はしかけニューズレター 2015 2015 年度 第 1 号 通巻 122 号 4-5 月 編集・発行 :滋賀県立琵琶湖博物館 交流担当 (はしかけ担当職員: 大塚・桝永・水谷・林 ) 住所 :〒525-0001 滋賀県草津市下物町 1091 電話 : 077-568-4812 ファックス : 077-568-4850 電子メール : hashi-adm@lbm.go.jp 琵琶湖博物館ホームページ: http://www.lbm.go.jp ~ 目 次~ 会員数 ・・・276人 グループ数 16 グループ (2015年 4月1日現在) 1.「はしカフェ」のご案内 2. 植物観察の会 5 月観察会のお知らせ 3. はしかけグループの活動報告と予定 ① ④ ⑨ ⑮ 2015 年(平成 27 年) 4 月 7 日 発行 うおの会 ② 近江はたおり探検隊 ③ 湖(こ)をつなぐ会 ザ!ディスカバはしかけ ⑤ 里山の会 ⑥ 植物観察の会 ⑦ たんさいぼうの会 ⑧ 田んぼの生き物調査グループ びわたん ⑩ほねほねくらぶ ⑪ 緑のくすり箱 ⑫ 温故写新 ⑬ 古琵琶湖発掘調査隊 ⑭ 暮らしをつづる会 タンポポ調査はしかけ ⑯ 大津の岩石調査隊 生活実験工房からのお知らせ 4. 2015 年度はしかけ登録講座のお知らせ 5. その他の事項 1.はしカフェ はじめます! 第 1 回は 4/25(土) 『博物館の森を探検しよう! 』 ぜひご参加ください!! はしかけ会員のみなさんと学芸員が集まり、お茶を飲みながら話をしたり、お互い に学びあったりできる楽しいカフェをはじめます。 みなさんの経験や知的好奇心を新たなイベントや交流活動の取り組みに反映し、 生まれかわる博物館を一緒に創造していきたいと考えています。 「はしカフェ」に参加して、新たなびわ博を一緒に考えていきましょう。 こんなはしかけ会員のみなさんにおすすめ ・ はしかけ登録をしているけれど、 まだどのグループに入ったらいいか悩んでいる方 ・ はしかけ限定の活動や観察会に参加したい方 ・ 博物館でのいろいろなイベントを一緒にやってみたい方 ・ 他のはしかけさんや学芸員と交流したいと考えている方 ・ 学芸員と一緒に新たなびわ博をつくっていきたいと思っている方 2015 年度は昨年の「はしかけミーティング」をひきつぎ、屋外展示を活用してい くための活動や観察会、イベントの実施を行います。 1 <活動予定> 第 1 回はしカフェ 「はしかけガイドツアーへ向けて 1」 <日時> 4 月 25 日(土)13:30〜15:30 <場所> 生活実験工房 + 屋外展示 (生活実験工房にお集りください) <内容> ・ 「博物館の森の概要を学ぶ観察会」 7 月のはしかけガイドツアーに向けた勉強会です。一緒に屋外展示の魅力を感じましょう。 ・ 屋外展示でのガイドツアー実施について話し合い <参加方法>: 当日参加 OK (ご参加がお決まりの方は事前に下記まで氏名、連絡先をご連絡いただけると、助かります) ・5 月 23 日(土) :第 2 回はしカフェ「はしかけガイドツアーへ向けて 2」 「博物館の森にすむ生き物を学ぶ観察会 ・6 月 27 日(土) :第 3 回はしカフェ「はしかけガイドツアーへ向けて 3」 「博物館の森の植物の見どころ観察会」 ・7 月 4 日(土) :第 4 回はしカフェ「屋外の森 はしかけガイドツアー」 びわ博フェスの中で、勉強した内容を活かしてガイドツアーを行ってもらいます。 ・10 月、3 月の登録講座終了後:内容は「はしカフェ」の中で検討 【はしカフェ 問い合わせ先】 新琵琶湖博物館創造室交流担当、交流グループ(担当:桝永・林) メール:[email protected] 2.植物観察の会 5 月観察会のお知らせ 電話:077-568-4811 5/24(日)開催 はしかけの方なら だれでも参加可能 日にち: 2015 年 5 月 24 日(日) 集合時間:午前 10 時 00 分。解散時間は、午後 3 時ころを予定 。 集合場所:瀬田公園 体育館の前あたり(大津市一里山6丁目:JR瀬田駅より帝産バスで 5 分、徒歩 5 分) 行き先: 瀬田公園の周辺 交通手段:<公共交通機関を利用する場合>集合場所へは、JR瀬田駅から徒歩あるいは帝産バス。 バスの場合は「朝倉」バス停で下車、徒歩約 5 分で体育館に行けるそうです。バスは「大学病院行き」 9:45 瀬田駅発、あるいは、 「公設市場・竜谷大学行き」9:45 瀬田駅発が利用しやすいと思います。 徒歩の場合は 23 分ほどだそうです。 <自家用車を利用する場合>体育館の駐車場をご利用ください。 ルート: 集合場所から瀬田公園内を散策します。 持ち物: 弁当、水筒、筆記用具、雨具などとハイキングができる用意をしてください。 その他: 少雨では開催しますが、荒天の可能性がある場合は中止します。 申込: メールの場合は、 「植物観察の会」アドレスまで([email protected]) 。ファックス・電話は、琵琶湖 博物館の芦谷美奈子まで。なお、天候による中止の場合にはこちらからメール・電話を致しますので、 必ず連絡先を明記して申し込みをしてください。 2 3.はしかけグループの活動報告と活動予定 ①うおの会 【 活動報告日の活動会員数(のべ) グループ代表アドレス:[email protected] 57 名 】 グループ担当職員:松田征也 【お知らせ】 うおの会活動への参加は、年度ごとの会員登録(更新)が必要です。更新手続きの未済の方、および、新たに入会ご希望の方は、 うおの会事務局( [email protected] )に会員登録票を提出してください。 定例調査など行事連絡はメールのみで行っています。連絡ご希望の方は連絡専用アドレス( [email protected] )に件名を「連絡希 望」とし、空メールを送信してください。また、調査用具など装備に関する質問はうおの会事務局にお問い合わせください。 退会される方で、タモ網などを借用している方は返却してください。 【活動報告】 ■2 月 15 日(日) 運営会議 10:00~12:00 場所: 琵琶湖博物館会議室 参加者 10 名 議題 1. 午後の勉強会「まとめの会」の内容と進行留意点の確認 議題 2. 総会と来年度調査の方針・活動計画について検討と確認 ■2 月 15 日(日) 勉強会「まとめの会」 13:00~15:00 場所: 琵琶湖博物館会議室 参加者: 17 名 まず、中尾会長の挨拶があり、続いて村上氏より、今年度のうおの会の活動と調査の集計結果の報告と分析がありました。 最初に今年度の魚種別採捕確認頻度が示され、1997 年からのデータとの比較が行われました。更に調査区域、水深、流速、川 幅、主な底質、二枚貝の有無、水生植物との関係について詳細な分析がありました。ホンモロコ、カネヒラ、ドンコは確認件数が昔 に比べて増加し、フナ属は減少しました。ただし、ホンモロコは養殖や放流があり、本当に増えたのか、水路での調査の減少がフナ 属の確認減少に繋がったのではないかなどの疑問も投げかけられました。カネヒラ稚魚浮上調査では、水温18℃から稚魚を見る ことができ、23℃で最も多く確認でき、26℃を超えると少なくなりました。簡単ですが、以上の様な報告がありました。 報告終了後 4 班に分かれて今年度調査地図の作成を行い、調査地点を示す地図と確認された魚種の地図、計 2 枚を作成しました。 昨年同様、調査活動とは違う面白さと楽しさを味わいながら勉強会を終了しました。 (村山晃彦) ■3 月 22 日(日) 運営会議 10:00~12:00 場所: 琵琶湖博物館会議室 参加者 9 名 議題 1. 午後の総会議案書と進行・留意点などの検討と確認 2. ノーバスネットへの加盟の可否について協議 その他、ホームページや会員の定着、道具の貸出等の検討と確認 ■3 月 22 日(日) 総会 13:30~15:00 場所: 琵琶湖博物館会議室 参加者 21 名 3 月 22 日に平成 26 年度の総会を行いました。 総会は議案書にしたがって行われました。 今年度の活動は、定例調査 9 回、勉強会 2 回、親睦会、はしかけオープンハウスに加え、他団体の各種行事参加協力が 11 回以 上ありました。ちなみに運営委員会は 6 回の開催でした。 活動委報告の後来年度運営委員、会長、副会長、事務局長が決定されました。皆さん今年度からの引き継ぎです。 来年度の活動計画は調査およびイベント参加など 14 回が承認されました。詳細はホームページ上でご覧下さい。 会計報告も無事に承認されました。 議事終了後、事務局からメールアドレスに関するお願いがありました。行事・調査出欠確認用アドレス([email protected])とその他連 絡用アドレス([email protected])では処理方法が異なるので、事務連絡・質問などは出欠用アドレスに送らないでほしいとのことで す。皆さん気をつけましょう! 総会後に今年度の調査時の様々な写真でスライドショーがありました。写っている魚についての疑問や感嘆など、和気あいあい と合いの手を入れながら楽しい時間を過ごしました。これらの写真の一部は後日ホームページ上にアップされる予定です。 以上 (石井千津) 【活動予定】 琵琶湖博物館に入館するときは、はしかけの名札(カード)を必ず着用してください。また、館外で活動するときは、はしかけカード と併せてうおの会腕章を着用してください。 ■4 月 19 日(日) 第 108 回定例調査 調査場所: 喜撰川流域(大津市北部) 集合: 和邇公園駐車場 10:00 ■5 月 17 日(日) 第 109 回定例調査(カネヒラ稚魚浮上調査) 調査場所: 南湖周辺 集合: 琵琶湖博物館職員駐車場 10:00 ■5 月 31 日(日) 第 110 回定例調査(カネヒラ稚魚浮上調査) 調査場所: 北湖南部周辺 集合: 琵琶湖博物館職員駐車場 10:00 3 ②近江はたおり探検隊 【活動報告日の活動会員数(のべ) 36名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当職員:林 竜馬 【活動報告】 織姫の会 ■1 月 31 日(土)(参加者:6 名) 各自の作業。糸作り、ワタクリ、袋作りなど。 ■2 月 11 日(水・祝)(参加者:4 名) 各自の作業。糸作り、ワタクリ、袋作りなど。 ■2 月 28 日(土)(参加者:10 名) 各自の作業。糸作り、ワタクリ、袋作りなど。 7 月 4 日のはしかけオープンハウスはスカリ作り体験にすることにしました。4 月から試作を 始めます。 ■3 月 11 日(水)(参加者:5 名) 各自の作業。糸作り、ワタクリ、機織り、袋作りなど。 その他 ■2 月 7 日(土)(参加者:4 名) 「羊パレット 2015」見学 京都で行われた「羊パレット 2015」の見学に有志で行きました。はたおり探検隊では普段あつ かっていない羊毛についての展示と講演会で、とても勉強になりました。天然の麻や綿が少な いのは知っていましたが、羊毛も繊維全体の 1%しか占めていないことに衝撃を受けました。展 示ではさまざまな趣向をこらした作品が展示されるなか、会員の K さんの作品が展示されてお り、製作秘話などを聞きながら見学しました。 ■3 月 15 日(土)(参加者:7 名) 「湖国の麻織物」見学 京都文化博物館で開催された「湖国の麻織物」を見学しました。近江上布伝統産業会館が中 心となって企画され、近江上布の糸作り、機織りなどを見学しました。また、麻についての講演 会にも参加しました。 作業風景 「湖国の麻織物」見学 【活動予定】 ■織姫の会 3 月 28 日(土) 、4 月 11 日(土)、22 日(水)、5 月 9 日(土)、27 日(水)、 6 月 6 日(土)、24 日(水) ■はしかけオープンハウス 7 月 4 日(土) 今年は編袋(スカリ)作り。網を作る要領で紐を結んで、袋を作ります。朽木谷ではこのような 袋を「スカリ」と呼び、山仕事に行くときにお弁当箱を入れて背負ったそうです。10:00~11:00 と 13:00~14:00 の 2 回。定員は各回 10 名。 (辻川智代) ③湖(こ)をつなぐ会 編袋(スカリ) 【活動報告日の活動会員数(のべ) 3 名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当職員:林 竜馬 【活動報告】 2月8日は紙芝居を2回上演しました。2回とも敷いてある敷物に座りきれないほどの子どもたちが集まってくれました。ちょうど寒い時 期でしたので、琵琶湖に渡ってくる水鳥の話などを交えながら楽しい時間を過ごすことができました。今回はちょっと年齢の高い子ど もたちも参加してくれたので、私たちの問いかけにも元気に答えてくれて元気をもらいました。このような博物館でのちょっとしたイベ ントにもたくさんの人たちが参加してくれるのは、展示を見るだけでなく、プラス何かを求めているんだろうなと感じました。 【活動予定】 ■ 未定 4 ④ザ!ディスカバはしかけ 【活動報告日の活動会員数(のべ) グループ代表アドレス:[email protected] 10 名 】 グループ担当者:澤邊久美子, 森智美, 片淵綾香 4 月後半から、ディスカバリールームの入口に巨大な「びわこいのぼり」が出現します!みんなで色塗りした魚の絵をウロコ状に 並べて、大きなびわこいのぼりを作ります。5 月初めに完成予定!5 月 6 日までの展示です。あなたも一枚いかがですか?ぜひの ぞきに来てください。 ザ!ディスカバはしかけの活動では、毎年恒例ホタルの紙芝居の季節がやってきます。今年は 2 回公演にチャレンジです。6 月 は、7 月のフェスティバルに向けた練習と準備をします。2014 年度からは、メンバーのアイデアを持ち寄って新しいイベントにチャレ ンジしています。今年のフェスティバルでも、新たなアイデアで楽しい内容を考えています。 【活動報告】 活動内容 実 施日 タイトル はしかけ 2015 年 2 月 18 日(水) ザ!ディスカバはしかけ総会 イベント 内容 2015 年 度 の 活 動 予 定 を 話 し ま し た 。 5 月の紙芝居イベントと、はしかけオープンハウ ス(ツバキのタネで虫バッチをつくろう!)の内 容が決まりました。 今年で卒業されることとなった木村さんにインタビュー! 発足から 10 年支えてもらいました。ありがとうございました! ~メンバーからのメッセージ~Vol.16 次の場所でのご活躍を祈っています! ザ!ディスカバはしかけ誕生から10年と聞いてびっくりしています。時の経つのは早いものですね。 当初、ディスカバスタッフから声をかけて頂き、「生きもののすみか」の絵を描いたことがきっかけとなり、交流員の活動の一貫とし て展示に携わってきました。 その後、子ども用のリーフレットを制作することになり、はしかけ活動としてスタートしました。 「ザ!ディスカバはしかけ」のネーミングは当時のスタッフが考えてくれたもので、「ザ!」とつけるところがこだわりだと言っていま した。 私がイラストの講師時代には学生からも展示について考えてもらったことがありました。スタッフからレクチャーを受け、ディスカバ リールームの意味を理解してからの提案だったのですが、何度もやり取りされた企画書には、「楽しそう」「勉強になる」にアンダー ラインが引かれ「それだけではダメ」と記され、いくつも没になりました。 当時のものとしては「カブトムシのおはなし」「BOX メニュー」「絵あわせ(カエル)」「かげえイラスト」などがあります。 私個人としては「丸子船コーナー」「つみきパズル」「百鬼夜行すごろく」などですが、これらの活動を介して紙芝居「もりりんと木のお うち」を制作したこともよい思い出です。この時には、いい出会いにも恵まれました。 私は今年度ではしかけを卒業しますが、新しいメンバーも加わり、イベントもますます活発になっていくことと思います。みなさまの ご活躍を応援しています。ありがとうございました。 (木村) 「丸子船コーナー」 「百鬼夜行すごろく」ディスカバボックス 5 新しいメンバー お二人からの メッセージです☆ ~メンバーからのメッセージ~Vol.14 4 月からもディスカバリールームのイベントをお手伝いさせてい ただくのを、とても楽しみにしています。 工作が大好きな娘と一緒に、ザ!ディスカバはしかけの活動を 通して成長していけるよう頑張ります! (吉野) ~メンバーからのメッセージ~Vol.15 今年度ディスカバはしかけでいくつかのイベントに参加させても らいました。 どのイベントでも子どもたちの真剣な表情や楽しそうな笑顔とい ろいろ見ることができ、私自身もとても嬉しかったです。 来年度も子どもたちが日常ではあまり体験しないことを企画して 一緒に楽しめたらと思います。 (田井中) 【今後の活動予定】 活動内容 実施日 ディスカバ 5 月 23 日(土) イベント ①13:30-14:30 ②15:00-16:00 タイトル 内容 ディスカバ紙芝居☆「ゲンタのたんじょう ホタルの季節がやってきた!ゲンタの紙芝居と、 ものがたり」 ホタルのクイズや折り紙をします。 ディスカバリールームで「こんな楽しいことしたい!」などアイデア・提案があれば、お気軽に澤邊またはディスカバスタッフまで 声をかけてください。いつでもお待ちしております! 新しいメンバーも大募集中です。一緒に楽しい発見(ディスカバ)してみましょう! ⑤里山の会 【活動報告日の活動会員数(のべ) 35 名 】 グループ代表アドレス:[email protected](登録会員数 36 名) グループ担当者:安福俊幸, 楠岡泰 【活動報告】 ■ 2月22日(日) 味噌づくり・キノコ植菌 参加者 20名 午前 10 時より キノコ植菌と味噌づくりを楽しみました。参加者は大人 15 名、子ども 5 名、総数 20 名でした。 味噌づくりは 12 名が参加し、思い思いの心を込めた味噌を作りました。出来た味噌を寝かせて(最低約3か月)夏頃にはおいし い味噌が出来るはずです。今回も塩分少なめの甘口味噌です。1か月に1度くらいは様子を見て、雑菌の繁殖に注意してください。 そして出来上がりを楽しみにしていてください。今回も塩分少なめの甘口味噌です。1か月に1度くらいは様子を見て、雑菌の繁殖 に注意してください。そして出来上がりを楽しみにしていてください。(畠山) 午後はキノコの原木栽培にチャレンジです。今回のキノコは、会員の方からの要望でシイタケとナメコにしました。シイタケ用の 原木は、野洲大篠原の「はしかけの森」から原木に適したサイズのコナラを 1 本、1 月の里山体験教室「冬の巻」で調達済みです。 ナメコ用の原木は、野洲市内で剪定されたスズカケノキを頂戴しました。 作業は、原木を適寸に裁断し穴をあけ、駒菌を埋めていきます。電動チェンソーや電動ドリルは大人が対応しましたが、トンカチ で駒菌を埋めていく作業は、ほとんどを子どもたちが行ってくれました。出来上がった原木は、博物館の日陰で養生させ、全体に 菌が蔓延する来シーズンあるいは来々シーズンにキノコの山が咲く予定で、みんなで頂戴しましょう。楽しみですね。 (寺屋堂) 6 ■3月7日(土) 総会 参加者15名 午前10時、会員15名が生活実験工房に集合しました。午前は持ち寄った野菜等や博物館周辺の野草を料理して、昼食を楽しみ ました。午後は総会を開催して今年度活動のふりかえり、世話人の改選や2015年度活動計画を決めました。2015年度は子ども向 けの新しい活動を計画しています。新しく世話人に選ばれた方もあり、2015度の活動が楽しみです。(安福) 【活動予定】 ■ 4 月 12 日(日) ■ 4 月 19 日(日) ■ 5 月 16 日(土) ■ 6 月 3 日(水) 里山体験教室(春)下見 里山体験教室(春)本番 春の大篠原里山遊び 潮干狩り(三重県 御殿場浜) ⑥植物観察の会 【活動報告日の活動会員数(のべ) 7 名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当者:芦谷美奈子 【活動報告】 2015 年 3 月 15 日(日)に、湖南市岩根山(十二坊)周辺で観察会を開催しました。 「曇り時々雨」という天気予報の中、午 前中は奇跡的に少し晴れ、予定通りに観察会を行いました。 午前 10 時に「十二坊温泉ゆらら」の前に集合し、岩根山登山口から少し山に登り、途中の林道からは登山道を外れて林道 を歩きました。林道沿いにあるいて途中まで山を登り、カラスザンショウ、ウルシ、サクラ、クリ、コウヤボウキ、センニン ソウ、ノイバラなどを観察しました。途中から曇り空が続き、寒さが増してきたため、林道途中で折り返して戻って来ました。 林道沿いは、自然の植物が生育というより、植樹されたと思われる樹木も多く、少し整備されていたという印象でした。 個人的に面白かったのは、登山口から入ってすぐのあたりで、切り倒された木の年輪を観察したことでした。木の年輪は、 南の方角が幅が広くなると通説として言われていることについて、講師の布谷さんより面白いお話がありました。年輪の幅は、 方角ではなく生育地の傾斜を反映していて、その太くなったりするシステムは、落葉樹と針葉樹で違うとのことでした。私は 草本が研究対象で、樹木の年輪について知識がなかったので大変面白かったです。 天候が少しずつ悪くなり、とても寒い1日でしたが、最後は集合場所であった「ゆらら」まで戻って解散しました。今後の 運営について少し話しあいましたが、そのことについては別途書きます。寒かったので、解散後に温泉に入って帰られたかた もあったかと思います。雨が降らなくて幸いでした。 (文責:芦谷) 【今後の活動について】 これまでは、自由参加ということで名簿を管理せずに、講師の布谷さんと芦谷が相談して、年に4回の観察会を企画してき ましたが、布谷さんがあと1年ほどで見直しをしたいと仰っていたのを受け、上記の観察会の後で少し話合いをしました。 7 色々意見が出ましたが、これまでのようにその都度別々の場所を決めて観察会をするのではなく、ある決まった場所で四季 を通じて観察を行うのはどうかという提案がありました。開催場所の候補としては、瀬田公園、文化ゾーン、三井寺の裏山や 長等公園などが挙がりました。次回(5 月)の観察会終了後にも場所の検討をしようということになりました。 また、運営スタッフにはしかけさんのメンバーに加わっていただき、自由参加の原則はそのままで、これまでの参加者でメ ーリングリストなどを作って情報を共有したり相談したりできればということになりました。このニューズレター掲載情報は 芦谷の方で準備していますが、次号からは色々な方に協力していただこうと思います。 これまで参加してくださった方はもちろん、これから参加したいと考えている方も、ぜひ一緒に観察会を作りましょう。 【活動予定】 次回の観察会のお知らせです。はしかけ登録時および更新時に、植物観察の会の希望を出していなくても、はしかけさんな らどなたでもご参加いただけます。講師の布谷知夫さん(三重県総合博物館・館長)と一緒に歩きながら、色々な植物の観察 を行ないます。初心者大歓迎ですので、お気軽に申込みください。 <5 月観察会> 日にち :2015 年 5 月 24 日(日) 集合時間:午前 10 時 00 分。解散時間は、午後 3 時ころを予定 。 行き先 :瀬田公園の周辺 申込 :メールの場合は、上記「植物観察の会」アドレスまで。 ファックス・電話は、琵琶湖博物館の芦谷美奈子まで。なお、天候による中止の場合にはこちらからメー ル・電話を致しますので、必ず連絡先を明記して申し込みをしてください。 (詳細は 2 ページのお知らせを参照ください) ⑦たんさいぼうの会 【活動報告日の活動会員数(のべ) 19 名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当職員 影の会長:大塚泰介 【活動報告】 この2、3月は会員が博物館にポツポツやってくる(ただし遠くは高松から)くらいで、あまり活動が行われませんでした。 しかし中池見湿地の珪藻については、論文投稿まであと少しのところまで来ました。あとは図表の確認と英文校閲です。 また、影の会長が有田会長の協力を得て執筆した、以下の論文が出版されました。 大塚泰介・有田重彦・白川勝信 (2015) 八幡湿原の珪藻と水質.高原の自然史 16: 1-11. 「高原の自然史」は、広島県北広島町(旧芸北町)の「高原の自然館」が出版している学術雑誌(査読付き)です。有田会長が撮影した 珪藻の写真が編集の目に止まり、16 号の表紙を飾ることになりました。まだ雑誌の現物は入手していませんが、楽しみにしていま す。 【活動予定】 2、3月とはうって変って、4、5 月は活動が目白押しです。 4 月 5 日(日)には近江富士花緑公園で、たんさいぼうの会第 45 回総会を開催します(10: 30~12: 00)。終了後はバーベキューの予 定ですが、天候が不安です・・・。 5 月9 日(土)、10 日(日)には、東大で行われる日本珪藻学会第36 回大会で、たんさいぼうの会会員を筆頭とする3つの研究発表が 行われます。 ⑧田んぼの生きもの調査グループ 【活動報告日の活動会員数(のべ) 0 名 】 グループ担当職員:楠岡泰, M. J. グライガ- グループ代表アドレス:[email protected] 冬の間は全体活動を実施せず、各自が家でエビ類の卵の孵化実験をするなどの個人活動をしました。卵を含む土を持ち 帰った後まだ実験をしていない会員もおられると思いますが、暖かくなってきましたので、エビ類の孵化後の成長が期待でき ます。とりあえず水を入れてみて、「待てば海路の日和あり」の楽な気持ちでチャレンジしてはいかがでしょうか。 8 【活動報告】 ■3 月 28 日(土) 総会 内容…1.エビ類の孵化実験を実施した結果の報告 2.今年度の活動のふりかえりと来年度の活動計画 3.エビ類の見分け方の講習 この原稿を書く時点ではまだ実施されていませんので、次号で詳しく報告いたします。 【活動予定】 私たちの活動は、田んぼのエビ類が出現する 5 月と 6 月に集中します。2015 年度の活動予定はまだ決まっていませんが、 グループ会員の方には 3 月 28 日の総会以後に、メールでお知らせします。 また、活動に興味をお持ちの方や見学を希望される方がありましたら、楠岡さんまでご一報ください。今後の予定の連絡を 差し上げます。 (前田) ⑨びわたん 【活動報告日の活動会員数(のべ) 20 名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当者:間所 忠昌 2月、3月のわくわく探検隊も大いに盛り上がりました。特に、2月に行った「化石のレプリカづくり」では数日前 より電話での問い合わせが相次ぎ、参加希望者が殺到しそうな予感がありました。そこで急遽プログラムを見直し、30 名定員のところを 30 名2回実施に変更したのですが、当日は予想を超える参加数で、40 名2回実施で無事やりきるこ とができました。びわたん冥利につきる一日でした。 【活動報告 】 ■ 2月14日(土) わくわく探検隊 「化石のレプリカづくり」 このプログラムは人気のあるプログラムの一つです。石こうで「サンヨウチュ ウ」「アンモナイト」「ビカリア」「サンカクガイ」の計4種類のレプリカを作 り、参加者に持ち帰ってもらいます。 まず簡単に「化石」のお話をしました。一般的な化石というのは、例えば土砂 崩れなどが原因で、生きながらにして土の中に閉じ込められてしまった生き物た ちがいて、その骨格のカルシウム分と水の中に溶けているミネラル分が、ものす ごーく長い時間をかけて入れ替わってできます。でも、ミネラル分と入れ替わら なくても「化石」と呼ぶこともあるし、ゾウの足跡なども「足跡化石」という呼 び方をしたり、コハクなど植物の樹液塗り固められたものも「化石」と呼ぶこと もあったり、「化石」といってもいろんな種類があることを紹介しました。 続いて、いよいよレプリカ作りです。 ①石こうと水を混ぜ、100 回よく混ぜる。 ②シリコンの型枠に石こうを流し込む。 ③余計な気泡を除くため、型枠と指先でひたすらトントンする。 ④20 分間そっと見守る。 (この時間を使って本物の化石にも触れてみました!) ⑤型枠からレプリカを外し、新聞紙に包んで持って帰る。 化石のレプリカができあがると、どのご家族も「すごい!」という声を上げて くださり、大切そうにお持ち帰りいただきました。 びわたん(ハッチー) ■ 3月14日(土) わくわく探検隊 「火起こしで昔のくらしを考えよう」 火起こしを通じて「昔のくらし」を考えようと実施しました。屋外にある生活実験工房で、まずは昔話です。「むかしむかしあ るところに、おじいさんとおばあさんがおりました。おじいさんは山に柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。・・・」さ て、柴刈りって何でしょう?子どもたちに尋ねると、「芝生を刈りに」、「柴という植物を刈りに」という答えが返ってきます。これ 9 には大人も大爆笑(とともに、驚いておられました)。電気やガスがない時代は、山に 小枝を取りに行くのがとても大事な仕事だったのです。 次に、洗濯をしているおばあさんに目を向けます。洗濯が終わったあとの汚れた 水はどうしたのでしょうか?子どもたちは「川に流したんじゃない?」と答えます。昔 の赤ちゃんのおむつは布おむつです。その洗濯をした水をそのまま流すと、どんぶ らこっこ、どんぶらこっことウ○チが流れてくることになってしまいます。実は、くみ取 り式のトイレに流すか、肥だめのようなところにためて、川を汚すことはありません でした。また、その肥だめも畑で栽培している野菜たちの肥料になります。人のウ○ チで育った野菜を食べて、また出して・・・。何か命の源が回っているのがわかります。 「昔のくらし」を少し感じられるようになってから、マイギリ式火起こしにチャレンジです! ①台と軸をこすりあわせて、摩擦熱で黒くなった木くずをためる。 ②木くずがたまってきたら、軸の回転をあげて、赤い火種を作ります。 ③火種ができたら、麻紐をほぐして作ったほぐちにのせます。 ④がんばって空気を送り込むとボッと炎が上がります。 「火種ができれば合格です」とお伝えしていたのですが、ある家族が炎を上げる のに成功すると、他のお父さんたちも黙ってはいられません。「炎が上がるまでがん ばるぞ!」と、ご家族で協力し合いながら火起こし器と格闘されていました。家族で 楽しんでいただける鉄板メニューになりそうです。 びわたん(ハッチー) 【 活動予定 】 ■ 4月11日(土) わくわく探検隊 「春の草花でしおりをつくろう」 ■ 5月 9日(土) わくわく探検隊 「タンポポ調査にチャレンジしよう」 ■ 6月13日(土) わくわく探検隊 「偏光☆万華鏡をつくろう」 ⑩ほねほねくらぶ 【活動報告日の活動会員数(のべ) 25 名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当者:高橋啓一 【活動報告】 ■ 2 月 15 日(日) (参加者 2 名、見学者 5 名) 骨の洗浄、豚足標本の作製、ヤモリの標本作製を行いました。 今回は多くの見学者の方に参加していただきました。この中から一人でも多くの方に、3 月の登録会で正会員(?)になっていた だけたら嬉しく思います。 ■ 2 月 21 日(土) (参加者 2 名、見学者 1 名) シカの除肉、標本整理、文献・資料を用いた骨格・筋肉の学習を行いました。 ■ 3 月 7 日(土) (参加者 3 名) シカの解剖・スケッチ、骨の脱脂、標本整理を行いました。 骨によっては脂を多く含んでいるものがあります。脂が滲み出せばニオイや着色の原因となってしまい、標本には好ましくあり ませんから、脱脂を行う必要があります。ほねほねくらぶではラーメン屋さんのように鍋で煮て脱脂しています。脱脂には他にもい ろいろな方法がありますが、この方法なら特別な薬品を使うことなく、骨をきれいにすることができます。 ■ 3 月 15 日(日) (参加者 4 名、見学者 4 名) レプリカの作成、骨の洗浄、標本整理を行いました。 今回の活動は参加者、見学者が多く、とても活気がありまし た。今回洗浄したサルの骨は、かなり若い個体のようで、乳歯 の下に控えた永久歯など、普段あまり見ることができないものを 観察できました。 最近の活動は骨の洗浄をしていることが多いのですが、水 浸け場には未洗浄の骨がまだまだあります。すぐ骨に触れるこ とができる状態のものが多いですので、ぜひ一度活動に参加・ 10 見学してみてください。 また、午後ははしかけ登録講座で活動紹介を行いました。予想していたよりも早い時間に紹介の順番がまわってきて、直前に会 場に着いてしまったことは、ここだけの秘密です。 【メディア掲載情報】 滋賀民報での骨に関するコラムの第 2 回、第 3 回(2015 年 2 月 8 日号、3 月 8 日号) 【活動予定】 活動予定は現在未定です。 動物、骨に興味がある方なら参加、見学大歓迎です。 活動見学を希望される方は、グループ代表メールに連絡をお願いします. ⑪緑のくすり箱 【活動報告日の活動会員数(のべ)22 名】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当職員:大久保実香 【活動報告】 2 月 14 日(土)…交流員さんと回る博物館見学ツアー 交流員でもある緑のくすり箱メンバーのお二人にお願いして、普段の活動では、あまりじっくり見たことがない展示室を案内して いただきました。2 時間半の予定でしたが、次々に飛び出す深い質問に、A展示室からなかなか移動できず、水族展示は次回に回 そうということになったくらいです。玄関の受付横に本日のフロアートークの内容が紹介されており、それも今日の見学に入れること になりました。A展示室では琵琶湖の生い立ちを学び、ゾウの歯の化石のところでは、交流員さんからクイズも出されて、童心にか えって楽しみました。B展示室の丸子船を見ながら、当時はどれくらいの船が琵琶湖に出ていたのだろうという疑問に、港の古地図 を参考に昔を想像していました。瀬田シジミの大きさに驚きながら、今はもう買えないの?という主婦ならではの質問には、瀬田の 唐橋近くにある漁協や野洲などで今でも漁をしているから買えるのではという返答が。 フロアートークでは、博物館職員の安福さんから、森林の役割について、 雨を降らす体験型の機械を使って説明を受けました。 新年度、植物療法の中の森林療法を研究しようと思っていたので、 協力依頼までしてしまいました。 C展示室の古民家では、昭和 30 年代の暮らしを体験し、 大学生から布おむつを「のれん?」と聞かれたりするエピソードを 交流員さんから聞いたり、カバタで野菜を刻む音がしたり、 目で見るだけの展示ではなく、音なども効果的に使われていることを知りました。 最後はフローアーが航空写真になっているところで、飛行機が写っているかなと探したり、自分の家の場所を探したりして楽しみま した。 3 月 15 日(日)…緑のくすり箱 総会 今年度はメンバーひとりひとりが役割を一つ担うということで活動してきました。この 1 年を振り返り反省と新年度に向けての方向 性を確認する総会を開きました。初めて会計の役割を作ったので、会計報告も同時に行いました。また、1 年間、一度も参加されな かった方は、新年度、一旦メンバーから外して、イベントのご案内だけさせていただくことになりました。 続いて午後からの「はしかけ登録講座」でのグループ紹介にもメンバー6 名で参加し、自分が担当したイベントの感想などをお話 しました。 【活動予定】 ◆ 4月11日(土)午前10時~12時 第 1 回会合 (研究棟 2 階交流室) 新年度の年間活動計画の立案と役割分担。新年度は各々が植物に関して調べたいこと、やってみたいことをイベントで企画~ ニューズレターでの報告までを担当することになりました。それを持ち寄り、年間計画を立てます。 午後13時~16時 わくわく探検隊「春の草花でしおりをつくろう」のお手伝い ◆ 5月5日(火・祝)午前10時~15時 朽木の春 セラピーの森を歩こう(観察会) *緑のくすり箱メンバーの条件として、年に 1 回以上の博物館への催しへの参加があります。 11 上記のイベントは毎年、参加していますので、ご案内しますが、これ以外にもイベント案内を参考に参加して行きたいと思います。 ⑫温故写新 【 活動報告日の活動会員数(のべ) グループ代表アドレス:[email protected] 名】 グループ担当職員:金尾滋史 ⑬古琵琶湖発掘調査隊 【 活動報告日の活動会員数(のべ) 12 名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当職員:高橋啓一 【活動報告】 ―地学研究発表会― 第30回地学研究発表会(2 月8日 大津滋賀大サテライトプラザ)に3名が 発表を行いました。それぞれのテーマについて今まで調査してきた内容や 成果を多くの人々の前で堂々と発表できました。質問にもテキパキと答えら れ、「古琵琶湖発掘調査隊」の活動を皆様に十分理解してもらい、また PR も できたと思います。活動内容を部外に発信することの大切さを感じた次第で す。今後とも、隊員のレベルアップを図り、グループ活動をより楽しく皆で盛り 上げていきたいと思います。 ―服部川での化石観察会― 服部川での化石観察会(2 月22 日)を行いました。前回行った伊賀市平田よ り約1km上流の中村で行いました。新聞社の取材もありました。気の合った 仲間同士和気あいあいで、増水した川も助け合って渡りきりました。相変わら ずイガタニシの多さに驚きましたが、ドブガイ、コイ属の咽頭歯、フウの果実、 葉化石などを採取しました。 更に上流に場所を変え、足跡化石を調べましたがはっきりとした化石は確 認できませんでした。この付近の礫まじりの泥層ではクセノキプリスの咽頭 歯化石が多く採集できました。 参加者全員が採集できみんな大喜びでした。なぜ、この場所に集中してい たのか話し合いました。色んな意見がでましたが、まとまらず、結論は後日 話し合うことにし帰路につきました。今後ともフィールドでの調査を計画した いと思います。 【活動予定】 ■ 3 月中旬 ■ 4 月上旬 多賀町古代象第三次発掘調査参加 多賀町古代象第三次発掘調査参加 ⑭くらしをつづる会 【 活動報告日の活動会員数(のべ) 1名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当職員:大久保実香 【活動報告】 草津市内のお宅にお邪魔して、お話を伺っています。次号での報告をお楽しみに。 12 (大久保実香) 【今後の予定】 相談しながら進めています。活動にご興味のある方は、メールか博物館までお気軽にご連絡ください。聞き書きに関心があ る方、自分誌、地域誌を書いてみたいという方など、お待ちしております。 (大久保実香) ⑮タンポポ調査はしかけ 【活動報告日の活動会員数(のべ) 6 名 】 グループ代表アドレス: [email protected] グループ担当者:芦谷美奈子 *全ての はしかけ の皆さんへ!!* <タンポポはしかけ、活動中!> 「タンポポ調査・西日本 2015」は西日本 19 都道府県が参加するタンポポ調査 で、5 年ごとに実施しています。 「タンポポ調査はしかけ」は、この調査を滋賀県 で進めていく「はしかけ」グループです。 2015 年 3 月~5 月が本調査で、現在実施中です。2014 年の未調査地域を埋めて 行くのを目標として、メンバー募集中です。興味をお持ちの方は、いつでも上記 アドレスまでお問い合わせください。参加の頻度は、それぞれのメンバーにおま かせします。ノルマはありませんので、気軽にどうぞ。みんなで調査を盛り上げて行きましょう! <興味のある方、メーリングリストに登録しませんか?> トウカイタンポポ 調査ができるかどうかわからない方でも、メーリングリストに登録しませんか?調査できなくても、みんなで情報 を共有しながら、タンポポについて勉強していきましょう。メーリングリスト参加の方は、ぜひとも上記のアドレス に「メーリングリスト希望」と書いてご連絡くだ さい。お待ちしております。 <どなたでも、何枚でも、チラシなどを配布 中!!!> 現在実施中の「タンポポ調査・西日本 2015」に 関連して、色々な印刷物を配布しています。琵琶 湖博物館で入手できますので、興味のある方はぜ ひ手にとってみてください。周りの方への配布も 大歓迎です。複数部必要な方も、遠慮なくお申し 出ください。 現在配布中のものは、 「調査票チラシ(白黒) 」 「2014 年予備調査まとめチラシ(カラー) 」 「2010 年調査結果まとめ」 「琵琶博だより第 20 号」 (写真左から)などです。まだまだ余分がありますので、どうぞお持ちください! <琵琶湖博物館の「集う・使う・創る 新空間」にて展示開催中!> タンポポ調査西日本実行委員会主催の「みんなで調べよう!滋賀のタンポポ!!」を、4 月 1 日から 30 日まで開催 中です。タンポポ調査の概要や 2010 年調査の結果などを紹介し、チラシやその他の印刷物を配布しています。 展示ケースには、滋賀県が誇る植物学者である橋本忠太郎さん(日野町出身)が 1942 年(昭和 17 年)に採集した、 滋賀県で最も古いセイヨウタンポポの標本も展示してあります。展示は、これから少しずつ追加していく予定で、滋 賀のタンポポの見わけ方、調査票の記入方法などを加える予定です。4 月末までの短期間ですが、何かアイデアがあ れば芦谷までお知らせください。 【活動報告】 <3 月 1 日:タンポポ調査説明会@大阪市立自然史博物館> 去る 3 月 1 日に、 大阪市立自然史博物館でタンポポ調査説明会とスタッフ研修会が開催され、 タンポポ調査はしかけからは、 2 名が参加されました。 <3 月 22 日:タンポポ勉強会@滋賀県立琵琶湖博物館> 3 月 22 日に、兵庫県立人と自然の博物館から鈴木武研究員をお招きして、琵琶湖博物館でタンポポ勉強会を開きました。は しかけの皆さんもご協力ありがとうございました。はしかけ、フィールドレポーター、来館中だったご家族連れ、合計 17 名 の参加者がありました。 <調査協力:大津市環境政策課> 大津市環境政策課より、2015 年 4~5 月に行う環境調査でタンポポをテーマにしたいと申し出があった件、村田章さんが、3 13 月 21 日(土)に講習会の講師として行ってくださいました。 <調査協力:琵琶湖博物館フィールドレポーター> フィールドレポーターの 2015 年 4 月からの調査で、タンポポを取り上げてくださっています。西日本の調査では、調査参加 者は最終的に種類の名前を付ける必要がありませんが、フィールドレポーターの調査では種類の同定にチャレンジ中。少しず つ調査データが集まっています。 【活動予定】 MLでも色々お知らせしますが、主な予定は次の通りです。 <タンポポ調査説明会@琵琶湖博物館> 3 月 22 日(日)に行われた勉強会に引き続いて、もう少し小さな規模で調査説明会を開催します(講師は芦谷が務めます) 。 調査の説明、滋賀県で見られるタンポポの種類のお話をしてから、博物館のエントランスや駐車場周辺でタンポポを観察して、 花やタネのサンプルの取り方を紹介します。 日時:2015 年 4 月 4 日(土) 10:30~、13:30~、4 月 5 日(日) 10:30~、13:30~(各回1時間ほど) 場所:琵琶湖博物館 実習室2 および博物館の周辺など 参加方法:事前申込不要。当日来館中の皆さんにも呼びかけます。 <合同調査:みんなで手分けして調べよう> 2014 年の調査の結果、湖東地域のデータが少ないことがわかりました。何人かでまとまった地域を手分けして調べる機会を 持ちたいと思います。メーリングリストで調整すればいいのですが、芦谷は次の日程で調査に行く予定です。 2015 年 4 月 11 日(土) 、12 日(日) 、25 日(土) 、26 日(日)に、湖東地域(特に東近江~彦根~米原)で調査をします。 一緒に行って、手分けして調査をしませんか? メーリングリストで場所を相談やお知らせを流すので、ご希望の方でメーリ ングリストに未登録の方は、上記アドレスにご連絡ください。 調査のおおよその日程としては、午前 10 時頃にどこかに集合して、みんなで手分けして調査をして、午後 3 時頃に再度集 合して、種類を検討するということを考えています。一部分のみの参加でもいいので、よろしくお願いします。 平日でも日程があえば、調査日を設定したいと思います。ご意見やご希望をお聞かせください。 <調査協力:イオンチアーズズクラブ> イオン草津店のイオンチアーズクラブという、子ども達が環境をテーマに取り組んでいる活動で、取り上げてくださること になりました。子ども達が中心なので、データ数はそれほど増えないと思いますが、この機会にタンポポに親しんでもらおう と思います。5 月 17 日(日)14:00 から、チアーズクラブの子ども達対象に出前講座をする予定です。芦谷が行きますが、 お手伝いしてくださる方がいらっしゃればぜひお願いします。 ⑯大津の岩石調査隊 【活動報告日の活動会員数(のべ) 8 名 】 グループ代表アドレス:[email protected] グループ担当者:里口保文 【活動報告】 ■岩石の薄片標本作成の実習 里口学芸員、中野特別研究員の指導の元、三日かけて、岩石の切断、研磨をして岩石薄片作成の一連の作業を行い、顕微鏡観察 を行った。石は硬いので研磨するのは大変なことと予想していたが、予想より研磨できることに驚いた。当然のこととはいえ、良好な 薄片を作るには細心の持続力が要求されることも分かった。 実施日 2/12(木) 6名、2/25(水) 5名、3/18(水) 4名 (延31名) 琵琶湖博物館内。 ■7月のオープンハウスの企画検討 薄片作成日に検討し、参加することにした。展示説明とアトラクションを行う。展示のポイントは「大津の岩石調査隊」の実施内容の 展示を主体とする。アトラクションはハンマーでの「岩石割り体験」を行う。 【活動予定】 ■1.4月の予定 4/29(水・休日) 11:00に集合。その後、国分の三田川源流域の調査をする。ルートは平坦。小雨決行。ハイキング スタイル。杉森の中の調査。トイレは途中にある。 見どころ:一昨年の台風18号で出来た鏡肌、金属音のするホルンフェルス、石英の破砕部、石英の洞窟。5月は未定。 ■2.調査活動とは別に、7月のオープンハウスの具体化検討を進める(日時未定)。 14 生活実験工房からのお知らせ ※生活実験工房の周辺では、暖かさとともにいろんな生きものが動き始めています。田んぼ体験行事でも、稲作づくり体験の準 備をしています。5 月~10 月までの活動日が決まりましたので、お知らせします。フィールドレポーターやはしかけの方の参加を お待ちしています。時間を見つけて、体験活動へのご参加をよろしくお願いします。 担当職員:水谷 智 【活動予定】 5 月 17 日(日) 田植え 7 月 26 日(日) 昆虫採集 9 月 13 日(日) 稲刈り、はさ掛け(早稲品種) 10 月 4 日(日) 稲刈り、はさ掛け(晩稲品種) 開催時間 10:00~12:00 場所 : 全日程とも生活実験工房 ※一般参加者の受付は、9:30 からです。 各自、長靴、着替え等をご用意ください。 4.2015 年度 はしかけ登録講座の日程 はしかけ登録講座の日程: 本年度の第 1 回登録講座は、5 月10 日(日)開催予定です。 場所は琵琶湖博物館セミナー室 受付:13:15~ 開講:13:30~ 各グループの活動紹介をお願いします。(各2分程度の発表) 5.その他の事項 (1) はしかけグループの活動に初めて参加する場合 ニューズレター発行後、活動日・活動場所が変更になる場合があります。グループの活動に初めて参加する時は、事前に、は しかけグループ担当者に確認をお願いします。メールの場合は、グループの代表アドレスにご連絡ください。 (2) 名札(会員証)の写真について 名札(会員証)の写真を更新されたい方は、はしかけアドレスの hashi-adm@lbm.go.jp まで送って下さい。ただし、必ず本人確認 ができるものに限ります。 (3) 会員証の携帯のお願い はしかけ活動で来館する場合は、会員証を必ず持参してください。会員証を携帯せずに活動することは、原則的にできません。 (4)活動中に事故が起こったら 加入者カードに書いてある連絡先(社会福祉法人 滋賀県社会福祉協議会(TEL 077-567-3920 FAX 077-567-3923)へ、速 やかに連絡してください(各人で連絡)。手続きには、グループ担当者(学芸員)の活動証明が必要ですから、各グループの担当 者まで連絡してください。詳しくは、平成 26 年度の「ボランティア保険」パンフをご覧ください。パンフは、はしかけ事務局(博物館 学芸事務室)にもあります。 15
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