戸田市文化会館 総合案内パンフレット 平成 27年 4月1日号 (3) TODA CITY THEATRE 劇団ONE 第3回公演 時は今、奇妙なバケモノ世界でのできごと ― 。 犬石 隆(劇団芸術監督) 劇団ONE、今年で三年目を迎えます。旗挙げはシェイクスピアの『夏の夜の夢』で 西洋の古典を、二年目は泉鏡花の『夜叉ヶ池』で日本の古典演劇も学び、おかげさま で大好評を得ることができました。劇団員も、技術的にもハードルの高い芝居を経験 することで、大きく成長できたと思っています。 今年は宮沢賢治に挑戦します。賢治の小説や童話を脚色、私のオリジナルの要素 も入れて構成しました。賢治の文体は、独特のイメージを紡ぎ出す強烈なパワーを 持っています。賢治の「言葉」をいかに俳優が自分のものとして咀嚼し、お客様に豊 潤なイメージを伝えられるか─。 今年も新しいメンバーが入り、積極的で楽しい雰囲気の稽古を見ていると、徐々に 劇団のカラーといったものも出来上がってきた印象がします。これからも応援よろし くお願いいたします! 【プロフィール】 早稲田大学第一文学部卒業。フランスの演出家ニコラ・バタイユに師事、 「ベラ・レーヌシステム」を学び、松竹演劇 製作部に入社。その後ミュージカルや演劇の脚本・演出を中心に幅広く活動。 『 真夏のシンデレラ館で』 『 チェンナ ムの夢』 『カーネギーの日本人』 『 葉っぱのフレディ』などオリジナルミュージカルの担い手として高い評価を得て いるほか、 ニール・サイモン 『映画に出たい!』 (テアトルエコー) など翻訳劇も手がけ、戸田市民ミュージカルでは旗 挙げから作・演出を毎年担当、 『 ザ・リバー~二本の櫂~』 といった傑作を生み出している。 飢饉に苦しむバケモノ世界の貧村から、都会に出て出世を夢みる少年ネネム。 立身出世していく少年ネネムと、奇妙キテレツなバケモノたちが織りなす、哀しく も美しい、不思議な物語─。 宮沢賢治の初期の小説、 『 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 を、 『 銀河鉄道 の夜』 や『やまなし』など名作のコラージュも加えて構成し、賢治独特の世界観を、 芸術監督犬石隆が鮮やかに、魅力あふれる演出でご覧に入れます。 三年目となる劇団ONE公演。フレッシュなメンバーも加えた個性あふれる俳優 陣がお贈りする 『ネネム』。賢治の「言葉」が紡ぎ出す未体験ワールドを、 しばしご 堪能ください! 6 7日 劇団ONEは、文化推進プロジェクトの一環として演劇活動を通じ、団員の親睦と世代間の交流を図り、 戸田市における文化芸術の振興と発展に寄与することを目的に戸田市文化会館が設立した劇団です。 全席自由 開場/14:30 開演 /15:00 一般/1,000円 高校生以下/ 500円 ※当日は、いずれも200円増となります。 Cast ※登場順 マミミ ネネム 中村 翔 大塩 彩馨 ポピーテイル 井手口 由美 パラの女医 児玉 清美 クーボー博士 阿部 由起子 テジマー 昆布取りの紳士 ジョバンニ カンパネルラ 藤沼 善行 ぱく 京子 木下 隆 中野 翠 兄カニ 生島 理正 判事 淵岡 みゆき 弟カニ ポピーテクラ 検事 ザシキワラシ 穴井 恭市 曵間 直子 石塚 怜美 黒澤 宣子 ポピーアネラ ポピーサミル フクジロ 荒物屋のおかみ 金子 エリ 岡 亜希子 出口 智子 高田 邦子 ポピールキニ 脇坂 佳子 世界長 駒﨑 元庸 ※配役は予告なく変更する場合があります。 自 主 会 プ オンライン 前売開始 4月11日(土)10:00~ ●後援/戸田市・株式会社ジェイコム川口戸田 TODA CITY THEATRE 劇団ONE 第2回公演より 【作】泉 鏡花 【構成・演出】犬石 隆 第2回公演「夜叉ヶ池」 (泉鏡花作)が2014年6月7日(土)に 戸田市文化会館にて上演され、大成功をおさめました。 【公演アンケートより抜粋】 最後、自然に 涙が溢れてきました。 みなさんのレベルが 高く驚きました! 迫力があり、 引き込まれました。 演出が面白く、 楽しく観られました。 たくさんのご来場ありがとうございました! 第3回公演もお楽しみに!
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