08HC150 山内 里香

08HC150
山内
里香
テレビゲームとは何か?
テレビゲームとはコンピュータゲーム機器
(ゲーム機)やゲームソフト、それらを使用した
遊戯のこと。
テレビをディスプレイとして使う機器が一般的
であることからこう呼ばれた。テレビを用いない
携帯型ゲームも一般的な意味の「テレビゲーム」
に含むことが多い。
オンラインゲームとは何か?
コンピュータネットワークを利用したゲーム
で、インターネットを利用して、多くのプレイ
ヤー達と一緒に遊ぶことができる。
言葉、行動はプレイヤーの意思によるもので、
プレイヤーの人格を受け継いでいる。
オンラインとオフライン
■広い意味でのオンラインゲーム
・通信回線(通信手段)を使って遊ぶゲームの全て
■狭い意味でのオンラインゲーム
・インターネットに常時接続をして遊ぶゲーム
・リアルタイムで他人との交流が(標準で)あるゲーム
このふたつの条件を同時に満たす場合
■オフラインゲーム
・インターネット環境が必要ないゲームの全て
ゲームの種類
・アクション
・シュミレーション
・シューティング
・スポーツ
・レース
・学園ものなどのコミュニケーション
・音楽・リズム・ダンス
・カード・パズル
・パチンコ・麻雀
・RPG
・ミニゲーム
子どもにとってテレビゲームが悪影響となる経緯
テレビゲームが悪影響と言われた最初のピーク
→昭和63年前後
「ドラクエ事件」!!
子どもたちのテレビゲームに対する熱狂がピークに達す
るとともに、悪影響論も最初のピークを迎えた。
2回目のピーク
→5年後の平成5年
平成4年末に、イギリスの14歳の少年が、テレビ
ゲーム遊びの最中にてんかん発作を起こして死亡したと
いう事件があった。
テレビゲームは、さまざまな身体的側面に悪影響を与
えるのではないか?
3回目のピーク
→平成9年∼平成10年
平成9年5月、神戸において、14歳の少年が6年生の
児童を殺害した「小学生連続殺傷事件」が起こる。
また、平成10年1月∼3月には、学校の中で、ナイフ
で教師や友人を刺し殺す事件発生。
原因の一つとしてテレビゲームが指摘された
4回目のピーク
→平成14年7月
「ゲーム脳」の議論が出された。
これをきっかけとして、テレビゲーム遊びがキレやす
い子どもを生みだすなど、テレビゲーム悪影響論が注目
を浴びている。
オンラインゲームでの事件
台湾でオンラインゲームで自分のキャラクター
が殺された10代の青年が、自分のキャラを殺さ
れたことに腹を立てて現実世界でナイフで刺し殺
した。
ゲームの世界と現実がゴチャゴチャになっていた
ゲーム中毒
テレビゲームなどに余りに夢中になって、食べることも身体
を動かすことさえもしなくなり、そのために血液循環が悪く
なり、衰弱していく。
最悪の場合は死にいたるほど深刻なものだが、本人は自分の
異変にさえも気がつかずにゲームをひたすら打ち続けている
人が多い。
ゲームが普及している国ではゲーム中毒人口は増え続けてい
るそうです。
中国で13歳の少年が飛び降り自殺したことが、
ネットゲームのせいだと怒り、両親がゲーム会社
を訴訟を起こした事件があった。
自殺する直前に36時間以上もネットカフェで、
ゲームをしていた。
そんな長い間、ひきこもっていたら親が迎えにい
くか、捜索願いを出すべきである。
悪いのはネットゲームなのか、親なのか・・・?
無料オンラインゲームの落とし穴
・テレビや雑誌等の広告では「無料」ばかりが強調され、
有料コンテンツが含まれていることを消費者が十分に
認識できるように表示されていない。
・「無料」とうたったゲームサイトにアクセスしたとた
ん、高額な請求をされる。
・ゲームで知り合った人に個人情報を教えてしまうと、
身に覚えのない請求や勧誘のメールが届くこともある。
そんなときは?
・無料とうたっているオンラインゲームでも、ゲームで使うアイテム
が有料である場合も多く、また、利用に際しては通信費がかかるの
で注意すること。
・サイト等で知り合った人から「無料でゲームができる」などと教え
られても安易にアクセスしないこと。
・ゲームサイトで知り合った人などに不用意に個人情報を教えないこ
と。
・トラブルにあった場合は、消費生活センターに相談すること。
悪影響の実証
知的能力と学力
暴力性
社会的不適応
視力
体力
暴力性
ゲームは子どもに対して、暴力が問題解決の手段
として有効であるという見方や暴力の手段を学習
させること、また、暴力をふるうことに慣れさせ、
ゲームの中だけでなく、現実場面においても暴力
をふるわせやすくしてしまうのではないか。
社会的不適応
生身の人間関係を持たなくなる結果、生身の人間
関係の中で育成されるべき技能が身につかず、ま
た、生身の人間関係に向かっていこうという意欲
も失い引きこもりや不登校のような社会的不適応
の状態になるのではないか。
知能能力と学力
子どもの日常的なゲーム使用によって、勉強や読
書などの知的能力や学力に悪影響が出るのではな
いか。
しかし、実際には、教育的な内容を持つゲームが
知能能力や学力をのばすことはしばしば示されて
いる。
視力
モニター画面を通じて情報が提供されるゲームを、
長時間、近距離からみた利用者は、眼の疲労や視
力の低下など、眼に強い悪影響を受けるのではな
いか。
体力
外遊びが減ることによって、運動する機会が失わ
れ、その結果、骨格や筋肉、さらには運動感覚が
発達せず、身体能力の低下や肥満が生じるととも
に、ケガや病気をしやすい体になると考えられる。
テレビゲームの有用性
*娯楽提供
*友達などと一緒に遊んだ場合のチームワークを促す
*機器に慣れ親しむことができる(特に女の子)
*ゲームをクリアしたときに自分に自信をもつことがで
きる
*読書・算数・問題解決のスキルを養うことができる
悪いゲームソフト
満足
悪循環
子ども
(どちらに向かわせるかは大人の責任が大きい)
好循環
良いゲームソフト
満足
有用性の期待
・教育テレビゲームの使用によって算数や数学、語
彙、読みなどの学習内容。
・社会的不適応とくに不登校の子どもの適応を促す。
また、気を紛らわせ、子どもの心理臨床的な問題
を取り除くためにも用いられる。
テレビゲームと子ども
*子どもへの悪影響のみを強調して、単純にテレ
ビゲームを子どもから遠ざければ良いものでは
ない。
*子どもがテレビゲームとうまく付き合っていけ
るようにするためには、社会を構成する一人一
人が、この問題について認識を持ち、それぞれ
の立場において取り組むことが重要である。
まとめ
・やりすぎたり、のめりこんでしまうとゲームは
人に中毒や体力低下といった悪影響を与えてし
まうので、遊ぶ時間を決めたり、楽しく勉強を
する一つの方法に使ったりする。
・無料のオンラインゲームや、サイト内での人と
のかかわりには十分注意が必要。
・子どもだけでなく、大人にとってもゲームは娯
楽であり、楽しみの一つである。
参考文献
・テレビゲームと子ども
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/04033001.htm
・オンラインゲームでおきた事件
http://doraiai.miz-a1.com/ent1005.html
・オンラインゲームの落とし穴
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20091216_2.html
・ゲーム中毒
http://journal.mycom.co.jp/articles/2
008/03/04/netaddict/index.html