ごあいさつ - オリックス銀行

2013年3月期中間期(2012年9月期)の業績
わが国の経済は、震災復興関連の需要や、日本銀行による追加
の金融緩和政策などの下支えもあり、国内需要は底堅く推移す
る一方、海外経済の減速や、円高などにより、輸出や鉱工業生産
が影響を受け、総じて横ばい圏内の動きとなっております。金融
面を見ると、長・短期金利ともに低水準で推移しており、日本銀
行は金融緩和の効果を見極めつつ、デフレ脱却に向けた政策運
代表取締役社長 潮
明夫
営を継続する見込みです。
海外経済は、米国が個人消費や住宅市場で持ち直しの兆しがあ
りますが、欧州は金融危機の発生リスクが後退した一方で、実
ごあいさつ
平素より格別のお引き立てを賜り、
誠にありがとうございます。
このたび、2013年3月期中間期(2012年9月期)の
業績および事業内容を
ご紹介させていただくため、
本ディスクロージャー誌を作成いたしました。
本誌を通じ、オリックス銀行について、
一層のご理解をいただければ幸いです。
体経済の低迷が長引くリスクは大きく、新興国は中国をはじめ
成長ペースが鈍化しています。
今後の日本経済は、当面は震災の復興関連需要はあるものの
世界経済や国内の政治情勢などの不確実性が大きく、景気下ぶ
れリスクの存在に注意が必要な状況です。
このような事業環境のもと、オリックス銀行では、住宅ローンを
はじめ、特定の分野において強みを発揮し、また、2012年3月か
らはカードローン事業を開始するなど、より質の高い金融商品・
サービスのご提供に努めてまいりました。
その結果、経常収益164億円(前年同期比0.1%増加)、中間純
利益33億円(同5.7%減少)の業績を収めることができました。
また、譲渡性預金を含む預金残高は1兆1,004億円(前期末比
3.6%増加)
となりました。
本誌は、銀行法第21条に基づいて作成したディスクロージャー資料(業務および財産の状況に関する説明書類)
です。
計数につきましては、原則として単位未満を切り捨ての上、表示しています。
1 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
業績ハイライト
C O NT ENT S
対処すべき課題と今後の取り組み
当社は、銀行として事業を展開する上で、法令等遵守や、お客
さまへの説明・サポート、各種リスク管理など内部管理態勢の
強化および金融円滑化への適切な対応を経営の重要課題と
位置づけており、健全な事業活動の遂行と適切な情報開示に
努めてまいりました。特に事業分野および業容拡大に伴う資
1∼2
ごあいさつ
オリックスグループについて
3
オリックス銀行の特徴
4
産のリスク・プロファイルの変化に応じた実効性のある各種
また、金融円滑化法の期限が2013年3月末に迫る中、お取引
金融経済環境
5
業績の概況
5
損益の状況
6
資産・負債・純資産の状況
7
信託財産残高の推移
7
自己資本比率の推移
8
不良債権比率の推移
8
主要な経営指標の推移
8
先の中小企業に対して、適切なコンサルティング機能を発揮
しつつ、経営改善や事業再生などの可能性を見極め、適切な
対応を行ってまいります。
当社は、これからもオリックスグループの銀行として、これま
で培ってきた金融サービス分野における専門性・優位性を発
揮し、
「 業界トップクラスの高い収益性を実現し、資産バラン
スのとれた優良かつ特色ある銀行」を目指してまいります。
カードローン事業の展開
5∼8
当社は、2012年3月にカードローン事業を開始し、おかげさ
まで順調にお申し込みをいただいております。当社の中核事
業とするべく引き続き事業の拡大を図り、より多くのお客さ
まの資金ニーズにお応えするため一層のサービス拡充に努め
てまいります。
今後も、従来の銀行の常識にとらわれず、新しい商品、サービ
スの創造に積極的にチャレンジしていくとともに、オリックス
グループの銀行として、グループのソリューション機能を活
用し、お客さまのご要望に最大限お応えすることで他の金融
機関との差別化を図ってまいります。
これからも、オリックス銀行への変わらぬご支援、ご愛顧を賜
りますよう、お願い申し上げます。
オリックス銀行株式会社 代表取締役社長
9∼14
個人部門
9
法人部門
11
信託部門
13
オリックスグループの社会貢献活動
15
会社概要
16∼17
資料編
18∼46
法定開示項目一覧
47∼48
潮 明夫
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 2
会社概要
2013年1月
主要業務の紹介
オリックスグループの社会貢献活動
業績ハイライト
主要業務の紹介
リスク管理態勢の構築を継続して図っております。
オリックスグループについて
オリックスグループは、
リース事業のパイオニアとして1964年に創業以来隣接分野に次々と進出し、
さまざまな専門性
を獲得することにより事業を進化させてきました。
それは全く未知な分野への無謀なチャレンジではありません。
コア事業で蓄積したノウハウを生かせる隣接する分野で、常に新しい可能性を見出し事業化し、
そして次へのチャレンジ
につなげる。
デッドファイナンスからエクイティファイナンス、
そしてオペレーションへと領域を広げ現在では実に幅広い事業展開を
実現しています。
創業以来のDNAである「自分の足で立つ」
「新しい可能性にチャレンジする」がオリックスならではのビジネスモデルを
支えています。
オリックスの企業理念(※)
オリックスは、たえず市場の要請を先取りし、先進的・国際的な金融サービス事業を通じて、
新しい価値と環境の創造を目指し、社会に貢献してまいります。
オリックスの経営方針(※)
1
オリックスは、
お客さまの多様な要請に対し、たえず質の高いサービスを提供し、
強い信頼関係の確立を目指します。
2
オリックスは、連結経営により、すべての経営資源を結集し、
経営基盤の強化と持続的な成長を目指します。
3
オリックスは、人材の育成と役職員の自己研鑽による資質の向上を通じ、
働く喜びと誇りを共感できる風土の醸成を目指します。
4
オリックスは、
この経営方針の実践を通じて、
中長期的な株主価値の増大を目指します。
オリックスの行動指針(※)
Creativity
Integration
先見性と柔軟性を持って、
たえず創造力あふれる行動をとろう。
お互いの英知と情報を結合させ、人間的なふれあいを通じて、
グループ力を高めよう。
オリックス銀行の経営方針
オリックス銀行は、銀行業務の公共性に鑑み、信用を維持し、預金者保護等を確保するとともに
金融の円滑を図るため、銀行業務の健全かつ適切な運営を行います。
このために、適切な法令等
遵守態勢をさらに充実させ、
また、適正な業務執行を確保するためのガバナンス体制を構築・整
備します。
オリックス銀行は、既存の銀行もしくは信託銀行のあり方にとらわれず、得意分野における専門
性を高め、
より高度な専門的サービスを提供し、収益率の高い銀行を指向します。
(※)
「オリックスの企業理念」
「オリックスの経営方針」
「オリックスの行動指針」
のオリックスとは、
オリックスグループを指しています。
3 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
オリックス銀行の特徴
オリックス銀行は1998年にオリックスグループの一員となり、
「インフラコストを可能な限り抑えて、
より魅力的な金融
商品・サービスを提供する」
とのコンセプトのもと、
ビジネスを展開しています。
メガバンクや地方銀行のような総合サー
ビスではなく、強みのある得意分野に特化してサービスをご提供することにより、お客さまのニーズにお応えし、お客さ
まにより一層「お選びいただける銀行」
「ご利用いただける銀行」
を目指しています。
特徴1 特定分野に絞ることで、商品・サービスに磨きをかけています
メガバンクや地方銀行のような総合的なサービスをご提供するのではなく、得意
分野に特化し、強みのある分野の商品・サービスを充実させ、お客さまのニーズに
お応えしています。
特徴2 無店舗型の銀行だからこそ、商品・サービスを充実させています
当社には、口座への入出金や振り込みなどの手続きを受け付ける店舗やATMはな
く、
またキャッシュカードも発行しておりません。そのため、
お客さまにはご不便を
おかけすることもありますが、代わりに魅力的な金融商品の提供や、
お客さまへの
サービスの充実に努めています。
特徴3 非対面取引の利便性と対面取引による安心感
商品・サービスの特性に合わせて、異なる取引方法を提供しています
当社の預金・カードローンをはじめとする無担保ローンは、インターネットや電話
により、
お申し込みからご契約まで、全国どこからでもお取り引きいただけます。
一方、住宅ローン・法人融資・信託業務は、営業担当者がお客さまと直接顔を合わ
せてじっくりとお話を伺い、お客さまに合った、最適なソリューションを提供いた
します。
対面のお取り引き(face to face)
非対面のお取り引き(インターネットなど)
営業担当者が、お客さまと直接、顔を合わせてお話を伺い、
最適なソリューションをご提供いたします。
インターネットや電話を活用し、
お客さまにご来店いただくことなく、お取り引きが完了します。
法人融資・信託
住宅ローン
預 金
カードローン
経営課題に応える
ソリューションを提供
ライフプランに合った
オーダーメード型の
住宅ローンを提供
サブ口座として
ご利用目的に応じた
銀行の使い分けを提案
幅広い金利帯・限度枠で
お客さまのニーズに合った
ローンを提供
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 4
業績ハイライト
業績ハイライト
金融経済環境
当上半期(2012年4月∼9月)
の金融経済環境を顧みますと、欧州経済は、主要国に債務問題が波及する中、当局のさまざま
な政策対応により、金融危機が発生するリスクが後退したものの、実体経済の低迷が長く続くリスクは引き続き大きいもの
と考えられます。
また、新興国経済は、
これまでの金融引き締めのほか、欧州経済の停滞による欧州向け輸出の落ち込みなどで、中国をはじめ
とした多くの国で成長ペースが鈍化しています。
一方、米国経済は、個人消費が緩やかに増加し、住宅市場でも持ち直しの兆しがみられるなど、緩やかな回復が続いています。
こ
のような状況のもと、米連邦準備理事会(FRB)
は、9月に量的緩和第3弾の実施を発表し、金融緩和が強化されております。
わが国の経済は、東日本大震災後の復興関連需要や、日本銀行による追加緩和などの下支えもあり国内需要は底堅く推移
している一方で、海外経済の減速や、円高などにより、輸出や鉱工業生産が影響を受け、総じて横ばい圏内の動きとなってお
ります。
金融情勢をみますと、長期金利、短期金利ともに引き続き低水準で推移しており、日本銀行は、金融緩和の効果を見極めつ
つ、
デフレ脱却に向けた姿勢を明確にした政策運営を継続していく見込みです。
主要業務の紹介
今後の日本経済は、全体として、当面は復興関連需要はあるものの世界経済や国内の政治情勢などの不確実性が引き続き大き
く、景気の下ぶれリスクの存在に注意が必要と考えております。
業績の概況
このような金融経済環境のもと、当社は、特定分野における強みを発揮し、
より質の高い金融商品・サービスの提供と、収益
性・健全性の維持向上に努めた結果、業績は順調に推移し、次のとおりとなりました。
主力の住宅ローン事業は、得意分野である不動産投資ローンを中心に、長年にわたり築き上げてきたネットワークやノウハ
ウなどの強みを生かし、貸出金残高を順調に伸ばすことができました。個人投資家の不動産投資ニーズは引き続き強く、不
動産投資マーケットは堅調に推移しております。
法人融資事業は、金融機関間の競争が激化している中、現状は積極的に残高を伸ばしていく市場環境にはなく、
リスク・リ
ターンを十分に意識し、中堅・中小企業を中心に顧客基盤の拡充を図ってまいりました。
2012年3月より、新たに開始したカードローン事業は、販売活動に注力し、順調に残高を伸ばすことができました。
オリックスグループの社会貢献活動
当社の主な資金調達手段である預金は、個人向けを中心に順調に推移いたしました。
その結果、預金残高は、1兆1,004億円
(譲渡性預金含む)
となりました。
信託事業は、流動化市場の低迷および受託競争の激化により、信託財産の残高は9,898億円となり、前期末比1,359億円減
少いたしました。
以上より、経常収益は164億62百万円(前年同期比22百万円増加)、中間純利益は33億50百万円(同2億5百万円減少)
と
なりました。
2012年9月期 中間純利益
33 50
億
百万円
当期純利益の推移
(億円)
70
62
60
47
50
35
40
会社概要
30
0
52
48
43
31
23
13
4
33
28
18
20
10
50
35
4
1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年
※グラフは3月期の当期純利益を表しています。
5 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
2012年
2012年
9月(半期)
経常収益(売上高)
中間純利益
経常収益は、信託報酬や有価証券の売却益などが減少し
ましたが、営業資産の伸長により、資金運用収益が増加し
たことなどにより、164億62百万円(前年同期比22百万
円増加)
となりました。
預金残高が増加する一方で、預金利回りが低下したため、
資金調達費用は、29億2百万円(前年同期比6億44百万
円減少)
となりました。営業経費は、2012年3月に開始し
たカードローン事業への先行投資により58億11百万円
(同11億74百万円増加)
となり、経常費用は110億15百
万円(同5億83百万円増加)
となりました。
業績ハイライト
損益の状況
この結果、経常利益は54億46百万円(同5億60百万円減
少)、中間純利益は33億50百万円(同2億5百万円減少)
と
なりました。
2012年9月期 中間純利益
164 62
億
33 50
百万円
億
経常収益(売上高)
の推移
百万円
中間純利益の推移
(億円)
(億円)
200
40
164
35
164
150
33
30
21
100
20
50
10
0
2010年
9月期
2011年
9月期
2012年
9月期
0
2010年
9月期
2011年
9月期
2012年
9月期
オリックスグループの社会貢献活動
157
主要業務の紹介
2012年9月期 経常収益(売上高)
会社概要
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 6
業績ハイライト
資産・負債・純資産の状況
貸出金
預金
貸出金の残高は、主力の住宅ローンの推進により、9,298
億円(前期末比57億円増加)
となりました。
個人向けインターネット取引専用定期預金「eダイレクト
預金」を中心に堅調に残高が増加しました。その結果、預
金残高は1兆1,004億円(前期末比385億円増加)
となり
ました。
注)預金残高には譲渡性預金を含みます。
2012年9月期末 貸出金残高
2012年9月期末 預金残高
9,298
1 1,004
億円
兆
主要業務の紹介
貸出金残高の推移
預金残高の推移
法人向け
(億円)
10,000
8,000
6,000
0
億円
9,241
8,593
2,145
1,938
法人向け
(譲渡性預金含む)
個人向け
9,298
(億円)
12,000
10,314
1,710
10,000
オリックスグループの社会貢献活動
6,655
7,095
7,587
2011年
9月期末
2012年
3月期末
2012年
9月期末
個人向け
2,335
2,136
2,552
8,178
8,066
8,669
2011年
9月期末
2012年
3月期末
2012年
9月期末
8,000
0
11,004
10,618
総資産・純資産
総資産は1兆2,988億円(前期末比391億円増加)、純資
産は1,179億円(同30億円増加)
となりました。
2012年9月期末 総資産
1 2,988
兆
億円
信託財産残高の推移
流動化市場の低迷および受託競争の激化により、信託財
産の残高は9,898億円(前期末比1,359億円減少)
となり
ました。
信託財産の推移
(億円)
15,000
13,683
11,258
2012年9月期末 信託財産残高
会社概要
9,898
10,000
9,898
億円
0
7 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
2011年
9月期末
2012年
3月期末
2012年
9月期末
財務の健全性を示す指標のひとつである自己資本比率 ※
は、11.8%(TierⅠ〈中核的自己資本〉比率は12.2%)
とな
り、国内で業務を営む金融機関の基準(国内基準)4.0%を
大幅に上回る水準を維持しています。
※「自己資本比率」は、銀行法第14条の2の規定に基づく平成18
年金融庁告示第19号に定められた算式により算出しています。
自己資本比率とTierⅠ比率の推移
TierⅠ比率
自己資本比率
(%)
16.0
12.3
12.0
11.8
11.9
12.2
11.4
11.8
業績ハイライト
自己資本比率の推移
8.0
2012年9月期末 自己資本比率
11.8
国内
基準
4.0
%
0
2011年
9月期末
2012年
3月期末
2012年
9月期末
不良債権比率(リスク管理債権比率※)
は、1.24%となり、
引き続き低水準で推移しています。
※「リスク管理債権比率」
とは、貸出金総額に対する銀行法に基づ
くリスク管理債権額の比率です。
不良債権比率の推移
全国銀行平均
(%)
4.00
2.51
2.50
1.51
1.39
2011年
9月期末
2012年
3月期末
3.00
2012年9月期末 不良債権比率
1.24
2.00
%
1.00
2011年3月期
1.24
2012年
9月期末
※全国銀行平均は、全国銀行協会発行「全国銀行財務諸表分析」に
よる平均値です。
(単位:百万円)
2012年3月期
2010年9月期
2011年9月期
2012年9月期
損益の状況
経常収益
31,002
31,739
15,791
16,439
16,462
経常利益
7,394
9,590
3,701
6,007
5,446
中間(当期)純利益
4,395
5,240
2,188
3,556
3,350
資産・負債及び資本など
資本金
発行済株式総数(株)
45,000
45,000
40,000
45,000
45,000
1,200,000
1,200,000
1,000,000
1,200,000
1,200,000
109,967
114,891
99,455
112,907
117,939
総資産額
1,189,425
1,259,664
1,087,287
1,219,149
1,298,812
預金残高※1
1,020,467
1,061,889
920,732
1,031,440
1,100,467
貸出金残高
813,747
924,120
787,889
859,393
929,870
有価証券残高
268,443
230,858
198,905
253,602
232,989
12.1
11.4
10.9
11.8
11.8
配当性向(%)
̶̶
̶̶
̶̶
̶̶
̶̶
従業員数(名)※2
501
500
502
502
497
単体自己資本比率(%)
信託財産の状況
信託報酬
信託勘定貸出金残高
信託勘定有価証券残高
信託財産額
1,138
900
599
469
331
164,498
61,091
125,800
148,223
42,344
48,404
87,760
71,459
56,658
93,120
1,541,523
1,125,815
1,875,347
1,368,391
989,850
※1 預金残高には、譲渡性預金を含みます。
※2 従業員数には、臨時雇員および嘱託は含まれていません。
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 8
会社概要
純資産額
オリックスグループの社会貢献活動
0
主要な経営指標の推移
項目
当社
主要業務の紹介
不良債権比率の推移
主要業務の紹介
業績ハイライト
個人部門
総合的なサービスを提供する銀行としてではなく、
特定分野に強みを発揮する銀行として、
お客さまのニーズにマッチした
特色のある商品・サービスをご提供しています。
1
預 金
主要業務の紹介
口座への入出金や振り込みなどの手続きを受け付ける店舗を持たず、シンプルな商品に特化することで実現した、高水
準な金利の円定期預金をご提供しています。
商品のご案内
ダイレクト預金
1999年3月に誕生した日本初の無店舗方式による通販型定期預金。通帳・
キャッシュカードはなく、定期預金証書を発行いたします。
eダイレクト預金
インターネット取引専用の定期預金。通帳・預金証書の発行はいたしません
が、定期預金作成・解約、残高照会などの手続きを、インターネットで行うこ
とが可能です。
オリックスグループの社会貢献活動
2
住宅ローン
不動産投資用の住宅ローン商品を主力とし、東京・大阪・福岡の3カ所に住宅ローンプラザを開設しています。お客さまの
ニーズやライフサイクルに合わせた商品を取りそろえ、お客さまのライフプランに沿ったオーダーメード型の住宅ローン
をご提供しています。
※以下に記載の「不動産投資ローン」
「住宅ローン」
「不動産活用ローン」を総称し、本ディスクロージャー誌では「住宅ローン」と表現しています。
不動産投資ローン
商品のご案内
アパートローン
居住用賃貸住宅(1棟)や、賃貸併用のご自宅の購入・建築をされる方に、きめ
細かなコンサルティングで、お客さまの賃貸経営をバックアップいたします。
投資用セカンドハウスローン
賃貸用マンション1室(40㎡以上)購入のためのローンです。お客さまの投資
スタイルに合わせて、
ご活用いただけます。
投資用マンションローン
当社指定の不動産会社が販売または仲介する投資用マンション購入(中古マ
ンションを含む)のためのローンです。
住宅ローン
会社概要
商品のご案内
住宅ローン
ご自宅の新築や購入をお考えの方に、マイホーム取得をサポートいたします。
セカンドハウスローン
ご自宅のほかに、通勤に便利な都心のマンションを購入される場合など、セカ
ンドハウス購入を応援します。
9 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
業績ハイライト
不動産活用ローン
商品のご案内
海外不動産や別荘のご購入・リフォーム資金をはじめ、教育資金など、首都圏
の居住用不動産を担保に、幅広くご活用いただけます。
シニア多目的住宅ローン
首都圏の居住用不動産を担保として、賃貸用不動産の購入資金のほか、
ご自宅
の住みかえ・リフォーム資金など不動産に関する用途にご活用いただけます。
3
無担保ローン
主要業務の紹介
ホームエクイティローン
「マイホープ」
商品のご案内
借りかえ専用ローン
「バンクプレミア」
銀行・信販会社・消費者金融会社・カード会社などからの個人向け無担保ロー
ンおよび各種商品購入ローンの借りかえ専用ローンです。
教育ローン
授業料はもちろん、アパート入居一時費用・教科書代・海外留学費用などの幅
広い教育関連資金ニーズにお応えします。
多目的ローン
ブライダルローン・リフォームローン・オートローン・フリーローンなど、幅広
い資金ニーズにお応えします。
4
生命保険
オリックスグループの社会貢献活動
カードローン
金利を年3.0%から17.8%、ご利用限度額を最大800万円に設定した、幅広
「オリックス銀行カードローン」 いお客さまにご利用いただける商品です。
医療保険・がん保険・終身保険・定期保険などの商品を取り扱っています。お客さまのライフプランに合わせた保障
をご提案いたします。
オリックス銀行は、従来よりお客さまへの円滑な資金供給を最も重要な社会的役割のひとつとして位置づけ、適
切かつ積極的な金融仲介機能の発揮に努めています。
「 金融円滑化ご相談窓口」や「金融円滑化苦情相談窓口」を
設置し、個人のお客さまからのご相談に迅速かつ柔軟な対応を行うなど、金融の円滑化への取り組みを推進して
います。また、
「 基本方針の概要」
「 組織・体制の概要」
「 貸付条件の変更等の実施状況」を当社のウェブサイトに掲
載しています。
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 10
会社概要
金融円滑化への取り組み
業績ハイライト
法人部門
直接金融、資産流動化などにより多様な資金調達が
可能になっていますが、
多くの企業にとって銀行が果たす間接金融機能は
引き続き重要なものです。
当社は、企業の銀行借り入れニーズや、
資産運用ニーズに積極的に対応しています。
1
資 金調達
主要業務の紹介
一般事業資金融資
東京・大阪・福岡の営業拠点を中心に、運転資金や設備資金など、さまざまな資金ニーズにお応えするオーダーメード型
のファイナンスをご提供しています。
アセットファイナンス
多様な金融手法やノウハウによるご提案を行い、お客さまのニーズに最適なファイナンスや商品・サービスをご提供して
います。
オリックスグループの社会貢献活動
2
オリックスグループの総合力による
ビジネスソリューションのご提供
お客さまのご要望やニーズに応じて、幅広いサービスメニューと国内外のネットワークを有するオリックスグループ各
社をご紹介しております。
オリックスグループ各社が専門性の高いソリューションを通して、お客さまの経営や事業に役立つサービスをご提供し
ています。
メンテナンス
リース
法人金融
サービス
不動産
オリックス
グループ
オリックス
銀行
お客さま
事業投資
会社概要
リテール
11 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
海外
業績ハイライト
3
法 人預金
※「法人eダイレクト預金」とは、
「法人eダイレクト定期預金」
「法人eダイレクト普通預金」の総称です。
商品のご案内
法人eダイレクト定期預金
法人eダイレクト普通預金
インターネット取引専用の「法人eダイレクト定期預金」と併せてご利用いた
だきます。
一般大口定期預金
余裕資金などの資金運用ニーズにお応えいたします。預入期間1カ月超3年未
満で満期日をご指定いただく「満期日指定型」と、預入期間1カ月、
3カ月、6
カ月、1年、2年、3年から期間をお選びいただく
「期間指定型」があります。
譲渡性預金
余裕資金などの資金運用ニーズにお応えいたします。預入期間2週間以上2年
以内で満期日をご指定いただく
「満期日指定型」となります。中途解約はでき
ませんが、所定の手続きにより譲渡することが可能な預金商品です。
オリックスグループの社会貢献活動
インターネット取引専用の定期預金。通帳・預金証書の発行はいたしません
が、定期預金作成・解約、残高照会、利息計算書作成などの手続きをインター
ネットで行うことが可能です。
預入金額300万円以上1,000万円未満の「スーパー定期300」、預入金額
1,000万円以上の「大口定期」を取り扱っています。また、1件当たりの預入金
額が5,000万円以上の場合、金額および期間に応じて、
「 大口定期」より有利
な金利設定が可能な「大口定期(相対型)」もご用意しています。預入期間は3
カ月以上2年以内で、
「大口定期(相対型)」のみ満期日指定も可能です。
主要業務の紹介
余資運用をされているお客さまに対し、大切なご資金を安全・確実に運用いただくため、インターネット取引専用預金
「法人eダイレクト預金」の場合、お客
「法人eダイレクト預金※」を中心に高水準な金利の預金商品をご提供しています。
さまは店舗に足をお運びいただくことなく、インターネットを通じて、口座開設、定期預金作成などの手続きを行ってい
ただくことが可能です。
金融円滑化への取り組み
オリックス銀行は、従来よりお客さまへの円滑な資金供給を最も重要な社会的役割のひとつとして位置づけ、適
設置し、法人のお客さまからのご相談やお悩みを解決に結びつけるためのコンサルティング機能が発揮できるよ
う、金融の円滑化への取り組みを推進しています。また、
「 基本方針の概要」
「 組織・体制の概要」
「 貸付条件の変更
等の実施状況」を当社のウェブサイトに掲載しています。
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 12
会社概要
切かつ積極的な金融仲介機能の発揮に努めています。
「 金融円滑化ご相談窓口」や「金融円滑化苦情相談窓口」を
業績ハイライト
信託部門
法人のお客さまに対し、
リース債権・クレジット債権などの
金銭債権や不動産の流動化など、
質の高い信託サービスをご提供しています。
特に当社は、資産流動化業務において、
お客さまの多様なニーズにお応えしています。
1
資産流動化
主要業務の紹介
金銭債権や不動産の信託により発行された信託受益権を投資家に販売して資金調達を図る資産流動化スキームの一翼
を担うことで、お客さまの資金調達をサポートしています。また、資金調達手段の多様化、バランスシートの改善を目指す
お客さまのニーズを満たすサービスをご提供しています。
金銭債権信託
貸付債権やリース債権・クレジット債権の信託など、お客さまの多様な資金調達・運用ニーズに対応しています。
取組例
オリックス銀行
(受託者)
金銭債権を信託
資金調達企業
(委託者兼当初受益者)
オリックスグループの社会貢献活動
信託受益権
譲渡代金
金銭債権
資金調達企業の
取引先
会社概要
13 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
信託受益権の譲渡
投資家など
(受益者)
業績ハイライト
不動産信託
信託を利用した不動産の流動化スキームにより、資金調達手段の多様化や、オフ・バランス効果を利用したバランスシー
トの改善を目指すお客さま向けにサービスをご提供しています。
取組例
不動産を信託
不動産所有者
(委託者兼当初受益者)
出資、
ローン
不動産の賃貸
投資家など
不動産のテナント
信 託受益権売買等業務
信託受益権の私募の取り扱いを行っています。委託者兼当初受益者が発行し保有する信託受益権の譲渡に当たり、投資
家などへの勧誘・媒介を行うことにより、当社のお客さまである委託者兼当初受益者の利便を図るとともに、投資家の資
金運用ニーズにもお応えしています。
オリックスグループの社会貢献活動
2
SPCなど
(受益者)
譲渡代金
信託受益権
賃料など
信託受益権の譲渡
主要業務の紹介
オリックス銀行
(受託者)
取組例
委託者兼
当初受益者
譲渡代金
投資家など
(受益者)
信託受益権の譲渡
信託受益権売買の勧誘・媒介
会社概要
オリックス銀行
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 14
オリックスグループの社会貢献活動
業績ハイライト
オリックスグループでは、企業活動だけではカバーしきれない社会福祉、将来を担う子ども・青少年の支援、音楽・文化芸
術などの分野でも貢献できることがあるという考えから、2006年4月「オリックス社会貢献基金」を設立し、支援活動を
スタートしました。
2010年12月1日「公益財団法人オリックス財団」として内閣総理大臣から公益認定を受けて公益財団法人に移行しま
した。今後も支援活動を継続的に行い、真に「豊かな社会」の実現に寄与していきたいと考えております。
今期は、オリックスグループの施設を利用し、児童養護施設の児童や障がい者の方々、震災による避難中のご家族の支援
として、次のような活動を実施しました。
オリックスグループの保養所にて、
「軽井沢で音楽を楽しむ会」
を開催
2012年7月14日∼16日に、福島原発事故の影響で
主要業務の紹介
他都県に避難中の子どものいるご家族総数66名を、
オリックスグループの保有する軽井沢の保養所に1泊
2日で招待し、保養所内で新日本フィル交響楽団およ
び東京フィル交響楽団によるミニコンサートと楽器
体験会を開催しました。
ミニコンサートの様子
オリックスグループの社会貢献活動
オリックス・バファローズの
野球観戦に招待(京セラドーム大阪)
2012年7月28日、29日の2日間、関西、四国の児童養
護施設の児童と職員ならびに関西圏に避難中の東日
本大震災の被災者の方々を、京セラドーム大阪での
野球観戦に総勢750名招待しました。社員ボランティ
ア以外にも現役大学生のボランティアの方にも運営
に携わっていただきました。来場者の思い出に残る一
日になればと、試合前には、応援歌「SKY」をチア
リーダーとダンスレッスンしたり、選手やマスコット
との記念撮影を行いました。試合終了後には、希望者
にグラウンドを開放したり、フィールドランニングに
参加していただくイベントを企画・実施しました。
チアリーダーとのダンスレッスンの様子
会社概要
これからも、オリックスグループとしてさまざまな支援活動を継続して行っていきます。
15 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
会社概要
(2013年1月1日現在)
業績ハイライト
概要
商号
オリックス銀行株式会社(ORIX Bank Corporation)
本店所在地
東京都港区芝3-22-8 オリックス乾ビル 〒105-0014
代表取締役社長
潮 明夫
設立
1993年8月23日
資本金
450億円
株主
オリックス株式会社(持株数の割合100%)
発行済株式総数
1,200,000株
従業員数
496名(2012年11月30日現在)
長期格付け
「A」格付投資情報センター
(R&I)、「 A−」
スタンダード&プアーズ(S&P)
代表取締役社長
潮 明夫
執行役員
秋元 宜
取締役兼執行役員副社長
森田 徹
執行役員
市場 誠
取締役兼執行役員副社長
林 春夫
執行役員
村岡 久
取締役兼専務執行役員
伊藤 誠一郎
執行役員
兒嶋 恒
取締役兼常務執行役員
杉山 弘修
常勤監査役
小河 和明
取締役
浦田 晴之
常勤監査役
鏑木 耕三
取締役
剱持 正敏
監査役
西江 章
監査役
井上 亮
営業所名
所在地
本店
東京都港区芝3-22-8 オリックス乾ビル 〒105-0014
セゾン出張所
東京都港区芝3-22-8 オリックス乾ビル 〒105-0014
立川オフィス
東京都立川市曙町2-22-20 立川センタービル 〒190-0012
大阪オフィス
大阪府大阪市西区西本町1-4-1 オリックス本町ビル 〒550-0005
福岡オフィス
福岡県福岡市博多区博多駅前4-4-15 博多駅前H44ビル 〒812-0011
沖縄出張所(コールセンター)
沖縄県那覇市おもろまち1-1-2 那覇新都心センタービル 〒900-0006
オリックスグループの社会貢献活動
営業所
主要業務の紹介
役員
銀行代理業者および銀行代理業務を営む営業所
千葉県千葉市中央区川崎町52-7
イトーヨーカドー川口店出張所
埼玉県川口市並木元町1-79
イトーヨーカドー葛西店出張所
東京都江戸川区東葛西9-3-3
イトーヨーカドー亀有店出張所
東京都葛飾区亀有3-49-3
イトーヨーカドーアリオ西新井店出張所
東京都足立区西新井栄町1-20-1
ディスクロージャー誌 2013年 中間期 16
会社概要
株式会社セブン銀行
イトーヨーカドー蘇我店出張所
業績ハイライト
沿革
1993年
8月 山一信託銀行株式会社として設立 1998年
4月 オリックスグループ入り
8月 オリックス信託銀行株式会社へ商号を変更
12月 ウェブサイトを開設
1999年
3月 無店舗販売方式による
「ダイレクト預金」
の取り扱い開始
4月 全国銀行協会に加入
10月 住宅ローン事業開始
3月 インターネット取引専用定期預金「eダイレクト預金」
の取り扱い開始
2001年
10月 株主割当増資200億円を実施(増資後の資本金は300億円)
2008年
5月 借りかえ専用ローン
「バンクプレミア」
の取り扱い開始
2009年
3月 法人向け商品・サービスの拡充にともない、東京・大阪に法人営業部を新設
4月 セブン銀行と銀行代理業務に関する業務提携を開始
主要業務の紹介
5月 「法人eダイレクト定期預金」
の取り扱い開始
9月 株主割当増資200億円を実施(増資後の資本金は400億円)
10月 本店を東京都中央区日本橋兜町から港区芝へ移転 12月 教育ローン・多目的ローンの取り扱い開始
2010年
3月 総資産1兆円を達成
2011年
3月 株主割当増資100億円を実施(増資後の資本金は450億円)
3月 預金残高(譲渡性預金を含む)1兆円を達成
10月 オリックス銀行株式会社へ商号を変更
2012年
3月 「オリックス銀行カードローン」
の取り扱い開始
11月 生命保険商品の取り扱い開始
オリックスグループの社会貢献活動
組織図
株主総会
監査役会
監査役
取締役会
グループ取引
委員会
信託委員会
コンプライアンス
委員会
常務会
営業第一部
本店リテール本部
プライベート・バンキング部
営業第二部
法人営業第一部
本店法人本部
法人営業第二部
法人営業第三部
法人営業支援室
金融開発部
西日本営業本部
大阪営業部
大阪法人営業部
福岡営業部
カードローン本部
カードローン企画部
カードローン・サービス部
経営企画部
総務人事部
法務・コンプライアンス部
システム部
審査部
リスク統括部
与信企画部
債権管理部
信託部
資金部
オペレーション・サービス部
営業企画部
営業推進部
監査部
会社概要
17 ディスクロージャー誌 2013年 中間期
リスクマネジメント
委員会
投融資委員会