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6666月月月月「「「「まちの保健室」」」」
第第第第1111回回回回、、、、セミナー 「「「「訪問看護って何何何何ができるの?」
学校に保健室があるように、身近に病気の進行や薬、介護、健康について気軽に相談できるのが「まちの保
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健室」です。毎月第3水曜日、午後 時半から、みぬまハウスがまちの保健室に変身します。
「「「「独居でも老老でも家家家家でででで死死死死ねます。。。。ごごごご本人やご家族のののの意思しだいです」」」」
と、お話ししてくれたのは、「たんぽぽ訪問看護ステーション」(2014年4月堀崎町にオープン)の代
表・佐藤紀代子さんです。今年6月からみぬまハウスで始まる「まちの保健室」の総合相談を引き受けてく
れました。
以下インタビューから。
1
「自宅で看取りたいというご家族も、最近は多くなってきました。当ステーションではここ 年では4~
5人の方を看取りました。住み慣れた家の方がやすらかに亡くなられるように思えます。人間の死は自然な
ことですから。」
「看取りはご家族・医師・看護師・ヘルパー・ボランティア・ケアマネージャーなど、チームでかかわり
ます。心の準備ができていると、静に死を迎えられると思います。ご本人の希望に添えると良いですね。」
●訪問看護師と病院の看護師さんとの違いは?
「入院されて来る患者さんは、病状が悪化され、高度な治療や検査が必要とされています。身心ともに苦痛
の多い状態です。一刻でも早く病状が回復され退院できるように病院では看護するわけです。今は高度な医
療処置をしていても早く退院する事が可能です。退院後を引き継ぎ、訪問看護師がご自宅に伺って看護しま
す。
「ご自宅に訪問して看護するということは、その人らしい生活を支えるということでしょうか。専門知識の
ある看護師がサポートすることで病気や障害と上手く付き合い、よりよく生活していただきたいですね。
長
いおつき合いをさせて頂いている方もいますよ」
●たんぽぽ訪問看護ステーションの現在の患者数は?
「40人くらいです。訪問は受け持ち制で行っています。」
●どんな病気の方が多いですか?
「糖尿病、脳梗塞後遺症、心臓病、腎臓病、認知症、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症(
S
L
A
)、癌の
手術後、精神の病気の人もいます。糖尿病の人は多いですね、食事や運動、薬物など自己管理が大事です。
しかし継続することって難しいですね。その人に合わせた自己管理の方法を一緒に考えていきたいですね。」
●会社設立のキッカケは?
「病院で長く働いてきましたが、以前から訪問看護をやりたかったのです。他の訪問看護ステーションで働
いた時知り合った仲間で、ホント、訪問看護をやりたい人が5人集まったので、とりあえず、私が会社の代
表になって訪問看護ステーションを皆で設立しました。全員訪問看護のベテランですよ。お宅に伺って患者
さんと向き合い、ケアをしたり、お話を聞いたり、笑顔が見られたとき・・・訪問看護はやりがいがありま
す。」
●どうしたら、訪問看護を頼めますか?
窓口は色々あります。ケアマネージャーさん、かかりつけ医、でも良くわからなければまず、
「訪問看護ステーションに相談してください! 私たちから医師につなげられますし、
介護認定を受ける必
要があれば、ケアマネージャーさんにもつなげられます。」
●独居でも老老介護でも在宅で大丈夫です!
「いろいろなサービスが沢山ありますから、自分の気に入ったサービスを使って元気に暮らしましょう。
デ
イサービスもいろいろ楽しいところがありますよ。健康に不安があったらぜひ、訪問看護も使ってみてくだ
さい。」
●かかりつけの医師とはどのようにつなげてくれるの?
「医師には毎月、病状や服薬の状況、生活状況など報告(文章で)しています。状況により随時連絡して、
薬など処方していただくこともあります。お家での生活を見ていますから、服薬が困難だったりした場合な
ども医師に伝え、逆に薬を減らしてもらうこともあります。」
「医師に言えなかったことや、聞けなかったことも私たちが代わりに伝えることができます。必要に応じて
診察時に同席させて頂きます。」
●最後に一言
「今はもう、長く入院する時代ではありません。状態が落ち着けば、家に帰されてしまいます。でもお家の
方が元気になりますよ。だって好きなことができますからね。」
(5月9日たんぽぽ訪問看護ステーションにて 長沼和子記)