モスピラン水溶剤

殺 虫 剤
登録番号 第19112号
種 類 名 アセタミプリド水溶剤
(MOSPILAN SP)
acetamiprid
性 状 淡青色水溶性粉末 45μm以下
有効年限 4年
有効成分 アセタミプリド 20.0%
P R T R 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩
(PRTR・1種) 2.4%
毒 性 医薬用外劇物
包 装(100g ×25袋)
×4箱、250g ×40袋、500g ×20袋
■特 長
1.新規の骨格(ネオニコチノイド系)を持ち、作用機作が既存剤と異なるので、有機リン剤・カーバ
メイト剤・合成ピレスロイド剤などに効きにくくなった害虫にも有効です。
2.幅広い殺虫スペクトルを有しています。
3.高い活性があり、少ない薬量で長い残効性があります。
4.速効性と強い浸透移行性を併せ持っています。
5.ミツバチ・マルハナバチに影響が少なく、いちご・トマトなどで活用できます。
6.水溶剤なので汚れが少ない薬剤です。
■適用害虫名及び使用方法
作 物 名
適用害虫名
コナガ、アオムシ
キャベツ
アザミウマ類
アブラムシ類
は く さ い コナガ、アオムシ
カブラハバチ
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
1,000 ~
2,000
2,000 ~
4,000
1,000 ~
2,000
4,000
アザミウマ類
ブロッコリー コナガ、アオムシ
2,000
茎ブロッコリー アブラムシ類
4,000
カリフラワー
2,000
コナガ、アオムシ
アブラムシ類
カブラハバチ
だ い こ ん コナガ、アオムシ
キスジノミハムシ
ダイコンサルハムシ
はつかだいこん アブラムシ類
わさびだいこん コナガ
キスジノミハムシ
ぶ アブラムシ類
カブラハバチ
非結球あぶらな科
葉
菜
類 キスジノミハムシ
チ ン ゲ ン サ イ、 アブラムシ類
こまつなを除く
2,000 ~
4,000
収穫7日
5回以内
前まで
6回以内
粒剤の定植時までの
処理は1回以内、散布
および定植後の株元
散布は合計5回以内
収穫14日
3回以内
前まで
4回以内
粒剤の定植時までの
処理は1回以内、散布
および定植後の株元
散布は合計3回以内
収穫前日
2回以内
まで
収穫7日
100 ~ 前まで 3回以内
300
2回以内
3回以内
収穫14日
前まで
2,000
2,000 ~
4,000
収穫7日
1 回
前まで
2,000
収穫21日
前まで
か
4,000
収穫7日
前まで
119
1 回
散 布
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
作 物 名
適用害虫名
チンゲンサイ キスジノミハムシ
アブラムシ類
カブラハバチ
こまつな
ザーサイ
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
収穫7日
前まで
1 回
4,000
キスジノミハムシ
な ば な 類 アブラムシ類
収穫14日
前まで
収穫45日
前まで
1 回
4,000
2回以内
収穫7日
1 回
前まで
2回以内
2回以内
1 回
2回以内
2,000 ~
4,000
収穫前日
3回以内
まで
4回以内
粒剤の株元散布
は 1 回 以 内、
散布は3回以内
4,000
収穫7日
1 回
前まで
2回以内
粒剤の株元散布
は 1 回 以 内、
散布は1回以内
な た ね
非結球メキャベツ
メキャベツ アブラムシ類
くきちしゃ
レ タ ス
2回以内
粒剤の株元散布
は 1 回 以 内、
散布は1回以内
2,000
ナモグリバエ
非結球レタス
アザミウマ類
う り 類 アブラムシ類
(漬物用)
まくわうり
メ ロ ン
にがうり
アブラムシ類
か ぼ ち ゃ カボチャミバエ
8,000
4,000
2,000 ~
4,000
4,000
コナジラミ類
ウリノメイガ
2,000
ウリハムシ
コナジラミ類
ウリノメイガ
す い か アブラムシ類
アザミウマ類
ウリハムシ
コナジラミ類
す アザミウマ類
テントウムシダマシ類
アブラムシ類
収穫前日 3回以内
まで
2回以内
100 ~ 収穫3日
300
前まで 3回以内
2回以内
2,000
ウリハムシ
き ゅ う り アブラムシ類
アザミウマ類
な
2,000 ~
4,000
4,000
収穫前日
まで
2,000 ~
4,000
4,000
3回以内
2回以内
3回以内
3回以内
は種時または定植時の
土壌混和は合計1回以
内、散布及び定植後の株
元散布は合計2回以内
5回以内
粒剤の定植時まで
の 処 理 は1回 以 内、
2%粒剤の定植後の
株元散布は1回以内、
散布、くん煙および
1%粒剤の株元散布
は合計3回以内
4回以内
3回以内 定植時の土壌混和は
収穫3日
1回以内、散布、くん煙
前まで
および定植後の株元
散布は合計3回以内
2,000
2,000 ~
4,000
4,000
2,000
2,000 ~
4,000
収穫前日
まで
4,000
120
4回以内
粒剤の定植時までの
処 理 は1回 以 内、散 布、
くん煙および定植後の
株元散布は合計3回以内
散 布
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
作 物 名
適用害虫名
とうがらし類 アブラムシ類
ピーマン
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
8,000
2回以内
3回以内
粒剤の定植時までの
2回以内
処理は1回以内、散布、
くん煙および定植後の
株元散布は合計2回以内
4,000
アブラムシ類
アザミウマ類
コナジラミ類
ト マ ト
ミニトマト
収穫前日
まで
2,000
3回以内
オ ク ラ
に
アブラムシ類
ら
アザミウマ類
に ん に く ネギコガ
3回以内
4,000
2回以内
収穫14日
前まで
らっきょう
たまねぎ
ね
ぎ
アザミウマ類
2,000
わ け ぎ
あさつき
コナジラミ類
い ち ご カキノヒメヨコバイ
アブラムシ類
アスパラガス コナジラミ類
アザミウマ類
ジュウシホシクビナガハムシ
か ん し ょ アブラムシ類
ジャガイモガ
ばれいしょ
テントウムシダマシ
アブラムシ類
やまのいも
やまのいも アザミウマ類
( む か ご ) アブラムシ類
やまのいも ナガイモコガ
(種芋栽培)
麦
類 アブラムシ類
4回以内
粒剤の定植時までの
処 理 は1回 以 内、散 布、
くん煙および定植後の
株元散布は合計3回以内
2回以内
3回以内
3回以内
は種時の土壌混和
は1回以内、植付時
3回以内
の土壌混和および
収穫7日
定植当日までの株元
前まで
散布は合計1回以内
100 ~
4回以内
300
土壌混和は1回以内、
散布は3回以内
3回以内
粒剤の株元散布
および土壌混和
は合計1回以内、
散布およびくん煙
は合計2回以内
収穫前日 2回以内
まで
4,000
2,000 ~
4,000
2回以内
4,000
3回以内
2,000
2,000 ~
4,000
2,000 ~
6,000
4,000
4回以内
植付時の土壌混和
収穫7日
は 1 回 以 内、
前まで 3回以内 植付後は3回以内
収穫21日
前まで
種芋掘取り
5回以内
7日前まで
60 ~ 収穫7日
2回以内
150
前まで
121
3回以内
5回以内
2回以内
散 布
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
作 物 名
適用害虫名
とうもろこし
( 子 実 )
未 成 熟
とうもろこし
ヤングコーン アブラムシ類
豆類(種実)
(ただし、だいず
を除く)
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
収穫14日
前まで
2,000 ~
4,000
収穫前日
まで
2,000
2,000 ~
4,000
3回以内
2回以内
2回以内
収穫14日
前まで
だ い ず
フタスジヒメハムシ
豆類(未成熟)
(ただし、えだ
まめ、さやいん
げん、さやえん
ど う を 除 く ) アブラムシ類
コナジラミ類
アザミウマ類
えだまめ
3回以内
3回以内
収穫7日
前まで 3回以内
4,000
4回以内
は種時または定植時の
土壌混和は合計1回
以内、散布は3回以内
さやえんどう
さやいんげん
アブラムシ類
にんじん
あ し た ば キアゲハ
ふ
き
コナジラミ類
2,000 ~
4,000
収穫前日
まで
4,000
100 ~
300
3,000
モロヘイヤ
セルリー
ナモグリバエ
クレソン
3回以内
収穫14日
2回以内
前まで
3回以内
粒剤の株元散布
は1回以内、散布
およびくん煙は
合計2回以内
収穫21日
1 回
前まで
1 回
2回以内
収穫7日
2回以内 定 植 時 の 土 壌
前まで
混和は1回以内
収穫3日
3回以内
3回以内
前まで
4,000
し
そ
しそ(花穂)
タラゴン
ふだんそう
エンサイ
な ず な アブラムシ類
ははこぐさ
み つ ば
収穫14日
前まで
2回以内
2回以内
収穫7日
前まで
1 回
1 回
※
収穫3日
しゅんぎく
前まで
8,000
2回以内
2回以内
収穫14日
ほうれんそう
前まで
収穫3日
パ セ リ
1 回
1 回
前まで
※みつばの使用時期/収穫7日前まで ただし、
伏せ込み栽培は伏せ込み前まで
122
散 布
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
作 物 名
バ ジ ル
タ イ ム
チャービル
ディル(葉)
は っ か
オレガノ
マジョラム
適用害虫名
収穫21日
前まで
8,000
アブラムシ類
セ ー ジ
レモンバーム
つ る な
り
な
ぶ
か
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
4,000 ~
8,000
カイガラムシ類
4,000
モモチョッキリゾウムシ
ケムシ類
2,000
アブラムシ類
ん ご キンモンホソガ
ギンモンハモグリガ
シンクイムシ類
カメムシ類
2,000 ~
リンゴワタムシ
4,000
カメムシ類
アブラムシ類
シンクイムシ類
し カイガラムシ類
カキノヒメヨコバイ
ナシホソガ
4,000
アザミウマ類
フタテンヒメヨコバイ 2,000 ~
4,000
カイガラムシ類
ど う コガネムシ類成虫
ツマグロアオカスミカメ
トビイロトラガ
ブドウトラカミキリ
2,000
り ん ナシヒメシンクイ
収穫7日
100 ~ 前まで
300 収穫14日
前まで
収穫21日
前まで
収穫14日
前まで
3回以内
収穫前日
まで
散 布
200 ~
700
アブラムシ類
わ カミキリムシ類
カイガラムシ類
収穫14日
前まで
収穫後秋期
収穫14日
2回以内
前まで
カイガラムシ類
オウトウショウジョウバエ 2,000 ~
おうとう
4,000
カメムシ類
アザミウマ類
アブラムシ類
4,000
ネクタリン シンクイムシ類
モモハモグリガ
アザミウマ類
2,000 ~
カメムシ類
4,000
も
も コガネムシ類成虫
コスカシバ
2,000
カイガラムシ類
び
3回以内
収穫前日
1 回
まで
2回以内
1 回
収穫3日
前まで
収穫前日
まで
2,000 ~
4,000
2,000
123
3回以内
3回以内
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
作 物 名
適用害虫名
小粒核果類 アブラムシ類
(うめ、すももを除く)
カイガラムシ類
アブラムシ類
う
め ケシキスイ類
ノコメトガリキリガ
カイガラムシ類
す も も シンクイムシ類
アブラムシ類
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
2,000 ~
4,000
2,000
2,000 ~
6,000
2,000
収穫前日
まで
2,000 ~
4,000
キボシカミキリ
い ち じ く イチジクヒトリモドキ 2,000
アザミウマ類
カイガラムシ類
2,000 ~
か
き
4,000
カキノヘタムシガ
カキノヒメヨコバイ
か
き カメムシ類
4,000
( 葉 )
アザミウマ類
カイガラムシ類
200 ~
700
3回以内
3回以内
アブラムシ類
ミカンハモグリガ
ゴマダラカミキリ成虫 2,000 ~
収穫14日
前まで
コアオハナムグリ
4,000
ケシキスイ類
かんきつ
アゲハ類
カメムシ類
ミカンバエ
コナジラミ類
4,000
ゴマダラカミキリ※ 200 ~ 400 30 ~ 75
2回以内
2回以内
さ る な し クワシロカイガラムシ
2,000
カイガラムシ類
収穫7日
前まで
キウイフルーツ
2,000 ~
キウイヒメヨコバイ
4,000
3回以内
収穫21日 3回以内
ゴ レ ン シ カイガラムシ類
4,000
前まで
アザミウマ類
収穫35日
マンゴー
前まで
2,000
パッション
収穫30日
2回以内
2回以内
カイガラムシ類
フルーツ
200 ~ 前まで
700
4,000
アブラムシ類
3回以内
3回以内 樹幹注入は
く
り クリミガ
2,000 ~
1回以内
クリシギゾウムシ
4,000
収穫7日
前まで
モモノゴマダラノメイガ
2,000
あ け び
( 果 実 ) アブラムシ類
2回以内
2回以内
アセロラ
4,000
収穫前日
1 回
1 回
ブルーベリー オウトウショウジョウバエ
まで
※かんきつ:ゴマダラカミキリ(200 ~ 400倍)
の使用方法/主幹から株元に散布
124
散 布
※
散 布
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
さんしょう
収穫45日
6回以内
6回以内
( 葉 ) アザミウマ類
200 ~ 前まで
4,000
散 布
アブラムシ類
700
4回以内
1 回
さんしょう
散布は1回以内
収穫7日
樹幹散布は
( 果 実 )
前まで
ゴマダラカミキリ幼虫
200
20
樹幹散布
3回以内
3回以内
収穫45日
3回以内
た ら の き センノカミキリ
2,000
200 ~ 前まで
700
食用さくら
収穫3日
1 回
1 回
4,000
前まで
( 葉 ) アザミウマ類
収穫14日
食用ぎく
2回以内
2回以内
2,000
前まで
収穫前日
食用ゆり
4回以内
4回以内
まで
4,000
3回以内
3回以内
しょくようほおずき
食用なでしこ
100 ~
食用カーネーション アブラムシ類
300
食用エキザカム
2回以内
収穫14日 2回以内
食用せんにちこう
8,000
前まで
食用トレニア
食用パンジー
作 物 名
適用害虫名
食用金魚草
食用プリムラ アザミウマ類
2,000
チャノミドリヒメヨコバイ
2,000 ~
茶
チャノキイロアザミウマ
4,000
チャノホソガ
花 き 類・ アブラムシ類
4,000
観葉植物
(きく、ストックを除く) アザミウマ類
2,000
ストック
アブラムシ類
き
く
アザミウマ類
樹 木 類
(まつ、やなぎを除く) グンバイムシ類
や な ぎ
ま
ヤナギコハモグリ
つ
た ば こ
てんさい
2,000 ~
4,000
200 ~ 摘採14日
400
前まで
1 回
散 布
5回以内
100 ~
300
4,000
1 回
発生初期 5回以内
5回以内
粒剤は1回以内
2,000
2,000 ~
4,000
5回以内
樹幹注入は
1回以内
200 ~
700
4,000
アブラムシ類
テンサイトビハムシ
テンサイモグリハナバエ
び ゃ く し アゲハ類
お け ら
アブラムシ類
と う き
2,000 ~
4,000
200
2,000 ~
4,000
2,000
25 ~ 収穫10日
2回以内
180
前まで
ペーパーポット
1冊当り1ℓ 定植前
(3ℓ /m2)
1 回
100 ~
発生初期 5回以内
300
125
3回以内
ただし定植後
は2回以内
3回以内
苗床灌注は 苗床灌注
1回以内
5回以内
散 布
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
作 物 名
適用害虫名
なんてん
アザミウマ類
( 葉 )
アマランサス
( 茎葉 )
ソルガム
まめ科牧草
飼料用とうもろこし
アブラムシ類
いね科牧草
アセタミプリド
希釈倍数 使用液量
本剤の
を 含 む 農 薬 の 使用方法
使用時期
(倍) (ℓ /10a)
使用回数
総 使 用 回 数
4,000
8,000
6,000
収穫21日
2回以内
前まで
収穫3日
1 回
前まで
100 ~ 収穫45日
300
前まで
収穫90日
3回以内
前まで
収穫30日
前まで
2回以内
1 回
散 布
3回以内
効果・薬害などの注意
1.メロン・うり科作物に対しては葉縁に薬害を生じるおそれがあるので、使用濃度、使用量を厳守し、
幼苗期や高温時の使用をさけてください。
2.はくさいに使用する場合、幼苗期には薬害を生じるおそれがあるので、活着後に使用してください。
3.コナガ・アブラムシは抵抗性が発達しやすいので、作用性の異なる他の薬剤と輪番で使用し、連続散
布はさけてください。
4.なしに使用する場合、品種によって葉裏に黒色斑点の薬害を生じることがあるので、下記を参考に使
用してください。
薬害の認められない品種:二十世紀、ゴールド二十世紀、幸水、新水、豊水、新興、新星、晩三吉、愛宕、
新雪、豊月、今村秋、新世紀、おさゴールド、夏さやか、なつひめ、新甘泉、秋甘泉、涼月、王秋、
秋栄、あきづき、ラ ・ フランス、ヤーリー、ル レクチエ
薬害を生じることのある品種(使用をさけてください):新高、長十郎、八雲、愛甘水
5.ぶどうに対しては、幼果期から果粒肥大期の散布は果粉の溶脱のおそれがあるので使用はさけ、新梢
伸長期から落花期及び袋かけ以降に使用してください。
6.かんきつに対して希釈倍数 200 ~ 400 倍で使用する場合、薬液が葉にかかると薬害を生ずるおそれが
あるので、かからないように十分注意して散布してください。
7.ももの施設栽培では、葉に薬害を生じるおそれがあるので、使用はさけてください。
8.花き ・ 花木に使用する場合、品種によって葉に薬害を生じるおそれがあるので、あらかじめ、小規模
散布などで確認のうえ、ご使用ください。
9.マメコバチに対して影響があるので、授粉のためにマメコバチを使用する場合は、開花期に使用しな
いでください。
10.蚕に対しては長期間毒性があるので、近くに桑園のある場合には絶対に桑葉にかからないようにして
ください。
11.散布量は、対象作物の生育段階 ・ 栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
12.使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、
病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
13.適用作物群に属する作物またはその新品種にはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に
薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるよ
うにしてください。
安全使用上の注意
14.医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医
師の手当を受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受けて
ください。
15.眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗
し、眼科医の手当を受けてください
16.使用の際は、防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔
等を石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
17.街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に、小児や、使用に関係
のない者が使用区域に立ち入らないよう、縄囲いや、立て札を立てるなど配慮し、人畜などに被害を
及ぼさないように注意を払ってください。
126
殺 虫 剤 モスピラン水溶剤
治療法:本剤の中毒に対しては、動物実験で、L -メチオニン製剤、グリチルリチン製剤及びグルタチオン
製剤の注射投与が有効であるとする報告もあります。
保管:密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、小児の手の届かない冷涼 ・ 乾燥した所に、カギをかけ
て保管してください。盗難 ・ 紛失の際は、警察に届け出てください。
○火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤などで消火に努めてください。
○漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
○移送取扱いは、ていねいに行ってください。
○使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。空袋は圃場などに放置せず、適切に処理してく
ださい。
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