に にじ (株)サーバント「かわらばん」 № 2 5月号 平成 27 年 5 月 11 日発行 広島で開催された感覚統合療法学会が行う講習会(計3日間)に参加して参りました。講習会の 中身は、すぐに弊社の施設で実施可能な具体的な内容が多く、今後は、各施設の指導員に広める機 会を設けていきたいと考えています。 私が、今回の研修で一番心に残った言葉は、「感覚統合療法の最終的な目標は、子どもたちがや りたいことをできる存在になり、環境に対して満足感をもって反応し、自己を意味ある存在に導く ようになることである。」です。今後は一人一人の自己肯定感を高める療育・教育を実践していき たいと考えています。 (株)サーバント専務取締役 長野 達矢 【特別支援教育コラム2】 「社会性を身につけさせる」と言いますが、まずは「身辺自立」をさせることが重要です 社会性を調べる検査に「新版S-M社会生活能力検査」があります。この検査では、社会生活能力とし て「コミュニケーションする力」や「集団参加する力」を身につける前に「時間いっぱい作業する力」が 必要であるといっています。更に、その基礎として、「一人で移動できる力」や「身辺自立」はもっと重 要であるといっています。私たち大人や指導員は、まず、食事や排泄、着替えといった身辺自立をしっか りとさせることが大切であり、家庭や学校と弊社が協力して行うことで早く身についていくと考えます。 そういう意味では、4月から始まった短期入所「虹色ハウス」の存在価値は大きく、どの子にも一度は体 験してほしい内容が豊富にある施設であると考えています。 学校心理士・ガイダンスカウンセラー 山内 康彦(当社顧問) 虹の橋(放課後等デイサービス1号店)学習・創作支援型 施設長:大江悟 60-3500 たくさんの新1年生が喜んで参加しています。新しい場所が苦手なお子さんも多い中、一人一人の活動を 保障し、自分の居場所づくりに努めています。その結果、落ち着いて生活できるようになってきました。 具体的には、新学年当初は下校時刻がバラバラで一斉の活動が仕組みにくいものです。しかし、虹の橋で は、そのことを逆手にとって、活動に時間差を設け、宿題や学習を個別でしっかり行うようにしています。 また、豆つかみや工作など、個人で楽しむ活動を充実させています。 虹色キラリ(放課後等デイサービス2号店)運動支援型 施設長:古田加代子 23-0550 運動療育が充実した「虹色キラリ」。今月は、新しい友だちが多く入ってきたことから、運動や活動の特 性に合わせて「年齢別でグループを分ける」ときと「あえて異年齢を混ぜて教え合うグループに分ける」と きを意図的に区別し、工夫して遊んでいます。また、頑張った成果は、SST(ソーシャルスキルトレーニ ング)の理論のもと、シールやスタンプで達成感や充実感が味わえるようにしています。結果として、挨拶 やお礼、「貸して→いいよ」などの言葉がけがしっかりとできるようになってきました。 虹色スケッチ(放課後等デイサービス3号店)早期就労支援体験型 施設長:長野達矢 60-3577 小学校高学年以上を対象にした「虹色スケッチ」では、「早期就労支援」の充実を図るため、「指示され たことをやる。」 「決められたことができる。」段階から「自分でやろうと決めたことを最後までやり切る。」 ことができるように、一人一人が自立した学習や活動を進めています。 学習面では、個々の学習に加えて、施設周辺の地域調べを行っています。今後は、インタービューに出 かけたり、調べた結果を地図にまとめたりするなどの活動へ発展させていきたいと考えています。また、 活動面では、従来の農作業やつけもの作りに加えて、お手玉づくりやペットボトルリサイクルも行ってい きたいと思っています。 虹色SKY(放課後等デイサービス4号店)感覚統合運動支援型 施設長:井上純 60-3261 活動的な新1年生が増えましたが、あえて「静」の時間大切にしています。具体的には、はじめの会で 全員が自分名前をはっきりと言えるように支援しました。 もちろん、 「動」の時間も充実しています。リズムダンスやソーラン節などで時間いっぱい体を動かして います。また、綱渡りやバランスボールなど、充実した感覚統合運動も継続して行っています。今後は、 集団的な遊びも積極的に取り入れていきたいと考えています。 虹色ハウス(ショートステイ)リピーター続出!! 施設長:小倉博 60-3263 一度利用した子どもたちから「また泊まりたい!!」という声が続出しています。充実したサービスを 提供するために定員が最大5名までと限られています。お早めにご予約ください。 ※保護者の皆様の病気や冠婚葬祭の参加など、緊急時の対応に適していますが、日々放課後等デイサービ スでかかわっているお子さんを見ていると新しい場所が苦手なケースが多いようです。いざという時のた めに、安心して泊まることができるように事前にお試しの宿泊をしていただくことをおすすめします。 ◎担当:虹色ハウス施設長 小倉(電話番号:080-9494-2504) 虹色パーク(児童発達支援)いよいよ5月1日オープン 施設長:水野雅永 60-3265 早期からのよりよい療育を充実させるため、 (株)サーバントが「児童発達支援事業」を開始しました。 従来の支援施設「児童発達支援センター」とも連携をとりながら、より充実した内容を継続的に取り組む ことができるように工夫しています。もちろん併用も可能です。更に送迎についても相談に応じます。 具体的な活動内容は、 「言語活動」 「運動遊び」 「音楽活動」 「創作遊び」などを日替わりで行っていきま す。また、午前の部と午後の部の2回実施しますので保護者の皆様の都合とお子さんの実態に合わせて利 用することが可能です。詳しくは、上記施設長水野までお問い合わせ下さい。 【最新ニュース】 ① 「ミナモダンス」をつくった岐阜大学の熊谷先生と(株)サーバントがコラボし、今度は、障がいのある 子どもたちの機能を高めるダンスを実践していくこととなりました。大学生のお兄さんやお姉さんも加わっ て、本年度は楽しい活動が更に増えていきそうです。保護者の皆様のご理解とご協力をお願いします。 ② 保護者の皆様への教育相談の充実も図っています。本社ビル内には、専用の相談室「カウンセリングルーム」 も準備しています。もちろん家庭訪問も可能です。お気軽に各施設でお申し込みください。 (※予約制)
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