前半:P1~19 - オリックス銀行

ごあいさつ
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
このたび、2015年3月期中間期の業績および事業内容をご紹介させていただく
ため、本ディスクロージャー誌を作成しました。
本誌を通じ、オリックス銀行について、一層のご理解をいただければ幸いです。
2015年3月期中間期(2014年9月期)の業績
安心してご利用いただける銀行を目指して
わが国の経済は、消費税引き上げに伴う駆け込み
当社は、1998年のオリックスグループ入り以来、
需要の反動の影響が見られましたが、雇用・所得環
総合的な銀行サービスではなく、特定分野に絞っ
境は着実に改善が続き、個人消費は底堅く推移し、
て強みを発揮することでお客さまのニーズにお応
全体としては反動の影響も徐々に和らいできていま
えしてまいりました。
す。企業の業況感も、一部業種において弱めの動き
店舗をもたないため、預金やカードローン、金銭
となっていましたが、総じて良好な水準が維持され、
信託では、インターネットや電話を利用した
「非対面
設備投資も増加させていく計画となっています。
取引」
を中心とし、不動産投資ローンや法人融資、信
海外経済は、新興国の一部になお緩慢さを残しつ
つも、先進国を中心に回復していますが、新興国・
資源国経済の動向や、欧州債務問題の今後の展開、
託業務では営業担当者による
「対面取引」
で最適な
ソリューションをご提供しています。
近年、インターネット上での金融犯罪が増加傾向
米国経済の回復ペースなどには注視が必要です。
にあることを踏まえ、インターネットバンキングサー
このような中、消費税増税後の不動産投資マー
ビスをより安全にご利用いただけるように、ウイルス
ケットは一時反動減が見受けられたものの引き続
対策ソフトの無料配布を行っています。また、セキュ
き堅調で、当社の主力商品である
「不動産投資ロー
リティ対策に関する情報を公開し、随時更新してい
ン」
も順調に残高を積み上げられました。
ます。今後も、お客さまに安心してお取り引きいただ
その結果、経常収益205億円
(前年同期比30億円
増加)
、中間純利益44億円
(同9億円増加)
と、好調
な業績を収めることができました。
ける環境の整備に注力してまいります。
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたし
ます。
2015年1月
オリックス銀行株式会社
代表取締役社長
1
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
CONTENTS
1
オリックスグループについて
3
オリックス銀行の特徴
5
7
金融経済環境
7
業績の概況
7
損益の状況
8
資産・負債・純資産の状況
9
信託財産残高の推移
9
10
不良債権比率の推移
10
主要な経営指標の推移
10
主要業務の紹介
11
個人のお客さま
11
法人のお客さま
13
15
オリックスグループの環境への取り組み
15
オリックスグループの社会貢献活動
17
会社概要
18
資料編
20
法定開示項目一覧
会社概要
オリックスグループの環境・社会貢献活動
オリッ クスグル ー プの
環 境・社 会 貢 献 活 動
自己資本比率
主 要 業 務の紹 介
業績ハイライト
業 績ハイライト
ごあいさつ
53
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
資料編
本誌は、銀行法第21条に基づいて作成した
ディスクロージャー資料(業務および財産の状況に関する説明
書類)
です。計数につきましては、原則として単位未満を切り捨
ての上、表示しています。
2
オリックスグループについて
オリックスグループには、
オリック
ックスグ
スグル
ループに
プには
は 時代
時代や人
時代や人が変わっても確実に受け継がれていくものがあります。
や人が変
が変わ
わっても
ても確実に受
に受け継
け継がれ
がれて
ていくものが
のがあり
があります
ありま
ます
その一つが どうしたらできるかを考える 姿勢。
お客さまのご要望にお応えするために、最後まで考えぬき、新しい
《こたえ》
を生み出そうとする姿勢です。
この姿勢を
「ほかにはないアンサーを。」
という言葉に託し、
オリックスグループのブランドスローガンとしてすべてのお客さまに宣言しています。
オリックスの企業理念(※)
オリックスは、たえず市場の要請を先取りし、先進的・国際的な金融サービス事業を通じて、新しい価値と環境の
創造を目指し、社会に貢献してまいります。
オリックスの経営方針(※)
1.
オリックスは、お客さまの多様な要請に対し、たえず質の高いサービスを提供し、強い信頼関係の確立を目指し
ます。
2.
3.
オリックスは、連結経営により、すべての経営資源を結集し、経営基盤の強化と持続的な成長を目指します。
4.
オリックスは、この経営方針の実践を通じて、中長期的な株主価値の増大を目指します。
オリックスは、人材の育成と役職員の自己研鑽による資質の向上を通じ、働く喜びと誇りを共感できる風土の醸
成を目指します。
オリックスの行動指針(※)
Creativity : 先見性と柔軟性を持って、たえず創造力あふれる行動をとろう。
Integration:お互いの英知と情報を結合させ、人間的なふれあいを通じて、グループ力を高めよう。
オリックス銀行の経営方針
オリックス銀行は、銀行業務の公共性に鑑み、信用を維持し、預金者保護等を確保するとともに金融の円滑を図
るため、銀行業務の健全かつ適切な運営を行います。このために、適切な法令等遵守態勢をさらに充実させ、また、
適正な業務執行を確保するためのガバナンス体制を構築・整備します。
オリックス銀行は、既存の銀行もしくは信託銀行のあり方にとらわれず、得意分野における専門性を高め、より高
度な専門的サービスを提供し、収益率の高い銀行を指向します。
(※)
「オリックスの企業理念」
「オリックスの経営方針」
「オリックスの行動指針」
のオリックスとは、オリックスグループを指しています。
3
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
主なサービスメニュー
個人向け金融サービス
●預金・金銭信託・不動産投資ローン ●カードローン ●生命保険
自動車関連サービス
●自動車リース・車両管理サービス
●レンタカー ●カーシェアリング
●U-car(中古車)
リース・販売
法人向け金融サービス
●ファイナンス ●レンタル・販売・各種ソリューションサービス ●企業間取引に関するソリューション
●生命保険・損害保険・企業年金コンサルティングサービス
●事業投資に関するソリューション
環境エネルギーサービス
●再生可能エネルギービジネス ●電力ビジネス
●省エネルギーサービス ●資源・廃棄物ビジネス
不動産関連サービス
●不動産投資・住宅開発
●施設運営
海外向け金融サービス
●航空機・船舶投資
●ファイナンス・コンサルティング
●事業開発・投資・資産運用
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
4
オリックス銀行の特徴
オリックス銀行は、1998年にオリックスグループ入りして以来、無店舗型の銀行として、お客さまのニーズ
にお応えする魅力的な金融商品・サービスの提供に努めてまいりました。経済環境はめまぐるしく変化し、
お客さまのニーズも複雑化・多様化しています。これからも、既存の銀行のあり方にとらわれない、柔軟な
対応力と商品力でお客さまのニーズにお応えしていきたいと考えています。
特徴
1
特定分野に絞ることで
商品・サービスに磨きをかけています
総合的な銀行サービスをご提供する
のではなく、得意分野に特化し、強みの
ある分野の商品・サービスを充実させ、
お客さまのニーズにお応えしています。
特徴
2
無店舗型の銀行だからこそ
商品・サービスを充実させています
当社には、口座への入出金や振り込み
などの手続きを受け付ける店舗やATM
はなく、またキャッシュカードも発行し
ていません。そのため、お客さまにはご
不便をおかけすることもありますが、代
わりに魅力的な金融商品のご提供や、
サービスの充実に努めています。
5
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
特徴
3
非対面取引の利便性と
対面取引による安心感
商品・サービスの特性に合わせた取引方法
をご提供しています。
預金・カードローンなどは、インターネット
や電話により、お申し込みからご契約まで、全
国どこからでもお取り引きいただけます。
一方、不動産投資ローン・法人融資・資産
流動化業務は、営業担当者がお客さまのお話
を対面で直接伺い、最適なソリューションをご
提供します。
対面でのお取り引き(face to face)
非対面でのお取り引き(インターネットなど)
営業担当者が、お客さまと直接、顔を合わせてお話を伺い、
インターネットや電話を活用し、お客さまにご来店いただくこ
最適なソリューションをご提供します。
となく、お取り引きが完了します。
法人向け融資・
資産流動化
不動産投資ローン
預金
カードローン
個人向け
金銭信託
経営課題に応える
ソリューションを提供
お客さまの目的にあった
ご利用目的に応じた
幅広い金利帯・限度枠
シンプルで分かりやすい、
オーダーメード型の
ローンを提供
銀行の使い分けを提案
でさまざまな用途に
ご利用いただける
ローンを提供
合同運用指定金銭信託
を提案
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
6
業
業績ハイライト
金融経済環境
当期の世界経済は、一部になお緩慢さを残しつつも先進
新興国では、景気の方向感は各国でばらつきがあるもの
国を中心に回復しています。
の、中国経済は基調として安定成長が続いています。
米国経済は、家計部門が主導する形で緩やかな景気回復
日本経済は、消費税増税に伴う駆け込み需要の一時的な
が確かなものとなってきている中で、量的緩和(QE3)
は縮
反動減がみられたものの、雇用・所得環境は着実な改善が
小基調にあります。
続いており、基調的には緩やかな回復を続けています。
欧州経済は、緩やかに回復してはいるもののやや足踏み
状態となり、一部の国では金融システム面での課題を抱え
ています。
業績の概況
このような金融経済環境のもと、当社は特定の分野に絞
カードローン事業は、利便性を高めるサービスのご提供
ることで強みを磨き、より質の高い金融商品・サービスの
と認知向上のための積極的な広告宣伝活動の結果、順調に
ご提供と、銀行として収益性・健全性へ高い意識を持った
残高を積み上げることができました。
経営の結果、次のとおりとなりました。
また、当社の主な調達手段である預金は、個人向けイン
主力の不動産投資ローンは、当期も、従来からのネット
ターネット取引専用の
「eダイレクト預金」
を中心に順調に
ワークとノウハウを生かして案件を選別しながら取り組み、
増加し、預金残高は1兆2,190億円(譲渡性預金含む)
とな
順調に残高を伸ばすことができました。一時、消費税増税
りました。
後の反動減の影響も見受けられましたが、個人投資家の不
信託事業は、新規案件の受託および
「eダイレクト金銭信
動産投資ニーズは引き続き強く、不動産投資マーケットは
託」
の積み上げにより、信託財産残高は4,423億円(前期末
堅調に推移しています。
比15億円増加)
となりました。
法人融資事業は、金利水準は引き続き低水準で推移して
以上より、経常収益は205億2百万円(前年同期比30億
おり、金融機関間の競争は激化しています。そのような中、
20百万円増加)
、中間純利益は44億59百万円(同9億60
リスク・リターンを十分に意識して顧客基盤の拡大を図って
百万円増加)
という結果となりました。
きました。
2014年9月期
44 億59百万円
中間純利益
●当期純利益の推移
(億円)
70
62
60
47
50
35
40
50
60
48
34
31
28
23
18
20
0
13
4
1999年
4
2000年 2001年
2002年
2003年
注)
グラフは3月期の当期純利益を表しています。
7
44
43
30
10
52
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年 2014年
9月
(半期)
損益の状況
業 績ハイライト
経常収益(売上高)
中間純利益
経常収益は、貸出金の伸長による資金運用収益の増加
預金残高は増加しましたが、調達金利の低下により資金
(前年同期比17億61百万円増加)
や、貸倒引当金の戻し入
調達費用は、22億71百万円(前年同期比33百万円減少)
と
れなどにより205億2百万円(同30億円20百万円増加)
と
なりました。営業経費は、カードローン事業の広告宣伝費
なりました。
の先行投資により増加し、経常費用は135億26百万円(同
17億82百万円増加)
となりました。
この結果、経常利益は69億75百万円(同12億38百万円
増加)
、中間純利益は44億59百万円(同9億60百万円増加)
主 要 業 務の紹 介
となりました。
2014年9月期
経常収益(売上高)
205億2百万円
●経常収益(売上高)
の推移
2014年9月期
中間純利益
44億59百万円
●中間純利益の推移
(億円)
44
50
250
205
200
164
40
174
150
30
100
20
50
10
0
2012年9月期
2013年9月期
2014年9月期
0
33
34
2012年9月期
2013年9月期
オリッ クスグル ー プの
環 境・社 会 貢 献 活 動
(億円)
2014年9月期
会社概要
資料編
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
8
資産・負債・純資産の状況
貸出金
預金
貸出金残高は、不動産投資ローンやカードローンの残高
個人向けの
「eダイレクト預金」
を中心に増加し、預金残
が順調に増加したことにより、1兆1,168億円(前期末比
高は1兆2,190億円(前期末比117億円増加)
となりました。
514億円増加)
となりました。
注)預金残高には譲渡性預金を含みます。
2014年9月期末
貸出金残高
1 兆 1,168 億円
●貸出金残高の推移
法人向け
個人向け
2014年9月期末
1 兆 2,190 億円
預金残高
●預金残高の推移
法人向け
個人向け
(譲渡性預金含む)
(億円)
11,168
12,000
10,653
9,926
10,000
12,073
(億円)
12,000
11,105
1,638
10,000
1,542
9,529
8,384
9,018
9,323
8,314
8,000
6,000
0
2,866
2,790
1,704
8,949
8,000
3,054
12,190
6,000
2013年9月期末
2014年3月期末
2014年9月期末
0
2013年9月期末
2014年3月期末
2014年9月期末
総資産・純資産
総資産は1 兆5,335 億円(前期末比757 億円増加)
、純
資産は1,322 億円(同47 億円増加)
となりました。
2014年9月期末
総資産
1 兆 5,335 億円
信託財産残高の推移
新規の流動化案件の受託や
「eダイレクト金銭信託」
の販
●信託財産残高の推移
売などにより信託財産残高は4,423億円(前期末比15億円
(億円)
増加)
となりました。
6,000
5,166
4,407
4,423
2014年3月期末
2014年9月期末
4,000
2014年9月期末
信託財産残高
4,423 億円
2,000
0
9
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
2013年9月期末
自己資本比率
業 績ハイライト
財務の健全性を示す指標のひとつである自己資本比率※
2014年9月期末
は、2014年9月期末で10.9%となり、国内で業務を営む金
10.9%
自己資本比率
融機関の基準(国内基準)4.0%を大きく上回る水準を維持
しています。
※自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づく平成18年金融庁告示
第19号に定められた算式により算出しています。
不良債権比率の推移
●不良債権比率の推移
末で0.52%となり、引き続き低水準で推移しています。
不良債権比率
全国銀行平均
(%)
※
「リスク管理債権比率」
とは、貸出金総額に対する銀行法に基づくリスク管
理債権額の比率です。
2014年9月期末
主 要 業 務の紹 介
不良債権比率(リスク管理債権比率※)
は、2014年9月期
当社
3.00
2.20
2.00
2.00
0.52%
1.00
0.63
2013年9月期末
2014年3月期末
2014年9月期末
注)全国銀行平均は、全国銀行協会発行「全国銀行財務諸表分析」による平均値です。
主要な経営指標の推移
(単位:百万円)
2013年3月期
2014年3月期
2012年9月期
2013年9月期
2014年9月期
オリッ クスグル ー プの
環 境・社 会 貢 献 活 動
0.00
0.52
0.72
損益の状況
経常収益
32,006
34,329
16,462
17,481
20,502
経常利益
9,844
10,636
5,446
5,737
6,975
当期純利益
6,012
6,513
3,350
3,498
4,459
資本金
発行済株式総数(株)
純資産額
45,000
45,000
45,000
45,000
45,000
1,200,000
1,200,000
1,200,000
1,200,000
1,200,000
121,631
127,587
117,939
124,192
132,293
総資産額
1,318,700
1,457,739
1,298,812
1,353,847
1,533,529
預金残高※1
1,079,541
1,207,333
1,100,467
1,110,535
1,219,034
貸出金残高
963,601
1,065,386
929,870
992,686
1,116,850
有価証券残高
218,596
244,631
232,989
226,387
289,846
12.0
11.3
11.8
12.1
10,9
̶
̶
−
−
̶
494
520
497
515
539
単体自己資本比率(%)
配当性向(%)
※2
従業員数(名)
会社概要
資産・負債および資本など
信託財産の状況
信託勘定貸出金残高
信託勘定有価証券残高
信託財産額
630
456
331
234
204
19,838
28,602
42,344
39,448
32,440
78,854
48,298
93,120
59,753
45,678
688,877
440,784
989,850
516,661
442,346
資料編
信託報酬
※1 預金残高には、譲渡性預金を含みます。
※2 従業員数には出向者を含み、臨時雇員および嘱託は含まれていません。
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
10
主
主要業務の紹介
個人のお客さま
総合的なサービスを提供する銀行としてではなく、特定分野に強みを発揮する銀行として、
お客さまのニーズにマッチした特色のある商品・サービスをご提供しています。
1 貯める
● 預金
口座への入出金や振り込みなどの手続きを受け付ける店舗を持たず、シンプルな商品に特化することで実現した、高水準な
金利の円定期預金をご提供しています。
インターネット取引専用預金。通
帳・預金証書は発行しませんが、e
ダイレクト預金口座を開設すること
eダイレクト預金
により、普通預金のお預け入れ、定
インターネット取引専用預金
期預金の作成・解約、残高照会な
どの手続きを、インターネットで行
安心の元本保証
高水準な金利
預金保険の対象
うことが可能です。
1999 年3月に誕生した日本初の無
店舗販売方式による通販型定期預
金。通 帳・キャッシュカードはな
ダイレクト預金
通販型定期預金
く、定期預金証書を発行します。
証書発行
安心の元本保証
預金保険の対象
2014年12月より、インターネット取引専用の
「eダイレクト2週間定期預金」の取り扱いを開始しまし
お知らせ
た。資金の運用先を選択している間や、できるだけ自由に資金を使いたいが普通預金より少しでも高い
利回りで運用したいなどの短期運用ニーズにお応えする商品です。
11
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
2 増やす
業 績ハイライト
● 合同運用指定金銭信託
運用の仕組み
1. 信託金
2. 貸付金
オリックス銀行
4. 元本・収益金
3. 貸付金返済
貸付先
お客さまからお預かりする信託金を 、主として当社が厳選した上場企業等への無
eダイレクト金銭信託
担保貸付金で運用します。貸付先からの元利払金を原資にお客さまに収益金の配
主 要 業 務の紹 介
お客さま
当および元本の償還を行います。
● 不動産投資ローン
賃貸を目的とした投資用不動産のご購入、お借り換えなどにご利用いただける
「不動
産投資ローン」
。マンション一室からアパート一棟、新築から中古まで、お客さまごとの
オリッ クスグル ー プの
環 境・社 会 貢 献 活 動
3 借りる
さまざまな不動産投資ニーズ、スタイルにあわせてオーダーメード型のサービスをご提
供しています。安心の
「団体信用生命保険付」
商品で、お客さまの資産形成プランを応援
します。
幅広い金利帯と限度枠を設定した
「オリックス銀行カードローン」
。お客さまのライフ
ステージで生じるさまざまな資金ニーズにお応えします。お借り入れやご返済は振り込
会社概要
● カードローン
みに加えて、全国各地の提携金融機関ATMを無料でご利用いただけます。また、お客さ
ま専用のウェブサイト
「メンバーズナビ」
もご用意しています。
資料編
12
法人のお客さま
直接金融、資産流動化などにより多様な資金調達が可能になっていますが、多くの企業に
とって銀行が果たす間接金融機能は引き続き重要なものです。
当社は、企業の多様な資金調達ニーズや、資産運用ニーズに積極的に対応しています。
1 資金調達
一般事業資金融資
アセットファイナンス
東京・大阪・福岡の営業拠点を中心に、運転資金や設備
多様な金融手法やノウハウによるご提案を行い、お客さ
資金など、さまざまな資金ニーズにお応えするオーダーメー
まのニーズに最適なファイナンスや商品・サービスをご提
ド型のファイナンスをご提供しています。
供しています。
2 ビジネスソリューションのご提供
お客さまのニーズに応じて、幅広いサービスメニュー
と国内外のネットワークを有するオリックスグループ各
メンテナンス
リース
社をご紹介しています。
オリックスグループ各社による専門性の高いソリュー
ションのご提案を通じて、お客さまの多様なニーズにお
応えしています。
法人金融
サービス
不動産
オリックス
グループ
オリックス
銀行
お客さま
事業投資
リテール
13
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
海外
3 資産流動化
金銭債権信託
貸付債権やリース債権、クレジット債権の信託など、お客さまの多様な資金調達・運用
業 績ハイライト
資産流動化スキームの一翼を担うことで、お客さまの資金調達をサポートしています。資金調達手段の多様化やバランス
シートの改善を目指すお客さまのニーズにお応えします。
ニーズに対応しています。
信託を利用した不動産の流動化スキームにより、資金調達手段の多様化やオフ・バランス
不動産信託
効果を利用したバランスシートの改善を目指すお客さま向けにサービスをご提供してい
4 法人預金
主 要 業 務の紹 介
ます。
余資運用をされているお客さまに対し、大切なご資金を安全・確実に運用いただくため、インターネット取引専用預金「法
人eダイレクト預金」
を中心に、高水準な金利の預金商品をご提供しています。
口座を開設することにより、普通預金のお預け入れ、定期預金の作成・解約、残高照会、
利息計算書作成などの手続きをインターネットで行うことが可能です。
法人eダイレクト預金
・スーパー定期300:預入金額300万円以上1,000万円未満
・大口定期:預入金額1,000万円以上
また、1件当たりの預入金額が5,000万円以上の場合、金額および期間に応じて、
「大口
定期」
より有利な金利設定が可能な
「大口定期(相対型)
」
もご用意しています。預入期間
オリッ クスグル ー プの
環 境・社 会 貢 献 活 動
インターネット取引専用預金。通帳・預金証書は発行しませんが、法人eダイレクト預金
は3カ月以上2年以内で、
「大口定期(相対型)
」
のみ満期日指定も可能です。
余裕資金などの資金運用ニーズにお応えします。預入期間1カ月超3年未満で満期日を
一般大口定期預金
ご指定いただく
「満期日指定型」
と、預入期間1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年から
期間をお選びいただく
「期間指定型」
があります。
譲渡性預金
をご指定いただく
「満期日指定型」
となります。中途解約はできませんが、所定の手続き
により譲渡することが可能な預金商品です。
会社概要
余裕資金などの資金運用ニーズにお応えします。預入期間2週間以上2年以内で満期日
資料編
14
オ
オリックスグループの環境への取り組み
オリックスグループは、お客さまや社会のニーズを捉え、ビジネスを通じて環境・
環境方針
エネルギー問題の解決に貢献します。また、事業領域の拡大・成長による変化を
踏まえ、これに適った対応を進めます。
オリックスグループが提供するエコサービスやグループのエコ活動は以下をご参照ください。
エコサービスガイド▶http://www.orix.co.jp/grp/env_soc/environment/report.html
オリックスグループでは、事業活動を通じて
「創る」
と
「使う」
の両輪で社会に貢献します。
枯渇し ないエネルギーへの挑戦
創る
再生可能エネルギーによる発電や割安な電力の供給、省エネルギーサービスな
ど、エネルギーサービスの川上から川下までのさまざまな分野において、お客
さまのニーズにお応えします。
メガソーラー
オリックス株式会社、株式会社キューコーリース
自治体や企業などが保有する全国の遊休地
を賃借し、最大出力1MW以上の大規模な太
陽光発電所(メガソーラー)
を建設し、運営し
ています。
地熱・風力などの新エネルギー事業の推進
オリックス株式会社
太陽光のみならず、地熱、風力、バイオマス
発電などの再生可能エネルギーを活用した発
電事業を積極的に推進しています。グループ
で運営している
「杉乃井ホテル」
(大分県別府
市)
では、自家用では国内最大級の規模となる
最大出力1.9MWの地熱発電所を保有、運営し
ています。また、群馬県では
「吾妻木質バイオ
マス発電所」
を運営しています。
太陽光発電システム販売
オリックス株式会社
メーカーからの機器の直接仕入れや全国の工事会社とのネットワークによるスケールメリット
を活かし、割安な価格でお客さまのシステム投資をサポートします。
15
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
ションを組み合わせた家庭向けエネルギーサービスを展開しています。災害発生時の非
常用電源を確保するだけでなく、電力の見える化と最適な電力使用方法の提供により、
電力利用料金の削減や昼間の最大需要電力の抑制(ピークカット)
にも貢献します。
主 要 業 務の紹 介
環境配慮型社会の実現に向け て
ONEエネルギー は、蓄電池レンタルと電力の見える化、節電をサポートするアプリケー
業 績ハイライト
ONEエネルギー株式会社
使う
蓄電システムレンタルサービス
自動車の環境配慮型トータルサービス
オリッ クスグル ー プの
環 境・社 会 貢 献 活 動
オリックス自動車株式会社
「リース」
「レンタカー」
「カーシェ
アリング」から
「中古車販売」
、付加
価値の高い
「車両管理サービス」
ま
で、クルマのライフサイクルの各時点
で環境負荷低減やCO2 排出量の削
減、環境意識の醸成に役立つサー
ビスを総合的にご提供します。
環境配慮型不動産事業
会社概要
オリックスグループは環境性能の高いオフィス・商業施設・物流施設・住まいなどの
不動産開発を行うほか、ゴルフ場、ホテル、水族館などの運営施設における環境負荷低
減に取り組んでいます。
オリックスグループのエコ活動
サンゴ礁が持つ高い生物多様性の保持能力を守り、美し
沖縄サンゴ礁再生プロジェクト
い海を次世代へ残すため、オリックス不動産は、2008年に
SANGO ORIX
沖縄サンゴ礁再生プロジェクト
「SANGO ORIX」を開始し
ました。現在も、沖縄県の海域でサンゴの移植活動を行って
有限会社海の種および沖電開発株式会社と連携し、サン
ゴ礁の成長状況などの確認調査を含めた保全・再生活動を
資料編
います。
続け、2014年7月までに7,600本のサンゴを移植しました。
合計で10,000本の移植を予定しています。
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
16
オ
オリックスグループの社会貢献活動
オリックスグループでは、事業活動だけではカバーしきれない社会福祉、将来を担う子ども・青少年の
支援、音楽・文化芸術などの分野でも貢献できることがあるという考えから、2006年4月に
「オリック
ス社会貢献基金」
を設立し、支援活動をスタートしました。2010年12月1日に内閣総理大臣から公益
認定を受けて公益財団法人に移行、2014年6月25日に
「公益財団法人オリックス宮内財団」
へ名称変
更しました。
今後も支援活動を継続的に行い、真に
「豊かな社会」
の実現に寄与していきたいと考えています。
第5 回オリックスグループ音楽芸術フェスタ
2014年8月5日の午前と午後の2回、首都圏にお住まい
の障がいのある方やそのご家族など、総勢約3,000名を東
京芸術劇場にご招待し、新日本フィルハーモニー交響楽団
の演奏と、宮川彬良氏の指揮・ピアノによるコンサートを開
催しました。
©堀田力丸
今回はオーケストラとダンスのコラボレーションにより、
幅広い層の招待者に音楽の楽しさを味わっていただきまし
た。今後も、障がいのある方や児童養護施設の児童などに
向けて、音楽・芸術分野での活動を展開していく予定です。
第3 回復興 未来 チャリティフェスタ
2014年6月28日、東日本大震災復興支援の第3回チャリ
ティフェスタを、オリックス銀行本店でもある東京都港区の
オリックス乾ビルで開催し、地域住民など157名に来場い
ただきました。この活動は、被災地に行く機会のないオリッ
クスグループ社員の
「東京で何か支援ができないか」
という
声から、震災孤児・遺児支援を目的として地元町内会との
共催により始まり、社員ボランティア活動として定着してい
ます。
長崎県児童養護施設の児童を関西旅行へご招待
2014年8月1日∼3日に、長崎県児童養護施設の児童と
職員62名を2泊3日の関西旅行にご招待しました。今回も、
オリックス・バファローズの試合観戦、京都水族館やユニ
バーサル・スタジオ・ジャパン の見学を通じ、のびのびと
夏休みの3日間を過ごしていただきました。開催は18回を
迎え、これまで多くの児童に参加いただきました。今後も、
社会福祉分野における活動のひとつとして継続していく予
定です。
17
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
©堀田力丸
(2015年1月1日現在)
会
会社概要
概要
オリックス銀行株式会社(ORIX Bank Corporation)
本店所在地
東京都港区芝3-22-8 オリックス乾ビル 〒105-0014
代表取締役社長
潮 明夫
設立
1993年8月23日
資本金
450億円
株主
オリックス株式会社(持株数の割合100%)
発行済株式総数
1,200,000株
従業員数
535名(2014年11月30日現在)
「A+」
格付投資情報センター(R&I)
、
「 A−」
スタンダード&プアーズ
(S&P)
役員
山谷 佳之
執行役員
兒嶋 恒
代表取締役社長
潮 明夫
執行役員
古屋 長和
取締役兼執行役員副社長
林 春夫
執行役員
大原 誠
取締役兼執行役員副社長
原 雅彦
執行役員
権藤 健治
取締役兼専務執行役員
杉山 弘修
常勤監査役
秋元 宜
取締役兼常務執行役員
市場 誠
監査役
森田 徹
取締役
浦田 晴之
監査役
坂口 勝一
執行役員
村岡 久
監査役
内村 幸夫
営業所
東京都港区芝3-22-8 オリックス乾ビル 〒105-0014
セゾン出張所
東京都港区芝3-22-8 オリックス乾ビル 〒105-0014
立川オフィス
東京都立川市曙町2-22-20 立川センタービル 〒109-0012
大阪オフィス
大阪府大阪市西区西本町1-4-1 オリックス本町ビル 〒550-0005
福岡オフィス
福岡県福岡市博多区博多駅前4-4-15 博多駅前H44ビル 〒812-0011
沖縄出張所
(コールセンター)
沖縄県那覇市おもろまち1-1-2 那覇新都心センタービル 〒900-0006
会社概要
本店
オリッ クスグル ー プの
環 境・社 会 貢 献 活 動
取締役会長
主 要 業 務の紹 介
長期格付
業 績ハイライト
商号
銀行代理業者および銀行代理業務を営む営業所
株式会社セブン銀行
イトーヨーカドー蘇我店出張所
千葉県千葉市中央区川崎町52-7
イトーヨーカドー川口店出張所
埼玉県川口市並木元町1-79
イトーヨーカドー
東京都江戸川区東
西店出張所
西9-3-3
東京都
飾区亀有3-49-3
イトーヨーカドーアリオ西新井店出張所
東京都足立区西新井栄町1-20-1
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
資料編
イトーヨーカドー亀有店出張所
18
組織図
株主総会
監査役会
監査役
取締役会
情報システム
委員会
グループ取引
委員会
信託委員会
リスクマネジメント
委員会
投融資委員会
コンプライアンス
委員会
12月
1999年
2001年
3月
無店舗販売方式による
「ダイレクト預金」
の取り扱い開始
4月
全国銀行協会に加入
10月
住宅ローン事業開始
3月
10月
2009年
ウェブサイトを開設
インターネット取引専用預金「eダイレクト預金」
の取り扱い開始
株主割当増資200億円を実施(増資後の資本金は300億円)
3月
東京・大阪に法人営業部を新設
4月
セブン銀行と銀行代理業務に関する業務提携を開始
5月
9月
10月
「法人eダイレクト定期預金」
の取り扱い開始
株主割当増資200億円を実施(増資後の資本金は400億円)
本店を東京都中央区日本橋兜町から港区芝へ移転
2010年
3月
総資産1兆円を達成
2011年
3月
株主割当増資100億円を実施(増資後の資本金は450億円)
預金残高(譲渡性預金を含む)1兆円を達成
10月
2012年
3月
2013年
4月
5月
8月
2014年
4月
12月
19
オリックス銀行株式会社へ商号を変更
「オリックス銀行カードローン」
の取り扱い開始
オリックスグループ入り15周年を迎える
「eダイレクト金銭信託」
の取り扱い開始
設立20周年を迎える
オリックスグループ創立50周年を迎える
「eダイレクト2週間定期預金」
の取り扱い開始
ディスクロージャー誌 2015年3月期 中間期
リテール営業本部
オリックス信託銀行株式会社へ商号を変更
営業第一部
オリックスグループ入り
8月
営業第二部
4月
営業第三部
1998年
リテール営業支援室
山一信託銀行株式会社として設立
プライベート・バンキング部
8月
大阪営業部
1993年
福岡営業部
法人営業本部
本店法人営業第一部
本店法人営業第二部
法人戦略営業部
法人営業支援室
金融開発部
大阪法人営業部
カードローン企画部
カードローン本部
カードローン・サービス部
経営企画部
総務人事部
システム部
事務統括部
リスク統括部
法務・コンプライアンス部
審査部
与信企画部
債権管理部
信託部
資金部
オペレーション・サービス部
営業企画部
営業推進部
監査部
沿革
常務会