Luncheon seminar LS 12 Ultrasonic Week 2015 ランチョンセミナー 12 ここにも使える ここまで診える 2015 年 5 月 24 日(日) 12:00∼13:00 座長 演者 1 第 1 会場 グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール 3 階 『慶雲』 川崎医科大学 検査診断学 畠 二郎 プラーク内血流を SMI で診る 岩手県立久慈病院 神経内科 大浦 一雅 演者 2 演者 3 頚動脈:プラーク内血流の SMI 画像 関節リウマチ:左手第 3 指 MCP 滑膜炎 先生 先生 関節リウマチを SMI で診る 京都大学大学院 医学研究科 藤井 康友 先生 肝疾患を SMI で診る 日本大学病院 消化器内科 小川 眞広 先生 肝硬変症例:肝表面の SMI 加算画像 ● ランチョンセミナーは整理券制です。 ● 整理券の枚数には限りが御座いますのでご了承下さい。 東芝メディカルシステムズは医用機器事業が 100 周年を迎えます。医用機器事業のパイオニアとして、 人に寄り添い、社会に貢献できる価値を提供し続けることをこれからの 100 年に向けて約束します。 共催: Ultrasonic Week 2015 東芝メディカルシステムズ株式会社 SMI Picture Perfect Superb Micro-vascular Imaging 新しい血流イメージング技術・SMI (Superb Micro-vascular Imaging) 被ばくのない超音波診断装置は、スクリーニングから精査、治療のガイドからフォローアップまで幅広いフェーズで用いら れており、特に近年、がんや腫瘍の確定診断から治療方針の決定から治療後の効果判定に有効な診断方法としてその有 用性が高まっている。 有効な治療を行うためには、病変を早期に発見することが必要だが、従来のカラードプラ法による観察では、微細で低 流速の血流の描出に技術的な限界があった。このため超音波造影剤を使って検出能を高める手法も使われているが、適 応部位の制限や患者の負担から、その適用に制約があった。こうした現状のもと、東芝は、造影剤を使わない状態でも 従来より微細で低流速の血流を描出可能とした新しいイメージング技術・Superb Micro-vascular Imaging(SMI)を、 プレミアムクラス超音波診断装置 AplioTM 500 およびシリーズ機種へ搭載可能なオプションとして開発した。 血流イメージング技術の進歩と SMI 東 芝はすでに、2001年に高分解能のドプラ技 術・Advanced Dynamic FlowTM(ADF)を開発し、従来のカラードプラやパワードプラよりも微細な 血流の描出を実現していた。この技術をベースに、Aplioシリーズの先進の アーキテクチャ・High Density BeamformingとRael-time Application platform により、さらに低速の血流描出能を高フレームレートで実現したの が Superb Micro-vascular Imaging(SMI)である。 SMI のコンセプト これまでの血流イメージング技術は、血流をより高分解能で描出することを 主眼に開発されてきた。SMI は、これに加え、より低い流速を描出すること を目的に開発された、新しい血流イメージング技術である。 低い流速域で血流描出の妨げとなっていたのは、血流以外の対象物からの不 要なドプラ信号 (モーションアーチファクト)だった。従来のカラープラやパ ワードプラ、ADF では、モーションアーチファクトに埋もれた低速の血流信 号が失われていた。これに対し新しい SMI では、モーションアーチファクトの 影響を最小限に抑えることで、低速の血流まで描出することが可能になって いる。 キーテクノロジー モーションアーチファクトを除去するために従来用いられてきたフィルタは、 低流速域の血流情報を区別することができず、同時に失っていた。これに対 し SMI は、モーションアーチファクト特有の特徴を解析し、これを除去する 能力を高めることで、低速の血流情報を損なうことなく表示することが可能 になった。 期待される臨床的有用性 SMI は、造影剤の適用されない場合でも、低流速検出能に優れた血流イメー ジングを提供することが可能である。がんや腫瘍、関節リウマチなどの早期 診断や治療方針の決定などをサポートし。さらに造影剤を使うことでより感 度のよい確かな診断に貢献することが期待されている。
© Copyright 2024 ExpyDoc