雲 南 地 域 第6期介護保険事業計画 平成 27年 3 月 雲南広域連合 はじめに 高齢者の介護を社会全体で支える仕組みとして導入された介護保険制度は、 平成 12 年 4 月の施行以来 15 年が経過し、介護サービスの利用は大幅に増加 し続けています。わが国の 75 歳以上人口は、団塊世代が 75 歳以上になる 2025 年(平成 37 年)頃までは急速に増加すると言われています。 一方、雲南地域では、高齢化率 35.2%(平成 25 年)と、全国 3 位の島根県 (30.9%)の内でも高く、超高齢社会を迎えており、人口流出、少子高齢化も 伴って、高齢者のひとり暮らしや夫婦のみの世帯の割合が更に高まることが見 込まれています。 また、後期高齢者の増加により、認知症高齢者や医療ニーズの高い要介護高 齢者も増えてくることが予想され、雲南圏域にお住いの住民一人ひとりが、年 齢にとらわれることなく、生きがいを持てる環境を地域全体で創り出していく ことが重要であります。 そのため、雲南広域連合では、 「地域包括ケアシステム」の構築を目指したこ れまでの取組みを継承し、さらに充実を図り、在宅医療と介護連携等を本格化 した「第 6 期介護保険事業計画」を策定いたしました。 この雲南圏域が、本計画の基本理念である「高齢者がいつまでも自分らしく 幸せな生活を続けられる地域」となることを目指し、住民の皆様をはじめ、保 健、医療、福祉関係機関及び関係団体の皆様のご理解とご協力を得て、この計 画を着実に進めて参ります。 終わりに、この計画を策定するにあたり、貴重なご意見、ご提言を賜りまし た「介護保険事業計画審議会」委員の皆様をはじめ、ご協力をいただきました 多くの方々に厚くお礼申し上げます。 平成 27 年 3 月 雲南広域連合長 速 水 雄 一 目 【総 次 論】 第 1 章 計画策定にあたって 1.計画策定の趣旨 .................................................................................. 1 2.計画の基本理念 .................................................................................. 1 3.計画策定の視点 .................................................................................. 1 4.計画策定の取組み及び体制................................................................. 2 5.計画の期間 ......................................................................................... 3 6.他の制度による計画等との整合調和 .................................................. 3 【各 論】 第2章 介護保険事業の現状 1.高齢者の状況 ...................................................................................... 4 2.要介護(要支援)認定者の推移.......................................................... 5 3.要介護(要支援)認定率 .................................................................... 6 4.日常生活圏域の地域特性 .................................................................... 7 5.入所施設及び居住系サービス利用状況 ............................................. 14 6.居宅サービス利用状況...................................................................... 15 7.市町村特別給付事業 ......................................................................... 17 8.標準給付費 ....................................................................................... 17 9.サービス基盤整備の状況 .................................................................. 18 10.地域支援事業の状況 ....................................................................... 19 第3章 計画の体系と基本施策の推進 計画の体系 ............................................................................................. 34 1.地域包括ケアシステムの構築 ........................................................... 36 2.認知症施策の推進............................................................................. 39 3.介護予防の推進 ................................................................................ 42 4.継続可能な介護保険制度の運営........................................................ 46 第4章 介護保険事業に関する将来推計 1.人口及び被保険者数の推計............................................................... 51 2.要介護(要支援)認定者数の推計 .................................................... 53 3.サービス別利用者数及び利用量の推計 ............................................. 54 4.地域支援事業の展開 ......................................................................... 68 5.高齢者の健康づくりの推進............................................................... 78 6.介護サービス基盤整備...................................................................... 80 第5章 第 1 号被保険者の保険料算定 1.給付費の推計 .................................................................................... 85 2.保険料基準額の設定及び所得段階 .................................................... 88 第6章 計画の推進について 1.連携体制の推進 ................................................................................ 89 2.情報提供体制の充実 ......................................................................... 89 3.計画の進捗管理 ................................................................................ 89 関連資料 1.平成27年度介護保険制度改正の概要 ................................................ 90 2.介護保険給付費及び地域支援事業費の財源構成 ............................... 91 3.日常生活圏域ニーズ調査及び結果の概要 ......................................... 92 4.介護保険事業計画審議会委員名簿 .................................................... 95 第6期介護保険事業計画総論 第1章 計画策定にあたって 1.計画策定の趣旨 本計画は、介護保険法の第 117 条の規定に基づき策定が義務づけられており、 介護保険の給付対象となるサービスの種類・量の見込み等を定めるなど介護保険 事業運営の基礎となる事業計画です。 第 6 期以降の介護保険事業計画は、 「団塊の世代」が 75 歳以上となる 2025 年を目標年とする「地域包括ケア計画」として、第 5 期事業計画で開始した「地 域包括ケアシステム」の実現に向けての取組みを発展させていくことが基本とな ります。その背景には、これまでの全国一律の画一的な介護サービスのみではな く、医療や介護、生活支援などの様々なサービスが切れ目なく提供できるような 体制が必要になってきています。雲南地域でも、人口が減少する一方で高齢化率 はますます高くなると見込まれます。第 5 期計画までの実績を踏まえて、高齢者 が住み慣れた地域で生活を継続するためにはどのようなサービスが必要かを、医 療、福祉、地域の担い手など、それぞれの立場の人が意識を共有し、一体となっ て取り組む必要があります。 こうした背景を踏まえ、第6期計画として向こう 3 年間の介護保険事業計画を 策定します。 2.計画の基本理念 本計画は、地域包括ケアシステムの構築により、高齢者がどのような状態であ っても、住み慣れた地域で、自分らしく、自らを幸せと思える生活が続けられる ことをめざして次のような基本理念を設定しました。 「高齢者がいつまでも自分らしく幸せな生活を続けられる地域」 3.計画策定の視点 【地域包括ケアシステムの構築】 雲南広域連合及び構成市町では、地域包括ケアシステムの構築年として国が 示す 2025 年を見据え、主に次の 4 つの視点から、第 6 期事業計画を策定し ます。 (1)在宅医療・介護連携の推進 近年、介護サービスの提供に医療ニーズを伴うケースが増えている状況から 医療との連携はますます求められていますが、当地域においてはその体制が十 分とは言えない現状です。 今後は、医師会や各医療機関等関係機関と連携を図りながら取組みます。 1 (2)認知症施策の推進 第5期事業計画においても、認知症に対する施策は重点項目として取り組ん できました。雲南地域では、認知症の要介護者は認定者数全体の7割を占め、 今後も増える見込みにあり、これまでの取組みをより充実・強化させる必要が あります。 また、これまでのケアとしては、認知症要介護者に対して「事後的な対応」 が主眼でありましたが、「早期・事前的な対応」に基本を置き、推進体制を構 築します。 (3)地域ケア会議の推進 地域ケア会議は、多職種による専門的視点を交えて、個別ケースの課題分析 等を通じて地域課題を発見し、必要な資源開発や地域づくり、政策形成に繋げ ることを目指すものです。地域ケア会議を実施するにあたっては、個別ケース を中心に検討する会議として、これまでも地域包括支援センター単位で行って いますが、地域のネットワークに繋げるなど、より実効性のあるものにしてい く必要があり、特に医療機関との連携を推進し、広域的取組みとしての開催も 検討します。 (4)生活支援サービスの充実・強化 買物、食事、ゴミ出しなど多様な生活支援ニーズに応えるため、NPO、社 会福祉法人や市町の地域振興部局などと連携し、生活支援サービス事業主体へ の支援体制の強化・充実を図る必要があります。生活支援コーディネーターを 配置するなど、高齢者や地域のボランティア組織などがサービスの担い手とな るよう養成し、支援が必要な高齢者に繋げる仕組みを構築します。 4.計画策定の取組み及び体制 (1)実態把握及び関係者間の課題共有 介護保険事業計画の策定に先立ち、日常生活圏域ニーズ調査を行い、日常生 活圏域ごとの課題やニーズの把握に努めました。 また、医療、介護、福祉などの関係者によるワークショップを開催し、地域 における課題について広い視点で様々な意見を持ち寄り、課題意識の共有を図 りました。 (2)策定の体制 ① 介護保険担当者会議並びに介護保険調整会議の開催 1市2町で構成する「担当者会議」並びに介護保険担当課長で構成する「介 護保険調整会議」において、雲南地域全体の基盤整備や地域包括ケアシステム の構築等について協議を行いました。 2 第6期介護保険事業計画総論 ② 介護保険事業計画審議会の開催 計画内容については、学識経験者、保健・医療関係者、福祉・介護事業関係 者及び介護保険被保険者等で構成される「介護保険事業計画審議会」において 審議検討を重ねました。 5.計画の期間 計画の期間は、介護保険法に基づき、平成 27 年度から平成 29 年度までの 3 年間となりますが、団塊の世代が 75 歳以上となる平成 37 年を見据えた計画とし ます。 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 次 本 計 画 期 間 平成 31 年度 平成 32 年度 期 計 画 期 間 6.他の制度による計画等との整合調和 雲南市、奥出雲町、飯南町の各「総合振興計画」、 「老人福祉計画」及び島根県 老人福祉計画・介護保険事業支援計画、島根県医療費適正化計画・医療計画との 整合性のとれた計画とします。 3 第2章 介護保険事業の現状 1.高齢者の状況 (1)人口の推移 総人口は、減少し続けていますが、団塊の世代が 65 歳に達し始めたため、高齢 者の人口は平成 24 年より増加し続けており、高齢化が進んでいます。75 歳以上 の高齢者数は少しずつ増加していましたが、平成 26 年度は減少しています。高齢 化率は、県や国の全体と比べ、かなり高くなっています。 (人、%) 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 口 64,756 63,828 62,846 62,004 61,334 60,461 高 齢 者 数 21,630 21,418 21,019 21,251 21,569 21,808 高 齢 化 率 33.4 33.6 33.4 34.3 35.2 36.1 75 歳以上の高齢者数 13,228 13,355 13,396 13,432 13,442 13,265 75 歳以上の高齢化率 20.4 20.9 21.3 21.7 21.9 21.9 総 人 資料:住民基本台帳(各年9月末) 【比較】 (%) 平成 21 年 県 国 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 高 齢 化 率 29.0 29.1 29.1 30.0 30.9 31.6 後期高齢化率 16.0 16.4 16.8 17.4 17.6 17.6 高 齢 化 率 22.7 23.0 23.3 24.1 25.1 26.0 後期高齢化率 10.8 11.1 11.5 11.9 12.3 12.5 資料:総務省統計局(各年 9 月末) 4 第6期介護保険事業計画各論 2.要介護(要支援)認定者の推移 要介護(要支援)認定者数が増加し、要介護(要支援)認定率は、平成 21 年の 16.8 % から、平成 26 年の 19.3%へと上昇しています。いずれの年も県を下回っています が、国を上回る認定率です。 (人) 平成 24 年 平成 25 年 H21 年 実績値 H22 年 実績値 H23 年 実績値 要支援1 360 365 395 383 407 要支援2 407 391 383 391 計 767 756 778 要介護1 606 621 要介護2 586 要介護3 計画値 実績値 計画値 平成 26 年 実績値 計画値 実績値 395 466 397 503 399 395 461 398 489 774 806 790 927 795 992 677 661 745 667 787 677 756 647 645 664 677 671 752 680 818 463 498 528 528 528 535 546 538 531 要介護4 554 573 531 546 499 554 513 559 537 要介護5 650 705 703 707 670 721 629 730 585 計 2,859 3,044 3,084 3,106 3,119 3,148 3,227 3,184 3,227 合計 3,626 3,800 3,862 3,880 3,925 3,938 4,154 3,979 4,219 (実績値:各年 9 月末) 【比較】 (%) H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 H25 年 度 H26 年 度 認定率(雲南広域) 16.8 17.7 18.4 18.5 19.3 19.3 認定率(県) 19.5 20.0 20.8 21.1 21.2 21.4 認定率(国) 16.7 17.1 17.8 18.0 18.3 18.4 県・国資料:厚生労働統計一覧(各年9月末) 5 3.要介護(要支援)認定率 平成 26 年 9 月末時点の要介護(要支援)認定率を年齢別、要介護度別に示してい ます。 75 歳以上においては、認定者の割合が高くなっています。男女別では、女性の方 の割合が高く、特に 85 歳以上で大きく違いが出ています。また、90 歳以上では、 中・重度の要介護認定者の割合が高くなっています。 (%) 平成 26 年度 全体 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 第 1 号被保険者 13.9 1.8 1.6 2.5 2.7 2.0 1.7 1.7 65~69 歳 2.6 0.3 0.4 0.4 0.7 0.4 0.2 0.2 70~74 歳 5.5 0.5 0.6 0.8 0.8 0.9 1.0 1.0 75~79 歳 9.8 1.1 1.2 1.6 1.9 1.1 1.4 1.6 80~84 歳 20.0 2.9 2.5 3.1 4.3 2.6 1.9 2.7 85~89 歳 33.3 4.8 3.3 7.2 5.1 5.7 3.6 3.4 90 歳以上 57.1 6.6 5.3 10.9 11.8 8.1 8.1 6.3 第 2 号被保険者 0.4 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 総数 7.0 0.9 0.8 1.2 1.3 1.0 0.8 0.9 第 1 号被保険者 22.6 2.6 2.6 4.0 4.4 2.7 3.0 3.3 65~69 歳 1.5 0.2 0.3 0.3 0.4 0.1 0.1 0.2 70~74 歳 5.1 0.6 0.7 0.6 1.1 0.6 0.6 0.7 75~79 歳 10.5 1.7 1.3 2.2 1.6 1.2 1.3 1.1 80~84 歳 23.3 4.0 3.7 4.7 4.1 1.9 2.2 2.9 85~89 歳 42.6 5.1 4.9 9.2 7.8 5.2 4.7 5.7 90 歳以上 69.0 5.0 6.0 9.1 15.1 9.4 12.2 12.2 第 2 号被保険者 0.3 0.0 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 0.1 総数 13.4 1.5 1.6 2.4 2.6 1.6 1.7 1.9 第 1 号被保険者 19.0 2.3 2.2 3.4 3.7 2.4 2.4 2.6 65~69 歳 2.0 0.3 0.3 0.3 0.6 0.3 0.1 0.2 70~74 歳 5.3 0.5 0.7 0.7 1.0 0.7 0.8 0.8 75~79 歳 10.2 1.4 1.3 2.0 1.8 1.1 1.3 1.3 80~84 歳 22.0 3.6 3.2 4.1 4.1 2.2 2.1 2.8 85~89 歳 39.6 5.0 4.4 8.6 6.9 5.4 4.3 5.0 90 歳以上 66.3 5.3 5.9 9.5 14.3 9.1 11.3 10.8 第 2 号被保険者 0.4 0.0 0.1 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 10.4 1.2 1.2 1.9 2.0 1.3 1.3 1.4 男 女 計 総数 6 第6期介護保険事業計画各論 4.日常生活圏域の地域特性 【雲南サブ圏域】 ① 大東・加茂圏域 人口 19,468 人 居住環境・利便性 外出 生活支援 サービス 介護予防 サービス 高齢者数 6,591 人 認定者数 1,270 人 高齢化率 33.9% 認 定 率 19.2% 松江・出雲圏域に近く、市の中では比較的平坦地が多い。道路や住 宅団地の整備も進んでいる。 JR 木次線、高速バス、大東~松江市間の民間バス、市民バス(地 域路線、広域) 、デマンド型乗合タクシー(一部地域) 各町の中心部にはスーパーと小売店舗が集まっているが、その他の 地域には店舗がほとんどなく利便性に乏しい。 高齢者・障がい者等タクシー利用料金助成、福祉タクシー利用料金 助成、福祉有償運送(大東町発着限定) 居住 養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅 見守り 地域自主組織等との連携による小地域福祉活動を実施、老人クラブ による見守り、緊急通報サービス設置・利用料助成 配食 配食サービス(社会福祉法人へ委託、民間) 生活支援 民間ボランティア団体 家事 シルバー人材センター、民間 買物 買物サポート協力店、移動販売、宅配サービス 除雪 雪害対策本部設置時の屋根の雪下ろしの助成 シルバー人材センター、民間 通所型介護予防事業 はつらつデイサービス、にこにこ運動教室、にこにこ健口教室 一般高齢者転倒予防事業 きらり☆エイジング75 地域介護予防活動支援事業 いきいきサロン 雲南市地域包括支援センター大東 相談体制 大東総合センター保健福祉課 加茂総合センター保健福祉課 訪問系 通所系 地域密着型系 介護サービス 事業者 居住系・施設系 医療機関 アンケート 調査から みた特徴 訪問介護 4 事業所、訪問入浴介護 1 事業所 訪問看護 1 事業所、訪問リハビリテーション 1 事業所 通所介護 7 事業所 通所リハビリテーション 1 事業所 小規模多機能型居宅介護 1 事業所 認知症対応型通所介護 4 事業所 共用型認知症対応型通所介護 2 事業所 認知症対応型共同生活介護 3 事業所 短期入所生活介護 2 事業所 短期入所療養介護(病院療養型)1 事業所 特定施設入居者生活介護 1 事業所 介護老人福祉施設 2 事業所 介護療養型医療施設 1 事業所 居宅介護支援 6 事業所 有料老人ホーム 1 事業所 市立病院 1 ヶ所、診療所 8 ヶ所、歯科診療所 6 ヶ所、薬局 5 ヶ所 雲南地域の中での比較では、スポーツ関係のグループや趣味関係のグループに月 1 回以上参加してい る人の割合が高くなっており、転倒リスクを持っている人の割合が低くなっています。ボランティア に参加していない人の割合が高く、地縁より選択縁が比較的多い地域です。買物に行く頻度は高くな っています。治療中の病気がない人の割合が高く、通院頻度も少なくなっています。 人口・認定者数:平成 26 年 4 月現在 7 ② 木次・三刀屋圏域 16,570 人 人口 居住環境・利便性 外出 見守り 生活支援 サービス 介護予防 サービス 高齢者数 5,631 人 認定者数 1,125 人 高齢化率 34.0% 認定率 19.8% 中心部では工業や商業の集積により市街地整備が進んでいるが、中 心部を離れると中山間の農業地域である。 JR 木次線、高速バス、三刀屋~出雲間の民間バス、市民バス(地 域路線、広域) 、デマンド型乗合タクシー 中心部にスーパーと小売店舗が集積しているが、周辺部は閉店が進 み利便性が低下している。 高齢者・障がい者等タクシー利用料金助成、福祉タクシー利用料金 助成 地域自主組織等との連携による小地域福祉活動を実施、老人クラブ による見守り、緊急通報サービス設置・利用料助成 配食 配食サービス(社会福祉法人へ委託、民間) 生活支援 民間ボランティア団体 家事 シルバー人材センター、民間 買物 買物サポート協力店、移動販売、宅配サービス 除雪 雪害対策本部設置時の屋根の雪下ろしの助成 シルバー人材センター、民間 通所型介護予防事業 はつらつデイサービス、にこにこ運動教室、にこにこ健口教室 一般高齢者転倒予防事業 きらり☆エイジング75 地域介護予防活動支援事業 いきいきサロン 雲南市地域包括支援センター 雲南市地域包括支援センター三刀屋 相談体制 木次総合センター保健福祉課 三刀屋総合センター保健福祉課 訪問系 通所系 地域密着型系 介護サービス 事業者 居住系・施設系 医療機関 アンケート 調査からみ た特徴 訪問介護 3 事業所 訪問看護 1 事業所 通所介護 5 事業所 通所リハビリテーション 2 事業所 小規模多機能型居宅介護 3 事業所 認知症対応型通所介護 2 事業所 認知症対応型共同生活介護 2 事業所 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 1 事業所 短期入所生活介護 4 事業所 短期入所療養介護(老人保健施設)2 事業所 短期入所療養介護(病院療養型)1 事業所 介護老人福祉施設 3 事業所 介護老人保健施設 2 事業所 介護療養型医療施設 1 事業所 居宅介護支援 8 事業所 有料老人ホーム 2 事業所 病院 2 ヶ所、診療所 13 ヶ所、歯科診療所 7 ヶ所、薬局 5 ヶ所 雲南地域の中での比較では、週 2~3 回以上買い物をし、買い物に行く頻度が高く、新聞や本を読ん でいる人の割合が高くなっており、認知症リスクを持っている人の割合が低くなっています。移動に タクシーを使っている人の割合が比較的高くでています。家族と食事をしている割合が最も高くなっ ています。 人口・認定者数:平成 26 年 4 月現在 8 第6期介護保険事業計画各論 ③ 吉田・掛合圏域 5,093 人 人口 居住環境・利便性 外出 生活支援 サービス 介護予防 サービス 高齢者数 2,024 人 認定者数 431 人 高齢化率 39.7% 認定率 21.3% 市南部の中山間に位置する農林業地域 市民バス(広域バス、デマンドバス(吉田)、デマンド型乗合タク シー(掛合)) 、飯南町路線バス、過疎地有償輸送(吉田) 中心部に小規模のスーパーと小規模商店があるのみで、周辺部には ほとんど店舗がなく、買い物の利便性が大変低い。 高齢者・障がい者等タクシー利用料金助成、福祉タクシー利用料金 助成、福祉有償運送(掛合町発着限定) 居住 高齢者生活福祉センター 見守り 地域自主組織等との連携による小地域福祉活動を実施、老人クラブ による見守り、緊急通報サービス設置・利用料助成 配食 配食サービス(社会福祉法人へ委託、民間) 生活支援 民間ボランティア団体 家事 シルバー人材センター、民間 買物 買物サポート協力店、移動販売、宅配サービス 除雪 雪害対策本部設置時の屋根の雪下ろしの助成 シルバー人材センター、民間 通所型介護予防事業 はつらつデイサービス、にこにこ運動教室、にこにこ健口教室 一般高齢者転倒予防事業 きらり☆エイジング75 地域介護予防活動支援事業 いきいきサロン 雲南市地域包括支援センター三刀屋 相談体制 吉田総合センター保健福祉課 掛合総合センター保健福祉課 訪問系 通所系 介護サービス 地域密着型系 事業者 居住系・施設系 医療機関 アンケート 調査からみ た特徴 訪問介護 3 事業所 通所介護 2 事業所 小規模多機能型居宅介護 3 事業所 短期入所生活介護 1 事業所 介護老人福祉施設 1 事業所 居宅介護支援 3 事業所 診療所 5 ヶ所、歯科診療所 2 ヶ所、薬局 1 ヶ所 アンケートのほとんどのリスク項目で、平均的な数値を示していますが、運動リスクは比較的低くな っています。移動手段では、タクシーの利用が最も少なく、路線バスの利用も少ない代わりに病院や 施設のバス利用の移動の頻度が高くなっています。町内会・自治会へ参加していない人の割合は低く なっています。 人口・認定者数:平成 26 年 4 月現在 9 【仁多サブ圏域】 ④ 仁多圏域 7,387 人 人口 居住環境・利便性 外出 生活支援 サービス 居住 一時的に宿泊し生活や体調管理 見守り 民生委員、テレビ電話を活用しコールセンターからの声がけ 福祉委員や老人クラブによる見守り、緊急通報システム 災害時要援護者支援台帳整備 配食 配食サービス(社会福祉法人へ委託、民間) 生活支援 日常生活援助(社協へ委託) 家事 シルバー人材センター 買物 除雪 介護予防 サービス 健康教室や健康相談、介護予防の知識普及啓発 通所型介護予防事業 運動器・栄養・口腔機能の向上等のサービス 訪問型介護予防事業 保健師が家庭を訪問 ふれあいサロン レクリエーションによる交流 小地域サロン活動 自治会単位の活動 老人クラブ活動 各地区、自治会単位 奥出雲町地域包括支援センター 訪問系 通所系 地域密着型系 介護サービス 事業者 居住系・施設系 アンケート 調査からみ た特徴 テレビ電話を利用し注文配達(協力商店 3 店舗) 宅配サービス、移動販売 助け合い除雪を実施した自治会へ助成金を支給 シルバー人材センター(有料) 介護予防普及啓発事業 相談体制 医療機関 高齢者数 2,708 人 認定者数 471 人 高齢化率 36.7% 認定率 17.4% 島根県の東南端に位置する農業地域 民間バス、JR 木次線(出雲八代駅、出雲三成駅、亀嵩駅) 地域の中心部にスーパーがあり、各地区に小規模商店がある 自家用車を持たない高齢者世帯へバス・タクシーの利用券交付 通院時に自宅から医療機関までの送迎を行う外出支援サービス(重 度障がい者等) 訪問介護 2 事業所 訪問看護 1 事業所 訪問リハビリテーション 1 事業所 通所介護 1 事業所 通所リハビリテーション 1 事業所 認知症対応型通所介護 1 事業所 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 1 事業所 短期入所生活介護 1 事業所 短期入所療養介護(老人保健施設)1 事業所 短期入所療養介護(病院療養型)1 事業所 特定施設入居者生活介護 1 事業所 介護老人福祉施設 1 事業所 介護老人保健施設 1 事業所 介護療養型医療施設 1 事業所 居宅介護支援 1 事業所 町立病院 1 ヶ所、診療所 4 ヶ所、歯科診療所 2 ヶ所、薬局 1 ヶ所 雲南地域の他の地域と比較して、うつと認知症のリスクが高くなっています。趣味がないとの回答が 最も多く、趣味のグループ、運動のグループへの参加や、学習・教養サークル、ボランティア、老人 会、町内会・自治会等へ参加していない割合が高く、社会参加が比較的少ない地域となっています。 病院等に通院している割合は低くなっていますが、通院に介助がいる人の割合は高くなっています。 人口・認定者数:平成 26 年 4 月現在 10 第6期介護保険事業計画各論 ⑤ 横田圏域 人口 6,604 人 居住環境・利便性 外出 生活支援 サービス 居住 一時的に宿泊し生活や体調管理 見守り 民生委員、テレビ電話を活用しコールセンターからの声がけ 福祉委員や老人クラブによる見守り、緊急通報システム 災害時要援護者支援台帳整備 配食 配食サービス(社会福祉法人へ委託、民間) 生活支援 日常生活援助(社協へ委託) 家事 シルバー人材センター 買物 除雪 介護予防 サービス 健康教室や健康相談、介護予防の知識普及啓発 通所型介護予防事業 運動器・栄養・口腔機能の向上等のサービス 訪問型介護予防事業 保健師が家庭を訪問 ふれあいサロン レクリエーションによる交流 小地域サロン活動 自治会単位の活動 老人クラブ活動 各地区、自治会単位 奥出雲町地域包括支援センター 訪問系 訪問介護 1 事業所 訪問看護 1 事業所 通所系 通所介護 4 事業所 介護サービス 地域密着型系 事業者 居住系・施設系 アンケート 調査からみ た特徴 テレビ電話を利用し注文配達(協力商店 3 店舗) 宅配サービス、移動販売 助け合い除雪を実施した自治会へ助成金を支給 雪害対策本部設置時には、屋根の雪下ろしについて助成あり シルバー人材センター(有料) 介護予防普及啓発事業 相談体制 医療機関 高齢者数 2,597 人 認定者数 413 人 高齢化率 39.3% 認定率 15.9% 島根県の東南端に位置する農業地域 民間バス、JR 木次線(出雲横田駅、八川駅、出雲坂根駅、三井野 原駅) 地域の中心部にスーパーがあり、各地区に小規模商店がある 自家用車を持たない高齢者世帯へバス・タクシーの利用券交付 通院時に自宅から医療機関までの送迎を行う外出支援サービス(重 度障がい者等) 認知症対応型通所介護 1 事業所 認知症対応型共同生活介護 1 事業所 短期入所生活介護 2 事業所 介護老人福祉施設 1 事業所 居宅介護支援 1 事業所 特定施設入居者生活介護 1 事業所 診療所 5 ヶ所、歯科診療所 3 ヶ所、薬局 4 ヶ所 ボランティアグループ、趣味やスポーツのグループ、老人クラブ、学習・教養サークル、町内会・自 治会に参加していない人の割合がいずれも高くなっています。買物に行く頻度は低くなっています。 自家用車を自分で運転している割合が低く、路線バス、タクシーの利用が多くなっています。 人口・認定者数:平成 26 年 4 月現在 11 【飯南サブ圏域】 ⑥ 頓原圏域 人口 2,365 人 居住環境・利便性 生活支援 サービス 高齢者数 1,041 人 認定者数 240 人 高齢化率 44.0% 認定率 23.1% 中山間地域であり、高原の町 冬は積雪が多い 町営バス、民間バス、タクシー会社 スーパーが地域の中心に 1 軒、その他小規模商店が数軒 居住 高齢者冬期宿泊センター、生活支援ハウス 見守り 地区民生委員、社協による見守り活動 老人クラブ友愛訪問、緊急通報システム、生活支援ボタン 配食 配食サービス(社会福祉法人へ委託、民間) 家事 シルバー人材センター 買物 移動販売車 除雪 雪害対策本部設置時、屋根の雪下ろしの助成 民間事業所、シルバー人材センター サロン(各地区) 介護予防 サービス 通所型介護予防事業 通所型介護予防事業「まめな塾」 (直営) 訪問型介護予防事業 飯南町社会福祉協議会 訪問系 訪問介護 1 事業所 訪問看護 1 事業所 通所系 通所介護 1 事業所 地域密着型系 居住系・施設系 医療機関 アンケート 調査からみ た特徴 飯南町社会福祉協議会 飯南町保健福祉センター(飯南町地域包括支援センター) 相談体制 介護サービス 事業者 通所型介護予防事業「ふきのとう」(委託) 小規模多機能型居宅介護 2 事業所 共用型認知症対応型通所介護 1 事業所 認知症対応型共同生活介護 1 事業所 短期入所生活介護 1 事業所 特定施設入居者生活介護 1 事業所 介護老人福祉施設 1 事業所 居宅介護支援 2 事業所 有料老人ホーム 1 事業所 町立病院 1 ヶ所、診療所 2 ヶ所、歯科診療所 1 ヶ所、薬局 1 ヶ所 認知症リスクと運動リスクが最も高くなっていますが、うつリスクは最も低くなっています。町内 会・自治会や老人クラブ、ボランティアへの参加頻度は多くはありませんが、参加していない人の割 合は最も低くなっています。徒歩、自転車、シルバーカー、電動車いすで移動している人の割合が高 くなっています。家族とともに食事をしている人の割合が最も低くなっています。地縁が比較的ある 地域と思えます。 人口・認定者数:平成 26 年 4 月現在 12 第6期介護保険事業計画各論 ⑦ 赤来圏域 人口 2,938 人 居住環境・利便性 生活支援 サービス 高齢者数 1,137 人 認定者数 250 人 高齢化率 38.7% 認定率 22.0% 中山間地域であり、高原の町 冬は積雪が多い 町営バス、民間バス、タクシー会社 スーパーが 2 軒、その他小規模商店が数軒 居住 高齢者冬期宿泊センター、生活支援ハウス 見守り 地区民生委員、社協による見守り活動 老人クラブ友愛訪問、緊急通報システム、生活支援ボタン 配食 配食サービス(社会福祉法人へ委託、民間) 家事 シルバー人材センター 買物 移動販売車 除雪 雪害対策本部設置時、屋根の雪下ろしの助成 民間事業所、シルバー人材センター サロン(各地区) 介護予防 サービス 通所型介護予防事業 飯南町社会福祉協議会 通所型介護予防事業「まごのて」 (委託) 通所型介護予防事業「まめな塾」 (直営) 飯南町地域包括支援センター(赤来地区相談窓口) 相談体制 飯南町社会福祉協議会 訪問系 訪問介護 1 事業所 通所系 通所介護 2 事業所 介護サービス 地域密着型系 事業者 居住系・施設系 医療機関 アンケート 調査からみ た特徴 小規模多機能型居宅介護 1 事業所 共用型認知症対応型通所介護 1 事業所 認知症対応型共同生活介護 1 事業所 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 1 事業所 短期入所生活介護 1 事業所 介護老人福祉施設 1 事業所 居宅介護支援 1 事業所 診療所 3 ヶ所、薬局 1 ヶ所 転倒リスクが最も高くなっており、外出を控えている人の割合も最も高くなっています。自動車を自 分で運転する割合が最も高くなっていますが、自動車に乗せてもらう割合は最も低くなっています。 路線バスや病院施設のバスで移動している人が比較的多くなっています。病院等に通院している人の 割合が高くなっています。スポーツや趣味のグループ、老人クラブに参加している人の割合が低くな っています。 人口・認定者数:平成 26 年 4 月現在 13 5.入所施設及び居住系サービス利用状況 (1)入所施設サービスの状況 施設サービス利用者は、ほぼ計画どおりとなっています。計画より実績が多いの は、他圏域の施設利用があるためです。 (人) 雲南広域 平成 24 年度 計画値 平成 25 年度 実績値 計画値 平成 26 年度 実績値 計画値 見込値 入所 3 施設サービス利用者数 927 937 927 934 994 908 介護老人福祉施設 568 574 568 576 635 565 介護老人保健施設 252 254 252 253 252 248 介護療養型医療施設 107 109 107 105 107 95 (2)入所施設の重度化の対応 入所施設での要介護4・5の割合は、平成 26 年度で 66.1%となっています。 特に、介護老人福祉施設だけでは 72.4%となっています。 雲南広域 入所者に対する 要介護4・5の方の割合 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 実績値 実績値 見込値 68.9% 66.8% 66.1% 【76.2%】 【73.6%】 【72.4%】 【 】は介護老人福祉施設 (3)居住系サービス利用者の状況 特定施設入居者生活介護については、他圏域の利用が増えたため計画より実績が 多くなっていますが、認知症対応型共同生活介護については、整備が遅れたため実 績が少なくなっています。 (人) 雲南広域 平成 24 年度 計画値 平成 25 年度 実績値 計画値 平成 26 年度 実績値 計画値 見込値 特定施設入居者生活介護 116 129 122 131 122 129 地域密着型サービス利用者数 101 93 128 117 133 162 認知症対応型共同生活介護 86 78 113 102 118 112 地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護 15 15 15 15 15 50 14 第6期介護保険事業計画各論 6.居宅サービス利用状況 (1)居宅サービスの利用状況 訪問介護、訪問リハビリテーションと通所介護は計画より利用が大きく増加して いますが、短期入所系サービス、通所リハビリテーション、認知症対応型通所介護 は計画より少なくなっています。小規模多機能型居宅介護は、整備が中止になった ことにより実績が少なくなっています。 居宅サービス 単位 平成 24 年度 計画値 平成 25 年度 実績値 計画値 平成 26 年度 実績値 計画値 見込値 訪問介護 回/年 46,284 59,942 41,820 64,949 39,048 75,224 訪問入浴介護 回/年 1,593 1,271 1,603 1,088 1,612 1,098 訪問看護 回/年 10,567 12,156 10,681 12,267 10,796 19,337 訪問リハビリテーション 回/年 1,844 3,140 1,864 3,738 1,884 5,273 通所介護 回/年 96,250 99,917 90,927 98,655 88,021 96,657 通所リハビリテーション 回/年 11,242 10,640 13,044 11,430 15,210 14,120 居宅療養管理指導 人/年 1,352 1,473 1,452 1,710 1,524 1,585 短期入所生活介護 日/年 31,526 28,243 37,018 33,301 40,016 37,186 短期入所療養介護(老健) 日/年 3,072 1,659 3,097 1,763 3,121 1,574 短期入所療養介護(医療) 日/年 ― 特定施設入居者生活介護 人/年 1,392 1,401 1,464 1,386 1,464 1,410 福祉用具貸与 人/年 11,403 11,259 11,563 12,290 11,722 12,113 特定福祉用具販売 人/年 360 312 384 307 408 300 夜間対応型訪問介護 回/年 0 3 0 4 0 0 認知症対応型通所介護 回/年 23,718 21,725 22,486 21,131 21,656 20,880 小規模多機能型居宅介護 人/年 1,944 1,672 2,568 2,116 2,988 2,235 人/年 1,032 934 1,356 1,202 1,416 1,335 人/年 180 183 180 182 180 596 住宅改修 人/年 212 192 220 168 228 168 居宅介護支援 人/年 18,864 18,041 19,416 18,217 19,968 18,160 認知症対応型 共同生活介護 地域密着型介護老人福祉 施設入所者生活介護 975 15 ― 601 ― 591 (2)介護予防居宅サービスの利用状況 介護予防訪問看護、介護予防短期入所介護、介護予防通所リハビリテーション、 介護予防小規模多機能型居宅介護、介護予防認知症対応型通所介護、介護予防福祉 用具貸与等のサービスが計画を大きく上回っています。介護予防支援が年々増加し ており、要支援認定者数が計画より多くなり、サービス利用者が増加したことが影 響しています。 介護予防 居宅サービス 単位 平成 24 年度 計画値 平成 25 年度 実績値 計画値 平成 26 年度 実績値 計画値 見込値 介護予防訪問介護 回/年 1,404 1,357 1,488 1,234 1,536 1,314 介護予防訪問入浴介護 回/年 25 6 27 1 28 0 介護予防訪問看護 回/年 980 1,088 1,004 1,272 1,062 1,907 介護予防訪問 リハビリテーション 回/年 960 807 1,056 939 1,056 825 介護予防通所介護 回/年 3,936 3,584 4,140 3,813 4,308 3,750 回/年 538 536 560 713 582 1,324 人/年 216 223 240 216 252 270 日/年 542 880 568 1,332 594 1,749 日/年 87 23 89 18 92 0 日/年 0 8 0 0 0 0 人/年 181 144 183 198 182 144 人/年 2,324 2,630 2,428 2,881 2,533 3,480 人/年 124 120 128 132 132 132 回/年 324 447 336 460 349 343 人/年 201 231 210 290 228 320 人/年 0 0 0 25 0 12 住宅改修 人/年 96 108 96 120 96 120 介護予防支援 人/年 6,308 6,469 6,484 7,038 6,660 7,950 介護予防通所 リハビリテーション 介護予防 居宅療養管理指導 介護予防 短期入所生活介護 介護予防 短期入所療養介護(老健) 介護予防 短期入所療養介護(医療) 特定施設 入居者生活介護 介護予防 福祉用具貸与 介護予防 特定福祉用具販売 介護予防 認知症対応型通所介護 介護予防 小規模多機能型居宅介護 介護予防 認知症対応型共同生活介護 16 第6期介護保険事業計画各論 7.市町村特別給付事業 外泊体験サービス事業、外泊時ターミナルケアサービス事業については、計画より 実績が少なくなっていますが、居宅サービス費区分支給限度基準額拡大事業について は、実績が計画を上回っています。 特別給付事業 外泊体験サービス事業 居宅サービス費区分支給 限度基準額拡大事業 外泊時ターミナルケアサ ービス事業 平成 24 年度 単位 計画値 平成 25 年度 実績値 計画値 平成 26 年度 実績値 計画値 見込値 延べ人数/年 36 4 48 1 60 1 延べ人数/年 360 426 396 469 432 538 延べ人数/年 36 1 48 1 60 1 8.標準給付費 標準給付費は、3 年間の合計で、計画に対して実績見込は約96.8%となってい ます。 (千円) 区 分 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 計画値 実績値 計画値 実績値 計画値 見込値 6,391,677 6,200,990 6,606,630 6,354,202 6,924,992 6,713,712 特定入所者介護サービス費等 給付額 324,815 324,356 333,051 321,807 339,798 339,798 高額介護サービス費等給付額 122,081 127,587 125,177 125,699 127,713 127,713 24,303 18,132 24,919 17,665 25,424 25,424 8,849 8,437 9,082 8,756 9,252 8,500 6,871,725 6,679,502 7,098,860 6,828,129 7,427,177 7,215,147 総給付費 高額医療合算介護サービス費 等給付額 審査支払手数料 標準給付費 (千円) 平成 24 年度~平成 26 年度計画 21,397,762 3 年間標準給付費合計 17 平成 24 年度実績~平成 26 年度見込 20,722,778 9.サービス基盤整備の状況 第 5 期介護保険事業計画期間中の介護保険サービスの整備状況は、次のとおりと なっています。 【雲南市】 サービスの種類 計画開設時期 事業所 定員 結果 訪問介護 平成 24 年度 1 ヶ所 通所介護 平成 24 年度 1 ヶ所 居宅介護支援 平成 24 年度 1 ヶ所 通所リハビリテーション 平成 25 年度 1 ヶ所 15 人 認知症対応型共同生活介護 平成 24 年度 1 ヶ所 9人 短期入所生活介護 平成 24 年度 1 ヶ所 10 人 変更(H25 年度開設定員 15 人) 小規模多機能型居宅介護 平成 25 年度 1 ヶ所 25 人 計画どおり 認知症対応型共同生活介護 平成 25 年度 1 ヶ所 18 人 計画どおり 介護老人福祉施設 平成 26 年度 1 ヶ所 50 人 計画どおり 短期入所生活介護 平成 26 年度 1 ヶ所 10 人 計画どおり 介護老人福祉施設 平成 26 年度 1 ヶ所 20 人 計画どおり(H27 年開設) 訪問リハビリテーション ― 1 ヶ所 ― 計画外(H26 年度開設) 訪問看護 ― 1 ヶ所 ― サ高住 計画外(H26 年度開設) 計画開設時期 事業所 定員 短期入所生活介護 平成 24 年度 1 ヶ所 20 人 変更(定員 24 人) 特定施設入居者生活介護 平成 24 年度 1 ヶ所 10 人 計画どおり 認知症対応型共同生活介護 平成 25 年度 1 ヶ所 9人 計画どおり 認知症対応型通所介護 平成 25 年度 1 ヶ所 △ 12 人 中止 小規模多機能型居宅介護 平成 25 年度 1 ヶ所 25 人 中止 小規模多機能型居宅介護 平成 25 年度 1 ヶ所 25 人 中止 ― 1 ヶ所 10 人 計画外(H26 年度開設) 開設時期 事業所 短期入所生活介護 平成 24 年度 1 ヶ所 3人 計画どおり 短期入所生活介護 平成 24 年度 1 ヶ所 △ 3人 計画どおり 介護老人福祉施設 平成 24 年度 1 ヶ所 3人 計画どおり 通所介護 平成 25 年度 1 ヶ所 △ 10 人 計画どおり 小規模多機能型居宅介護 平成 25 年度 1 ヶ所 15 人 計画どおり 小規模多機能型居宅介護 平成 26 年度 1 ヶ所 25 人 変更(H25 年度 10 名定員増) ― サ高住 12 人 サ高住 ― サ高住 変更(H26 年度開設) 中止 中止 計画どおり 変更(H25 年度開設) 【奥出雲町】 サービスの種類 通所介護 結果 【飯南町】 サービスの種類 18 定員 結果 第6期介護保険事業計画各論 10.地域支援事業の状況 (1)介護予防事業 ① 二次予防事業対象者把握事業 奥出雲町や飯南町では、ほぼ計画どおり実施しています。雲南市では 6 割程度の 実施となっています。 【二次予防事業対象者把握事業の展開】 地 域 単 位 奥出雲町 飯 南 町 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 実績 目標 実績 目標 見込 高齢者人口 21,564 21,408 21,729 21,663 21,871 21,801 実 人 数 4,245 2,356 4,345 3,425 4,345 2,365 高齢者人口 14,199 14,049 14,338 14,246 14,463 14,318 実 人 数 3,000 1,143 3,100 1,879 3,100 972 高齢者人口 5,223 5,200 5,237 5,249 5,244 5,305 実 人 数 1,200 1,158 1,200 1,117 1,200 889 高齢者人口 2,142 2,159 2,154 2,168 2,164 2,178 実 人 数 45 55 45 429 45 504 雲南広域 雲 南 市 平成 24 年度 雲南市 :実態把握者数は多いですが、事業対象者に決定した者は少ないです。隔年で数値が変動するのは、 前期高齢者と後期高齢者を交互に把握しているためです。 奥出雲町:対象者把握実人数の減少に伴い、H25 年度より民生児童委員と協力し、未回収者の実態把握を実 施しました。 飯南町 :H25 年度より介護認定を持たない高齢者全員へ基本チェックリストを送付して、二次予防対象者 把握を行っています。 ② 通所型介護予防事業 ほぼ計画どおりの開催数、参加者ですが、やや計画を上回る参加者となっていると ころもあります。 【通所型介護予防事業の展開】 地 域 雲南広域 雲 南 市 奥出雲町 飯 南 町 単 位 平成 24 年度 目標 平成 25 年度 実績 目標 平成 26 年度 実績 目標 見込 開催数 1,333 1,299 1,333 1,323 1,333 1,441 実人数 620 601 620 672 620 652 開催数 1,063 1,001 1,063 1,007 1,063 1,008 実人数 480 463 480 432 480 400 開催数 240 239 240 244 240 260 実人数 100 96 100 106 100 115 開催数 30 59 30 72 30 173 実人数 40 42 40 134 40 137 雲南市 :通年型の通所型介護予防事業は近年新規利用者が減少傾向にありますが、要介護状態への移行防止 策になっており継続的な実施が必要です。 奥出雲町:利用希望者数の増加に伴い、開催回数の増加を図ることができ介護予防に繋がりました。 飯南町 :H24 年度より直営での介護予防事業を開始したため、参加者が増加しています。 19 ③ 訪問型介護予防事業 雲南市、飯南町は実績がありませんでした。奥出雲町では計画どおりの事業を展開 しています。 【訪問型介護予防事業の展開】 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 地 域 単 位 雲南広域 実人数 13 4 13 6 13 4 雲 南 市 実人数 3 0 3 0 3 0 奥出雲町 実人数 5 4 5 6 5 4 飯 南 町 実人数 5 0 5 0 5 0 目標 実績 目標 実績 目標 見込 雲南市 :個別の栄養改善指導を実施していますが、事業対象者及び利用希望者は少ないです。 奥出雲町:今後も通所型の利用が困難な認知症、うつ等の閉じこもりがちな対象者に指導・支援が必要です。 飯南町 :計画としては挙げていましたが、実績はありませんでした。 20 第6期介護保険事業計画各論 ④ 一次予防事業 ア)健康教室 健康教室の実施数及び参加者数とも平成 24 年度は低調でしたが、平成 25 年 度は活発になり、運動教室は計画値の 2 倍近い参加者を得ています。 【健康教室の展開】 地 域 種 別 転倒予防教室 雲南広域 運動教室 運動指導員養成 転倒予防教室 雲南市 運動教室 運動指導員養成 転倒予防教室 奥出雲町 運動教室 運動指導員養成 転倒予防教室 飯南町 運動教室 運動指導員養成 単 位 平成 24 年度 目標 平成 25 年度 実績 目標 平成 26 年度 実績 目標 見込 回 数 114 71 119 87 124 120 実人数 469 204 519 455 570 443 回 数 300 157 305 251 310 371 実人数 870 669 920 1,743 970 832 回 数 3 3 3 7 3 5 実人数 70 39 70 80 70 75 回 数 72 30 72 30 72 10 実人数 60 15 60 16 60 22 回 数 40 25 40 30 40 151 実人数 400 291 400 364 400 150 回 数 3 3 3 7 3 5 実人数 70 39 70 80 70 75 回 数 30 29 35 184 40 90 実人数 400 129 450 78 500 121 回 数 30 25 35 13 40 20 実人数 400 57 450 39 500 132 回 数 0 0 0 0 0 0 実人数 0 0 0 0 0 0 回 数 12 12 12 0 12 20 実人数 9 60 9 0 10 300 回 数 230 107 230 94 230 200 実人数 70 321 70 372 70 550 回 数 0 0 0 0 0 0 実人数 0 0 0 0 0 0 雲南市 :転倒予防教室は H26 年度に事業内容を見直したため、回数が減となっています。 奥出雲町:自治会単位での健康教室の増加に伴い、運動教室等の回数は増えています。 飯南町 :平成 26 年度は、地区サロンへ参加し、転倒予防教室を行い実績が増えています。閉じこもり予防、 筋力低下予防のため、定期的に運動教室を実施しています。 21 イ)健康教育 集団健康教育は、平成 24 年度は回数や参加者が計画をはるかに超えています が、平成 25 年度では、計画を大きく下回っています。 【健康教育の展開】 地 域 種 別 集団健康教育 雲南広域 介護家族健康教育 集団健康教育 雲南市 介護家族健康教室 集団健康教育 奥出雲町 介護家族健康教育 集団健康教育 飯南町 介護家族健康教育 単位 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 目標 目標 実績 実績 見込 回 数 395 489 400 330 405 305 延べ人数 6,400 9,734 6,500 4,941 6,600 4,488 回 数 0 0 0 0 0 0 延べ人数 0 0 0 0 0 0 回 数 250 321 250 256 250 150 延べ人数 4,000 6,226 4,000 3,481 4,000 2,400 回 数 0 0 0 0 0 0 延べ人数 0 0 0 0 0 0 回 数 55 78 60 78 65 89 延べ人数 1,200 1,732 1,300 1,712 1,400 1,358 回 数 0 0 0 0 0 0 延べ人数 0 0 0 0 0 0 回 数 90 90 90 55 90 66 延べ人数 1,200 1785 1,200 1,050 1,200 730 回 数 0 0 0 0 0 0 延べ人数 0 0 0 0 0 0 雲南市 :イベント的に健康教育を実施した年は回数、参加者ともに多くなっています。 奥出雲町:奥出雲町健康づくり計画の推進に伴い、健康教育が増加しています。 飯南町 :地域や事業所のあらゆる年齢層に対して、生活習慣病予防教室を実施しています。また、寝たきり や認定症、閉じこもりを予防するために、介護予防事業で健康教室を実施しています。 22 第6期介護保険事業計画各論 ウ)健康相談 重点健康相談は平成 25 年度より、総合健康相談へ移行しているところもあり ます。雲南市では当初予定していなかった介護家族健康相談を実施しています。 【健康相談事業の展開】 地 域 種 別 重点健康相談 雲南広域 総合健康相談 介護家族健康相談 重点健康相談 雲南市 総合健康相談 介護家族健康相談 重点健康相談 奥出雲町 総合健康相談 介護家族健康相談 重点健康相談 飯南町 総合健康相談 介護家族健康相談 単位 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 目標 目標 実績 実績 見込 回 数 36 40 41 1 46 9 延べ人数 730 557 830 18 930 192 回 数 80 80 85 81 90 128 延べ人数 780 699 880 1,331 980 1,707 回 数 0 10 0 10 0 0 延べ人数 0 31 0 18 0 0 回 数 1 0 1 0 1 0 延べ人数 30 0 30 0 30 0 回 数 50 29 50 38 50 30 延べ人数 300 327 300 817 300 482 回 数 0 10 0 10 0 0 延べ人数 0 31 0 18 0 0 回 数 35 40 40 21 45 9 延べ人数 700 557 800 326 900 192 回 数 15 6 20 18 25 60 延べ人数 300 118 400 237 500 856 回 数 0 0 0 0 0 0 延べ人数 0 0 0 0 0 0 回 数 0 0 0 0 0 0 延べ人数 0 0 0 0 0 0 回 数 15 45 15 35 15 38 延べ人数 180 254 180 431 180 369 回 数 0 0 0 0 0 0 延べ人数 0 0 0 0 0 0 雲南市 :H24、25 年度は健康相談来所者の中に介護家族があり、相談に応じています。 奥出雲町:健康相談が増加しています。 飯南町 :身近な会場や機会を通じて、気軽に相談を受けられる体制づくりを心がけています。 23 エ)健康指導 健診の要指導者の数は、計画を大きく上回っています。 【健康指導の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 種 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 別 単 位 健診要指導者 実人数 490 1,024 490 621 490 835 介護予防の観点か ら必要な者 実人数 175 81 180 71 185 63 介護に携わる家族 実人数 40 21 40 21 40 30 健診要指導者 実人数 50 284 50 289 50 124 介護予防の観点か ら必要な者 実人数 30 41 30 32 30 23 介護に携わる家族 実人数 20 10 20 10 20 20 健診要指導者 実人数 190 119 190 110 190 140 介護予防の観点か ら必要な者 実人数 25 7 30 6 35 30 介護に携わる家族 実人数 5 5 5 2 5 10 健診要指導者 実人数 250 621 250 275 250 571 介護予防の観点か ら必要な者 実人数 120 33 120 32 120 10 介護に携わる家族 実人数 15 6 15 9 15 0 目標 実績 目標 実績 目標 見込 雲南市 :生活習慣病予防の観点から、健診要指導者への指導が増えています。 奥出雲町:健診結果を把握し、要指導者へ指導しています。 飯南町 :健康寿命の延伸を目標に、健診の要指導者に対し、生活習慣の改善、病気の早期発見、早期治療に 繋がるよう、健康指導を行っています。 オ)食生活改善事業 ほぼ計画どおりの実施となっています。 【食生活改善事業の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 種 (回) 別 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 目標 目標 実績 実績 見込 室 63 70 64 55 65 75 食生活改善推進員研修 18 20 18 55 18 18 栄 室 25 37 25 20 25 25 食生活改善推進員研修 5 8 5 5 5 5 室 18 19 19 21 20 21 食生活改善推進員研修 5 4 5 4 5 5 室 20 14 20 14 20 29 食生活改善推進員研修 8 8 8 7 8 8 栄 栄 栄 養 養 養 養 教 教 教 教 雲南市 :食生活改善事業は、各地域での活動が定着しています。 奥出雲町:社協等、他機関との連携により、活動の幅が広がっています。 飯南町 :バランスの良い食事、低栄養予防を目的に教室を行っています。今後特に男性に対して、調理実習 を増やしていきたいと考えています。 24 第6期介護保険事業計画各論 カ)介護予防普及啓発事業 雲南市と飯南町では、ほぼ計画どおりの実施となっていますが、奥出雲町では 実績が計画を大きく上回っています。 【介護予防普及啓発事業の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 実績 目標 実績 目標 見込 高齢者人口(人) 21,564 21,408 21,749 21,663 21,871 21,801 対 象 者(人) 13,800 13,439 13,900 13,698 14,000 17,819 高齢者人口(人) 14,199 14,049 14,338 14,246 14,463 14,318 対 象 者(人) 11,200 11,200 11,300 11,505 11,400 11,572 高齢者人口(人) 5,223 5,200 5,237 5,249 5,244 5,305 対 象 者(人) 1,000 4,341 1,000 4,348 1,000 4,466 高齢者人口(人) 2,142 2,159 2,154 2,168 2,164 2,178 対 象 者(人) 1,600 1,709 1,600 1,783 1,600 1,781 単 位 雲南市 :要介護認定者は対象外としているため、事業対象者に大きな変動はありません。 奥出雲町:介護予防の必要性についてリーフレット等配布し、啓発を実施しています。 飯南町 :基本チェックリスト送付時に、介護予防に関するパンフレットを送付しました。 キ)地域介護予防活動支援事業 a)地域住民グループ支援事業 雲南市では活動回数は計画の 8 割程度となっていますが、延べ利用者数は約 3 倍となっています。奥出雲町や飯南町は、活動回数は計画を下回っています が、延べ利用者数は、ほぼ計画どおりとなっています。 【地域住民グループ支援事業の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 単 位 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 目標 目標 実績 実績 見込 地域住民グループ活動数(回) 845 700 881 628 905 830 延 べ 利 用 者 数(人) 14,764 31,536 15,124 32,516 15,364 32,924 地域住民グループ活動数(回) 300 292 300 283 300 284 延 べ 利 用 者 数(人) 8,500 26,136 8,500 25,176 8,500 26,000 地域住民グループ活動数(回) 420 295 456 264 480 431 延 べ 利 用 者 数(人) 4,164 3,318 4,524 5,180 4,764 4,724 地域住民グループ活動数(回) 125 113 125 81 125 115 延 べ 利 用 者 数(人) 2,100 2,082 2,100 2,160 2,100 2,200 雲南市 :市の助成基準を満たす活動はほぼ横ばい状態ですが、地域では独自の活動も実施されています。 奥出雲町:小地域サロンの実施場所が徐々に増加しています。 飯南町 :住み慣れた地域で、地域の皆さんの力でサロンや教室が運営できるよう専門職が関わっています。 25 b)地域住民グループリーダー養成事業 計画を上回る実施回数、参加者数となっています。 【地域住民グループリーダー養成事業の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 単 位 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 目標 目標 実績 実績 見込 リーダー研修(回) 2 3 2 11 2 4 延べ参加者数(人) 60 105 60 133 60 105 リーダー研修(回) 0 0 0 0 0 0 延べ参加者数(人) 0 0 0 0 0 0 リーダー研修(回) 1 2 1 2 1 2 延べ参加者数(人) 30 60 30 29 30 60 リーダー研修(回) 1 1 1 9 1 2 延べ参加者数(人) 30 45 30 104 30 45 奥出雲町:計画値を上回る実施ができています。 飯南町 :各種ボランティアの研修を重ね、リーダー養成に努めています。 c)生活管理指導短期宿泊事業 利用者は、計画を大きく下回っています。 【生活管理指導短期宿泊事業の展開】 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 目標 目標 地 域 単 位 雲南広域 実人数(人) 70 39 70 37 70 33 雲南市 実人数(人) 10 4 10 4 10 3 奥出雲町 実人数(人) 30 19 30 18 30 15 飯南町 実人数(人) 30 16 30 15 30 15 実績 実績 見込 雲南市 :長期利用が希望の場合は、他の事業を利用されるため本事業の利用者は横ばい状態となっています。 奥出雲町:実績は減少傾向にあります。 飯南町 :実際の利用者数は、見込みを下回りました。 d)生活管理指導員派遣事業 ほぼ計画どおりの事業を展開しています。 【生活管理指導員派遣の展開】 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 実績 目標 実績 目標 見込 延べ訪問件数(件) 3,040 2,786 3,040 2,756 3,040 2,386 雲南市 延べ訪問件数(件) 2,500 2,140 2,500 2,038 2,500 1,800 奥出雲町 延べ訪問件数(件) 140 114 140 121 140 182 飯南町 延べ訪問件数(件) 400 532 400 597 400 404 地 域 単 位 雲南広域 雲南市 :高齢者のみの世帯が増加傾向にあり、支援が必要なケースは増加傾向にありますが、訪問系サービ スを好まない高齢者もあり、利用は横ばい状態となっています。 奥出雲町:事業利用により、介護予防に繋がっています。 飯南町 :利用回数の多い方が入所となり、H26 年度の見込みは前年を下回りました。 26 第6期介護保険事業計画各論 (2)包括的支援事業 ① 介護予防ケアマネジメント事業 平成 24 年度は計画をやや下回りましたが、平成 25 年度では事業が軌道に乗り、 計画を上回っています。 【介護予防ケアマネジメント事業の展開】 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 地 域 単 位 雲南広域 実人数(人) 185 153 185 246 185 251 雲南市 実人数(人) 40 3 40 84 40 82 奥出雲町 実人数(人) 100 100 100 112 100 119 飯南町 実人数(人) 45 50 45 50 45 51 目標 実績 目標 実績 目標 見込 雲南市 :短期の二次予防事業と生活管理指導員派遣事業利用者に対するケアマネジメントを実施しています。 奥出雲町:年々実績値が増加傾向にあり、ケアマネジメントの対応ができる体制の確保を図る必要があります。 飯南町 :ほぼ横ばいの状況です。 ② 総合相談支援事業 ァ)総合相談支援事業 地域包括支援センターが、それぞれの地域に根ざしたインフォーマルサービス の状況を把握し、生活支援サービス等の調整などを行い、総合的な相談支援を実 施しました。 【総合相談支援事業の展開】 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 地 域 単 位 雲南広域 延べ相談件数(件) 18,050 18,158 19,022 雲南市 延べ相談件数(件) 15,541 15,215 15,600 奥出雲町 延べ相談件数(件) 2,240 2,624 3,202 飯南町 延べ相談件数(件) 269 319 220 実績 実績 見込 雲南市 :高齢化に伴い相談件数は増加傾向にあり、内容も複雑かつ専門的なものが増加する傾向にあります。 奥出雲町:年々増加傾向にあります。 飯南町 :H25 年度は非常に相談が多かったですが、平成 26 年度は落ち着きました。介護保険の軽度者レ ベルでの相談、申請が増えています。 27 ィ)高齢者実態把握事業 7 割程度の実施率となっています。 【高齢者実態把握事業の展開】 地 域 単 位 雲南広域 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 目標 実績 目標 実績 目標 見込 調査件数(件) 7,400 6,507 7,500 6,394 7,600 4,467 雲南市 調査件数(件) 7,000 6,101 7,100 5,774 7,200 4,023 奥出雲町 調査件数(件) 200 137 200 301 200 224 飯南町 調査件数(件) 200 269 200 319 200 220 雲南市 :前期高齢者と後期高齢者を交互に実施しており隔年で数値変動はありますが回収率はほぼ横ばい状 態です。 奥出雲町:相談件数の増加に伴い、実施件数も増加しています。 飯南町 :総合相談があった場合、状況を確認、把握を行いました。 ③ 権利擁護事業 ァ)高齢者虐待相談窓口の周知 各地域包括支援センター内に高齢者虐待に関する相談窓口を設置し、相談体制 の充実と周知を図りました。 ィ)高齢者虐待対応ネットワークの構築 各地域包括支援センターを中心に、行政、警察、消防、地域の自治組織、民生 委員、ボランティアなどが連携して雲南圏域高齢者虐待対応ネットワーク会議、 高齢者サービス調整会議を開催しました。 ④ 包括的・継続的ケアマネジメント事業 ァ)個別相談窓口の充実 各地域包括支援センターにて、地域のケアマネージャーが抱える個別相談を受 ける体制を充実させ、指導助言等を行いました。 ィ)地域ケア会議等の推進 保健、医療、福祉の専門機関等のメンバーで構成し、高齢者の介護予防、生活 支援に関する事項を総合的に扱う地域ケア会議の機能充実を図りました。 28 第6期介護保険事業計画各論 (3)任意事業 ① 介護給付等費用適正化事業 適切なケアプランによるサービス提供の検証や、公正な認定調査の実施、適切な介 護報酬の請求、利用者のための必要な情報提供、サービス利用者に対する給付費通知 など、介護給付費の適正化を実施しました。 ② 家族介護支援事業 ァ)家族介護教室 実施回数、参加者数ともに計画を下回っています。 【家族介護教室の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 単 位 平成 24 年度 目標 平成 25 年度 実績 目標 平成 26 年度 実績 目標 見込 実人数(人) 220 79 220 91 220 148 年間回数(回) 15 9 15 6 15 9 実人数(人) 90 15 90 29 90 28 年間回数(回) 3 2 3 2 3 2 実人数(人) 50 21 50 15 50 90 年間回数(回) 6 2 6 2 6 5 実人数(人) 80 43 80 47 80 30 年間回数(回) 6 5 6 2 6 2 雲南市 :参加者の固定傾向がありますが、実施内容によっては新規参加者もあるため、介護者のニーズに見 合った内容の検討が必要です。 奥出雲町:H26 年度からは、町内介護サービス事業所に委託して行っています。 飯南町 :H24 年度 6 か所で開催しましたが、参加者が少なかったため平成 25 年度、26 年度は 2 回の開 催としました。 ィ)家族介護用品支給事業 計画のほぼ 9 割の実施となっています。 【家族介護用品支給事業の展開】 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 地 域 単 位 雲南広域 実人数(人) 102 93 102 92 102 91 雲南市 実人数(人) 60 53 60 58 60 53 奥出雲町 実人数(人) 30 22 30 21 30 18 飯南町 実人数(人) 12 18 12 13 12 20 目標 実績 目標 実績 雲南市 :一定の助成要件があるため利用者はほぼ固定しています。 奥出雲町:利用が減少しています。今後、事業の周知が必要です。 飯南町 :申請者が増加しました。高齢世帯が増えており、対象者も増えています。 29 目標 見込 ゥ)家族介護者交流事業 実施回数は、計画のほぼ半数でした。 【家族介護者交流事業の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 単 位 平成 24 年度 目標 平成 25 年度 実績 目標 平成 26 年度 実績 目標 見込 実 施 回 数(回) 16 9 16 6 16 9 延べ参加者数(人) 270 101 270 86 270 152 実 施 回 数(回) 4 2 4 2 4 2 延べ参加者数(人) 100 37 100 24 100 22 実 施 回 数(回) 6 2 6 2 6 5 延べ参加者数(人) 90 21 90 15 90 90 実 施 回 数(回) 6 5 6 2 6 2 延べ参加者数(人) 80 43 80 47 80 40 雲南市 :参加者の固定化が見られますが、介護者自身も高齢化傾向にありニーズに見合った内容の検討が必 要です。 奥出雲町:H26 年度から町内介護サービス事業所に家族介護教室を委託し合わせて交流会も実施しています。 飯南町 :介護者教室と合わせて開催しています。 ェ)家族介護慰労事業 実施は、計画の半数でした。 【家族介護慰労事業の展開】 地 域 単 位 平成 24 年度 目標 平成 25 年度 実績 目標 平成 26 年度 実績 目標 見込 雲南広域 実人数(人) 2 1 2 1 2 1 雲南市 実人数(人) 0 1 0 1 0 0 奥出雲町 実人数(人) 1 0 1 0 1 1 飯南町 実人数(人) 1 0 1 0 1 0 雲南市 :一定の条件があるため対象者は少ないですが、継続実施が必要な事業です。 奥出雲町:利用者は少ないです。今後、事業の周知が必要です。 飯南町 :該当者がありませんでした。 30 第6期介護保険事業計画各論 ③ 地域自立生活支援事業 ァ)「食」の自立支援事業(配食サービス事業) 計画を少し上回る人が利用していますが、実施回数としては、計画値の 9 割程 度となっています。 【「食」の自立支援事業の展開】 地 域 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 単 位 平成 24 年度 目標 平成 25 年度 実績 目標 平成 26 年度 実績 目標 見込 実 人 数(人) 330 342 330 335 330 342 年間回数(回) 27,500 25,450 27,500 24,306 27,500 25,800 実人数(人) 170 190 170 200 170 207 年間回数(回) 16,000 15,226 16,000 14,172 16,000 14,000 実人数(人) 70 62 70 68 70 60 年間回数(回) 7,000 5,703 7,000 5,714 7,000 5,538 実人数(人) 90 90 90 67 90 75 年間回数(回) 4,500 4,521 4,500 4,420 4,500 6,262 雲南市 :サービス利用が必要と思われる方への周知の工夫や配食ボランティアの確保が必要です。 奥出雲町:利用数の増減は少ないです。 飯南町 :利用者数、回数ともに増加しています。様々なサービスの導入が配食から始まるケースが多く、在 宅支援として重要なサービスの一つです。 31 (4)地域支援事業費 (千円) 平成 24 年度 介護予防事業 計画値 平成 25 年度 実績 計画値 平成 26 年度 実績 計画値 見込 二次予防事業 二次予防事業の対象者把握事業 22,847 39,676 23,957 46,142 25,065 44,551 通所型介護予防事業 61,503 63,322 64,491 63,376 67,476 68,159 訪問型介護予防事業 1,986 501 2,083 472 2,180 999 0 0 0 0 0 0 介護予防普及啓発事業 11,804 6,682 12,377 5,963 12,950 7,128 地域介護予防活動支援事業 37,087 25,046 38,888 25,143 40,688 27,522 二次予防事業評価事業 一次予防事業 0 一次予防事業評価事業 0 135,227 介護予防事業費用額 135,227 141,796 0 141,096 148,359 148,359 (千円) 平成 24 年度 包括的支援事業 平成 25 年度 平成 26 年度 計画値 実績 計画値 実績 計画値 見込 47,330 49,127 49,628 48,258 51,925 46,931 47,330 49,127 49,628 48,258 51,925 46,931 介護予防ケアマネジメント事業 総合相談支援・権利擁護事業 一次予防事業評価事業 包括的支援事業費用額 (千円) 平成 24 年度 任意事業 計画値 平成 25 年度 実績 計画値 平成 26 年度 実績 計画値 見込 介護給付等費用適正化事業 3,045 3,045 0 0 0 0 家族介護支援事業 5,649 4,252 5,923 4,584 6,198 9,365 14,635 14,236 15,346 17,904 16,056 17,883 成年後見制度利用支援事業 0 7 0 0 172 福祉用具・住宅改修支援事業 0 0 0 0 0 0 認知症対応型共同生活介護事業所の 家賃等助成事業 0 0 0 2,998 0 5,124 14,635 14,229 15,346 14,906 16,056 12,587 0 0 0 0 0 0 23,329 21,532 21,269 22,488 22,254 27,248 その他事業 地域自立生活支援事業 その他事業 任意事業費用額 513 認知症初期集中支援推進事業 3,025 認知症地域支援推進員等設置事業 (千円) 事 業 名 地域支援事業費 保険給付費見込額 に対する割合 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 計画値 実績 計画値 実績 計画値 実績 205,886 205,886 212,693 211,842 222,538 226,076 3.0% 3.0% 3.0% 3.0% 3.0% 3.0% 32 合 計 計画値 見込 641,117 643,804 3.0% 3.0% 第6期介護保険事業計画各論 33 第3章 計画の体系と基本施策の推進 — 計画の体系 — 基本理念 基本目標 重点施策 (めざす地域の姿) 1.地域包括ケアシステムの構築 高 齢 者 が い つ ま で も 自 分 ら し く 幸 せ な 生 活 を 続 け ら れ る 地 域 —尊厳を持って暮らせる地域— 住み慣れた地域で、介護や認知症の状態であっても、 人としての尊厳を持って暮らせる。 2.認知症施策の推進 —生きがいを持って元気に暮らせる地域— 高齢になっても、健康を長く保ち、生きがいを持って 活動できる。 3.介護予防の推進 —支え合い、心豊かに暮らせる地域— 4.継続可能な介護保険制度の運営 地域の人々が支え合い、助け合い、様々なサービスが あって、心豊かに暮らせる。 34 第6期介護保険事業計画各論 基本施策 具体的施策 1.地域ケア会議の推進 (1)地域包括支援センター主催の地域ケア会議の推進 (2)広域的な地域ケア会議の推進 2.在宅医療・介護連携の推進 (1)在宅医療と介護連携の推進 (2)多職種連携の推進 3.地域包括支援センターの機能強化 (1)総合相談支援の強化 (2)地域包括コーディネート機能の充実 1.認知症の予防 (1)認知症予防の教育・啓発 (2)認知症予防のための社会参加の推進 2.認知症の支援体制整備 (1)認知症施策推進のための会議 (2)認知症の早期発見・早期対応の体制整備 (3)認知症ケアの向上 3.認知症の人にもやさしい地域づくりの推進 (1)認知症の人と家族への支援 (2)地域における認知症理解の推進 1.介護予防サービスの推進 (1)介護予防普及啓発事業の推進 (2)介護予防事業対象者把握事業の推進 (3)訪問型介護予防事業の充実 (4)通所型介護予防事業の充実 2.生活支援サービスの充実・強化 (1)生活支援サービスの充実・強化 3.総合事業の推進 (1)介護予防訪問介護及び介護予防通所介護の地域支援事業への移行 (2)介護予防・日常生活支援総合事業の体制整備 1.介護保険サービスの質の向上 (1)介護サービス事業者の質の向上 (2)相談体制等の充実 2.給付と負担のバランス (1)給付の適正化の推進 (2)地域における介護保険サービスの適正化 3.在宅介護の支援 (1)在宅サービスの推進 (2)介護者への支援 (3)高齢者の多様な住まいの確保 4.権利擁護の推進 (1)高齢者の権利を護る成年後見制度の利用促進 (2)高齢者虐待防止対策の推進 35 1.地域包括ケアシステムの構築 高齢者が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるためには、地域で、 保健、医療、介護、住まい、生活支援などのサービスが切れ間なく提供されることが 必要です。個々の生活の状況や価値観により、多様化・複雑化するニーズに対し、保 健・医療・福祉等の専門職の多職種協働による支援、生活のための地域資源の活用、 地域での「自助」 「互助」 「共助」 「公助」が連携して機能する支援体制づくりが求めら れています。 36 第6期介護保険事業計画各論 1-1 地域ケア会議の推進 (1)地域包括支援センター主催の地域ケア会議の推進 各市町の地域包括支援センターが主催する地域ケア会議では、個別事例の検討を 通じて、保健・医療・福祉等の多職種協働によるケアマネジメント支援や、地域の ネットワーク構築、地域課題の把握などを行います。また、その課題解決に向けた 資源開発や地域づくりの検討を行い、必要な福祉サービス等の施策化を図ります。 (2)広域的な地域ケア会議の推進 各市町が開催する地域ケア会議では、解決困難な広域的な地域課題に対しては、 広域連合が地域住民の代表者や各種関係機関を招集して開催する既存の会議等を活 用し、地域課題の解決に向けて広域的に検討できる場を設けます。あわせて、地域 の実態に即した介護サービスの提供に繋がるよう、介護保険事業計画に反映させる など政策形成を図ります。 広域連合での政策形成 (介護保険事業計画等への位置づけ、需要に見合った サービスの基盤整備、国や県への提案 等) 広域連合が主催する地域の代表者 や各種関係機関との会議を地域ケ ア会議として活用 各構成市町が実施する地域ケア会議で明らかになっ た地域課題を把握し、広域的な解決が必要なものに ついては広域連合が構成市町と共に施策化を検討 政策形成 (各市町での事業化・施策化) 地域課題の検討 (各市町での事業化・施策化) 地域づくり・資源開発 地域課題の把握 ネットワーク構築 個別事例の検討 個別課題解決 構成市町(地域包括支援センター)ご とに開催する地域ケア会議 37 1-2 在宅医療・介護連携の推進 「地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律」により、在宅医 療・介護連携の推進が急務となっており、医師会や各医療機関、介護事業者とのさら なる協働体制の強化が求められています。 (1)在宅医療と介護連携の推進 医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自分らしい暮 らしを続けることができるよう、在宅医療と介護サービスの関係者で合同会議や研 修会を行い連携の推進を図ります。 (2)多職種連携の推進 地域ケア会議の場等を活用し、保健、医療、福祉等の多職種協働により、有機的 なネットワークの構築を図ります。 1-3 地域包括支援センターの機能強化 地域包括支援センターには、相談体制、介護予防ケアマネジメント等の基本的な機 能の強化や地域包括ケアシステムの中核機関としての役割が期待されています。 (1)総合相談支援の強化 地域の高齢者が、介護サービス、福祉サービス、インフォーマルサービスを適切 に受けられるよう、多職種の協働により情報共有に努め、総合相談の充実を図りま す。 (2)地域包括コーディネート機能の充実 ① 介護予防ケアマネジメントの充実 高齢者の状態把握から、適切なアセスメントによる自立支援プラン作成・評価まで 自立に向けた支援が可能なシステムづくりを目指します。 ② 包括的・継続的ケアマネジメントの充実 地域包括支援センターが、地域の介護支援専門員等に対する個別の相談支援や、地 域ケア会議の運営強化を通して、地域包括ケアシステム推進の中核機関としての機能 を十分に発揮できるよう努めます。 ③ 地域包括支援センター職員の確保と資質の向上 地域包括支援センターが、地域包括ケアシステム推進の中核機関として、調整機能 の役割を果たせるよう、専門職等を確保し、研修等を充実させ職員の資質の向上を図 ります。 38 第6期介護保険事業計画各論 2.認知症施策の推進 認知症の発生率は近年大きく増加しています。一方、認知症に対する理解はまだま だ十分とは言えず、早期発見を遅らせたり、認知症になった人の地域での生活を阻害 するなど、人間の尊厳にかかわる問題も生み出しています。地域包括ケアシステムの 構築においても、最も強化すべき課題といえ、認知症ケアパスを活用した適切な支援 や社会資源の整備が必要です。 2-1 認知症の予防 (1)認知症予防の教育・啓発 認知症について住民の理解促進のため、認知症予防に関する教育の場を提供する 等、啓発に努めます。 (2)認知症予防のための社会参加の推進 高齢者の社会参加活動は、生きがいのみならず、閉じこもり防止、認知症予防、 介護予防、地域貢献に繋がるなど多様な意義があります。様々な社会参加の機会を 確保するとともに、高齢者自身が地域活動の担い手となるような健康づくりや生涯 学習、ボランティア養成等の取組みを推進し、認知症予防に繋がるよう図ります。 39 2-2 認知症の支援体制整備 (1)認知症施策推進のための会議 認知症の支援体制の整備を推進する地域包括支援センター、社協、認知症サポー ト医、認知症関係機関等が、専門機関のネットワークとして、認知症施策の立案・ 支援・評価等を行います。 (2)認知症の早期発見・早期対応の体制整備 ① 相談窓口体制の充実 地域包括支援センターの総合相談窓口や各相談機関の従事者のレベルアップを図 り、早期発見のための相談体制を充実させます。 ② 認知症の早期発見 認知症のスクリーニング検査や相談による早期発見を図り、かかりつけ医や専門機 関につながるよう支援します。 ③ 早期診断早期対応体制の構築 認知症初期集中支援チームや認知症地域支援推進員を配置し、認知症が疑われる人 やその家族に、アセスメントや家族支援を包括的・集中的に行い自立生活のサポート をします。 (3)認知症ケアの向上 保健・医療・介護従事者の認知症ケアのレベルを向上させ認知症の症状悪化の防 止等を図るため、研修会等を展開します。 2-3 認知症の人にもやさしい地域づくりの推進 (1)認知症の人と家族への支援 認知症の人の在宅生活継続には、家族の役割が大きく、負担もかかり、フォーマ ルな介護サービスでは十分対応できません。本人や家族に対する様々なインフォー マルサービスの提供や、地域の理解や支援が必要になります。 ① 認知症高齢者をかかえる家族支援の充実 ァ)介護者の負担軽減の充実 認知症に対応した介護サービスの充実を図るほか、認知症高齢者等の見守り体 制を構築し、介護者の負担軽減を図っています。また、認知症カフェの立上げ等 による認知症の人や、認知症家族への支援強化を行います。 40 第6期介護保険事業計画各論 ィ)認知症高齢者への医療受診の促進 認知症ケアパスの活用により、専門家が認知症高齢者への適切な医療受診の勧 奨や様々な助言や支援を行います。 ② 若年性認知症への支援の充実 若年性認知症は、発見が遅れたり、サポートする家族の精神的負担が大きくなる傾 向があります。若年性認知症の理解に向けた啓発活動や認知症サポーター等による発 見の早期化を図るとともに、認知症初期集中支援チームの迅速なサポートに繋げてい きます。 ③ 認知症の人の権利擁護の推進 ァ)成年後見制度の利用促進 住民や介護サービス関係者等に対し成年後見制度の普及活動に努め、ひとり暮 らしで認知症のある高齢者等の利用を支援します。 ィ)認知症の理解による虐待防止の推進 高齢者虐待への対応として、高齢者虐待対応マニュアルを作成し、早期対応に 努めています。雲南圏域高齢者虐待対応ネットワーク会議等を定期的に開催し、 研修を行い、虐待防止を支援します。 (2)地域における認知症理解の推進 ① 住民の認知症の正しい理解の推進 ァ)認知症サポーター等の養成強化 認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る「認知症サポーター」 の養成研修を継続します。また、認知症サポーターの追加研修等を行い、さらに 理解を深め、地域における認知症高齢者の見守り体制強化を図ります。 ィ)キャラバンメイト活動の支援 認知症サポーター養成講座促進のため、その講師役であるキャラバンメイトの 養成に向けた研修とフォローアップの支援を行います。 ② 地域における認知症高齢者の見守り体制の強化 家族の負担軽減に向けた施策として、徘徊 SOS ネットワークの構築を推進します。 また、 認知症サポーターの養成を継続し、地域で認知症の人の社会参加の支援や、 話し相手を含む見守りを行う体制を構築します。 41 3.介護予防の推進 平成 27 年度介護保険法の改正に伴い、平成 29 年 4 月から予防給付の対象サービ スである「介護予防訪問介護」及び「介護予防通所介護」を地域支援事業へと移行し て、介護予防に注目した多彩な事業を展開します。同時に、それまでの一次予防事業、 二次予防事業の再編を行い、より適切で効果的な介護予防となるよう努めます。 また、介護が必要となる要因の疾病は、生活習慣病に起因することが多いため、各 市町の健康づくり部門との連携を図り、青壮年期からの健康づくり活動等と一体とな った介護予防が展開できるよう努めます。 3-1 介護予防サービスの推進 (1)介護予防普及啓発事業の推進 すべての高齢者を対象に、介護予防に関する講演会や教室を各市町や広域連合で 開催し、介護予防に関する活動の普及・啓発や自主的な活動・育成を行います。 (2)介護予防事業対象者把握事業の推進 基本チェックリストを実施し、地域包括支援センターで状況把握を行います。ま た、評価を行い効果的な事業推進を啓発します。 総合事業移行後は、介護予防把握事業として地域の実情に応じて収集した情報等 を活用し、支援を要する高齢者の把握を行います。 (3)訪問型介護予防事業の充実 基本チェックリスト等から対象者を選定し、訪問型介護予防事業を実施します。 また、閉じこもり傾向の方等を対象とした訪問事業を保健師等により実施します。 総合事業移行後は、訪問型サービスとして実施します。 (4)通所型介護予防事業の充実 基本チェックリスト等から対象者を選定し、通所型介護予防事業を実施します。 栄養改善、口腔機能向上、運動機能向上、認知症予防、うつ予防を主な目的とした 短期集中型の事業を展開します。 総合事業移行後は、通所型サービスとして実施します。 42 第6期介護保険事業計画各論 3-2 生活支援サービスの充実・強化 (1)生活支援サービスの充実・強化 多様な主体による、配食サービス・見守り等の生活支援サービスの提供の充実を 図ります。見守り体制の見直しを図るとともに、生活支援コーディネーターを養成 し、地域資源の開発やネットワーク構築も含めた調整を行います。 【多様な主体による生活支援サービスの重層的な提供】 高齢者の在宅生活を支えるため、ボランティア、NPO、民間企 業、社会福祉法人等の多様な事業主体による生活支援体制の構築 43 3-3 総合事業の推進 (1)介護予防訪問介護及び介護予防通所介護の地域支援事業への移行 介護保険法の平成 27 年度法改正に伴い、平成 29 年度中に介護予防訪問介護及 び介護予防通所介護のサービスを地域支援事業として、より介護予防に注目した事 業へと移行します。 ≪ 移行イメージ ≫ 予防給付 地域支援事業 既存の訪問介護事業所による身体介護・生活援助の訪問介護 訪問介護 NPO、民間事業者等による掃除・洗濯等の生活支援サービス 住民ボランティアによるゴミ出し等の生活支援サービス 予防給付 地域支援事業 既存の通所介護事業所による機能訓練等の通所介護 社協、民間事業者等によるミニデイサービス 通所介護 いきいきサロン・住民主体の運動・交流の場 運動、栄養、口腔ケア等の専門職等による教室 44 第6期介護保険事業計画各論 (2)介護予防・日常生活支援総合事業の体制整備 平成 29 年度より、新たなサービスとして、介護予防と生活支援サービスを一体 化し、介護予防や状態の改善に資する新たな事業として整備します。 《 介護予防・日常生活支援総合事業の国が示す構成イメージ 》 45 4.継続可能な介護保険制度の運営 4-1 介護保険サービスの質の向上 介護保険サービスの質を向上させることにより、要介護者の状態の改善を図り、生 活の質を上げ、生きがいを持って生活できる環境を提供することを支援します。 (1)介護サービス事業者の質の向上 ① 介護支援専門員の質の向上 研修への参加や地域ケア会議などでのケーススタディへの参加を促進します。これ らを通じて、ケアプランの作成にあたり、状態の改善を常に意識し、様々なアプロー チができるようにケアマネジメント技術の向上を図るとともに、在宅医療連携や新し い総合事業の導入など、地域包括ケアの状況が変化する中、速やかに対応できるよう 介護支援専門員の育成を行います。 ② 居宅サービスの質の向上 在宅でのサービス利用に関し、状態の改善や生活の質の向上を目的に、その人によ りふさわしいサービスの利用を実現させることが望まれます。居宅サービス事業所に 対し、生活支援サービス等地域の資源を最大限利用する視点での取組みを指導し、支 援します。 ③ 施設サービスの質の向上 ァ)介護老人福祉施設における個室化・ユニット化について 施設に入所している高齢者が尊厳を持って、可能な限り質の高い生活が送られ るよう、在宅環境に近い個別のケアが実現できるように、介護老人福祉施設のユ ニット化について、地域の実情を勘案しながら検討していきます。 ィ)介護老人福祉施設入所者の中・重度者への重点化 介護老人福祉施設は、本来、中・重度の要介護認定者の介護を目的に設置され ています。在宅介護を重視した地域包括ケアシステムの構築を受けて、中・重度 者の施設としての役割を明確にしていきます。ただし、軽度の要介護認定者であ っても、介護環境の事情で特例によって入所できる場合もあります。 ゥ)身体拘束ゼロ運動の推進 身体拘束は、高齢者の尊厳を守る基本理念に反する行為であり、身体拘束の全 廃に向けた取組みの支援等を行い、介護職員の質の向上を図ります。 ④ 人材の確保 介護人材の確保は喫緊の課題であり、高齢者や未就業者の雇用の推進などを検討す る「雲南地域介護人材確保対策会議」を立ち上げ、人材確保に取り組みます。また、 引き続き「介護職員初任者研修」の開催等により人材の養成に取り組みます。 46 第6期介護保険事業計画各論 (2)相談体制等の充実 ① 相談・受付体制の充実 円滑で迅速なサービス提供及び利便性の観点から、高齢者が身近な地域において要 介護認定申請やサービス利用手続きなどの相談が行えることが重要です。 このため、介護保険担当部署は、地域包括支援センターと連携して、介護予防に関 することや地域の実態把握、虐待への対応などを含む総合相談や権利擁護などに的 確・迅速に対応できる体制の充実に努めます。 ② 苦情処理体制の充実 介護サービスの利用に際しての苦情については、まずサービス事業者に申し立て、 事業者が迅速・適切に対応すべきとされています。 このため、利用者の権利を擁護し、より質の高いサービスを提供していくために、 サービス事業者に対して、苦情の適切な対応や処理ができるよう働きかけます。また、 広域連合相談窓口への相談や苦情については、迅速・丁寧に対応します。 ③ 介護保険制度の普及・啓発 高齢者やその家族が介護保険制度の趣旨、要介護認定の仕組み、サービスの種類と 内容、地域包括ケア、費用負担、保険料等介護保険制度に対する理解を深めることは、 介護保険の安定的な運営やサービスの円滑な利用の基本になります。 このため、広報誌、ホームページ、パンフレットなどにより、介護保険サービスの 利用の前提となる要介護認定申請からサービスの利用方法、利用者負担や保険料に係 る各種軽減制度の手続きなど、住民啓発を積極的に行います。 47 4-2 給付と負担のバランス (1)給付の適正化の推進 ① 要介護認定等の適正化 要介護認定業務分析データ等を分析、活用し適正化を図ります。 ァ)認定調査員の質の向上 認定調査員の研修を実施し、質の向上を図ります。 ィ)認定審査会の平準化 審査会の委員研修や任期中の合議体再編成を行い、審査の平準化と審査員の質 の向上を図ります。 ② 介護給付適正化事業の実施 ァ)ケアプランチェック 実地指導等でケアプランの点検を行います。 ィ)医療情報との突合・縦覧点検 国保連の給付適正化システムの医療情報と突合し、縦覧点検を行うことで、不 正な介護給付費の支払いを是正します。 ゥ)介護給付費通知の発送 年3回の介護給付費の確認のための書類を介護サービス利用者に発送し、 請求 内容の確認を求めていくことで、給付費の適正化を図ります。 ェ)住宅改修等の点検 住宅改修についての手引書を作成し、介護支援専門員等に対し研修等を行いま す。また、必要に応じて実地調査を行い適正化を図ります。 ③ 費用負担の公平化 ァ)低所得者の負担軽減 a)保険料の軽減 公費による低所得者の保険料軽減を行います。また、本人課税層の段階を増 やした上で弾力化を図ることで、保険料基準額を低減させます。 b)認知症対応型共同生活介護事業所の家賃等助成事業 家賃、食材料費の費用負担が困難な利用者に対し、利用者負担の軽減を行っ ている認知症対応型共同生活介護事業所に対し、助成を行い、利用者の負担を 軽減します。 48 第6期介護保険事業計画各論 (2)地域における介護保険サービスの適正化 ① 居宅サービスの整備 医療と介護のニーズを併せ持った高齢者が増加する傾向にあるため、訪問看護、 訪問リハビリ、通所リハビリ等の適正な整備を行います。 ② 施設・居住系サービスの整備 必要なサービス量は、概ね充足していると思われますが、利用が見込まれる一部の 地域では小規模な整備を行います。 ③ 地域密着型サービスの整備 小規模多機能型居宅介護や認知症対応型共同生活介護を、利用ニーズの高い地域に 整備します。また、地域包括ケアシステムの中核的役割を担うサービスである定期巡 回・随時対応型訪問介護看護や、看護小規模多機能型居宅介護の整備を検討します。 ④ 介護サービス事業者への指導・監査 介護サービス事業者による不正事案を防止し、運営全般について積極的に助言、指 導を行うことによって、適正な法人運営及び事業運営の確保を図ります。 4-3 在宅介護の支援 (1)在宅サービスの推進 生活支援サービス等で民間が行っているサービス等を含めて、地域毎に情報を収 集し、多様なサービスの利用の促進を図ります。 (2)介護者への支援 ① 家族介護者教室 在宅で高齢者を介護している家族に対して、介護知識・技術が習得できるよう身近 な地域で教室を開催します。 ② 家族介護者交流事業 在宅で高齢者を介護している家族に対し一時的に介護から解放し、介護者相互の交 流会等を通じて身体的・精神的負担の軽減を図るとともに、要介護者の在宅生活の継 続・向上を図ります。 ③ 家族介護用品支給事業 在宅で高齢者を介護している家族に対して、介護用品を支給することにより、介護 の経済的負担を軽減します。 49 ④ 家族介護慰労事業 重度の要介護者で、住民税非課税世帯の在宅介護家族が1年間介護保険サービスを 使わないで介護した場合に慰労金の支給をします。 (3)高齢者の多様な住まいの確保 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域の課題に対応した多様な 住まいの確保等、住環境・住宅政策を関係機関と連携し推進します。 4-4 権利擁護の推進 (1)高齢者の権利を護る成年後見制度の利用促進 認知症の高齢者の増加やひとり暮らしの高齢者が増加している中、高齢者が尊厳 を持って暮らし、不利益を被らないためには、予め自らの意志を明確にし、的確な 支援を受けられる状況を作っておく必要があります。そのために成年後見制度を広 く啓発し、利用を促進します。 (2)高齢者虐待防止対策の推進 ① 虐待防止に向けた普及啓発の推進 広報誌などを利用し、虐待防止について啓発を行います。 ② 虐待防止に向けた関係機関との連携強化 「雲南圏域高齢者虐待対応ネットワーク会議」等を開催し、関係機関との連携によ り、権利擁護の推進を図ります。 50 第6期介護保険事業計画各論 第4章 介護保険事業に関する将来推計 1.人口及び被保険者数の推計 平成 22 年から平成 25 年の人口を基に、コーホート変化率法により平成 32 年度 までの人口を推計しています。平成 37 年度については、誤差が大きくなることから、 国立社会保障・人口問題研究所の推計を使用しています。 総人口は減少していきますが、高齢者数は団塊の世代が 65 歳に到達する影響で増 加していきます。高齢化率は平成 26 年度では 36.1%ですが、平成 29 年度には 38.1%、11 年後の平成 37 年度には 43.0%になると推計されます。また、75 歳以 上の割合も平成 37 年度には、26.8%と高い割合となります。 (1)雲南地域の人口推計 (人) 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 総人口 61,334 60,461 59,579 58,675 57,760 54,975 49,737 40 歳未満 20,562 20,008 19,538 19,033 18,521 17,127 14,291 40~64 歳 19,203 18,645 18,153 17,669 17,260 16,245 14,046 65~69 歳 4,376 4,794 5,187 5,676 5,511 4,778 3,658 70~74 歳 3,751 3,749 3,621 3,407 3,755 4,850 4,429 75~79 歳 4,326 4,043 3,857 3,650 3,508 3,317 4,515 80~84 歳 4,258 4,172 4,116 4,003 3,876 3,273 2,936 85 歳以上 4,858 5,050 5,107 5,236 5,329 5,385 5,862 高齢者数 21,569 21,808 21,888 21,972 21,979 21,603 21,400 高齢化率 75 歳以上 の割合 35.2% 36.1% 36.7% 37.4% 38.1% 39.3% 43.0% 21.9% 21.9% 22.0% 22.0% 22.0% 21.8% 26.8% —雲南広域人口推計— 51 (2)各市町の人口推計 【雲南市】 年 齢 (人) 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 総人口 41,718 41,166 40,598 40,019 39,440 37,652 34,535 40 歳未満 14,411 14,029 13,702 13,334 12,974 11,981 10,171 40~64 歳 13,176 12,819 12,521 12,244 11,966 11,374 10,083 65~69 歳 2,976 3,253 3,508 3,812 3,716 3,212 2,474 70~74 歳 2,501 2,523 2,411 2,274 2,540 3,273 2,996 75~79 歳 2,799 2,614 2,506 2,377 2,300 2,197 3,065 80~84 歳 2,733 2,689 2,671 2,614 2,511 2,110 1,944 85 歳以上 3,122 3,239 3,280 3,364 3,433 3,504 3,802 高齢者数 14,131 14,318 14,376 14,441 14,500 14,296 14,281 高齢化率 33.9% 34.8% 35.4% 36.1% 36.8% 38.0% 41.4% 75 歳以上 の割合 20.7% 20.8% 20.8% 20.9% 20.9% 20.7% 25.5% 【奥出雲町】 年 齢 (人) 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 14,209 13,971 13,737 13,492 13,243 12,515 10,968 40 歳未満 4,540 4,408 4,300 4,197 4,078 3,785 2,909 40~64 歳 4,397 4,246 4,116 3,957 3,863 3,533 2,901 65~69 歳 1,018 1,119 1,210 1,339 1,285 1,137 867 70~74 歳 919 908 895 837 896 1,144 1,053 75~79 歳 1,062 1,017 957 921 883 830 1,058 80~84 歳 1,066 1,023 1,003 948 943 821 728 85 歳以上 1,207 1,250 1,257 1,293 1,295 1,265 1,452 高齢者数 5,272 5,317 5,322 5,338 5,302 5,197 5,158 高齢化率 75 歳以上 の割合 37.1% 38.1% 38.7% 39.6% 40.0% 41.5% 47.0% 23.5% 23.5% 23.4% 23.4% 23.6% 23.3% 29.5% 総人口 【飯南町】 年 齢 (人) 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 総人口 5,407 5,324 5,243 5,164 5,078 4,808 4,234 40 歳未満 1,611 1,571 1,536 1,502 1,470 1,361 1,211 40~64 歳 1,630 1,580 1,516 1,468 1,431 1,338 1,062 65~69 歳 382 422 469 525 510 429 317 70~74 歳 331 318 315 296 319 433 380 75~79 歳 465 412 394 352 325 290 392 80~84 歳 459 460 442 441 422 342 264 85 歳以上 529 561 571 580 601 615 608 高齢者数 2,166 2,173 2,191 2,194 2,177 2,109 1,961 高齢化率 75 歳以上 の割合 40.1% 40.8% 41.8% 42.5% 42.9% 43.9% 46.3% 26.9% 26.9% 26.8% 26.6% 26.5% 25.9% 29.9% 52 第6期介護保険事業計画各論 2.要介護(要支援)認定者数の推計 認定者の発生率を 5 歳刻みの年齢別及び男女別に認定者の伸びを算出し、それを基 に要介護(要支援)認定者の推計を行っています。なお、介護予防事業や総合事業等 の施策の効果は、短期的には表れないと考え推計をしました。 【雲南広域】 介護度 (人) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 要支援 1 549 598 614 631 696 要支援 2 528 571 586 604 664 要介護 1 752 751 771 793 873 要介護 2 883 952 976 1,005 1,106 要介護 3 524 518 531 547 602 要介護 4 549 564 579 596 655 要介護 5 528 473 485 500 550 4,313 4,427 4,542 4,676 5,146 計 【雲南市】 介護度 (人) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 要支援 1 373 413 427 443 501 要支援 2 345 360 357 365 408 要介護 1 486 469 470 492 539 要介護 2 615 669 687 709 768 要介護 3 307 278 264 261 299 要介護 4 352 366 375 392 439 要介護 5 369 346 368 372 410 2,847 2,901 2,948 3,034 3,364 計 【奥出雲町】 介護度 (人) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 要支援 1 106 109 107 109 123 要支援 2 119 139 151 160 172 要介護 1 147 150 154 149 181 要介護 2 193 205 210 212 250 要介護 3 137 153 170 181 198 要介護 4 131 135 138 134 147 要介護 5 99 78 69 73 73 932 969 999 1,018 1,144 計 53 【飯南町】 (人) 平成 27 年度 介護度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 要支援 1 70 76 80 79 72 要支援 2 64 72 78 79 84 要介護 1 119 132 147 152 153 要介護 2 75 78 79 84 88 要介護 3 80 87 97 105 105 要介護 4 66 63 66 70 69 要介護 5 60 49 48 55 67 534 557 595 624 638 計 3.サービス別利用者数及び利用量の推計 (1)居宅サービス ① 訪問介護・介護予防訪問介護 ホームヘルパーが家庭を訪問し、食事や排せつなどの身体介護や日常生活の世話を 行うサービスです。利用は、ほぼ横ばいで推移すると見込んでいますが、平成 29 年 度から総合事業の開始により要支援での利用が対象外となることから、平成 29 年度 は介護予防訪問介護が減少し、平成 30 年度以降は利用がなくなります。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 延べ人数/年 1,415 1,520 758 0 0 延べ人数/年 4,070 4,326 4,728 5,242 6,013 年 86,642 87,770 95,883 105,266 121,032 延べ人数/年 1,023 1,100 548 0 0 延べ人数/年 3,073 3,266 3,570 3,957 4,540 年 71,609 72,542 79,247 87,001 100,032 延べ人数/年 295 316 158 0 0 延べ人数/年 625 664 726 805 923 年 10,465 10,601 11,581 12,715 14,619 延べ人数/年 97 104 52 0 0 延べ人数/年 372 396 432 480 550 4,568 4,627 5,055 5,550 6,381 回 回 回 回 / / / / 年 54 第6期介護保険事業計画各論 ② 訪問入浴介護・介護予防訪問入浴介護 寝たきり高齢者等の居宅を入浴車等で訪問し、居宅での入浴介護を行うサービスで す。介護予防訪問入浴介護は利用がほとんどないと見込んでいます。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 264 305 324 371 418 回 年 942 957 1,035 1,188 1,349 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 264 305 324 371 418 回 年 942 957 1,035 1,188 1,349 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 0 0 0 0 0 / / / / / / / / 年 55 ③ 訪問看護・介護予防訪問看護 かかりつけ医の指示のもとで、訪問看護ステーションや、医療機関の看護師等が要 介護者の居宅を訪問して療養上の支援や診療の補助を行うサービスであり、在宅介護 重視の中で、利用者の増加が見込まれます。平成 27 年度に 3 ヵ所整備を予定しま す。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 349 412 457 518 570 年 2,731 3,183 3,496 3,963 4,363 延べ人数/年 1,827 2,029 2,069 2,366 2,656 年 23,603 22,170 23,145 26,453 29,882 延べ人数/年 172 204 226 256 282 年 1,536 1,791 1,966 2,229 2,454 延べ人数/年 1,069 1,187 1,210 1,384 1,554 年 14,918 14,013 14,629 16,719 18,887 延べ人数/年 96 113 125 142 156 年 360 419 461 522 575 延べ人数/年 436 484 494 565 634 年 5,254 4,935 5,152 5,889 6,652 延べ人数/年 81 95 106 120 132 年 835 973 1,069 1,212 1,334 延べ人数/年 322 358 365 417 468 3,431 3,222 3,364 3,845 4,343 延べ人数/年 回 回 回 回 回 回 回 回 / / / / / / / / 年 56 第6期介護保険事業計画各論 ④ 訪問リハビリテーション・介護予防訪問リハビリテーション 主治医の判断に基づき、理学療法士、作業療法士等が要介護者の居宅で行う心身機 能の維持、回復、日常生活の自立援助のための理学療法等のリハビリテーションを受 けるサービスです。利用者は在宅介護重視のなかで増加が見込まれます。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 58 38 28 26 29 年 587 350 232 215 237 延べ人数/年 571 647 808 909 1,039 年 6,978 7,939 9,984 11,142 12,797 延べ人数/年 26 17 13 12 13 年 242 145 96 89 98 延べ人数/年 260 294 367 413 472 年 3,430 3,903 4,908 5,477 6,291 延べ人数/年 32 21 15 14 16 年 345 205 136 126 139 延べ人数/年 311 353 441 496 567 年 3,548 4,036 5,076 5,665 6,506 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 0 0 0 0 0 延べ人数/年 回 回 回 回 回 回 / / / / / / / / 年 ⑤ 居宅療養管理指導・介護予防居宅療養管理指導 通院困難な要介護者を対象に医師・歯科医師・薬剤師等が訪問して療養上の管理と 指導・情報提供を行うサービスです。利用者は徐々に増加しており、医療との連携が 重視される中、今後も利用の増加が見込まれます。 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 延べ人数/年 334 408 464 504 555 介護 延べ人数/年 1,499 1,453 1,563 1,778 1,993 予防 延べ人数/年 267 326 370 402 443 介護 延べ人数/年 1,344 1,302 1,401 1,594 1,787 予防 延べ人数/年 67 82 94 102 112 介護 延べ人数/年 144 140 151 171 192 予防 延べ人数/年 0 0 0 0 0 介護 延べ人数/年 11 11 11 13 14 57 ⑥ 通所介護・介護予防通所介護 デイサービスセンター等に通い、入浴・食事の提供等日常生活上の支援を受けるサ ービスです。平成 28 年度から小規模の通所介護施設が地域密着型小規模通所介護へ 移行します。また、平成 29 年度から総合事業の開始により要支援が対象外となるこ とから、介護予防通所介護は平成 29 年度に減少し、平成 30 年度からは利用がなく なります。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 延べ人数/年 3,694 3,542 1,622 0 0 延べ人数/年 11,028 8,484 8,592 9,120 10,080 回 年 95,792 73,547 74,281 78,421 86,788 延べ人数/年 2,595 2,489 1,139 0 0 延べ人数/年 7,523 5,787 5,861 6,221 6,876 年 69,158 53,098 53,628 56,617 62,658 延べ人数/年 690 661 303 0 0 延べ人数/年 2,236 1,720 1,742 1,849 2,044 年 16,690 12,814 12,942 13,663 15,121 延べ人数/年 409 392 180 0 0 延べ人数/年 1,269 977 989 1,050 1,160 回 9,944 7,635 7,711 8,141 9,009 回 回 / / / / 年 ⑦ 通所リハビリテーション・介護予防通所リハビリテーション 主治医の判断に基づき、老人保健施設・医療機関等に通い、心身機能の維持回復、 日常生活の自立に向け、理学療法・作業療法等のリハビリテーションを受けます。在 宅重視の中で、機能改善を図るこのサービスは増加が見込まれます。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 延べ人数/年 1,534 1,695 1,844 1,764 1,694 延べ人数/年 2,003 2,119 2,284 2,736 3,097 年 17,452 18,516 20,216 24,082 27,183 延べ人数/年 946 1,045 1,137 1,087 1,044 延べ人数/年 1,498 1,585 1,708 2,047 2,317 年 13,614 14,445 15,771 18,787 21,206 延べ人数/年 588 650 707 677 650 延べ人数/年 479 507 546 654 740 年 3,490 3,702 4,042 4,815 5,435 延べ人数/年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 26 27 30 35 40 348 369 403 480 542 回 回 回 回 / / / / 年 58 第6期介護保険事業計画各論 ⑧ 短期入所生活介護・介護予防短期入所生活介護 特別養護老人ホーム等に短期入所し、食事、入浴、排せつなどの介護サービスや機 能訓練を受けるサービスです。老々介護などにより家族の介護力が低下する中で、利 用者は今後も増加すると見込まれます。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 343 417 492 558 614 年 2,170 2,702 3,220 3,650 4,017 延べ人数/年 4,635 4,821 4,846 5,902 6,221 年 40,933 41,647 41,202 49,541 51,726 延べ人数/年 261 318 375 425 468 年 1,404 1,748 2,083 2,361 2,599 延べ人数/年 3,140 3,266 3,283 3,999 4,215 年 27,893 28,379 28,076 33,758 35,248 延べ人数/年 82 99 117 133 146 年 766 954 1,137 1,289 1,418 延べ人数/年 876 911 916 1,115 1,175 年 7,892 8,030 7,944 9,552 9,973 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 619 644 647 788 831 5,148 5,238 5,182 6,231 6,505 延べ人数/年 回 回 回 回 回 回 回 / / / / / / / / 年 59 ⑨ 短期入所療養介護・介護予防短期入所療養介護(老健施設・医療施設) 医療的管理の必要がある要介護者が、老人保健施設等に短期入所し、医療、看護、 介護、機能訓練等を受けるサービスです。利用は横ばいと見込んでいます。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 288 304 309 326 354 年 2,166 2,199 2,021 2,273 2,443 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 214 226 230 243 264 年 1,720 1,746 1,605 1,805 1,940 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 74 78 79 83 90 年 446 453 416 468 503 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 年 0 0 0 0 0 延べ人数/年 0 0 0 0 0 回 0 0 0 0 0 回 回 回 / / / / / / / / 年 ⑩ 特定施設入居者生活介護・介護予防特定施設入居者生活介護 有料老人ホーム等に入所する要介護者が、特定施設サービス計画に基づいて施設に おいて入浴、排せつ、食事等の介護、その他の日常生活上の世話、機能訓練、療養上 の支援を受けるサービスです。利用は徐々に増加すると見込んでいます。 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 延べ人数/年 122 120 120 111 122 介護 延べ人数/年 1,395 1,404 1,507 1,654 1,812 予防 延べ人数/年 50 49 49 46 50 介護 延べ人数/年 868 874 937 1,029 1,127 予防 延べ人数/年 72 71 71 65 72 介護 延べ人数/年 325 327 352 386 423 予防 延べ人数/年 0 0 0 0 0 介護 延べ人数/年 202 203 218 239 262 60 第6期介護保険事業計画各論 ⑪ 福祉用具貸与・介護予防福祉用具貸与 自立援助のため、日常生活上の援助を図る用具や機能訓練のための用具を貸与する サービスです。利用者は、今後も増える傾向にあると見込んでいます。 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 延べ人数/年 4,195 4,996 5,585 6,331 6,969 介護 延べ人数/年 12,100 12,185 12,771 13,733 15,794 予防 延べ人数/年 3,150 3,752 4,194 4,754 5,234 介護 延べ人数/年 8,526 8,585 8,998 9,676 11,128 予防 延べ人数/年 727 866 968 1,097 1,207 介護 延べ人数/年 2,252 2,268 2,377 2,556 2,940 予防 延べ人数/年 318 378 423 480 528 介護 延べ人数/年 1,322 1,332 1,396 1,501 1,726 ⑫ 特定福祉用具販売・介護予防特定福祉用具販売 福祉用具のうち、貸与になじまない入浴や排せつのための用具の購入費を支給する サービスです。利用はほぼ横ばいと見込んでいます。 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 件数/年 133 132 123 114 125 介護 件数/年 302 303 309 328 368 予防 件数/年 82 81 77 71 78 介護 件数/年 189 190 194 206 230 予防 件数/年 46 46 42 39 43 介護 件数/年 73 73 74 79 89 予防 件数/年 5 5 4 4 4 介護 件数/年 40 40 41 43 49 61 ⑬ 住宅改修・介護予防住宅改修 在宅の要介護者に、手すりの取り付けや段差解消などの住宅改修に要する費用とし て 1 件 20 万円を限度として給付するものです。利用は、ほぼ横ばいと見込んでい ます。 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 件数/年 120 120 112 103 114 介護 件数/年 172 176 182 196 220 予防 件数/年 92 92 86 79 88 介護 件数/年 97 99 103 111 125 予防 件数/年 14 14 13 12 13 介護 件数/年 45 46 47 51 57 予防 件数/年 14 14 13 12 13 介護 件数/年 30 31 32 34 38 ⑭ 居宅介護支援・介護予防支援 介護支援専門員による介護サービス計画の作成とともに、在宅サービスの提供が確 保されるよう、サービス事業者との連絡・調整を行うサービスです。認定者数の増加 に伴って、利用の増加が見込まれます。 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 延べ人数/年 9,053 10,264 10,980 12,316 13,700 介護 延べ人数/年 18,316 18,543 19,246 20,597 24,043 予防 延べ人数/年 6,254 7,091 7,585 8,508 9,465 介護 延べ人数/年 12,720 12,878 13,367 14,305 16,698 予防 延べ人数/年 1,958 2,219 2,374 2,663 2,962 介護 延べ人数/年 3,864 3,912 4,060 4,345 5,072 予防 延べ人数/年 841 954 1,021 1,145 1,273 介護 延べ人数/年 1,732 1,753 1,819 1,947 2,273 62 第6期介護保険事業計画各論 (2)地域密着型サービス ① 認知症対応型通所介護・介護予防認知症対応型通所介護 認知症の高齢者が通所施設に通い、入浴・食事の提供等日常生活上の支援を受ける サービスです。利用者は認知症の増加に伴い徐々に増えると見込まれます。 H27 年度 予防 雲南広域 介護 予防 雲南市 介護 予防 奥出雲町 介護 予防 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 延べ人数/年 48 24 12 12 12 延べ人数/年 2,109 2,241 2,308 2,749 3,087 年 20,971 21,654 21,763 25,759 28,947 延べ人数/年 24 12 6 6 6 延べ人数/年 1,468 1,559 1,606 1,913 2,148 年 14,873 15,358 15,435 18,269 20,530 延べ人数/年 20 10 5 5 5 延べ人数/年 566 602 620 738 829 年 5,645 5,829 5,858 6,934 7,792 延べ人数/年 4 2 1 1 1 延べ人数/年 75 80 82 98 110 453 467 470 556 625 回 回 回 回 / / / / 年 ② 小規模多機能型居宅介護・介護予防小規模多機能型居宅介護 通所サービスを中心に「訪問」や「泊り」のサービスを組み合わせ、本人の心身の 状況や希望に応じ、入浴、排せつ、食事等の介護や機能訓練などを受けるサービスで す。利用増加の傾向が見込まれるため、平成 28 年度に2ヵ所整備を予定します。 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 延べ人数/年 356 433 477 452 497 介護 延べ人数/年 2,360 2,775 3,066 2,956 3,319 予防 延べ人数/年 219 266 293 278 305 介護 延べ人数/年 1,596 1,876 2,073 1,999 2,244 予防 延べ人数/年 0 0 0 0 0 介護 延べ人数/年 32 38 42 40 45 予防 延べ人数/年 137 167 184 174 192 介護 延べ人数/年 732 861 951 917 1,030 63 ③ 認知症対応型共同生活介護・介護予防認知症対応型共同生活介護 認知症対応型共同生活介護事業所において、認知症高齢者が 1 ユニット 9 人以下 で共同生活を送りながら、日常生活の介護や機能訓練を受けるサービスです。認知症 高齢者の増加に伴って、利用増加の傾向が見込まれるため、平成 28 年度に 1 ヵ所 2 ユニット整備を予定します。 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 予防 延べ人数/年 24 24 24 22 24 介護 延べ人数/年 1,368 1,584 1,584 1,668 1,836 予防 延べ人数/年 24 24 24 22 24 介護 延べ人数/年 951 1,102 1,102 1,160 1,277 予防 延べ人数/年 0 0 0 0 0 介護 延べ人数/年 230 266 266 281 309 予防 延べ人数/年 0 0 0 0 0 介護 延べ人数/年 187 216 216 227 250 ④ 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 定員 29 人以下の小規模な介護老人福祉施設で、入浴・食事等の介護や機能訓練な どのサービスを提供します。平成 28 年度には、広域型特養からの指定の変更で 20 床増となる予定です。 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 600 840 840 832 805 雲南市 延べ人数/年 243 341 341 337 327 奥出雲町 延べ人数/年 238 333 333 330 319 飯南町 延べ人数/年 119 166 166 165 159 64 第6期介護保険事業計画各論 ⑤ 地域密着型通所介護 定員 18 人以下の小規模な通所介護サービスは、平成 28 年度より地域密着型に移 行することになります。雲南広域では、現在8か所の通所介護事業所がこれに該当し、 総定員数の 22%が移行することになります。 H27 年度 雲南広域 介護 雲南市 介護 奥出雲町 介護 飯南町 介護 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 2,388 2,424 2,568 2,844 年 20,744 20,951 22,118 24,479 延べ人数/年 1,194 1,212 1,284 1,422 年 10,372 10,475 11,058 12,239 延べ人数/年 597 606 642 711 年 5,186 5,238 5,530 6,120 延べ人数/年 597 606 642 711 5,186 5,238 5,530 6,120 延べ人数/年 回 回 回 回 / / / / 年 ⑥ 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 在宅の要介護高齢者を支えるため、日中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護を一 体的に、またはそれぞれが連携しながら、定期巡回訪問と随時の対応で行うサービス です。これからの中核的役割を担うサービスであり、事業者へ働きかけをしていきま す。 ⑦ 看護小規模多機能型居宅介護 小規模多機能型居宅介護と訪問看護など、複数のサービスを組み合わせて提供する サービスです。これまで雲南地域でのサービス提供はありませんが、定期巡回・随時 対応型訪問介護看護と同様に事業者へ働きかけをしていきます。 65 (3)施設サービス 重度の要介護者の生活、訓練、医療の場として整備された入所施設です。 介護老人福祉施設については、平成 27 年度に 2 床増床しますが、平成 28 年度 には指定の変更で 20 床地域密着型特養へ転換します。 【介護老人福祉施設】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 6,948 6,708 6,708 6,786 6,973 雲南市 延べ人数/年 4,249 4,102 4,102 4,149 4,264 奥出雲町 延べ人数/年 1,393 1,345 1,345 1,361 1,398 飯南町 延べ人数/年 1,306 1,261 1,261 1,276 1,311 【介護老人保健施設】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 2,971 2,971 2,971 3,058 3,366 雲南市 延べ人数/年 2,053 2,053 2,053 2,113 2,326 奥出雲町 延べ人数/年 896 896 896 922 1,015 飯南町 延べ人数/年 22 22 22 23 25 【介護療養型医療施設】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 1,139 1,139 1,139 1,139 1,139 雲南市 延べ人数/年 794 794 794 794 794 奥出雲町 延べ人数/年 345 345 345 345 345 飯南町 延べ人数/年 0 0 0 0 0 【入所 3 施設の合計】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H32 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 11,058 10,818 10,818 10,983 11,478 雲南市 延べ人数/年 7,096 6,949 6,949 7,056 7,384 奥出雲町 延べ人数/年 2,634 2,586 2,586 2,628 2,758 飯南町 延べ人数/年 1,328 1,283 1,283 1,299 1,336 66 第6期介護保険事業計画各論 (4)市町村特別給付事業 ① 外泊体験サービス事業 病院・診療所に入院または、介護保険施設に入所している要介護者の人が居宅復帰 を希望する場合、1 泊 2 日以上で年間 10 日間を限度に、居宅サービスに要した費 用の一部を支給します。 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 3 3 3 3 雲南市 延べ人数/年 1 1 1 1 奥出雲町 延べ人数/年 1 1 1 1 飯南町 延べ人数/年 1 1 1 1 ② 居宅サービス費区分支給限度基準額拡大事業 中度・重度に該当する要介護者(要介護3・4・5)の人が、居宅サービスの支給 限度基準額を超えてサービスを利用しなければ日常生活が困難な場合に限り、介護度 別の基準額拡大の範囲内で、限度基準額を超えた費用を所得に応じて支給します。認 知症により頻回のサービスを必要とする要介護2の人にも適用します。 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 600 660 720 720 雲南市 延べ人数/年 444 480 516 516 奥出雲町 延べ人数/年 120 132 144 144 飯南町 延べ人数/年 36 48 60 60 ③ 外泊時ターミナルケアサービス事業 癌末期の状態にある人が、病院もしくは診療所に入院中で、一時外泊時にターミナ ルケアサービスの利用を希望された場合、居宅サービスに要した費用の一部を支給し ます。 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H37 年度 雲南広域 延べ人数/年 3 3 3 3 雲南市 延べ人数/年 1 1 1 1 奥出雲町 延べ人数/年 1 1 1 1 飯南町 延べ人数/年 1 1 1 1 67 4.地域支援事業の展開 (1)介護予防事業 ① 二次予防事業対象者把握事業 (平成 29 年 4 月からは、総合事業実施のため廃止となります。) 二次予防事業の対象となる高齢者を基本チェックリスト等により把握するととも に、保健師による訪問活動、医療機関、民生委員等からの情報提供など行政と地域が 連携して、生活機能低下等の実態把握を行います。 【二次予防事業対象者把握事業の展開】 H27 年度 奥出雲町 飯南町 H29 年度 高齢者人口(人) 21,889 21,973 実 人 数(人) 2,700 2,700 高齢者人口(人) 14,376 14,441 実 人 数(人) 1,500 1,500 高齢者人口(人) 5,322 5,338 実 人 数(人) 900 900 高齢者人口(人) 2,191 2,194 実 人 数(人) 300 300 雲南広域 雲南市 H28 年度 ② 通所型介護予防事業 (平成 29 年 4 月からは総合事業として実施します。P.72) 二次予防事業対象者把握事業により把握された高齢者を対象に、通所により介護予 防を目的として、 「運動機能向上」 (転倒予防教室・介護予防筋力向上教室等)、 「口腔 機能向上」 (口腔機能向上トレーニング等)、 「栄養改善」などのサービスを行います。 【通所型介護予防事業の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 開催数(回) 1,519 1,519 実人数(人) 690 690 開催数(回) 1,008 1,008 実人数(人) 400 400 開催数(回) 290 290 実人数(人) 120 120 開催数(回) 221 221 実人数(人) 170 170 68 第6期介護保険事業計画各論 ③ 訪問型介護予防事業 (平成 29 年 4 月からは総合事業として実施します。P.73) チェックリストにより把握された通所形態が困難な閉じこもり、認知症、うつ等の おそれのある(またはこれらの状態にある)高齢者を対象に、保健師等がその高齢者 の居宅等を訪問し、生活機能に関する問題を総合的に把握・評価し、必要な相談・指 導を実施します。 【訪問型介護予防事業の展開】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南広域 実人数(人) 11 11 雲南市 実人数(人) 3 3 奥出雲町 実人数(人) 5 5 飯南町 実人数(人) 3 3 ④ 一次予防事業 (平成 29 年 4 月からは、総合事業の一般介護予防事業として実施します。) ァ)健康教室 参加型の教室により、筋力強化、有酸素運動などにより実践的な指導・支援を 行うとともに、自主的な活動を行うためのリーダー養成を展開します。 【健康教室の展開】 H27 年度 転倒予防教室 雲南広域 運動教室 運動指導員養成 転倒予防教室 雲南市 運動教室 運動指導員養成 転倒予防教室 奥出雲町 運動教室 運動指導員養成 転倒予防教室 飯南町 運動教室 運動指導員養成 H28 年度 40 475 310 850 3 75 10 25 150 150 3 75 10 150 10 150 0 0 20 300 150 550 0 0 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 回 数 実人数 69 H29 年度 40 475 310 850 3 75 10 25 150 150 3 75 10 150 10 150 0 0 20 300 150 550 0 0 40 475 310 850 3 75 10 25 150 150 3 75 10 150 10 150 0 0 20 300 150 550 0 0 ィ)介護予防普及啓発事業 介護予防を推進するため、基本的な知識の普及・啓発に関するパンフレットの 作成・配布等を実施します。 【介護予防普及啓発事業の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 高齢者人口(人) 21,888 21,972 21,979 対 象 者(人) 17,721 17,764 17,805 高齢者人口(人) 14,376 14,441 14,500 対 象 者(人) 11,631 11,674 11,715 高齢者人口(人) 5,322 5,338 5,302 対 象 者(人) 4,400 4,400 4,400 高齢者人口(人) 2,190 2,193 2,177 対 象 者(人) 1,690 1,690 1,690 ゥ)地域介護予防活動支援事業 介護予防に資する地域活動組織の育成・支援のための事業等を実施します。 a)地域住民グループ支援事業 ボランティアで「いきいきサロン」など、介護予防を促進する活動を行う住 民の自主活動グループに対して、活動育成支援を実施します。 【地域住民グループ支援事業の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 地域住民グループ活動数(回) 874 891 908 延 べ 利 用 者 数(人) 34,060 34,944 35,048 地域住民グループ活動数(回) 310 315 320 延 べ 利 用 者 数(人) 27,000 27,500 28,000 地域住民グループ活動数(回) 444 456 468 延 べ 利 用 者 数(人) 4,860 5,244 4,848 地域住民グループ活動数(回) 120 120 120 延 べ 利 用 者 数(人) 2,200 2,200 2,200 70 第6期介護保険事業計画各論 b)地域住民グループリーダー養成事業 いきいきサロンなどの地域の活動を行うリーダー育成を行います。 【地域住民グループリーダー養成事業の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 リーダー研修(回) 9 9 9 延べ参加者数(人) 195 195 195 リーダー研修(回) 6 6 6 延べ参加者数(人) 120 120 120 リーダー研修(回) 1 1 1 延べ参加者数(人) 30 30 30 リーダー研修(回) 2 2 2 延べ参加者数(人) 45 45 45 c)生活管理指導短期宿泊事業 1 人暮らしの高齢者などが一時的な体調不良に陥った場合などに、養護老人 ホームの空きベッドや専用ベッドなどを利用して宿泊させ、生活の指導や体調 の管理を行います。 【生活管理指導短期宿泊事業の展開】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南広域 実人数(人) 37 37 37 雲南市 実人数(人) 5 5 5 奥出雲町 実人数(人) 12 12 12 飯南町 実人数(人) 20 20 20 d)生活管理指導員派遣事業 一時的に体調不良などで家事などの日常生活に支障をきたす状態になり、生 活意欲の低下などが見られる 1 人暮らしなどの高齢者に生活管理指導員を派遣 し、家事援助などを行います。 【生活管理指導員派遣事業の展開】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南広域 延べ訪問件数(件) 2,340 2,340 550 雲南市 延べ訪問件数(件) 1,800 1,800 100 奥出雲町 延べ訪問件数(件) 140 140 50 飯南町 延べ訪問件数(件) 400 400 400 ェ)一次予防事業評価事業 介護予防事業を効率よく実施するために事業の企画立案、実施過程の評価を実 施します。 71 (2)介護予防・日常生活支援総合事業 介護予防事業から介護予防・日常生活支援総合事業へ平成 29 年 4 月に移行しま す。 総合事業は、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービ スを充実させることで、地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等に対する 効果的かつ効率的な支援を行うものです。 ① 通所型サービス 【雲南広域】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 通所型合計 実人数(人) 996 現行の通所介護相当 実人数(人) 134 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 449 住民主体による支援 実人数(人) 118 短期集中予防サービス 実人数(人) 295 【雲南市】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 通所型合計 実人数(人) 518 現行の通所介護相当 実人数(人) 83 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 400 住民主体による支援 実人数(人) 0 短期集中予防サービス 実人数(人) 35 【奥出雲町】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 通所型合計 実人数(人) 206 現行の通所介護相当 実人数(人) 34 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 19 住民主体による支援 実人数(人) 33 短期集中予防サービス 実人数(人) 120 【飯南町】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 通所型合計 実人数(人) 272 現行の通所介護相当 実人数(人) 17 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 30 住民主体による支援 実人数(人) 85 短期集中予防サービス 実人数(人) 140 72 第6期介護保険事業計画各論 ② 訪問型サービス 【雲南広域】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 訪問型合計 実人数(人) 142 現行の訪問介護相当 実人数(人) 65 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 62 住民主体による支援 実人数(人) 6 短期集中予防サービス 実人数(人) 9 【雲南市】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 訪問型合計 実人数(人) 99 現行の訪問介護相当 実人数(人) 53 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 45 住民主体による支援 実人数(人) 0 短期集中予防サービス 実人数(人) 1 【奥出雲町】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 訪問型合計 実人数(人) 32 現行の訪問介護相当 実人数(人) 8 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 15 住民主体による支援 実人数(人) 4 短期集中予防サービス 実人数(人) 5 【飯南町】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 訪問型合計 実人数(人) 11 現行の訪問介護相当 実人数(人) 4 緩和した基準によるサービス 実人数(人) 2 住民主体による支援 実人数(人) 2 短期集中予防サービス 実人数(人) 3 ③ 生活支援サービス 訪問型サービス、通所型サービスに準じる自立支援に資する生活支援として、様々 な地域で行える生活支援サービスを整備していきます。 ④ 一般介護予防事業 平成 28 年度まで実施する一次予防事業(P.69)を中心に、平成 29 年 4 月から も引き続き実施していきます。 73 (3)包括的支援事業 ① 介護予防ケアマネジメント事業 (平成 29 年 4 月からは、総合事業として実施します。) 介護予防事業対象者の選定や、生活機能の維持向上を目標とした介護予防プランの 策定・評価等を行います。 【介護予防ケアマネジメント事業の展開】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南広域 実人数(人) 270 270 821 雲南市 実人数(人) 85 85 300 奥出雲町 実人数(人) 125 125 238 飯南町 実人数(人) 60 60 283 ② 総合相談支援事業 ァ)総合相談支援事業 地域包括支援センターが、それぞれの地域に根ざしたインフォーマルサービス の状況を把握し、生活支援サービス等の調整などを行い、総合的な相談支援を実 施します。 ィ)高齢者実態把握事業 地域包括支援センターが、それぞれの地域の高齢者の心身の状況及びその家族 の状況等の把握を実施し、地域における介護予防のあり方などを検討します。 【高齢者実態把握事業の展開】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南広域 調査件数(件) 7,930 7,930 7,930 雲南市 調査件数(件) 7,500 7,500 7,500 奥出雲町 調査件数(件) 230 230 230 飯南町 調査件数(件) 200 200 200 74 第6期介護保険事業計画各論 ③ 在宅医療・介護連携施策の推進 雲南市 奥出雲町 飯南町 H27 年度 H28 年度 H29 年度 地域の医療・介護サービス 資源の把握 在宅医療・介護 連 携 の課 題抽 出と 対応 協議 研 修会の 実施 2 次医 療圏 域・関係市町の連携に向けた 関係機関との協議 地域の医療・介護サービス 資源の把握 在宅医療・介護 連携の課題の抽出 在宅医療・介護連携に関す る相談窓口、サービスの情報 共有、24 時間サービス提供体 制の構築、2 次医療圏域・関 係市町の連携に向けた関係機 関との協議 H28 年度の協議を踏まえた 体制整備 住民への普及啓発 在宅医療・介護連携課題へ の対応協議 在宅医療・介護関係者の研 修、地域住民への普及啓発 生きがい村推進センターの 活動継続 生きがい村推進センターの 活動継続 生きがい村推進センターの 活動継続 ④ 認知症施策の推進 ァ)認知症初期集中支援チームの設置 H27 年度 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 設置準備 設置 支援実人数 10 人 設置済み 支援実人数 10 人 設置済み 支援実人数 8 人 設置済み 支援実人数 10 人 設置済み 支援実人数 12 人 設置準備 設置準備 設置 支援実人数 20 人 ィ)認知症地域支援推進員の設置 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南市 1 名設置 支援実人数 30 人 設置済み 支援実人数 30 人 設置済み 支援実人数 30 人 奥出雲町 1 名設置済み 支援実人数 110 人 設置済み 支援実人数 110 人 設置済み 支援実人数 110 人 飯南町 1 名設置予定 支援実人数 30 人 1 名設置 支援実人数 30 人 設置済み 支援実人数 30 人 ⑤ 支援サービスの体制整備 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南市 協議体設置のための準備委員 会立ち上げ コーディネータ研修 協議体設置 コーディネータ設置 協議体設置済み コーディネータ設置済み 奥出雲町 協議体設置のための準備委員 会立ち上げ 協議体設置 コーディネータ設置、研修 協議体設置済み コーディネータ設置済み 資源開発 ネットワークの構築 飯南町 協議体設置準備のための検討 協議体設置準備 協議体設置 コーディネータ設置 75 (4)任意事業 ① 介護給付費等費用適正化事業 適切なケアプランによるサービス提供の検証や、公正な認定調査の実施、適切な介 護報酬の請求、利用者のための必要な情報提供、サービス利用者に対する給付費通知 など介護給付費の適正化を推進していきます。 ② 家族介護支援事業 ァ)家族介護教室 【家族介護教室の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 実 人 数(人) 215 215 215 年間回数(回) 10 10 10 実 人 数(人) 90 90 90 年間回数(回) 3 3 3 実 人 数(人) 80 80 80 年間回数(回) 5 5 5 実 人 数(人) 45 45 45 年間回数(回) 2 2 2 ィ)家族介護用品支給事業 【家族介護用品支給事業の展開】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南広域 実人数(人) 100 100 100 雲南市 実人数(人) 60 60 60 奥出雲町 実人数(人) 15 15 15 飯南町 実人数(人) 25 25 25 ゥ)家族介護者交流事業 【家族介護者交流の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 実 施 回 数(回) 10 10 10 延べ参加者数(人) 230 230 230 実 施 回 数(回) 3 3 3 延べ参加者数(人) 60 60 60 実 施 回 数(回) 5 5 5 延べ参加者数(人) 80 80 80 実 施 回 数(回) 2 2 2 延べ参加者数(人) 90 90 90 76 第6期介護保険事業計画各論 ェ)家族介護慰労事業 【家族介護慰労事業の展開】 H27 年度 H28 年度 H29 年度 雲南広域 実人数(人) 3 3 3 雲南市 実人数(人) 1 1 1 奥出雲町 実人数(人) 1 1 1 飯南町 実人数(人) 1 1 1 ③ 地域自立生活支援事業 「食」の自立支援事業(配食サービス事業) 調理が困難な高齢者や栄養改善の必要な高齢者に対し、定期的に配食サービスを実 施し、併せて安否確認を行います。 【「食」の自立支援事業の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 実 人 数(人) 345 345 345 年間回数(回) 19,804 19,804 19,804 実 人 数(人) 200 200 200 年間回数(回) 14,000 14,000 14,000 実 人 数(人) 65 65 65 年間回数(回) 5,700 5,700 5,700 実 人 数(人) 80 80 80 年間回数(回) 104 104 104 ④ 認知症対応型共同生活介護事業所の家賃等助成事業 家賃、食材料費の費用負担が困難な利用者に対し、利用負担の軽減を行っている認 知症対応型共同生活介護事業所に対し、助成を行い、利用者の負担を軽減します。 【認知症対応型共同生活介護事業所の家賃等助成事業の展開】 H27 年度 雲南広域 H28 年度 35 実人数(人) 77 H29 年度 40 40 5.高齢者の健康づくりの推進 (1)健康教育 生活習慣病対策として、食生活の改善、喫煙習慣の解消、運動習慣の習得などを テーマに集団健康教育を行います。 【健康教育の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 数(回) 250 250 250 延べ人数(人) 3,900 3,900 3,900 数(回) 100 100 100 延べ人数(人) 1,500 1,500 1,500 数(回) 80 80 80 延べ人数(人) 1,400 1,400 1,400 数(回) 70 70 70 延べ人数(人) 1,000 1,000 1,000 回 回 回 回 (2)健康相談 生活習慣病対策として実施し、健診結果による住民からの依頼、医療機関からの 紹介などから疾病別に相談内容を限定した健康相談です。健康教育や介護予防教室 などへの参加につなげていくステップとして充実させてまいります。また、介護者 となる家族の方の高齢化が進んでおり、家庭での介護者の健康管理や要介護認定者 の家庭における健康管理など介護家族健康相談の重要性が増しています。 【健康相談の展開】 H27 年度 総合健康相談 雲南広域 介護家族健康相談 総合健康相談 雲南市 介護家族健康相談 総合健康相談 奥出雲町 介護家族健康相談 総合健康相談 飯南町 介護家族健康相談 H28 年度 H29 年度 数(回) 140 140 140 延べ人数(人) 2,000 2,000 2,000 数(回) 2 2 2 延べ人数(人) 5 5 5 数(回) 30 30 30 延べ人数(人) 500 500 500 数(回) 0 0 0 延べ人数(人) 0 0 0 数(回) 70 70 70 延べ人数(人) 1,000 1,000 1,000 数(回) 0 0 0 延べ人数(人) 0 0 0 数(回) 40 40 40 延べ人数(人) 500 500 500 数(回) 2 2 2 延べ人数(人) 5 5 5 回 回 回 回 回 回 回 回 78 第6期介護保険事業計画各論 (3)健康指導 健診結果を基に要指導等になった方の健診後指導を行います。また、介護予防の 観点から、指導が必要と思われる方への訪問指導や、介護に携わる家族に対する健 康指導のための訪問を、今後も継続していきます。 【健康指導の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 健診要指導者 実人数(人) 760 760 760 介護予防の観点から 必要な者 実人数(人) 60 60 60 介護に携わる家族 実人数(人) 40 40 40 健診要指導者 実人数(人) 120 120 120 介護予防の観点から 必要な者 実人数(人) 30 30 30 介護に携わる家族 実人数(人) 20 20 20 健診要指導者 実人数(人) 140 140 140 介護予防の観点から 必要な者 実人数(人) 30 30 30 介護に携わる家族 実人数(人) 10 10 10 健診要指導者 実人数(人) 500 500 500 介護予防の観点から 必要な者 実人数(人) 0 0 0 介護に携わる家族 実人数(人) 10 10 10 (4)食生活改善事業 地域の健康づくりを担う食生活改善推進員及び地域活動栄養士との連携の基に、 高齢者及びその家族を対象に、高齢者の食生活改善を図る目的で、調理教室や訪問 調理指導を実施します。 【食生活改善事業の展開】 H27 年度 雲南広域 雲南市 奥出雲町 飯南町 H28 年度 H29 年度 室 回 数(回) 85 86 87 食生活改善推進員研修 回 数(回) 18 18 18 栄 室 回 数(回) 25 25 25 食生活改善推進員研修 回 数(回) 5 5 5 栄 室 回 数(回) 20 21 22 食生活改善推進員研修 回 数(回) 5 5 5 栄 室 回 数(回) 40 40 40 食生活改善推進員研修 回 数(回) 8 8 8 栄 養 養 養 養 教 教 教 教 79 6.介護サービス基盤整備 (1)サービス基盤整備計画 第6期介護保険事業計画中に整備を計画している介護保険サービスは、次のとお りとなります。 【雲南市】 サービスの種類 開設時期 定員 備考 訪問介護 H27 年度 — (住宅型有料老人ホーム併設) 訪問看護 H27 年度 — (住宅型有料老人ホーム併設) 訪問看護 H27 年度 — 訪問看護 H27 年度 — 居宅介護支援 H27 年度 — 認知症対応型共同生活介護 H28 年度 18 名 小規模多機能型居宅介護 H28 年度 25 名 (住宅型有料老人ホーム併設) 【奥出雲町】 サービスの種類 開設時期 定員 介護老人福祉施設 H27 年度 2名 小規模多機能型居宅介護 H28 年度 29 名 80 備考 認知症対応型通所介護(定員 12 名)から の転換含む 第6期介護保険事業計画各論 (2)日常生活圏域ごとにみる基盤整備計画 ① 大東・加茂圏域 平成 27 年 3 月末 サービスの種類 第 6 期整備計画 までの整備状況 事業所数 定員 訪問介護 5 訪問入浴介護 開設予定年度 事業所数 定員 ― 5 ― 1 ― 1 ― 訪問看護 2 ― 2 ― 通所介護 7 179 7 179 訪問リハビリテーション 1 ― 1 ― 通所リハビリテーション 1 25 1 25 短期入所生活介護 2 20 2 20 短期入所療養介護(病院療養型) 1 ― 1 ― 特定施設入居者生活介護 1 80 1 80 福祉用具貸与 2 ― 2 ― 福祉用具販売 2 ― 2 ― 小規模多機能型居宅介護 1 25 2 50 認知症対応型通所介護 4 48 4 48 認知症対応型通所介護(共用型) 2 6 2 6 認知症対応型共同生活介護 3 45 H28 1事業所 18 4 63 地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護 0 0 H28 指定の変更 20 1 20 介護老人福祉施設 2 140 H28 指定の変更 △20 2 120 介護療養型医療施設 1 48 1 48 居宅介護支援 6 ― 6 ― H28 81 整備内容 第 6 期末整備状況 1事業所 定員 25 ② 木次・三刀屋圏域 平成 27 年 3 月末 サービスの種類 第 6 期整備計画 までの整備状況 事業所数 定員 開設予定年度 訪問介護 3 ― H27 訪問看護 1 ― H27 通所介護 5 通所リハビリテーション 整備内容 第 6 期末整備状況 定員 事業所数 定員 1 事業所 ― 4 ― 3 事業所 ― 4 ― 115 5 115 2 45 2 45 短期入所生活介護 4 47 4 47 短期入所療養介護 (老人保健施設) 短期入所療養介護 (病院療養型) 2 ― 2 ― 1 ― 1 ― 福祉用具貸与 3 ― 3 ― 福祉用具販売 3 ― 3 ― 小規模多機能型居宅介護 3 75 3 75 認知症対応型通所介護 2 24 2 24 認知症対応型共同生活介護 2 27 2 27 地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護 1 20 1 20 介護老人福祉施設 3 170 3 170 介護老人保健施設 2 110 2 110 介護療養型医療施設 1 21 1 21 居宅介護支援 8 ― 9 ― 1 事業所 H27 ― ③ 吉田・掛合圏域 平成 27 年 3 月末 サービスの種類 第 6 期整備計画 までの整備状況 事業所数 定員 訪問介護 3 通所介護 開設予定年度 事業所数 定員 ― 3 ― 2 55 2 55 短期入所生活介護 1 6 1 6 小規模多機能型居宅介護 3 75 3 75 介護老人福祉施設 1 70 1 70 居宅介護支援 3 ― 3 ― 82 整備内容 第 6 期末整備状況 定員 第6期介護保険事業計画各論 ④ 仁多圏域 平成 27 年 3 月末 サービスの種類 第 6 期整備計画 までの整備状況 事業所数 定員 訪問介護 2 訪問看護 開設予定年度 事業所数 定員 ― 2 ― 1 ― 1 ― 訪問リハビリテーション 1 ― 1 ― 通所介護 1 22 1 22 通所リハビリテーション 1 20 1 20 短期入所生活介護 1 6 1 6 短期入所療養介護 (老人保健施設) 短期入所療養介護 (病院療養型) 1 ― 1 ― 1 ― 1 ― 特定施設入居者生活介護 1 50 1 50 認知症対応型通所介護 1 12 1 12 小規模多機能型居宅介護 0 0 1 29 地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護 1 20 1 20 介護老人福祉施設 1 50 1 50 介護老人保健施設 1 81 1 81 介護療養型医療施設 1 36 1 36 居宅介護支援 1 ― 1 ― H28 整備内容 第 6 期末整備状況 1 事業所 定員 29 ⑤ 横田圏域 平成 27 年 3 月末 サービスの種類 第 6 期整備計画 までの整備状況 事業所数 定員 訪問介護 1 訪問看護 開設予定年度 事業所数 定員 ― 1 ― 1 ― 1 ― 通所介護 4 71 4 71 短期入所生活介護 2 35 2 35 特定施設入居者生活介護 1 10 1 10 福祉用具貸与 1 ― 1 ― 福祉用具販売 1 ― 1 ― 認知症対応型通所介護 1 12 0 0 認知症対応型共同生活介護 1 18 1 18 介護老人福祉施設 1 65 1 67 居宅介護支援 1 ― 1 ― H29 H27 83 整備内容 第 6 期末整備状況 △1 事業所 増床 定員 △12 2 ⑥ 頓原圏域 平成 27 年 3 月末 サービスの種類 第 6 期整備計画 までの整備状況 事業所数 定員 訪問介護 1 訪問看護 開設予定年度 整備内容 第 6 期末整備状況 定員 事業所数 定員 ― 1 ― 1 ― 1 ― 通所介護 1 18 1 18 短期入所生活介護 1 9 1 9 特定施設入居者生活介護 1 78 1 78 小規模多機能型居宅介護 2 50 2 50 認知症対応型通所介護 (共用型) 1 3 1 3 認知症対応型共同生活介護 1 9 1 9 介護老人福祉施設 1 80 1 80 居宅介護支援 2 ― 2 ― ⑦ 赤来圏域 平成 27 年 3 月末 サービスの種類 第 6 期整備計画 までの整備状況 事業所数 定員 訪問介護 1 通所介護 開設予定年度 事業所数 定員 ― 1 ― 2 43 2 43 短期入所生活介護 1 7 1 7 小規模多機能型居宅介護 1 25 1 25 認知症対応型通所介護 (共用型) 1 3 1 3 認知症対応型共同生活介護 1 9 1 9 地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護 1 10 1 10 介護老人福祉施設 1 33 1 33 居宅介護支援 1 ― 1 ― 84 整備内容 第 6 期末整備状況 定員 第6期介護保険事業計画各論 第5章 第 1 号被保険者の保険料算定 1.給付費の推計 (1)介護給付費の推計 (千円) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 263,872 267,414 291,978 320,701 368,783 10,359 10,286 11,097 12,734 14,468 101,835 100,791 103,775 118,626 133,702 訪問リハビリテーション 23,755 27,875 35,390 39,155 45,223 居宅療養管理指導 10,649 10,680 11,665 13,291 14,888 通所介護 767,694 579,940 582,821 608,394 673,746 通所リハビリテーション 148,205 155,353 169,611 199,648 225,528 短期入所生活介護 319,698 320,779 315,964 378,330 394,552 短期入所療養介護(老健) 15,390 14,980 15,359 14,142 14,881 短期入所療養介護(医療) 5,582 5,287 3,728 7,448 8,434 特定施設入居者生活介護 216,676 218,791 232,651 255,555 281,480 福祉用具貸与 173,931 170,333 179,246 191,325 220,277 8,759 8,659 8,496 8,687 9,779 2,066,405 1,891,168 1,961,781 2,168,036 2,405,741 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 0 0 0 0 0 夜間対応型訪問介護 0 0 0 0 0 認知症対応型通所介護 221,244 223,288 222,737 262,546 295,027 小規模多機能型居宅介護 403,974 463,983 502,299 486,799 550,286 認知症対応型共同生活介護 313,738 362,220 362,220 380,210 418,507 0 0 0 0 0 157,963 222,240 222,240 225,659 223,375 0 163,573 164,385 171,598 190,031 0 0 0 0 0 1,096,919 1,435,304 1,473,881 1,526,812 1,677,226 19,574 19,696 19,543 20,563 23,015 254,357 255,022 264,819 282,899 329,878 介護老人福祉施設 1,686,116 1,624,458 1,624,458 1,657,848 1,720,816 介護老人保健施設 749,052 747,605 747,605 769,644 847,168 介護療養型医療施設 399,784 399,012 399,012 399,012 399,012 2,834,952 2,771,075 2,771,075 2,826,504 2,966,996 6,272,207 6,372,265 6,491,099 6,824,814 7,402,856 サービスの種類 (1) 居宅サービス 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 特定福祉用具販売 小計 (2) 地域密着型サービス 地域密着型特定施設入居者生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者 生活介護 地域密着型通所介護 看護小規模多機能型居宅介護 小計 (3) 住宅改修 (4) 居宅介護支援 (5)施設サービス 小計 合 計(Ⅰ) 85 (2)介護予防給付費の推計 (千円) 平成 27 年度 サービスの種類 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 32 年度 平成 37 年度 (1) 介護予防サービス 25,026 26,604 13,120 0 0 0 0 0 0 0 12,189 14,323 15,863 17,982 19,793 介護予防訪問リハビリテーション 1,808 1,072 711 659 726 介護予防居宅療養管理指導 3,273 4,056 4,676 5,130 5,646 107,544 101,349 45,444 0 0 介護予防通所リハビリテーション 58,467 66,185 72,746 68,958 69,843 介護予防短期入所生活介護 11,214 14,206 17,077 19,359 21,309 介護予防短期入所療養介護(老健) 0 0 0 0 0 介護予防短期入所療養介護(医療) 0 0 0 0 0 5,345 5,273 5,273 4,885 5,378 35,944 42,781 47,817 54,204 59,664 3,793 3,772 3,518 3,263 3,591 264,603 279,621 226,245 174,440 185,950 1,519 768 392 364 400 19,759 22,899 24,689 22,482 24,747 3,929 3,922 3,922 3,633 3,999 25,207 27,589 29,003 26,479 29,146 (3) 介護予防住宅改修 16,091 16,001 14,920 13,838 15,232 (4) 介護予防支援 37,951 42,957 45,961 51,561 57,348 343,852 366,168 316,129 266,318 287,676 介護予防訪問介護 介護予防訪問入浴介護 介護予防訪問看護 介護予防通所介護 介護予防特定施設入居者生活介護 介護予防福祉用具貸与 特定介護予防福祉用具販売 小計 (2) 地域密着型介護予防サービス 介護予防認知症対応型通所介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 介護予防認知症対応型共同生活介護 小計 合 計(Ⅱ) (千円) 合 計 総給付費(Ⅰ)+(Ⅱ) 平成 27 年度 6,616,059 平成 28 年度 6,738,433 86 平成 29 年度 6,807,228 平成 32 年度 7,091,132 平成 37 年度 7,690,532 第6期介護保険事業計画各論 (3)標準給付費の推計 (円) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 合計 標準給付費見込額 7,053,015,064 7,144,927,578 7,211,164,063 21,409,106,705 総給付費 (一定以上所得者負担の調整後) 6,601,251,694 6,715,670,429 6,784,141,870 20,101,063,992 総給付費 6,616,059,000 6,738,433,000 6,807,228,000 20,161,720,000 14,807,306 22,762,571 23,086,130 294,779,742 269,552,542 265,689,274 830,021,558 特定入所者介護サービス費等給付額 331,396,444 331,769,683 331,460,100 994,626,227 補足給付の見直しに伴う財政影響額 36,616,701 62,217,141 65,770,825 130,551,434 132,814,267 134,168,410 397,534,111 18,294,534 18,611,631 18,801,391 55,707,556 8,137,661 8,278,710 8,363,118 24,779,489 一定以上所得者の利用者負担の見直 しに伴う財政影響額 特定入所者介護サービス費等給付額 (資産等勘案調整後) 高額介護サービス費等給付額 高額医療合算介護サービス費等 給付額 算定対象審査支払手数料 (4)地域支援事業費の推計 (円) 平成 27 年度 平成 28 年度 地域支援事業費 220,811,322 223,564,465 介護予防事業費 140,897,548 142,732,977 平成 29 年度 293,867,572 204,820,748 介護予防・日常生活支援総合事業費 79,913,774 包括的支援事業・任意事業費 80,831,488 89,046,824 合計 738,243,359 488,451,273 249,792,086 (5)保険料推計 (円) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 合計 7,053,015,064 7,144,927,578 7,211,164,063 21,409,106,705 220,811,322 223,564,465 293,867,572 738,243,359 1,600,241,805 1,621,068,249 1,651,106,960 4,872,417,014 調整交付金相当額 352,650,753 357,246,379 370,799,241 1,080,696,373 調整交付金見込額 640,414,000 617,322,000 608,852,000 1,866,588,000 標準給付費見込額 地域支援事業費 第 1 号被保険者負担分相当額 (円) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 合計 準備基金の残高(平成 26 年度末の見込額) 161,144,249 準備基金取崩額 100,000,000 市町村特別給付費 18,648,000 87 20,877,000 23,586,000 63,111,000 2.保険料基準額の設定及び所得段階 (1)保険料基準額の設定 月 第 6 期の第 1 号被保険者の介護保険料基準額 額 5,400 円 将来の第 1 号被保険者の介護保険料基準額(参考) 月 額 平成 32 年度 6,669 円 平成 37 年度 7,720 円 ※平成 27 年度現在の制度及び介護報酬、また、準備基金等の取崩しがないものとして試算 しています。 (2)所得段階 第1号被保険者保険料の所得段階区分は10段階とし、それぞれの人数及び月額 保険料は下記の表のとおりです。 ※第1段階から第3段階については、下記の保険料額から、政令に規定される公 費による保険料軽減を行います。 雲南広域連合 第 6 期(H27~H29) 所得段階 第 1 段階 第 2 段階 第 3 段階 第 4 段階 第 5 段階 第 6 段階 第 7 段階 第 8 段階 第 9 段階 第 10 段階 第 5 段階 延べ対象見込者数 (基準額)に (平成 27~29 年度) 対する割合 対 象 生活保護を受給している方 本人及び世帯全員が住民税非課税で、老齢福 祉年金を受給している方 本人及び世帯全員が住民税非課税で、本人の 前年の合計所得金額+課税年金収入額が 80 万円 以下の方 本人及び世帯全員が住民税非課税で、本人の 前年の合計所得金額+課税年金収入額が 80 万円 超 120 万円以下の方 本人及び世帯全員が住民税非課税で、本人の 前年の合計所得金額+課税年金収入額が 120 万 円を超える方 本人が住民税非課税で、本人の前年の合計所 得金額+課税年金収入が 80 万円以下の方 本人が住民税非課税で、本人の前年の合計所 得金額+課税年金収入が 80 万円を超える方 本人が住民税課税で、本人の前年の合計所得 金額が 120 万円未満の方 本人が住民税課税で、本人の前年の合計所得 金額が 120 万円以上 190 万円未満の方 本人が住民税課税で、本人の前年の合計所得 金額が 190 万円以上 290 万円未満の方 本人が住民税課税で、本人の前年の合計所得 金額が 290 万円以上 500 万円未満の方 本人が住民税課税で、本人の前年の合計所得 金額が 500 万円以上の方 88 月額保険料 8,732 人 0.47 2,540 円 5,529 人 0.71 3,840 円 5,023 人 0.75 4,050 円 12,438 人 0.9 4,860 円 15,519 人 1.0 5,400 円 9,090 人 1.125 6,080 円 5,186 人 1.25 6,750 円 2,631 人 1.5 8,100 円 1,116 人 1.75 9,450 円 575 人 2.0 10,800 円 第6期介護保険事業計画各論 第6章 計画の推進について 1.連携体制の推進 地域包括ケアシステムでは、高齢者に多様なサービスを提供し、地域で暮らしやす い生活を支援します。そのためには、行政のみならず民間団体や医療、福祉などの各 機関との連携が欠かせないものであり、関係機関や住民、地域団体に計画の趣旨や内 容の周知を図り、連携強化、協力体制づくりを推進します。 2.情報提供体制の充実 地域包括支援センターを中核として関係機関との連携は重要であり、介護保険事業 や高齢者福祉に関する情報の一元化により、介護予防、生活支援介護サービス等のタ イムリーな情報を高齢者にわかりやすく提供できる体制を推進します。 3.計画の進捗管理 各種施策が円滑に実施されるよう、 「介護保険事業計画審議会」に定期的に実績報告 及びその分析結果を報告し、進捗状況について評価を受けます。 その評価結果に基づく対策を講じながら、計画を確実に推進していきます。 89 関連資料 1.平成27年度介護保険制度改正の概要 「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に 関する法律」に基づき、制度改正を行う。 (1)地域包括ケアシステムの構築 高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるようにするため、介護、医療、生活 支援、介護予防を充実させる。 ① 地域包括ケアシステムの構築に向けた地域支援事業の充実として、「在宅医療・介 護連携の推進」、 「認知症施策の推進」、 「地域ケア会議の推進」、 「生活支援サービス の充実・強化」を行う。 ② 全国一律の予防給付(訪問介護・通所介護)を地域支援事業に移行し、多様化した サービス体制を構築する。 ③ 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の新規入所者を、原則、要介護3以上に 限定する。(既入所者は除く。また、一定の条件を満たす場合は要介護1・2でも 入所可能。) (2)費用負担の公平化 低所得者の保険料軽減を拡充、また、保険料の上昇をできる限り抑えるため、所 得や資産のある人の利用者負担を見直す。 ① 低所得者の保険料の低減を拡充し、保険料の見直しを行う。 ② 一定以上の所得のある利用者の自己負担を2割に引き上げる。 ③ 低所得の施設利用者の食費・居住費を補充する「補足給付」の要件に資産などを追 加する。 ④ 高額介護サービス費等の利用者負担段階区分に「現役並み所得者」を新設する。 (3)その他 「サービス付高齢者向け住宅への住所地特例を適用」、「居宅介護支援事業所の指 定権限の市町村への移譲」、「小規模通所介護の地域密着型サービスへの移行」等を 実施する。 90 第6期介護保険事業計画関連資料 2.介護保険給付費及び地域支援事業費の財源構成 (1)介護保険給付費財源構成 保険給付の財源構成は、基本的に国、都道府県、市町村が 50%を公費負担し、 残りの 50%を 65 歳以上の第1号被保険者と 40 歳から 65 歳未満の第 2 号被保 険者が負担する保険料で構成されています。 第 1 号被保険者保険料と第 2 号被保険者保険料の割合は、全国平均的に見て 1 人当たりの保険料額が第 1 号被保険者と第 2 号被保険者の間で同一水準になるよう、 全国ベースの人数比率で決められる仕組みとなっています。 このため、平成 24 年度から平成 26 年度までの第 1 号被保険者の負担割合は 21%でしたが、平成 27 年度からは 22%となります。 【介護保険給付費財源構成】 第 1 号被保険者 第 2 号被保険者 居宅給付 22% 28% 25% 12.5% 12.5% 施設給付 22% 28% 20% 17.5% 12.5% 国 都道府県 市町村 (2)地域支援事業費財源構成 地域支援事業に必要な費用は、第1号被保険者と第2号被保険者の保険料(総合事 業または介護予防事業のみ)と公費の交付金でまかなわれます。 ① 介護予防事業又は介護予防・日常生活支援総合事業 介護予防事業又は介護予防・日常生活支援総合事業として実施する介護予防スクリ ーニング、介護予防事業等については、介護保険給付費の居宅給付と同じ財源構成と なります。 【介護予防事業又は介護予防・日常生活支援総合事業費財源構成】 第 1 号被保険者 22% 第 2 号被保険者 国 28% 都道府県 25% 市町村 12.5% 12.5% ② 包括的支援事業及び任意事業 包括的支援事業として実施する総合相談支援事業や権利擁護事業等、または、任意 事業として実施する家族介護支援事業や介護給付適正化事業は第 1 号被保険者保険 料と公費で構成します。 【包括的支援事業及び任意事業費財源構成】 第 1 号被保険者 22% 第 2 号被保険者 国 0% 都道府県 39.0% 91 19.5% 市町村 19.5% 3.日常生活圏域ニーズ調査及び結果の概要 (1)調査目的:日常生活圏域毎の高齢者の身体、生活動作、日常生活状況を調査する ことで、各地域の潜在的ニーズや課題を把握すること。 (2)調査方法:郵送による調査票の配布・回収、未回答者の電話聞き取り。 (3)調査期間:平成 25 年 10 月~平成 25 年 11 月(電話による聞き取り終了) (4)調査回答状況 調査対象者 3,500 人 調査有効回答数 3,161 人 65 歳以上の一般高齢者、要支援 1・2、要介護 1・2 の 認定者の中から無作為抽出 有効回答率 71.0 % (5)まとめ ① ひとり暮らし高齢者等について 雲南地域では、家族と同居している人の割合は、88.3%となっており、多くの高 齢者が家族と同居していることがわかります。 ひとり暮らしの人の割合は 10.9%ですが、地域別に見ると、頓原、赤来の各日常 生活圏域で割合が高くなっています。また、家族と同居している人の中でも、日中は 一人になることがよくある高齢者が 27.4%となっており、相当数の人が日中一人で 過ごしています。これらの高齢者が近隣等で交流を深め、生活できる環境整備が課題 となります。 配偶者と二人だけの世帯の割合が 27.5%となっており、これらの世帯では、いわ ゆる老々介護の状況になることが懸念され、地域の見守り体制等の充実にむけて検討 が必要です。地域別に見ると、頓原、赤来の各日常生活圏域でひとり暮らしと同様に、 配偶者と二人だけの世帯の割合が高くなっています。 ② 医療等について 介護・介助が必要になった理由として、 「高齢による衰弱」が最も多くなっており、 「認知症」が続きますが、「脳卒中」や「糖尿病」などの生活習慣病を合わせると高 い割合になります。日常生活圏域毎に介護が必要になった原因で差異が見られますが、 これに関して、1)医療を受けられているか、2)医療後の生活支援の体制がどの程 度整備されているか、3)生活習慣病予防対策の状況はどうか、という視点での検討 が必要です。 92 第6期介護保険事業計画関連資料 ③ 外出について 「外出を控えている」人が 25.0%ある中で、その理由として、 「足腰の痛み」64.1% と「交通手段がない」16.9%が多くなっています。外出する手段として、 「自動車(自 分で運転、人に乗せてもらう)」の割合が非常に高く、自家用車が移動手段の中心と なる社会になっています。そのため、自家用車を持たない人の外出支援や生活支援が 検討すべき課題となります。 要支援、要介護(1・2)の人が外出する頻度が少なくなっており、健康や生活の 質を考えた上で、これらの人の外出支援の検討が必要です。 ④ 食事について 「どなたかと一緒に食事を共にする機会はありますか」との質問に、「毎日ある」 と「週に何度かある」と回答した人をみた場合、「家族と同居している」人の割合は 82.5%となり、「ひとり暮らし」の人の割合は 17.5%となります。ひとり暮らしの 人が「個食」の状態になっていることが見られます。 「食事の用意ができない」と回答した人が 10.9%となっていますが、女性の 7.1% に比べて男性では 16.2%と高くなっており、男性に対する調理指導等の対策が求め られます。 ⑤ 生活支援について 「買物を自分でしていない」人のうち、自分の代わりに買い物をしている人が「家 族」となっている割合が 95.2%となっており、家族以外の人が買い物をする割合が たいへん低くなっています。今後、買い物サービス等の検討が必要と思われます。 ⑥ 社会活動について 社会活動に月 1 回以上参加している人の割合は下記の表のとおりです。いずれの 会にも「月 1 回以上の参加」をしていない人の割合が 48.2%となっています。下記 の各社会活動を支援し、より多くの高齢者が生きがいをもって、元気に活動できる環 境を整備することが望まれます。 ボランティアをしている割合 15.8% スポーツ関係のグループに参加している割合 15.1% 趣味関係のグループに参加している割合 20.9% 老人クラブに参加している割合 11.0% 町内会や自治会に参加している割合 20.8% 8.0% 学習・教養サークルに参加している割合 その他の団体や会に参加している割合 15.6% いずれの会にも月 1 回以上の参加をしていない 48.2% 93 下記の各社会貢献活動に「月 1 回以上参加している」人の割合は表のとおりです。 高齢者自身が社会貢献し、生きがいを持つとともに、新たな地域づくりの担い手と なることが重要で、より多くの高齢者がこれらの活動を行うような施策の検討が望ま れます。 見守りが必要な高齢者を支援する活動 5.8% 介護が必要な高齢者を支援する活動をしている 4.5% 子どもを育てている親を支援する活動 3.5% 地域の生活環境の改善(美化)活動 4.0% ⑦ 医療等サービスについて 病気で数日間寝込んだとき「看病や世話をしてくれる人がいない」と回答した人が 3.3%となっています。ひとり暮らしの人では 13.3%、家族と同居している人でも 2.0%が「看病や世話をしてくれる人がいない」と回答しています。医師の往診、訪 問看護や生活支援サービス、地域の見守り支援等の検討が必要です。現在治療中、ま たは後遺症のある病気として、 「高血圧」が 48.0%で最も多く、 「目の病気」が 24.2%、 「筋骨格の病気」が 16.6%と続きます。高血圧のほか、心臓病、糖尿病、高脂血症 などの生活習慣病が全体として多く、生活習慣病の予防対策となる活動の推進が望ま れます。 また、通院で介助が必要な人が 12.9%となっており、通院におけるサポートなど の検討も必要です。 ⑧ リスク判定等 二次予防のリスク判定では、「認知」、「転倒」、「うつ」、「運動」のリスクが高くな っています。この傾向は、各日常生活圏域でも共通しており、どこの各日常生活圏域 でも共通したサービス展開が必要となります。老研指数の IADL 知的能動性、社 会的役割の3つの指数はいずれも「75~79 歳」のころから、同じように加速度的 に低下が見られます。これらの低下を遅らせる施策の検討が必要です。 94 第6期介護保険事業計画関連資料 4.介護保険事業計画審議会委員名簿 分野 1 医療 2 所属等 雲南医師会顧問 陶山 吉朗 医療 雲南市歯科医師会 落合 研 3 医療 県薬剤師会雲南支部長 筒井 幸雄 4 医療 雲南市立病院 服部 修三 5 医療 町立奥出雲病院院長 深澤 郁雄 6 医療 飯南町立病院施設長 萬代 恵治 島根リハビリテーション学院教務部長 平岡 千昭 雲南市社会福祉協議会会長 山本 重明 7 会長 氏名 学識 経験者 8 福祉 9 福祉 雲南市民生児童委員協議会会長 朝日 照男 10 福祉 雲南地域介護サービス事業管理者連絡会副会長 森山 史朗 11 福祉 雲南地域介護サービス事業管理者連絡会居宅介護支援部会長 本田 真次 12 住民 雲南市加茂町 岡田 徹 13 住民 雲南市三刀屋町 谷戸 仁子 14 住民 雲南市掛合町 石飛 喜美子 15 住民 仁多郡奥出雲町 小早川 惠子 16 住民 飯石郡飯南町 森山 副会長 任期:平成25年4月1日から平成27年3月31日まで 95 恵津子 (敬称略) 雲南地域 第6期介護保険事業計画 発行日 平成 27年 3月 発 行 雲南広域連合 住 所 〒6 99-1311 介護保険課 島根県雲南市木次町里方 1100 -6 TEL 0854-4 7-7342 FAX 08 54-47-73 44
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