第 9 回産婦人科サマースクール
会期:2015 年 8 月 1 日(土)12 時集合~2 日(日)13 時解散予定
場所:長野県 美ヶ原温泉「ホテル翔峰」
http://www.hotel-shoho.jp/
〒390-0221
長野県松本市大字里山辺 527 TEL:0263-38-7711(代)
募集人数:医学部学生(5・6 年生)100 名/初期研修医(1・2 年め)200 名
参加費:医学部学生 5,000 円/初期研修医
10,000 円
(受講料・宿泊費ならびに 1 日目夕食から 2 日目昼食までの食費込)
☆主な講義内容ならびに講師(プログラムの都合上変更になる場合がありますので、ご了承下さい。)
●産
科:・超音波指導医・周産期専門医の指導による最新の超音波機器・超音波シミュレーター体験
・産科救急/ CTG(CardioTocoGram:胎児心拍陣痛図)/ NCPR(新生児蘇生) / 分娩介助
池田智明(三重大学)
、菊池昭彦(岩手医科大学)
、齋藤 滋(富山大学)他
●内視鏡:・内視鏡技術認定医師による内視鏡手術体験
西井
修(帝京大学)
、大石
元(国立国際医療センター)、北出 真理(順天堂大学)、
甲賀かをり (東京大学)、齊藤寿一郎(順天堂大学)、袖本武男(関東労災病院)、
中林
稔(愛育病院)
、原田 竜也(東京医科歯科大学)
、藤本 晃久(三楽病院)、
丸山 正統(丸山記念病院)
、百枝 幹雄(聖路加国際病院)
●腫
瘍:・婦人科腫瘍専門医による診断から手術を行う模擬体験
大道正英(大阪医科大学)
、塩沢丹里(信州大学)、寺井義人(大阪医科大)
、
永瀬 智(山形大学)
、宮城悦子(横浜市立大学)、棟方 哲(市立堺病院)、
八重樫伸生(東北大学)他
☆アドバンスコース(通常プログラム終了後に希望者に指導します。一部、申し込み順定員に達し次第受付を中止
するコースもありますので、参加希望の方は参加申し込みの際にあわせてお申し込み下さい。)
事前申し込みが必要なコース
●顕微授精:マウスの卵を使用して実際に顕微授精の体験ができます。
定員 60 名
講師:平田
修司(山梨大学)他
●ダヴィンチ操作演習(医学部学生を優先)
定員 45 名
●腹腔鏡・ダヴィンチシュミレーター(初期研修医)
定員 20 名
講師:井坂 惠一(東京医科大学)他
腫瘍分野講師・若手委員
そのほか各分野のブースで事前申し込みがなくても参加できる実技コースを準備しています。
☆2 日目選択受講コース(第 1 希望から第 3 希望を必ず選択して下さい)
●児頭の回旋/吸引分娩への対応:80 名
・児頭の回旋(講義担当:山梨大学 平田修司)
Williams 等の米国の教科書や論文を読んでいると、児頭の回旋について、OA とか OP という用語が出てき
ます。O は occiput、A は anterior、P は posterior なので、OA = 前方後頭位、OP = 後方前頭位と考えて
しまいます (この和訳は間違いです、念のため)。では「標準的な」反屈位分娩である前方前頭位はどこに書いて
あるのかな、と思って FA (front anterior、こんな用語はありませんのでご注意ください) を探してもどこにも
出てきません。これは、わが国 (由来は独国) の児頭の回旋の表現の方法と英米の方法とが本質的に異なるため
に生じていることです。本講義では、これら独日式と英米式の表現方法を対比しながら、児頭の回旋について概
説します。前記したような疑問をお持ちの研修医・学生の皆さんの参加をお待ちしています。
・吸引分娩(講義担当:山梨大学 深澤宏子、実習担当:小グループ毎に1名の ALSO インストラクター)
吸引分娩は急速遂娩術の1つであり、産婦人科医にとって必須の手技です。吸引分娩は児頭を吸引器で牽引す
るものですが、
「ただ引っ張ればよい」というものではなく、いくつかの安全原則を遵守しないと、胎児ならび
に母体に重大な合併症を引き起こしてしまう可能性がある侵襲的な手術手技です。本実習では、産科救命救急の
トレーニングコースの1つである「ALSO プロバイダーコース」の内容に準拠して、骨盤模型と胎児マネキン、
臨床で用いる吸引器等を用いて、5名程度の小グループに分かれて、安全な吸引分娩の方法を会得していただき
ます。産科手術手技に興味のある研修医・学生の参加をお勧めします。なお、限られた時間で効率のよい実習を
行うために、この実習への参加者には、指定された教材を予習して必要事項を暗記してくることを求めます (プ
レテストにて基準点未満の場合、実習に参加できません)。予習教材の視聴方法は、申し込みいただいた方にメー
ルにて連絡します。
なお、上記の「児頭の回旋」と「吸引分娩」はセットで実施しますので、どちらか一方のみの参加はできませ
ん。
●NCPR:60 名
●CTG の読み方:50 名
●産科救命トレーニング(京都方式):50 名
●婦人科手術体験(腹腔鏡・ダヴィンチシュミレーターおよびエネルギーデバイスを用いて):60 名
☆若手医師企画
参加者の皆様に近い年齢の若手医師が参加者の目線に立って企画を練っています。
産婦人科のお薦めポイント!!だけではなくて、生の声をお伝えしたいと思います。おいしい話は聞きあき
ましたか?でも、苦労の先のちょっといい話も聞けるかもしれません。
☆自由討論会/全国各地からのお酒やおつまみ準備しています・・・ノンアルコールもあります。
講義の後のお楽しみです。講義で疲れて、温泉に入ったらもう動きたくない・・・気持ちはわかりますが、
参加者同士の友情やいつもは近寄りがたい教授や先輩医師の意外な一面を見つけていただけるかもしれま
せん。普段接する機会のない別の施設の先生のお話が魅力的だったり、新しい出会いと発見をして下さい。