老舗和菓子屋「◯◯◯◯」の豆大福は、だいたい昼過ぎには売り切れてしまうほどの人気です。 ある日、店員が豆大福1個を落としてしまい売り物にならないので捨ててしまいました。 さて、店員が豆大福を落としたことによって、この店はいったいいくらのお金を失ったのでしょうか ? (豆大福1個当たり) 売価 100円 原価 30円 儲け 70円 解答 割合 1 原価分の30円の損 70% 2 売値分の100円の損 20% 3 利益分の70円の損 7% 4 損失はない 1% 5 その他 2% Copyright © 2013 Co.,Ltd. All rights reserved. 3 同じ10%でも効果は違う(利益感度について) 前提(1) メニューは1種類(8,000円)だけ 前提(2) 原価は1,200円(原価率15%) 前提(3) 固定費は400,000円 売上 【現状】 8,000円×100人= 800,000円 利益を増やすには? 材料費 1,200円×100人= 120,000円 ①料金を上げる 営業利益 6,800円×100人= 680,000円 ②客数を増やす 固定費 400,000円 ③材料費を減らす 最終利益 280,000円 ④固定費を減らす ①料金を10%上げる 8,800円×100人= 880,000円 売上 ②客数を10%増やす 売上 8,000円×110人= 880,000円 材料費 1,200円×100人= 120,000円 材料費 1,200円×110人= 132,000円 営業利益 6,800円×100人= 760,000円 営業利益 6,800円×100人= 748,000円 固定費 400,000円 固定費 400,000円 最終利益 360,000円 最終利益 348,000円 ③材料費を10%減らす 8,000円×100人= 800,000円 売上 ④固定費を10%減らす 8,000円×100人= 800,000円 売上 材料費 1,080円×100人= 108,000円 材料費 1,200円×100人= 120,000円 営業利益 6,800円×100人= 692,000円 営業利益 6,800円×100人= 680,000円 固定費 400,000円 固定費 360,000円 最終利益 292,000円 最終利益 320,000円 Copyright © 2013 Co.,Ltd. All rights reserved. 7 【発注量を消費量にしている】 材料Aは1箱10本入り(1本100円) 材料Bは1箱10本入り(1本100円) 売値は1本200円 試算表に計上されている金額 売値は1本200円。 10本使い切るのに1ヶ月かかる。 10本使い切るのに2ヶ月(1ヶ月5本) かかる。 1ヶ月の売上高は・・・ 発注量を消費量にしていると 売上原価は 2000円 正しい原価率 1000円 間違った原価率 3000円 意味のない◯◯率 1000円 1000円 2000円 2000円 1000円 3000円 1ヶ月後は? 1ヶ月の売上高は・・・ 発注量を消費量にしていると 売上原価は 正しい原価率 間違った原価率 意味のない◯◯率 1000円 0円 1000円 ・正しい原価率は正しい消費量からしかわからない。 Copyright © 2013 Co.,Ltd. All rights reserved. 12 ・消費と商売で損失の考えは違う。 ・商品は、30円で作って100円に変えるためのもの(より多くのお金を生み出せたはずのもの) ⇒落とさなければ100円に変身していたはず ・会計上の数字と経営判断のための数字は違う ・会計上の数字は税金を計算するための数字 ・会計上の数字は経営判断のために役に立つかもしれないし、立たないかもしれない。 なぜなら、会計上の数字は経営判断に使う目的で作られていないから。 ・決算書(試算表)を見るときは利益がいくらかではなく、お金の動きをみる Copyright © 2013 Co.,Ltd. All rights reserved. 4
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