使用可能医薬品の例(2015年用) 注:医薬品には似た名称のものがあります.必ず全ての名称(アルファベットなど)を確認しましょう. 症状および病 医師より処方を受ける薬(一般名) 名 1. 頭痛・発 カロナール(アセトアミノフェン) 熱・生理痛 処方箋不要、薬局で買え る薬 注意 ボルタレン(ジクロフェナックナトリウム) 非ステロイド性消炎鎮痛薬は使用 可能です. カフェインは以前は禁止表に記載 イブ, イブA されていましたが,現在は監視物 質に指定され,禁止されてはいま タイレノールA せん.検査はされており,乱用が 確認されると再度禁止物質に指定 ノーシンホワイトジュニア される可能性があります. ロキソニン(ロキソプロフェン) バファリンA バファリン(アスピリン) ブルフェン(イブプロフェン) アスピリン フェリア 点滴は医療機関の受診過程,外科手 術または臨床検査において正当に受 ける場合以外は禁止されています. リングルアイビー ロキソニンS 2. 咳・痰 アストミン(ジメモルファンリン酸塩) アスベリン(チペピジンヒベンズ酸塩) ビソルボン(ブロムヘキシン塩酸塩) ムコソルバン(アンブロキソール) ムコダイン(カルボシステイン) クールワン去たんカプセ 下記薬効成分は競技会では使用禁 止です. ル メトキシフェナミン コデミンGトローチ メチルエフェドリン エフェドリン プソイドエフェドリン コンタック咳止めST マオウ(麻黄) スカイナーせき・たん用 これらは市販の総合感冒薬に含まれ るものが多いので,要注意です. 新ブロン液エース 必ず成分を確認してください. メジコン(デキストロメトルファン臭化水素酸 水和物) リン酸コデイン末(コデインリン酸塩) レスプレン(エプラジノン) 3. のどの痛み SPトローチ(デカリニウム) イソジンうがい薬 イソジンガーグル(ポピドンヨード) パブロン・トローチ オラドールトローチ(ドミフェン臭化物) ルルうがい薬 含嗽用ハチアズレ(水溶性アズレン) 4.口腔内ア フタ・口内炎 エンペシドトロ−チ(クロトリマゾール) アフタッチ* ケナログ(トリアムシノロンアセトニド)* ケナログ* デキサルチン(デキサメサゾン)* *禁止物質である副腎皮質ステロイ ドが含まれていますが,口腔内疾患 への局所使用は禁止されていませ ん. 5. 鼻水・鼻つ アレグラ(フェキソフェナジン) まり アレジオン(エピナスタチン) アルガード鼻炎クールス 海外で購入できるデソキシエフェドリ ンは,競技会検査での禁止物質で, プレー 日本国内への持ち込みも禁止されて アレギトール います ジルテック(セチリジン) コルゲンコーワ鼻炎 ジェット* ゼスラン(メキタジン) コンタック600ST タベジール(クレマスチンフマル酸塩) タミナスA錠 バイナス(ラマトロバン) ナザールスプレー* プリビナ点鼻(ナファゾリン硝酸塩*) パブロン点鼻*・パブロン 点鼻Z *血管収縮薬であるナファゾリンが含 まれています.禁止表に入っています が,点鼻では使用が認められていま す.使用回数が多くなり過ぎると,効 果が低下したり粘膜の増生を起こした りして,症状が強まることがあります. ポララミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩) レスタミンコーワ糖衣錠 レスタミンコーワ(ジフェンヒドラミン塩酸塩) 6. 細菌感染・ 黄色い痰や鼻 クラビット(レボフロキサシン) 汁 クラリス(クラリスロマイシン) ほとんどの抗生物質は使用可能で す. 抗生物質は医師 処方 み 入手 ケフラール(セファクロル) サワシリン(アモキシシリン) ジスロマック(アジスロマイシン) パンスポリンT(セフォチアムヘキセチル塩 酸塩) ルリッド(ロキシスロマシシン) 7. 酔い止め トラベルミン(ジフェンヒドラミン,ジプロフィ リン) アネロンチュアブル ドラマミン(ジメンヒドリナート) スヨロミン内服液B センパア・センパアS トラベルミン・トラベルミン ジュニア パンシロントラベル 8. 胃炎・消化 アルサルミン(スクラルファート) 性潰瘍 アルタットA オメプラール(オメプラゾール) イノセアグリーン ガスター(ファモチジン) イノセア胃腸内服液 ガストローム(エカベト) エビオス錠 ザンタック(ラニチジン) ガスター10錠 セルベックス(テプレノン) コランチルA顆粒 タケプロン(ランソプラゾール) サクロン・サクロンS ナウゼリン(ドンペリドン) パンシロンG ノイエル(セトラキサート) ブスコパンA錠 下記薬効成分は競技会では使用禁 止です. ストリキニーネ ホミカ パリエット(ラベプラゾール) プロマック(ポラプレジンク) マーロックス(水酸化アルミニウムゲル,水 酸化マグネシウム) ムコスタ(レバミピド) 9. 下痢止め タンナルビン(タンニン酸アルブミン) 新ビオフェルミンS錠・S 細粒 トランコロン(臭化メペンゾラート) イノック下痢止め ビオフェルミンR(ラクトバシルス) エクトール ブスコパン(臭化ブチルスコポラミン) 強ミヤリサン(錠) ペンタサ(メサラジン) シグナル下痢止め ラックビー(ビフィズス菌) セイロガン糖衣A リン酸コデイン末(リン酸コデイン) ビオフェルミン止瀉薬 ロペミン(塩酸ロペラミド) ラッパ整腸薬BF 下記薬効成分は競技会では使用禁 止です 必要に応じて、抗生物質を併用するこ とがあります. 抗生物質は医師の処方のみで入手 可能です. 点滴は医療機関の受診過程,外科手 術または臨床検査において正当に受 ける場合以外は禁止されています. わかもと整腸薬 10. 便秘 アローゼン(センナ) アロエ錠 テレミンソフト(ピサコジル) ウィズワン プルゼニド(センノシド) カイベールC ラキソベロン(ピコスルファナトリウム) グリセリン浣腸 酸化マグネシウム(酸化マグネシウム) コーラック サトラックス ハイベン ピコラックス 便秘薬にはエフェドリン,マオウ(麻 黄)を含む製剤があり,競技会では使 用禁止 す 肥満予防として市販されている製剤 にも,エフェドリン,マオウ(麻黄)を含 む製剤があります.競技会では使用 禁止です. 11. 鉄欠乏性 シナール(ビタミンC) 貧血 エミネトン フェジン注(含糖酸化鉄) ヘマニック フェルム(フマル酸第1鉄) マスチゲンーS錠 フェログラデュメット(硫酸鉄) 輸血(自己血を含む)、人工赤血球/ 血液成分輸注、血漿増加剤,競技 会、競技外とも使用禁止です. フェロミア(クエン酸第1鉄ナトリウム) 12. じんまし アゼプチン(アゼラスチン) ん・アレル ギ 性皮膚炎 アタラックス(ヒドロキシジン) アネミン内服錠 アレギトール アレグラ(フェキソフェナジン) 新オイラクスH* アレジオン(エピナスタチン) テレスハイ軟膏* アレロック(オロバタジン) ラナケイン アンダーム軟膏(ブフェキサマク) リビメックスコーワクリー ム* エバステル(エバスチン) レスタミンコーワ糖衣錠 ザイザル錠(レボセチリジン塩酸塩) ザジテン(ケトチフェン) ジルテック(セチリジン) タベジール(クレマスチン) デルモベート軟膏(クロベタゾールプロピオ ン酸エステル)* ポララミン(クロルフェニラミン) リンデロンVGクリーム、軟膏(ベタメタゾン 配合)* レスタミンコーワ(ジフェンヒドラミン) レスタミン軟膏(ジフェンヒドラミン) ロコイド軟膏(酪酸ヒドロコルチゾン)* 下記薬効成分は競技会、競技外とも 使用禁止です. エリスロポエチン ダルベポエチン EPO-Fc EPO模倣ペプチド(EMP) メトキシポリエチレングリコール-エポ エチンベータ(CERA) 貧血にはいくつかの種類があります. 原因を明かにした上で治療をしましょ う 副腎皮質ステロイド剤の全身投与(内 服、筋肉内・静脈注射)は競技会検査 使用禁止 す *禁止物質である副腎皮質ステロイ ドが含まれていますが,皮膚への使 用,点眼,点鼻は禁止されていないの で使用可能です. 13. 結膜炎・も アレギサール点眼(ペミロラスト) のもらい アスパラ目薬L インタール点眼(クロモグリク酸ナトリウム) 抗菌アイリスα *禁止物質である副腎皮質ステロイ ドが含まれていますが,点眼は禁止さ れていないので使用可能です. エコリシン点眼、眼軟膏(コリスチンメタンス サンテドウ ルホン酸) ザジテン点眼(ケトチフェンフマル酸塩) サンテ抗菌新目薬 サンテゾーン点眼(デキサメタゾンリン酸エ 新ロートV40 ステルナトリウム)* タリビッド点眼(オフロキサシン) ノアールN・SG デキサメサゾン眼軟膏(デキサメサゾン)* マイティア抗菌目薬 ニフラン点眼(プラノブロフェン) ロート抗菌目薬G フルメトロン点眼(フルオトメトロン)* 14. 鼻炎・花 粉症 アルガード鼻炎クールス *血管収縮薬であるナファゾリンが含 まれています.禁止表に入っています プレー が,点鼻では使用が認められていま アタラックス(ヒドロキシジン) アレギトール す.使用回数が多くなり過ぎると,効 果が低下したり粘膜の増生を起こした アルデシンAQネーザル(ベクロメタゾンプロ りして,症状が強まることがあります. アレグラFX ピオン酸エステル)** アゼプチン(アゼラスチン) アレグラ(フェキソフェナジン) アレジオン10 アレジオン(エピナスタチン) アレルギール錠 アレロック(オロバタジン) エージーノーズクール* インタール点鼻(クロモグリク酸) コルゲンコーワ鼻炎 ジェット* エバステル(エバスチン) タミナスA錠 ザイザル錠(レボセチリジン塩酸塩) ナーベルスプレー ザジテン点鼻(ケトチフェン) ナザールスプレー* ジルテック(セチリジン) ナザールブロック タベジール(クレマスチン) パブロン点鼻*・パブロン 点鼻Z バイナス(ラマトロバン) ピロットA プリビナ点鼻(ナファゾリン)* プラタギン フルナーゼ(フルチカゾンプロピオン酸エス テル)** ポララミン(クロルフェニラミン) レスタミンコーワ(ジフェンヒドラミン) **副腎皮質ステロイドが含まれて いますが,点鼻は禁止されていない 使用可能 す 禁止物質であるプソイドエフェドリンを 含む製剤があり,競技会では使用禁 止 す 15. 気管支炎 アコレート(ザフィルルカスト) ・気管支喘息 アドエア(サルメテロールキシナホ酸塩*,フ ルチカゾンプロピオン酸エステル**) アトロベントエアゾル(イプラトロピウム) *禁止物質であるベータ2作用薬です が,吸入であれば使用可能です. ただし,サルブタモール,サルメテ ロール,ホルモテロール以外のベータ 2作用薬は,吸入であっても手続きな しでは使用できません. インタールエアゾル(クロモグリク酸ナトリウ ム) オノン(プランルカスト) オルベスコ(シクレソニド)** キュバール(ベクロメタゾンプロピオン酸エ ステル)** サルタノールインヘラー(サルブタモール硫 酸塩)* シムビコート タービュヘイラー(ホルモテ ロールフマル酸塩水和物*,ブデソニド**) セレベントロタディスク(サルメテロールキシ ナホ酸塩)* テオドール(テオフィリン) テルシガンエアゾル(オキシトロピウム) パルミコート(ブデソニド)** 全てのベータ作用薬の全身投与(内 服,注射,貼付)は常時禁止されてい ます **禁止物質である副腎皮質ステロ イドが含まれていますが,吸入は禁止 されていないので使用可能です. 下記薬効成分は競技会では禁止され ています メチルエフェドリン エフェドリン マオウ(麻黄) メトキシフェナミン プソイドエフェドリン これらは市販の総合感冒薬に含まれ フルタイド吸入剤(フルチカゾンプロピオン 酸エステル)** フルティフォーム(ホルモテロールフマル酸 塩水和物*,フルチカゾンプロピオン酸エス ) ユニフィル(テオフィリン) 16. 高血圧 アジルバ(アジルサルタン) アダラート(ニフェジピン) コナン(キナプリル) 下記薬効成分は競技会、競技外とも 使用禁止です. 全ての利尿薬 利尿薬を含む配合製剤があるので, 成分を確認してください. コニール(ベニジピン) チバセン(ベナゼプリル) ディオバン(バルサルタン) ニューロタン(ロサルタン) ノルバスク(アムロジピン) バイミカード(ニソルジピン) ブロプレス(カンデサルタン) ヘルベッサー(ジルチアゼム) レニベース(マレイン酸エナラプリル) ベータ遮断剤は禁止している競技 (アーチェリー,ゴルフ,スキー,射撃 など)があります テルミサルタンは現在は監視物質に 指定され,禁止されてはいませんが 検査はされています. 乱用が確認されると禁止物質に指定 される可能性があります 17. 低血圧 ジヒデルゴット(ジヒデロエルゴタンメシル酸 塩) 下記薬効成分は競技会で禁止されて います エチレフリン メチル酸アメジニウム 18.糖尿病 アマリール(グリメピリド) インスリン以外の糖尿病治療薬は使用 グルコバイ(アカルボース) *インスリン製剤は,競技会、競技外 とも使用禁止です. 治療のために使用する時には、参加 する競技会の30日前までに国際競技 連盟またはJADAにTUE申請が必要 申請を提出する必要があります. 使用する人は,主治医または競技団 体医事委員会を通じて手続きをしてく ださい. ジャヌビア(シタグリプチンリン酸塩水和物) スーグラ(イプラグロフロジン) ビクトーザ(リラグルチド) ベイスン(ボグリボーズ) メトグルコ(メトホルミン) ラスチノン(トルブタミド) 19. 痛風・高 尿酸血症 アロシトール(アロプリノール) アスピリン インダシン(インドメタシン) イブA コルヒチン(コルヒチン) バファリンA ザイロリック(アロプリノール) フェリア ブルフェン(イブプロフェン) ロキソニンS ボルタレン(ジクロフェナック) ユリノーム(ベンズブロマロン) 20. 無月経 デュファストン(ジドロゲステロン) ノアルテン錠(ノルエチステロン) プラノバール(ノルゲストレル・エチニルエス トラジオール) プレマリン(結合型エストロゲン) ルナベル(ノルエチステロン・エチニルエス トラジオール) 下記薬効成分は常時禁止されていま す プ ベネシ ド 21. 外傷・障 害 *禁止物質である副腎皮質ステロイ ド製剤ですが,関節内注射、関節周 囲注射、腱周囲注射、硬膜外注射は 認められています. アスピリン(アセチルサリチル酸) アンメルツ アドフィード(フルルビプロフェン) イブA インテバン(インドメタシン) エアーサロンパスEX カルボカイン(メピバカイン塩酸塩) トクホンIDゲル 非ステロイド性消炎鎮痛薬は使用可 能です. カロナール(アセトアミノフェン) バイエルアスピリン 局所麻酔薬は使用可能です. キシロカイン(リドカイン塩酸塩) パテックスリニア クリノリル(スリンダク) バファリンA ケナコルト(トリアムシノロン)* バンテリンコーワ デカドロン(デキサメタゾン)* フェリア ボルタレン(ジクロフェナックナトリウム) ボルタレンACシリーズ (テープ、ローション、ゲ ) メンフラ モーラス(ケトプロフェン) ロキソニンS ブルフェン(イブプロフェン) リリカ(プレガバリン) リンデロン(ベタメタゾン)* ロキソニン(ロキソプロフェン) 22.消毒薬 イソジン(ポピドンヨード) イソジンS ヒビテン(クロルヘキシジングルコン酸塩) オキシドール オスバンS マキロン 希ヨードチンキ 23. 不眠 セルシン(ジアゼパム) ダルメートカプセル(フルラゼパム) ベンザリン(ニトラゼパム) マイスリー(ゾルピデム) レンドルミン(ブロチゾラム) 24. 経口避妊 アンジュ21錠,28錠(エチニルエストラジ 薬 オール・レボノルゲストレル) オーソ777ー21錠(ノルエチステロン,エチニ ルエストラジオール) ノルレボ錠(レボノルゲストレル) ファボワール錠21,28(エチニルエストラジ オール・デソゲストレル) ドリエル 海外へ持ち込むときは、診断書を要 することがあります. ワクチンは毎年11月頃に接種が望ま れます. 13歳以上は1回接種で良いとされてい ます. 完全な感染予防にはなりませんが 25. インフルエ アマンタジン(塩酸アマンタジン) ンザ イナビル(ラニナミビル) インフルエンザHAワクチン タミフル(リン酸オセルタミビル) ラピアクタ(ペラミビル) リレンザ(ザナミビル) 26.呼吸困難 酸素 感 27.月経困難 症・子宮内膜 ディナゲスト(ジェノゲスト) 症 ヤーズ(ドロスピレノン/エチニルエストラ ジオール) ルナベルLD,ルナベルULD(ノルエチステ ロン/エチニスエストラジオール) 各種の酸素ボトル 酸素吸入は禁止されません. 酸素入りスプレー缶 高圧高濃度酸素治療,酸素カプセ ル,もしくは低圧テントは禁止されま せん ※使用可能薬を確認する手段としては,次のようなものもあります 1.日本体育協会発行 「ドーピング防止 使用可能薬リスト」 http://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/supoken/doc/201403Anti-Doping-list.pdf 2.日本薬剤師会発行 「薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック」 http://www.nichiyaku.or.jp/kokumin.php?global_menu=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%96%AC%E5%89%A4%E5%B8%AB%E4%BC %9A%E3%81%AE%E5%8F%96%E3%82%8A%E7%B5%84%E3%81%BF&side_menu=%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82% B0%E9%98%B2%E6%AD%A2%E6%B4%BB%E5%8B%95&id=413 3.Global DRO JAPAN:アメリカ、カナダ、イギリスおよび日本の4カ国で運営されているグローバルな検索サイ ト http://www.globaldro.com/jp-ja/
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