第4回ウッドマスター(基礎)講習会開催のご案内

第4回ウッドマスター(基礎) 講習会開 催 の ご 案 内
日頃は「木材・合板博物館」にご理解を頂き、またご活用頂きまして厚く御礼申し上げます。
博物館では、平成 24 年 10 月から林業や木材産業に携わっている企業の人材育成を側面から
支援 し、将 来のビジネスに役立 てることを目 的として「ウッドマスター(基 礎)講習 会」を開 催 し、た
いへんご好評をいただいているところです。
そこで第4回目につきましては、平成 27 年の 4 月 14 日(火)~18 日(土)の日程で開催するこ
とになりました。基 礎コースでは、新 たに採 用 された新 人の方 々を主 な対 象 として森 林 ・林 業 ・木
材 産業に関する川 上から川 下までの基 礎 知 識を身 につけていただくための講 義及び現 場・実 習
を 5 日間の日程で行います。
これまでの講習会でのアンケー結果を参 考に基礎 コースとしての位 置づけをより明確にして初
心者にも分かりやすい講習会を目指すこととしています。また、本講習会では、講師を交えた交流
会を用意するとともに資 格試験を行って合格者にはウッドマスター(基礎)の認定証を授 与するこ
ととしています。
木材や合板等の製造販 売に携わる方々だけではなく、関連企業 等の皆様 方におかれましても
本 講習 会の趣 旨をご理 解いただきますとともに、受 講者 の皆 様 方におかれてはウッドマスターの
資格を取得されて今後とも業界の発展に貢献されますよう切にお願い申し上げます。
記
1.
講習会日程:平成 27 年 4 月 14 日(火)~18 日(土)
2.
講習会及び試験会場:木材・合板博物館( 〒136-8405 東京都江東区新木場 1 丁目 7 番 22
号:新木場タワー1F 大ホール )
3.
講習会の内容:別添をご覧ください。
4.
申込期限:平成 27 年 4 月 3 日(金)。できるだけ早くに申し込み下さい。
5.
申込先と申込方法:木材・合板博物館内ウッドマスター講習会事務局宛。申込は原則として
法人単位とし、申込書は、木材・合板博物館の HP からダウンロードして、FAX
(03-3521-6602)または PDF ファイル(info@woodmuseum.jp)でお送りください。
6.
講習会費用:一人 10 万円(テキスト代、毎日の昼食代、お茶代、観察用ルーペやバス代な
どの実習費用、交流会費及び資格認定試験手数料等を含む)。賛助会員の場合には一人
9 万円。
7.
送金方法: 銀行振込にてお願いします。
振込先: 特定非営利活動法人 木材・合板博物館 理事長 田繁
口座番号: 三菱東京 UFJ 銀行、大伝馬町支店(027)、普通預金(口座番号 2318711)
振込後に、振込受領書の写しをFAXまたはPDFファイルでお送りください。
8. 募集人数:70 名(定員になり次第締め切ります)
9. 資格認定試験:筆記試験。結果は後日文書で通知します。
10.
資格認定:講習会を受講し、資格認定試験に合格した者には、ウッドマスター(基礎)認定証
を授与します。
11.
ご不明の点がありましたら、電話で担当の平川までお問い合わせください(03-3521-6600)。
以 上
ウッドマスター(基礎)講習会の内容(事情により一部多少の変更を行うことがあります)
講座①
地球温暖化防止に向けた森林・林
地球温暖化防止に森林が果たす機能と役割について易しく解説します。京都議定書の内
業・木材利用の役割
容、日本の森林によるCO2吸収と人為的な取り組み、CDM(クリーン開発メカニズム)、排
出権取引、低開発国におけるCO2削減問題(REDD+)などについて解説します。
[ 松本 光朗 ]
樹木と木材の性質
講座②
[ 岡野 健 ]
木材需給と貿易に関する基礎知識
講座③
[ 立花 敏 ]
木質材料の基礎知識
講座④
[ 渋沢龍也 ]
これからの木造建築
講座⑤
[ 青木 謙治 ]
樹木と木材の組織構造や性質について易しく解説します。針葉樹と広葉樹との違い、辺
材と心材、木材の乾燥による収縮率と割れ、木材の方向による性質の違いなどについて
解説します。
世界と日本における木材の蓄積量と消費量、今後の需給見通し、日本における林業のコ
スト低減に係る問題及び木材貿易などについて易しく解説します。木材資源に関する情
報、木材貿易の実態、国産材の需給見通し、日本における樹木の生長と木材の蓄積量と
の関係、林業コスト低減の問題などについて解説します。
木質材料の基礎知識について易しく解説します。合板、集成材、パーティクルボード、繊
維板、LVL、難燃木材、これからの新材料(CLT:クロスラミナティンバー)、JAS規格とJIS
規格、接着剤とVOC(揮発性有機化合物)などについて解説します。
今後、建てられるであろう中高層の木造建築物について、公共建築物等木材利用促進
法とともに易しく解説します。まず、現在の木造建築物の特徴(歴史的建造物)と問題点
(火災対策)、軸組工法と枠組み壁工法(2×4)の違い、木造公共建築物の可能性と問題
点、中高層木造建築物の火災対策や強度性能、新たに開発されているCLP(クロスラミナ
パネル)などについて解説します。
林業の基礎知識
講座⑥
[ 千葉 幸弘 ]
木材流通の仕組み
講座⑦
[ 淡中 克己 ]
木材による樹種識別実習
講座⑧
[ 杉山淳司 ]
木材認証について
講座⑨
[ 藤原 敬 ]
木材と放射線に関する基礎知識
講座⑩
[ 高野 勉 ]
間伐や除伐などの林業に関する一般的な基礎知識に加え、現在問題となっている林業
の諸問題などについて解説します。
木材及び木製品の流通の仕組みについて易しく解説します。海外からの木材の輸入と販
売の仕組み、国産材の流通の仕組み、また、木材生産業者、木材輸送業者やビルダー
(住宅メーカー)の関係などについて解説します。
まず、針葉樹と広葉樹の見分け方をルーペを用いて実習します。次に、針葉樹では、主
用構造材のマツ科とマツ科以外の見分け方を学びます。広葉樹については、環孔材と散
孔材の識別を行います。
森林や木材の合法木材としての認証制度の仕組みや木材利用に係る環境影響に関する
情報について解説します。
東京電力福島第一原子力発電所事故による、森林の放射能汚染の実態、木材の汚染の
実態、森林除染などについて易しく解説します。
実技・実習
林業現場実習
A
針葉樹の造林地や間伐跡地、土場、シイタケ原木生産用の林等の見学を行います。
実技・実習
工場見学実習
B
合板・LVL工場(キーテック:木更津市)、プレカット工場(ポラテック:坂東市)などを見学
し、現場で説明を受けます。
講義や実習の内容について、講師が出題した問題について回答していただきます。資料
資格試験 ウッドマスター(基礎)資格認定試験 持ち込みは可とします。試験結果は、後日通知します。