職長会活動実践記

職長会活動
◆工事場所 北海道函館市梁川町3 2◆施 主 東日本ハウス㈱
◆工 期 2012年 月 日~2015年3月 日
◆所 長 平井 和貴
WAZAC函館五稜郭新築工事(札幌支店)
大きな現場で最高のものを仕上げる誇りとやりがい
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函館市の中心市街地である五稜郭地区に建設
場作業員や社員にもお声をかけて懇親会等を開
が進む3棟の高層マンション。五稜郭タワーを
催しています」
(田中さん)
除けば、函館市で最も高層となるその建物は、
そんな懇親会の中でも特筆すべきは腕相撲大
街のランドマークともいえる存在になろうとし
会で、職種ごとで腕力の違う「腕自慢」が熱戦
ている。
を繰り広げた
(会長の世永さんが見事に優勝!)
。
ミヤビ、ナゴミ、タクミと3棟並ぶうちの、
北海道の他地域に比較すると温暖とされる道
後施工2棟(ナゴミ、タクミ)をこの作業所が
南の函館であるが、それでも冬の寒さは厳しく、
担当している。先行のナゴミ棟が竣工し、職長
冬場は雪かき用のスコップ持参で現場入りし、
会もそこでの経験をそのままタクミ棟の施工に
一日の作業はまず雪かきから始まるなど、作業
活かし、職長会会長の世永幹人さん(㈱濱野建
環境は厳しい。
材店)
、副会長の田中守さん(㈱マロケン)を
「特に我々内装業者に多いケガは、カッターな
中心に積極的な安全衛生活動を展開している。
どで手を切ることなのですが、冬場は特に手が
「主な活動としては毎週木曜日の職長会パトロ
滑りやすいので、工具の扱いは十分に注意を要
ールの実施です。終了後は全員で集まって、安
します」
(世永さん)
全な作業が出来るように、不安全な部分の改善
「夏は夏でやはり暑くなるので、熱中症になら
等を実施しています。現場が狭隘で、また周辺
ないように、水分や塩飴の補給を十分に行って
の車や歩行者の通行が多いので、警備の人と連
います」
(田中さん)
携をとりながら、仮囲いからの車の出入り、特
1棟を竣工して引き渡し、続いて1棟を施工
にPC板の搬入の際などに第三者災害を起こさ
していくというタイトな工程ながら、職長会を
ないように注意しています」
(世永さん)
中心とした作業員の頑張りもあり、工程を全く
2棟を続けて同じメンバーで進めるというこ
遅延させることなく順調に進んでいるという。
とで、職長会も継続的な活動が出来、雰囲気も
「函館一の大きな現場で最高のものを仕上げる
良好とのことだ。
「雰囲気のいい職長会です。工事の期ごとに現
という誇りとやりがいをもって、竣工まで頑張
りたい」
(世永さん)
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