第1回東海MRI技術研究会 開催report GWを間近に控えた快晴の日曜日、日本一あつい 名古屋の地で第1回東海MRI技術研究会が開催 されました。装置メーカーの垣根を越え、98名の 参加者の方が集まりました。 日時 会場 平成27年4月26日(日) 14時半~17時半 吹上ホール 4F 第7会議室 ―プログラム― 総合司会 藤田保健衛生大学病院 福場 崇 【特別講演】 「The MRIとその仲間たち」 名古屋市立大学病院 笠井 治昌先生 【技術講演】 「“A”の意思-頭部MRAのいろは-」 岐阜県立多治見病院 西尾 広明先生 【基礎講演】 「魅惑のMRI-魔法のテクニック集-」名古屋大学医学部附属病院 加藤 裕先生 総合司会 藤田保大の福場先生 会場風景 「The MRIとその仲間たち」 名古屋市立大学病院 笠井 治昌先生 この地方では数少ない上級専門技術者である笠井 先生からは、MRIの歴史、名市大病院の代々の 装置紹介や東海地方での研究仲間、自身の研究 等の話を惜しみなく、その独特の語り口調でご講演 頂きました。先生ご自身はあまり研究は好きでは ないものの、困った時には周りをみれば誰か助けて くれる仲間がいるというメッセージ性にあふれたご講 演でした。 「“A”の意思-頭部MRAのいろは-」 岐阜県立多治見病院 西尾 広明先生 MRAが大好きな西尾先生は、その独自の視点から TOFを中心にご講演頂きました。偽画像を作るため のパラメーター設定という一風変わった視点の講演で、 偽狭窄、偽閉塞、中抜けはパラメーター次第で作る事 ができる。日常業務ではその反対の設定をする必 要があるという内容でした。また、TOFの原理が理 解できれば、PC法やASL法も簡単に理解ができる という、まさに「い・ろ・は」を教えて頂きました。 「魅惑のMRI-魔法のテクニック集-」 名古屋大学医学部附属病院 加藤 裕先生 様々な環境でMRIに携わってきた加藤先生からは、 原理が解らなくてもすぐに使えるテクニックを紹介 頂きました。パラメーターやシーケンスを少し変えるだけで 検査の質を格段に上げる事ができ、診断結果すら 変えてしまう。そこがMRIの魅力であり、大切なのは きれいな画像ではなく、価値のある画像だと熱弁され、 魅力的だがしっかり勉強しないと装置に惑わされて しまう、「魅惑」の装置だとまとめられていました。
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