資 料 編 資料編1 作成日:2009 年 12 月 14 日 内子町 観光マーケティングシート (1)所属組織・団体名:内子町観光協会 (2)代表者名:会長 宮岡廣行 (3)所在地:愛媛県喜多郡内子町内子 1515 番地 内子町役場内子分庁舎 2 階 内子町総合観光センター内 (4)電話・ファックス番号:TEL0893-44-3790 FAX0893-44-3798 (5)メールアドレス: [email protected] (6)起票者名: 中岡紀子 (7)ホームページアドレス:http://www.we-love-uchko.jp 1 Step1:地域(観光)資源の現状分析と活用方法の整理 以下のチェックシートを用いて、内子町の観光資源を新しい視点や発想、切り口で見直してみます。これまでの資源が「ある」から、その資源を「①新しい切り口で、活用すれば、新たな集客が図れるであろう!」と か、 「②これまであまり活用は十分とは言えなかったが、昨今の旅行者ニーズで考えれば、これからの観光で活用を図っていこう」という「観光資源」について整理しましょう。 チェック項目 地域(観光)資源 資源分類 ターゲット 参加型、体験型の仕組み作 りが必要。 内子市街地との連携、観光 洲和紙がある。 ルートができていない。 2 ○ できる。伝統工芸品の認定を受けている大 ○ 地域 ○ 情報発信力が弱い。 ○ 世界の凧、日本の凧を鑑賞、凧揚げを体験 ○ 3 五十崎凧博物館と五十崎 大人数の同時利用が困難 少ない。 駐車場が未整備 暮らし博物館、高橋邸) アプローチが困難 いつも同じ状況。企画展が 曜日・時間帯が限定 ○ 地の拠点(内子座、商いと 季節限 定 ○ ○ 滞在時間が少ない。 ○ 2 希少価値の建物を鑑賞する。 ○ 保存地区を除く内子市街 制限事項等 その他 中高年 ○ ○ 暮れの散歩などを楽しむ。 学校団 体 若年層 ○ ゆっくりと散策する。宿泊して、早朝や夕 子供連れの家族 すでに旅行商品になっている ○ す でに観光 面であ る程度利 用 されている ○ 地域では親しまれてはいるが、 一般的には有名でない ○ 他に類がなく珍しい 買う が生まれている。 ○ 伝統的な建造物群を鑑賞したい観光客が ○ 時間帯によって過密状態 ○ は増えている。 資源の資質 学ぶ 団体客が多いため、喧噪と 体験する 作(るも含む︶ した店舗が 15 軒に増えた。立ち寄り箇所 ○ 区及び地区内施設 見る 滞在時間が少ない通過型。 食 住民の生活の場であるが、観光客を対象に ○ 1 八日市護国町並み保存地 地場産 業 ○ (活用のイメージ) 町並み・建物 伝統・生活文化 備考(課題) ○ 活用案 歴史・文化 観光資源の内容 自然 № 体験・行動軸 チェック項目 資源分類 資源の資質 ターゲット ○ 入瀬のような趣がある。 とするが、現在できていな い。 根のある尾首など里山の風景を楽しむ。 3 ○ ケヤキがある。また、ため池とわらぶき屋 ○ 7 1,000 年以上を経たイチョウ、イチガシ、 ○ 巨木と小田の里 ○ る。他のルートも散策可能 ○ し、安芸貞渕など約 10kmの散策道は奥 ○ イドともに歩くようにす ○ 中、県立自然公園四国カルスト圏内に位置 ○ 6 大人数の同時利用が困難 を巡り、手打ちそばを食べる。 今後ガイド養成をして、ガ 駐車場が未整備 ○ 記念物) 、屋根付き橋などがある。それら 海抜 750m∼1,560m。国有林 4,416haの アプローチが困難 ○ ○ 水車の回る川、しだれ桜(愛媛県指定天然 小田深山 曜日・時間帯が限定 ○ ○ 5 予約制の制限がある。 季節限定 め断っている。 古民家を移築した宿泊施設「石畳の宿」や 制限事項等 その他 ○ ○ いるが、申し込み多数のた 石畳のむら並み博物館 学校団体 子供連れの家族 中高年 若年層 すでに旅行商品になっている す でに観光 面であ る程度利 用 されている 地域では親しまれてはいるが、 一般的には有名でない △ ○ ○ 他に類がなく珍しい ○ ○ 買う 体験する 作 (るも含む︶ ○ 市と農村の交流ができて 学ぶ 見る れている。 食 ○ 耕作の後継者がいない。都 地場産業 ○ 4 平成11年度に日本の棚田百選に認定さ 町並み・建物 ○ 泉谷の棚田 伝統・生活文化 (活用のイメージ) 歴史・文化 ○ 備考(課題) ○ 活用案 観光資源の内容 自然 № 体験・行動軸 チェック項目 資源分類 資源の資質 ターゲット 制限事項等 大人数の同時利用が困難 駐車場が未整備 アプローチが困難 ○ ○ 曜日・時間帯が限定 ○ ○ ○ ○ ○ 季節限定 ○ ○ その他 子供連れの家族 ○ 学校団体 中高年 若年層 すでに旅行商品になっている す でに観光 面であ る程度利 用 されている ○ 地域では親しまれてはいるが、 ○ 一般的には有名でない 他に類がなく珍しい 買う 学ぶ 体験する 作 (るも含む︶ 農家の受け入れできる 見る 食 は、時期を決めて手伝う。 8 ○ 農村に泊まり込み、周年で手伝うあるい 地場産業 農業体験 町並み・建物 (活用のイメージ) 伝統・生活文化 備考(課題) 歴史・文化 活用案 観光資源の内容 自然 № 体験・行動軸 件数が未知数。 観光農園は、6 月のみできないが、その他 のシーズンは楽しめる。 末はできない。確実性が未 などができる。 熟。 ガイド付きまちあるき。 オーベルジュ内子、温泉施 設、温泉施設があり、小高い丘の上で目的 プンする予定 設、レストランなど) を持った一時を過ごせる。 ークからり ンやハム、ソーセージ、アイスクリームの できない。待ち時間ができ 製造販売。レストランなどのある総合的な る。 施設。落葉樹の植栽があり森となってい る。川護岸のウッドデッキでくつろぐな ど、環境を楽しむ滞在 4 ○ 駐車場が少ないため、駐車 ○ 安心安全の野菜、果物、農産物加工品。パ ○ 道の駅内子フレッシュパ ○ 11 ○ 平成 22 年 4 月∼5 月にオー ○ スポーツジム、プールなどの健康増進施 ○ 10 龍王公園(健康増進施設や ○ ンづくり、うどん打ち体験、そば打ち体験 ○ る。手漉き和紙体験は、週 ○ 紙、陶芸。食の体験でソーセージ作り、パ ○ 予約制という制限があ ○ 9 鍛冶、染色、自然アート、木工、手漉き和 ○ その他の体験 Step2:マーケットの把握と対象マーケットの明確化 以下のチェックシートに沿って、対象とするマーケットを把握・明確化しましょう。 1 2 3 4 5 観光の現状 ・総数:1,107,328 人(20 年次) ・過去 10 年間の推移 昨年度:1,191,444 人 2 年前:1,288,511 人 3 年前:1,200,997 人 5 年前: 750,058 人 10 年前: 848,413 人 ・過去 5 年間の平均伸び率:110% ・その前 5 年間の平均伸び率:98% ・推移判定:減少 ・宿泊客:日帰り客 滞在時間と誘致圏 =19,991 人:1,087,337 人 (1.81%:98.19%) ・県内客:県外客 =596,185 人:511,143 人 (53.84%:46.16%) ・春季(3−6 月) : 454,045 人 41% 入込み観光客数の ・夏季(7−8 月) : 177,172 人 16% 季節波動 ・秋季(9−11 月):287,905 人 26% ・冬季(12−2 月):188,246 人 17% ・宿泊拠点の状況 周辺観光地の状況 場所:道後温泉 宿泊数:約 800,000 人 ・旅行者の流れ (周辺地域との連携ルートの有無の確認) 太い流れ:松山市∼内子∼宇和島市∼足摺 を結ぶルート その他 :高知市∼四万十市∼宇和島市∼ 内子を結ぶルート その他 :高松市∼今治市∼松山市∼内子 を結ぶルート 主な観光施設 ・主な宿泊施設(宿泊エリア) 主な宿泊施設の状況 施設名:松乃屋 宿泊者数:2,426 人 推移:横ばい ・主な観光施設 施設名:内子座 利用者数:46,735 人 推移:減少 入込み観光客数の 推移 5 課題 町並み保存地区への 入込みが緩やかに減 少している。他にも 影響を及ぼし始めて いる。 宿泊を伴う滞在者が 2%にも満たない。 春と秋の観光客が多 い。 松山市の道後温泉で の宿泊が圧倒的に多 く、団体客は四国周 遊の旅の中で、立ち 寄る場所にまではな っているものの、滞 在時間は非常に短い (約 40 分・観光消費 額も低い) 観光客は、宿泊数が 横ばいで、入館者は 前年比約 10%減。全 体的に減少してい る。 6 地域に対するニーズ (来訪者の特性) ・来訪者の特性 旅行形態(個人旅行・団体旅行)、年齢・性別・グル ープ(家族旅行や熟年の旅行)など旅行者の特徴、ま た彼らがどのようなことを期待して訪れているのか 中高年の小旅行、中高年夫妻の個人旅行 が目立つ。 旅行会社による団体旅行は、高齢者も多 い。 県内中学生の遠足にも活用されている。 若い世代の来訪が少 なくなっている。中高 年には圧倒的に支持 されている。若い人た ちに指示される要素 が必要。 ・最近の来訪者の傾向 “最近人気のある観光施設” 、 “体験型旅行に対するニ ーズが増加した” 、といった来訪者の行動の変化やニ ーズの変化 7 周辺観光地との連携 8 その他 内子グリーンツーリズムの体験や宿泊に人 気が高くなっている。 また、石畳の企業組合の手打ちそばに人気 が出ている。 これまでの町並み保存地区の振興を町全域に 広げる政策キャッチコピー 「町並みから村並み、山並みへ」 を推進している 6 町並み保存地区の保 存事業は推進してい るものの来訪者は減 少し、村並み保存地 区も増加していない。 Step3:地域の推進体制の現状 内子町の観光振興に向けた地域の推進体制(組織や組織間の連携)の現状について、整理 してみましょう。 1.観光振興に向けた地域の推進体制(観光協会・行政・商工会・NPOなど)には、どの ようなものがありますか?また、その組織間の連携を図る仕組みや体制はありますか? ●平成 17 年 1 月 1 日、愛媛県喜多郡内子町、喜多郡五十崎町、上浮穴郡小田町が合併して 内子町となった。それに伴い観光振興のため旧 3 町の観光協会も翌年 18 年 2 月 28 日合併 して内子町観光協会を結成した。現在会員数は、約340個人、団体。協会は合併と同時 に地域興し研修会を 1 年にわたって開催し、観光交流計画書を策定。その指針に基づき観 光振興に取り組んでいる。その1つとして、効果的な観光情報の提供のため、マップや観 光雑誌、ポスター、ポストカードなどの観光資料を作成しまた、協会HPを立ち上げて新 着情報などを積極的に発信している。 ●観光関連のNPO法人は、地元商店街の若手商店主が中心となった「プロジェクトA.Y.」 があり、JR内子駅から観光スポットまでをレトロバスを走行させて観光客に好評を博し ている。また、内子町の観光情報発信拠点となっている観光振興施設の管理運営を行って いる。 ●さらに、地域密着型の旅行会社として今後メニューを創出しようと取り組んでいる、地元 の旅行会社もあり、平成 21 年度から地元の里山をめぐる旅行プランを発売して、誘客に つとめている農村で宿泊や農業体験などを楽しめる組織として「うちこグリーンツーリズ ム協会」がある。道の駅内子フレッシュパークからりとの連携により、魅力的なサービス を提供。また、内子町観光協会と連携して観光コースなどを創出している。 ●それぞれの団体を有機的につなぎ、組織間の連携を図るため「内子ツーリズム協議会」(仮) を結成する予定。 2.上記 1 の組織や体制において、地域の観光振興に向けたビジョン・目的などは明確です か?また、組織間で、ビジョン・目的は共有されていますか? ●内子町観光協会と内子町とで、平成 19 年次に内子町観光交流計画書を作成した。 ●これには、地域文化の香りのする観光地として、持続可能な地域を目指し、滞在型の観光 地を目指すことを謳っている。 ●具体的な年限の縛りは設けていないが、およそ 10 年を目安に、内子町観光協会会員を中 心とした町民が、観光客の今まで来なかった地域に観光客を招き入れて活性化させる。ま た、観光客の訪れている地域における観光資源は、ブラッシュアップをさせて通過型から 滞在型の観光地とする、という内容である。 ●内子町観光協会の活動を広げていくため、平成 21 年度中には、 「内子ツーリズム協会」(仮) を結成しようとしている。結成のねらいは、中、長期的な取り組みやそれぞれの団体の実 7 現させていくねらい及び活動の情報共有化をはかり、新しいサービスの構築を試みる。 3.積極的に組織を推進していくリーダーはいますか?また、リーダーの下で、どのような 取り組み実績がありますか?リーダー育成等の取り組みはしていますか? ●内子町観光協会の会長や理事、事務局(自治体職員)とで、観光客の来ない地域に観光客 が交流する地域へと変貌できないか、着地型旅行会社による旅行プランの策定とその実 践、さらに過疎地域でのセミナー開催などを仕掛けているが、まだ途上である。成果を上 げていきたい。 ●内子町観光協会の理事がリーダーとなっている。また、NOP法人「プロジェクトA.Y.」 の代表、及び理事は、観光客を視野に入れた商店街の活性化、観光振興拠点施設の管理運 営などに積極的にかかわって牽引しており、観光振興の民間組織を有機的に動かせてい る。 4.ほかの地域との広域連携体制はありますか?あれば具体的に書いてみましょう。 ●大洲市と西予市、内子町における「えひめ町並みミュージアム推進協議会」が結成されて おり、伝統的な町並み保存地区を中核とした観光ルートの紹介などを実施、連携を図って いる。 ●愛媛県による指導で南予9市町が中心となり旅南予協議会(愛媛県事務局)が結成されて、 南予の魅力について、HPやテレビ番組、新聞などで広く情報発信している。 5.その他、地域の推進体制に関する課題や問題点があれば書き出してみましょう。 ●合併し、新町の魅力ブラッシュアップも必要であるし、町内に滞在して周遊する観光滞在 型観光振興を図っている。これに時間と業務を取られて広域連携まで手が伸ばせていない のが現況。やはり、行政のトップが判断をして連携の意思表明をしてもらわないと非常に 難しい。 8 Step4:推進体制の役割分担の明確化 組織や推進体制において、内子町総合観光センターや自治体(行政)や、民間事業者の役 割は、どのようになっていますか?内子町総合観光センターと自治体、民間事業者の役割分 担は明確ですか。また、内子町総合観光センターや自治体に過度の負担がかかっていない か、民間事業者や、農林水産事業者、商工業者等は積極的に参画しているか、それぞれの 関係を整理してみましょう。 1.内子町総合観光センター(観光協会及び参画団体) ●内子町観光協会は、観光振興の実戦部隊として位置づけている。事務局は内子町行政が 担い、民間と協働する環境を作っている。 ●内子商工会は、地元の商工業者で構成しているが、ものづくりや空き店舗活用などで観 光客対応の事業視点を持ち、活動している。 2.観光関連事業者(宿泊施設・飲食店・土産物店・道の駅・その他観光施設など) ●旅館組合、うちこグリーンツーリズム協会、内山料飲組合などがある。それぞれが関連 する業種で構成され、特にうちこグリーンツーリズム協会は、学習会などを行って研修 意欲が高い。 3.地域住民(商工会青年部や婦人会) ●内子町立宿泊施設の文化交流ヴィラ高橋邸の管理運営団体「風雅」は、地元住民の主婦 で構成。来客に喫茶サービスや宿泊サービスを行っている。有償。 4.NPO、観光ボランティア、観光ガイドなどの組織 ●NPO法人「プロジェクトA.Y.」を結成して観光客の輸送と観光振興拠点施設の管 理運営に尽力している。 ●内子町町並みガイドの会は、平成 2 年度から地元住民が学習した成果をもとに観光客に ガイドを行っている。年間約 6,000 人を案内している。 5.農林水産業者・商工業者(JAや商工会なども) ●産直市場「道の駅内子フレッシュパークからり」と「道の駅小田の郷せせらぎ」では、 近隣の都市からの買い物客の誘客に成功させている。 ●平成 19 年度には、内子手しごとの会を結成して伝統的な技術拾得者などの技術を協働 させてユーザーの求める家具などに対応するサービスを作り上げていこうとしている。 6.行政(内子町・愛媛県・国) ●内子町は、観光振興費として各種団体への補助金を支出。また、各団体の事務局を担い サポートしている。 9 ●愛媛県は、南予地方振興のため 9 市町の広域連携及び各市町の観光振興をてこ入れし観 光振興をサポートしている。 7.旅行会社(地域の旅行会社・大手の全国区の旅行会社) ●地域の旅行会社は、地元住民を町外へ連れ出す旅行プランばかりでなく、地元の観光ス ポットに観光客を誘客させる努力を始めたばかりである。 ●大手の旅行会社は滞在時間1時間のプランで団体旅行客を連れてきているものの、地元 での買い物など経済効果は大変薄い。 8.運輸事業者(鉄道会社・バス会社・タクシー会社・航空会社など) ●JR四国では、内子町内子の市街地と大洲市の市街地の町歩きプランをつくりJR利用 客に便宜を図る商品を作り、その利便性から好評を博している。 ●地元タクシー会社は、1日タクシー借り上げなどでガイドしながら案内するサービスを 行っている。 9・その他 10 Step5:商品化・マーケティング活動の現状 現在、内子町の地域資源を単独、複数組み合わせて旅行商品化になっているものがあれば、 その内容を書いてください。①周遊ツアーで内子町に立ち寄る場合 ②内子町で半日∼1 日滞在する宿泊滞在型に分けて記入してください。 1.周遊ツアーで内子町に立ち寄る場合 ■ 商品化(1) JAL 旬感旅行 テーマで旅を探す ひときわの旅「別邸 朧月夜」で過ごす大人の休日3日間。 2日目は観光タクシーで周辺を1日観光。Aコース:「内子・大洲散策と八幡浜から瀬戸内 シーサイドドライブ」コースとして設定。 ①市場(地域):東京発 ②ターゲット(対象客層):少人数・グループツアー・個人ツアー ③設定時期:10 月 13 日(火)∼2010 年 3 月 29 日(月)の毎日 ※例外あり ④セールスポイント 数多くの見どころを効率よく回っていただけるよう観光タクシーで周辺の1日観光。 ■商品化(2) ANA誘遊四国 バスで巡る旅・誘遊四国!四万十川と足摺岬1泊2日 2日目の着最後の立ち寄り箇所として「内子町並散策」16:00 着。滞在時間約 40 分。 ①市場(地域):東京発 ②ターゲット(対象客層) ③設定時期:12 月∼3月 ④セールスポイント 高知空港から松山空港まで。ご当地ならではのちょっぴりプレゼント(地元のお菓子など) を立寄り観光施設にてご用意!「四国で得するパスポート」(観光・食事・入場施設などの 割引・特典を掲載したクーポンブック)をプレゼント。 2.内子町で半日∼1日滞在する宿泊滞在型の場合 ■ 商品化(1) JR四国きっぷ 内子・大洲町並散策1日パス ①市場(地域):愛媛県内 ②ターゲット(対象客層):松山に宿泊する観光客 ③設定時期:通年 ④セールスポイント 歴史的な町並で情緒あふれる愛媛県内子町と大洲市、美しい夕日や伊予灘の予讃線(海回 り)の散策に便利なフリーきっぷです。施設の割引などの特典(内子座、商いと暮らし博物 館、木蝋資料展示棟、五十崎凧博物館、レンタサイクル、下芳我邸)もついてとってもお トクです。地元の人はもちろん、観光客も柔軟に使える切符です。 11 ■ 商品化(2) 感動案内人と歩く 山里プチウォーキングツアーin 内子・尾首 手打ちうどん体験と相野の花「しだれ桜」満喫の旅(JJ旅行センター) ①市場(地域):内子町内、近隣 ②ターゲット(対象客層):ウォーキングを楽しむ人たち ③設定時期:平成21年4月 10 日(金)、11 日(土) 、12 日(日)の3日間 ④セールスポイント 感動案内人の「宮田さん」 、手打ちうどんの達人「玉井さん」といった、地元の人の話や 技を、体験を通して楽しむ。 12 Step6:商品化に向けての提案 マーケティングシートのSTEP1で記入した地域資源を単独で、あるいは複数組み合わ せて旅行商品を内子町から旅行会社等に提案する場合、どのような内容のものになります か。①周遊ツアーで内子町に立ち寄る場合 ②内子町で半日∼1日滞在する宿泊滞在型に 分けて記入してください。 1.周遊ツアーで内子町に立ち寄る場合 ■ 商品化提案(1) ◍該当資源 八日市護国町並み保存地区、内子座 ◍商品化の内容 八日市護国町並み保存地区の散策及び木造の芝居小屋「内子座」の鑑賞 ①市場(地域):都市部(首都圏や関西都市) ②ターゲット(対象客層):中高年 ③対象時期:通年 ④セールスポイント 豊かな地方文化を味わい、美しい建築群を鑑賞。 ⑤商品化に向けた課題 駐車場の整備は完了している。2時間の確保により地元への経済効果を期待したい。 ■ 商品化提案(2) ◍該当資源 五十崎地区、凧揚げ ◍商品化の内容 五十崎地区の散策と凧揚げ体験 ①市場(地域):都市部(首都圏や関西都市) ②ターゲット(対象客層):若者家族または中高年 ③対象時期:春から晩秋にかけて ④セールスポイント 伝統的な和紙の製造過程を見学し、なおかつ体験をして持ち帰れる。また、和紙と竹の 産地ならではの五十崎大凧などのたこ揚げを体験。 ⑤商品化に向けた課題 週末の手漉き和紙体験受け入れ体制が整っていない。 13 2.内子町で半日∼1日滞在する宿泊滞在型の場合 ■ 商品化提案(1) ◍該当資源 八日市護国町並み保存地区、内子座、レトロバス、石畳むら並み博物館、石畳の宿 ◍商品化の内容 ガイドとともに、八日市護国町並み保存地区の散策及び木造の芝居小屋「内子座」の鑑 賞後、農村部にレトロバスで移動(約 14 キロ)し、石畳むら並み博物館を散策後石畳の 宿で農業体験(芋掘りやそば打ちなど)し宿泊。翌日、帰路につく。 ①市場(地域) :都市部(首都圏や関西都市) ②ターゲット(対象客層):中高年 ③対象時期:春から晩秋にかけて ④セールスポイント 豊かな地方文化を味わい、日本の原風景にふれる。 ⑤商品化に向けた課題 ガイド及び体験、宿泊はすべて予約で、飛び入りは難しい。 ■ 商品化提案(2) ◍該当資源 尾首地区、手打ちうどん(体験)、ガイド付き散策 ◍商品化の内容 小田地域の尾首ウォーキングと手打ちうどんの旅。ガイド付きでの散策とうどん打ち名人 によるうどんづくり体験。 ①市場(地域) :四国内 ②ターゲット(対象客層):家族及び中高年グループ ③対象時期:通年だが、春が最適。 ④セールスポイント 里山の景観を楽しみ、農家の工夫に満ちた暮らし体験、打ち立てのうどんのおいしさを味 わう。 ⑤商品化に向けた課題 うどん打ち名人が高齢であるため、持続可能の点で非常に難しい。持続可能な受け入れの 体制が課題。 14 Step7:地域の特性を踏まえたマーケティング活動の実行に向 けて 地域の特性を活かしたマーケティング活動の実行に関して、今後の計画および課題につい て書いてください。 今後の計画について 過疎地域と呼ばれる集落にいかに人を招じ入れるか。石畳地域における「石畳むら並み博 物館」構想に基づいた、地域資源の発掘。地元額の定着は、約 20 年という長い時間をかけ た地域の人材育成の賜である。この手法がどの地域にも適用できるとは限らないが、内子 町観光協会と自治会活動と連携して地域の活性化を活発化させたい。 実現に向けた課題 そのため、各自治会の役員がリーダーとなって地域資源の発掘や育成に取り組んでもらう ため、セミナーや研修会を開催して意識を高め、実際に受け入れる試みの創出から始めて みたい。そのためには、なぜ行うのか、ミッションの共有化が欠かせない課題となる。 15
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