事業報告書(PDF形式) - 日本アメリカンフットボール協会

公益社団法人日本アメリカンフットボール協会
平成25年度事業報告
Ⅰ
活動報告
公益社団法人としての最初に事業年度は、2014 年 2 月 3 日から 2014 年 3 月 31 日までのおよそ 2
か月間である。この期間は、アメリカンフットボールとしてはシーズンオフであり、次年度に向けた
準備期間に位置づけられており、JAFA の事業としては、例年シーズンオフに集中して行われる委員
会活動、指導者養成講座、フットボールアカデミー、平成 26 年に予定されている国際試合の準備な
どが実施された。
1)日本体育協会公認指導者養成事業
定款第5条1号に関連する事業として、公益財団法人日本体育協会(以下「日体協」という。)が
主催する公認指導者養成事業の一つとして、日本体育協会からの委託に基づいてアメリカンフットボ
ール競技に関する以下の公認指導員専門科目講習会を開催した。
・東京地区:2 月 22 日(土)23 日(日)3 月 1 日(土)9 日(日)
14 講座、53 名受講(延べ人数)
・関西地区:2 月 15 日(土)16 日(日)
5 講座、23 名受講(延べ人数)
・東北地区:2 月 15 日(土)16 日(日)
3 講座、14 名受講(延べ人数)
・九州地区:2 月 22 日(土)23 日(日)3 月 22 日(土)23 日(日)
5 講座、9 名受講(延べ人数)
・東海地区:3 月 29 月(日)
1 講座、2 名受講
冬季開催講座合計
28 講座開催
101 名受講(延べ人数)
なお、指導員資格の上位に位置づけられる「コーチ資格」のカリキュラムの準備として、USAF
(USA Football)が編纂したプレイブック(オフェンス 3 冊、ディフェンス 2 冊)の日本語版出版、
ならびに動画(Film Room、Drills Library)の日本語字幕付きの活用に向けて、それぞれの翻訳作
業ならびに日本語字幕入力作業を開始した。
2)コーチクリニック、フットボール教室
定款第5条1号に関連する事業として、昨年度までジュニア世代(19 歳以下)の選手を対象とす
るフットボール教室(ジュニア育成フットボールキャンプ)を関東及び関西にて開催していたが、今
年度から対象選手を三つの年齢カテゴリー(ジュニア/U-19、カレッジ/大学生、シニア/社会人)に
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広げ、日本代表チームのコーチを中心とするアカデミーコーチングスタッフによる一貫した指導体制
で基礎技術を指導する「JAFA フットボールアカデミーキャンプ」を実施した。
・2014 年 2 月 15 日~17 日:カレッジアカデミーキャンプ(関東開催)
、参加選手 114 名
・2014 年 2 月 22 日~24 日:カレッジアカデミーキャンプ(関西開催)
、参加選手 54 名
・2014 年 3 月 1 日~2 日:シニアアカデミーキャンプ(関東開催)、参加選手 117 名
・2014 年 3 月 8 日~9 日:シニアアカデミーキャンプ(関西開催)、参加選手 79 名
・2014 年 3 月 13 日~15 日:カレッジアカデミーキャンプ(関西開催)
、参加選手 59 名
・2014 年 3 月 16 日~18 日:カレッジアカデミーキャンプ(関東開催)
、参加選手 36 名
・2014 年 3 月 21 日~23 日:U-19 アカデミーキャンプ(関東開催)、参加選手 58 名
・2014 年 3 月 28 日~30 日:U-19 アカデミーキャンプ(関西開催)、参加選手 53 名
延べ参加人数 570 名
3)川崎市まちづくり推進委員会参加
定款第5条1号に関連する事業として、川崎市のまちづくり推進委員会に参加し、アメリカンフッ
トボールを活用した川崎市のまちづくりと、川崎市におけるアメリカンフットボールの普及発展に努
めた。
川崎市が進めてきた川崎富士見球技場のメインスタンド(南側スタンド)の建設工事が 2014 年 3
月末に完成することから、川崎市と関連競技団体との間で施設の利用に関する説明会等に出席すると
ともに、メインスタンドの竣工記念を兼ねて 4 月 12 日に開催予定である国際試合(第2回ジャーマ
ンジャパンボウル:GJB)に関しての打合せを実施した。
4)アメリカンフットボール日本選手権「ライスボウル」の開催
定款第5条2号に関連する事業として、2014 年 1 月 3 日に実施した JAFA 主催試合、アメリカン
フットボール日本選手権「第67回ライスボウル」の報告書を作成し、協賛企業など関連団体への報
告を行った。
5)高校生連盟・中学生連盟の主催試合に対する後援
この期間において、定款第5条2号に関連する事業としての高校生連盟や中学生連盟が主催する試
合(日本選手権、選抜チーム対抗戦など)は実施されなかった。
6)国際試合の主催
2013 年度は、定款第5条3号に関連する事業として、国際試合の主催はなかったが、次年度に開
催が予定されている下記二つの国際試合に関して、その準備を行った。
・第2回ジャーマンジャパンボウル
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対戦:シニア日本代表チーム
対
シニアドイツ代表チーム
日時:2014 年 4 月 12 日 13 時キックオフ
場所:川崎富士見球技場
・第5回 IFAF シニア世界選手権アジア予選
対戦:シニア日本代表チーム
対
シニアフィリピン代表チーム
日時:2014 年 4 月 26 日 13 時キックオフ
場所:アミノバイタルフィールドにて
7)国際試合へのチーム派遣
定款第5条3号に関連する事業として、IFAFが主催する国際試合はなかったが、次年度に開催
が予定されている下記3つの国際試合に向けて、シニア日本代表チームとカレッジ日本代表チームを
組織し、強化キャンプなどチーム派遣の準備を行った。
・第2回ジャーマンジャパンボウル
対戦:シニア日本代表チーム
対
シニアドイツ代表チーム
日時:2014 年 4 月 12 日 13 時キックオフ
場所:川崎富士見球技場
・第5回 IFAF シニア世界選手権アジア予選
対戦:シニア日本代表チーム
対
シニアフィリピン代表チーム
日時:2014 年 4 月 26 日 13 時キックオフ
場所:アミノバイタルフィールドにて
・第1回カレッジ世界選手権(国際大学スポーツ連盟 FISU 主催)
参加国:日本、メキシコ、スウェーデン、フィンランド、中国
日
程:5 月 1 日~5 月 11 日
場
所:スウェーデン王国ウプサラ市
8)国際試合への審判員の派遣
定款第5条3号に関連する事業として、国際試合への審判員の派遣はなかったが、26年度に予定
されている下記の国際試合に審判員を派遣すべくその準備を行った。
・第5回 IFAF シニア世界選手権アジア予選
vs シニアクウェート代表チーム
対戦:シニア韓国代表チーム
日時:2014 年 4 月 12 日 14 時キックオフ
場所:韓国ソウル市内(Mokdong General Stadium)
・第2回ジャーマンジャパンボウル
対戦:シニア日本代表チーム
対
シニアドイツ代表チーム
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日時:2014 年 4 月 12 日 13 時キックオフ
場所:川崎富士見球技場
・第5回 IFAF シニア世界選手権アジア予選
対戦:シニア日本代表チーム
対
シニアフィリピン代表チーム
日時:2014 年 4 月 26 日 13 時キックオフ
場所:アミノバイタルフィールド
9)競技規則の制定・告知・頒布
定款第5条4号に関連する事業として、アメリカンフットボール競技の2013年度版公式規則を
頒布した。
10)医科学研究会
定款第5条5号に関連する事業として、医科学研究会を開催した。
日
時:2014 年 2 月 23 日 10 時~16 時 30 分
会
場:日本大学文理学部百周年記念会館
参加者:社会人 69 名、学生 53 名、計 112 名
11)ドーピング検査
定款第5条5号に関連する事業として、ドーピング検査の実施機会はなかった。
12)アンチ・ドーピング講習会
定款第5条5号に関連する事業として、アンチ・ドーピング講習会を開催する機会はなかった。
13)受講者推薦(日本体育協会公認スポーツドクター及びアスレティックトレーナー養成講座)
定款第5条5号に関連する事業として、日本体育協会が主催するアスレティックトレーナー養成講
座の受講生を1名推薦した。推薦にあたっては、安全対策委員会が、受講希望者の中から日本体育協
会の受講者選考基準に合格するものを選考した。
14)アメリカンフットボールに適した競技場の設置促進
定款第5条6号に関連する事業として、川崎市が川崎区富士見公園に建設中の川崎富士見球技場
(旧名称:川崎球場)に関して、人工芝の詳細仕様等について、川崎市に対してアドバイスを行った。
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15)CFO会議への競技規則委員の派遣・参加
定款第5条7号に関連する事業として、米国CFO(College Football Officiating LLC)が主催す
る会議及びNCAAルール委員会編集小委員会に競技規則委員を派遣する機会はなかった。
16)WEBサイトによる情報発信
定款第5条8号に関連する事業として、JAFA専用のWEBサイトを活用して、JAFA及びア
メリカンフットボールに関する情報を発信した。
当該期間においては、JAFA フットボールアカデミーに新たにからだづくり講座のページを開設し
た。また、日本代表のページは三つの世代に分けて、シニア日本代表、カレッジ日本代表及び U-19
日本代表のページを新たに作成した。
17)殿堂顕彰
定款第5条9号に関連する事業として、我が国においてアメリカンフットボールの普及発展に貢献
した方々を顕彰しその栄誉を称える「殿堂顕彰規程」を起案した。3 月 16 日に開催された第1回理
事会に提出した。
18)関係団体・機関との情報交換・連携
定款第5条10号に関連する事業として、日本体育協会(JS)、日本オリンピック委員会(JO
C)、スポーツ振興センター(JSC)、日本トップリーグ連携機構(JTL)など関係団体・機関と
密に情報交換を行い、連携して活動した。
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Ⅱ
内部統制体制に関する決議
平成25年度は、内部統制体制について以下の決議を行った。
平成25年度第1回理事会(2014 年 3 月 16 日)
公益社団法人日本アメリカンフットボール協会
殿堂顕彰規程
以上
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公益社団法人日本アメリカンフットボール協会
殿堂顕彰規程
(目的)
第1条
この規程は、公益社団日本アメリカンフットボール協会殿堂顕彰事業に関し、必要
な事項を定めることを目的とする。
(殿堂顕彰の目的)
第2条
殿堂顕彰事業は、日本におけるアメリカンフットボールの発展に大きな貢献した
方々の功績を讃え、敬意と感謝の意を表することを目的とする。
(顕彰の種類)
第3条
この規程に定める顕彰の種類は、次のとおりとする。
⑴
競技者表彰
⑵
指導者表彰
⑶
審判員表彰
⑷
特別表彰
(顕彰の基準)
第4条
⑴
前条に定める顕彰の基準は、その種類ごとにそれぞれ以下に掲げるとおりとする。
競技者表彰
以下のいずれかに該当する者で、現役を引退した後5年以上経過したも
の
・競技者として、加盟団体の公式戦において、多年に亘り優秀な成績を収め、顕著な
功績があった者
・競技者として、日本アメリカンフットボール協会の公認選手権試合等(国際大会を
含む。)において、特に顕著な活躍をした者
・競技者として、アメリカンフットボール競技を通して、社会貢献等に寄与し顕著な
功績があった者
⑵
指導者表彰
以下のいずれかに該当する者
・指導者として、日本に於けるアメリカンフットボール競技の指導育成に貢献し、顕
著な成果又は功績があった者
・指導者として、アメリカンフットボール競技を通して、社会貢献等に寄与し顕著な
功績があった者
⑶
審判員表彰
以下のいずれかに該当する者
・審判員として、日本に於けるアメリカンフットボール競技の審判活動に貢献し、顕
著な功績があった者
・審判員として、アメリカンフットボール競技を通して、社会貢献等に寄与し顕著な
功績があった者
-1-
⑷
特別表彰
以下のいずれかに該当する者
・日本に於けるアメリカンフットボールの組織または管理に関して、アメリカンフッ
トボールの普及振興又は発展に顕著な貢献をした者
・日本に於けるアメリカンフットボール競技等に対して、多年に亘って支援を行
い、多大な貢献をした者
・その他日本に於けるアメリカンフットボール普及振興又は発展に顕著な貢献をした
者(前3号に該当する者を除く。)
(顕彰候補者の推薦者)
第5条
顕彰候補者の推薦者は、次に掲げるとおりとする。
⑴
会員(正会員、賛助会員、特別会員)
⑵
加盟団体の代表者
⑶
役員(理事・監事)
⑷
委員会委員長
⑸
理事会が候補者の推薦を委嘱した者
(顕彰者選考委員会)
第6条
顕彰事業の実施に当たって、理事会は、協会役員(3名以内)、報道関係者(3名
以内)、その他アメリカンフットボールの歴史に詳しい有識者などから構成される顕彰者
選考委員会をその決議に基づき設置する。
2
顕彰者選考委員会の組織及び運営に関する事項は、理事会において別に定める。
(殿堂顕彰者の選考手続き)
第7条
殿堂顕彰者の選考手続きは、次のとおりとする。
⑴
殿堂顕彰者の選考手続きは、殿堂委員会が司る。
⑵
殿堂委員会は、理事会の決定を受けて、第5条に定める推薦者に対して顕彰候補者の
募集を通知する。
⑶
殿堂委員会は、推薦された候補者に関してその功績を調査すると共に必要に応じて候
補者を追加し、一次候補者リストを作成する。(一次選考)
⑷
顕彰者選考委員会は、一次候補者リストを審査し、その中から顕彰候補者の二次候補
者リストを作成する。(二次選考)
⑸
理事会は、前項の二次候補者リストの中から殿堂顕彰者を決定する。殿堂顕彰者の人
数は、理事会においてその都度定める。
⑹
顕彰選考委員会の委員又は理事が殿堂顕彰候補者となった場合は、選考に関与しては
ならない。
(殿堂顕彰者の公表)
第8条
理事会は、殿堂顕彰者を以下の要領で顕彰し、公表する。
-2-
⑴
本協会が主催する公の場で殿堂顕彰者を表彰する。
⑵
殿堂顕彰者の氏名及び功績を本協会のホームページで公表する。
⑶
アメリカンフットボールの殿堂またはそれに準じる場所において、殿堂顕彰者の氏名
を掲示しその功績を永く讃える。
(顕彰の時期)
第9条
2
顕彰は、原則として5年毎に行うものとする。
前項の定めにかかわらず、理事会の決定により顕彰を行うことができる。
(重複顕彰の禁止)
第10条
一度顕彰を受けた者は、重複して顕彰を受けることはできない。
(委任)
第11条
この規程の実施に関して必要な事項は、会長が別に定める。
(改廃)
第12条
附
この規程の改廃は、理事会の決議による。
則(2014年3月16日理事会決議)
この規程は、2014年3月16日より施行する。
-3-