平成27年5月14日 ローターアクトの会員増強について 本日はローター

平成27年5月14日
ローターアクトの会員増強について
本日はローターアクトクラブについてお話をしたいと思います。
ローターアクトクラブ(RAC)とは、18歳から30歳(厳密には、30歳になった後の
6月30日まで)の若年成人を対象に、奉仕をこころざす市民と指導者を育成するため、ロー
タリークラブ(RC)が提唱する世界的な団体です。地域社会を基盤とするローターアクトク
ラブと、大学を基盤とするローターアクトクラブの2種類のローターアクトクラブがあり、1
クラブは、少なくとも15人の創立会員でスタートすることが望まれています。「ローターア
クト(RA)
」の名称は、「ロータリー」(Rotary)と「行動」(Action)からきています。
ローターアクトクラブの誕生についてですが、1960年代に入って、世界中の青少年が共
に活動できるような組織を作ろう、という気運が高まりました。1962年、国際ロータリー
(RI)理事会により、まずインターアクトプログラムが宣言され、インターアクトクラブが次々
と世界各地に創立していきました。しかし、インターアクターは14歳から18歳までの高校
生の年代が対象で卒業と同時に会員資格が失効するため、これを継続するものとして、196
8年1月に、当時のルーサー・H・ホッジスRI会長により「ローターアクト構想」が打ち出
されました。
1968年、RI理事会は、初めてローターアクトクラブの発足を認証しました。世界最初
のローターアクトクラブは、アメリカ・ノースカロライナ州ノースシャーロットRCの提唱に
より、1968年3月13日にノースシャーロットローターアクトクラブとして結成されまし
た。このため、RI では毎年3月13日を含む週を「世界ローターアクト週間」として祝うこと
を奨励しています。
ローターアクトクラブの目的は、若い男女が、個々の能力の開発に当たって役立つ知識や技
能を高め、それぞれの地域社会における物質的あるいは社会的なニーズと取り組み、「親睦と
奉仕活動を通じて」全世界の人々の間に、よりよい信頼関係を推進するための機会を、提供す
ることにあるとされています。この「親睦と奉仕活動を通じて」という言葉は、ローターアク
ターの標語であり「奉仕を通じての親睦(Fellowship Through Service)」として採択されて
おり、ローターアクトクラブのプログラムは、この標語を中心として展開されています。
ローターアクトの目標は、
1 専門技術および指導能力を養成すること。
2
個人の価値を認める考え方に立脚して、他人の権利を尊重す
る観念を養い、あらゆる有用な職業の道徳的水準および品位を保持し推進すること。
3
若い人々に地域社会をはじめ世界各地のニーズと懸念事項を提起する機会を提供す
ること。
4 提唱ロータリークラブと協力して活動にあたる機会を提供すること。
5 ロータリーにおける将来の会員となるような若い人々の意欲を高めること。
つまり、こうした目標をもって、ローターアクターは3つの開発、
すなわち専門知識、指導能力、奉仕プロジェクトに務めるプログラム
を実行するのです。
ローターアクターは「ロータリー家族」の一員であり、世のため・人
のためになることを日々実践している次世代を担う若者を育てること
が、ロータリーの崇高な理想を実現するためには必要なことであり、
ロータリアンの務めでもあります。
宇部ローターアクトクラブは来年創立40周年になります。この宇部ローターアクトの現状
を地区青少年奉仕部会の金子正己さんにお話をいただきます。
これで会長の時間を終わります。ありがとうございました。