平成 27 年度 静岡県立中央図書館の理念と運営方針 1 基本方針 県立

平成 27 年度 静岡県立中央図書館の理念と運営方針
1 基本方針
県立中央図書館は「県民の生涯学習の拠点として図書館、市町立図書館のための
図書館及び資料情報センターとしての図書館」として、県民の教育及び文化の向上
に寄与する。
2 理
念
利用者中心主義……県民の「調べる、考える、解決する」を支援する
・利便性の高いサービスの実施
・資料の活用推進
・地域を超えた同様のサービス展開
・県内図書館の中心としての業務運営
3 運営方針
(1) 来館者が安心して安全に利用できる環境を整備します。
(2) 専門書を中心とした資料収集と整備、レファレンス(高度な情報サービス)、貴
重資料のデジタル化、Web 関連業務などの一層の充実を図ります。
(3) 市町立図書館との連携を密にするとともに、市町立図書館を支援し、県内図書館
のリーダーとして信頼されるよう努めます。
(4) グランシップ県立図書館コーナー及び歴史文化情報センターが本館と連携して
それぞれの役割を果たすことができるよう努めます。
(5) 文化センター機能の一層の向上(施設全体の利用推進と情報の発信)を目指す
とともに各教育文化関係施設等との連携を図ります。
(6) 「読書県しずおか」の一翼を担い、読書活動の推進に努めます。
4 重点取組
(1) 創立 90 周年記念事業及び徳川家康顕彰 400 年記念事業と連携した事業の開催
・「ふじのくにブックレクチャー」
、「社会人講座(大人のたしなみセミナー)
」など
大人の読書推進事業をそれぞれの冠をつけて実施します。
(2) 図書館電算システムの円滑な更新
・新システムを活用し、サービスのさらなる向上を図ります。
(3) 地域資料等のデジタル化
・地域資料等(特に市町の地域資料)のデジタル化を推進します。
・新システムにおけるデジタルライブラリーの在り方を検討します。
(4)市町立図書館との役割分担を考慮した専門書を中心とする資料収集
・増額された資料費予算を有効に執行し、計画的な資料収集に努めます。
・富士山及び徳川家関連の資料の充実を図ります。
・資料に基づくレファレンスの一層の充実を図るとともにオンラインデータベース
の活用を推進します。
・「健康医療情報コーナー」の一層の活用のため、
「まちの保健室」の継続、医療オ
ンラインデータベースの活用推進を図ります。
(5) 市町図書館受取サービスの試行実施
・インターネット予約貸出において県内の市町立図書館等を受取館とし、各地域で
当館資料を利用する県民の便宜を図ります。
(6) 子ども図書研究室の活用推進
・「子ども用図書(大型絵本、紙芝居等)」の市町貸出・団体貸出を推進します。
・日曜日の親子利用を推進します。
・親子読み聞かせの会(読み聞かせネットワークとの共催)を開催します。
(7) 特色ある展示と企画の実施
・徳川関連書籍展示、浮世絵展示、県立学校との連携展示等を行います。
・夏休み子ども図書ウィーク、文化の丘フェスタ 2015(ムセイオンの連携推進)を
開催します。
・各展示や特集棚等と当館及び美術館の行事との有機的な関連を図ります。
(8) 葵レクの充実
・オンラインデータベースや健康医療情報等の各講座、新刊サロン、書庫開放等を
当館職員及び外部講師によって開催します。
(9) 書庫狭隘化への対応
・館内書庫の設置と収蔵書籍の整理を行います。
・細則レベルで除籍対象を規定して除籍規準を作成します(原則は永年保存)
。
(10) 図書館サポーター制度の試行など
・図書館サポーター要領の制定を検討するとともに幅広い分野でサポート活動が展
開されるよう努めます。
企画展広報、館内外美化、作品展示、イベントサポート、子どもの読書活動支
援等
5 数値目標
H27 目標
入館者数(人)
個人への貸出資料数(点)
市町立図書館等への貸出資料数(点)
レファレンス調査受付件数(件)
HPアクセス件数(単位:千件)
利用満足度(%)
6 予 算
(1) 管理運営費
(2) 資料充実費
(3) 「読書県しずおか」づくり総合推進事業費
(4) 書庫整備事業費
250,000
160,000
11,000
9,000
16,000
90.0
H26 実績
218,558
143,386
8,591
9,373
15,153
88.3
(単位:千円)
87,742
85,000
3,200
11,000