学校名 いわき市立中央台南中学校(福島県)H26 年 全校生徒数 502名(男子257名 女子245名) 地域の指導者による授業で、生徒の意 種目等 ダンス(現代的なリズムのダンス) (本事例に係る問合せ先) 欲と教員の指導力を高めた実践例 1 電話番号 0246(95)0711 メールアドレス [email protected] 研究のねらい (1)学習指導要領の改訂に伴いダンスが必修となったため、専門的な技能を有する地域スポーツ人材 をダンスの授業に招聘し、保健体育科の教員と連携をしながらダンス授業の充実を図る。 (2)ダンスの指導経験が浅い教員が、豊富な指導経験を有する外部スポーツ人材と連携して、授業を 進めることで、ダンスの指導力を高める。 2 研究の取組体制 (1)武道等指導推進委員会を設置し、人材リストに基づき外部スポーツ人材を派遣するとともに、学 校と連携した授業の在り方について事業成果の検証等を行う。 (2)外部スポーツ人材と学校関係者との連絡協議会を設置し、派遣開始前に生徒の実態及び授業構想 について、密な情報交換をするとともに、授業実施前後で体育担当者と打ち合わせを行うなど、 授業の充実と安全確保に努める。 3 研究の概要 (1)地域の指導者の協力を得た学習指導の推進 ダンス指導経験が浅いため、地域に在住する指導者を講師として派遣していただけるよう市教育 委員会に申し出た。その結果、地域スポーツ人材活用実践支援事業として日本体育協会公認スポー ツ指導者であるダンス講師を招くことができた。 (2)具体的な取組内容・方法、取組を進める上での工夫点等 2クラス合同の授業となるため、地域の指導者1名、教師2名となる。地域の指導者が主に授業 を展開させ、教師2名はサポート役となり、巡視しながら個別にアドバイスをするTT形式で授業 を進めた。それにより、生徒全員が基本的なステップを覚えられるような指導が進められた。 (3)生徒の安全を確保するために配慮・工夫した点 準備体操をラジオ体操の曲に合わせて行いさらに現代的な曲に合わせてストレッチングなどを 行った。また、整理運動も行い怪我の防止に努めた。 ○事業成果と今後の課題 1 動きのポイントの指導を受けることで、教師と生徒ともにスムーズな動作の理解を深めることが できた。TT形式で授業を展開し、講師が主となり教師はサポート役として巡視指導を行うことで 安全面に配慮することができた。 2 初めは恥ずかしがって体を動かさなかった生徒も、指導者の指示と音楽に合わせて体を動かすこ との楽しさを味合うことができ、徐々に自ら進んで踊るようになった。 3 今後の課題として生徒の健康状態を把握するために、授業開始時の健康観察の他、養護教諭及び 学級担任の協力を得て朝の学級活動で行われる健康観察の情報などを提供するようにしたい。 【様式1】2ページ目 ○ 研究内容 【基本的な動きの指導】 【グループ発表】 からだの動かし方についての全体指導 互いに鑑賞し、次への意欲付けを図る 【ガイダンス学習カード】 【自己評価カード】 学習内容の確認と目標の設定 取り組みに対する反省と進行状況の確認 【ダンスの授業の感想】(平成26年度地域スポーツ人材活用実践事業アンケートから) 関心・意欲の向上と技能や体力について 生徒 502名 〔ア:思う イ:思わない ウ:どちらとも言えない〕 【成果と課題】 からだを動かす楽しさから本格的なダンスに向けて 上記のアンケート結果からも見て取れるように、生徒のダンスに対する興味関心の高まりや満足度も高かった。技能の向上に関 しては、高まったと思う生徒は比較的少なく、発表などでの高まりの実感は期待するほどではなかった。練習を重ねることで技能 向上につなげたい。保健体育科教師においても、指導経験の豊富な講師からダンス指導についてのノウハウを学ぶことができたの で今後の指導に生かしていきたい。また、地域の指導者と連携を図り、さらにダンスの授業の充実を図りたい。
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