第6章 主催者紹介

106
35 才のこども村歩いた道 ・開く道
・・・・・・p108
参画・体験・発見学習・・・・・・・・・・・・・・p.114
主催者紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.118
107
35 才のこども村 歩いた道・開く道
…四半世紀をきざむ…
~お父さんお母さんへ~
~未来をになう仲間たちへ~
らうようにしました。また、「人と自然、人
これまでの流れ
と人とのつながりの大切さ」などを村民自ら
35 年前のこと。自然破壊や社会環境の悪
が再発見していってほしいと考え、山村に見
化からこどもを守り、
「豊かな心」を育むこと
られるような自給自足的な生活を行うこと
を目的として、飯田市の山の中に「伊那谷こ
にしました。
ども村」を発足させました。
その後、回を重ねるごとに、規則やプログ
第2回こども村では、前年の成果をふまえ
ラムをどんどん減らしてきました。また、イ
て、
安全に自信の持てる範囲で村民の自主活
ベント中心的なキャンプから生活的なキャ
動を拡大しました。食事づくりや就寝準備も
ンプへと変化させてきました。指導員は「指
村民(こども)が自分で行うようにしました。
キャンプが終わった後、
このキャンプを知
った浪合村から誘致を受けました。村は2万
平方メートルの敷地を紹介してくれました。
私たちは「ここに独立村をつくるんだ」と奮
い立ち、手作業で「伊那谷こども村・浪合の
里」の建設にとりかかりました。
前年度までは設立者がこども村の第一代
村長(それで“一代”というニックネームに
導者」のワクを破って「パートナー」になりつ
…)でしたが、浪合の里に移ってからは、村
つあることを感じはじめました。1984年、
民の中から村長や村会議員を選出し、
こども
これらの結果、形が整ってきたキャンプを
たちが中心になってこども村を運営しても
108
6章
主催者紹介
「自由キャンプ」と呼ぶことにしました。日
を進めました。それに伴いキャンプが長期化
本の自由キャンプの誕生です。これについて
してきました。最初のキャンプは2泊3日で
はもう一度後で述べさせて頂きます。
したが、次第に4泊5日を標準にするように
この間、こどもたちの社会に、三無主義・
なり、やがて、1
校内暴力・家庭内暴力・いじめ・自殺など多
ヵ月(27 泊 28 日)
くの問題が噴出しました。
そうした状況に対
に及ぶキャンプも
して教育改革の必要が叫ばれ、各分野で様々
実現しました。け
な試みが行われるようになりました。
それら
れども、こどもも
の中で、
最も大きな流れ、
基本的な方向性は、
おとなも、もっと
こどもへの束縛をゆるやかにして自主性や
つづけたい、もっ
個性を大切にしていこうというものでした。
と長くしたいとい
野外教育研究財団(当時は野外教育センタ
う気持ちをふくら
ー)は、いち早くそうした教育改革運動を地
ませました。
域の自治体や教育委員会と協力して行って
そして、1年キ
きました。
ャンプ-「通年合
宿」を構想するに
いたり、ついに、
実現しました。長
野県やすおか村の
「通年合宿ダイダラボッチ」がそれです。そ
の後、この事業からグリーンウッド遊学セン
ターが誕生し、同センターに事業を引き継い
でもらいました。その後、私たちはいくつか
例えば浪合村の依頼を受け学校改革のア
の自治体の通年合宿事業の立ち上げのお手
ドバイスをさせていただきました。
「新しい
伝いをしてきました。ついに足元の浪合村も
学校作りをしたいのですが?」という村から
同事業を開始することになり、1993年、
の諮問に対し、総合学習や自律性の教育、開
全面的な協力をして実現しました。2006
かれた学校としてオープンスクール設立を
年1月1日をもって浪合村は阿智村に合併
提言し、実現しました。新しい学校は文部大
されました。伊那谷こども村は新生阿智村の
臣賞はじめ各賞を受賞し、
日本の学校作りの
支援を受けてキャンプをつづけていくこと
モデルの一つとなりました。
全国から年間何
千人の視察を受けいれました。その他にも、
地味ながら、
マスコミ報道や地域の評論活動
になりました。このような歴史を経て、今夏、
万感の思いをこめて第 35 回サマーキャン
プを実施します。
などを通じ、
個性を大切にする教育改革の必
要性をうったえてきました。
こども村のキャンプの中でも同様な変革
109
方法(アサーション)により改善を働きかけ
自由とは
ていく必要があります
(エンパワーメント)
。
自由キャンプの「自由」とは難しい言葉で
こうしたことが実現したとき、その人は、
すね。一般的には、制約しないで自由勝手に
自らの人生の主人公として、自由を獲得して
解き放っておくというイメージでとらえら
いくでしょう。私たちの自由キャンプとは、
れがちです。しかし、私たちのいう「自由」
そのような自由をめざす人を勇気づけるキ
はちょっと違います。
ャンプ、自由とは何かを感じられるキャンプ
確かに、キャンプ運営上のプログラムや規
でありたいと考えています。
則は他のキャンプに比べてかなり少ないほ
つまり、
「セルフコントロール(自己管理)
うです。また、内部の人間関係もおそらく最
の能力を磨くこと」と「ルール作り(他者管
もリベラルであることをめざして努力して
理)への参加」を体験するキャンプなのです。
いるキャンプの 1 つであると思います。し
おとなとこども
かし、そこにのみ「自由」の由縁があるので
キャンプをしていて「おとな-こども」の
はありません。
私たちの周りには、
いろいろな壁がありま
関係について考えこむことがしばしばあり
す。たとえば、自分の能力の未熟さ、自然の
ます。たしかに「おとな」は「教える」「育
中に潜む危険、対人関係における制約などで
てる」という役割を担っています。しかし「お
す。そのどれもが、人を拘束し、人を不自由
とな-こども」という関係は、「教える-教
にさせます。
えられる」「育てる-育てられる」というタ
特に、
自分の対人能力の未熟さに起因する
テの一元的な関係だけに拘束されるもので
不自由については、これを克服し、様々な環
はないように思います。同世代を生きる仲間
境や制度に順応できるように個々人が自己
として、同じ人権を持つ仲間としてヨコの関
変革(変容)していく必要があります。これ
係にも着眼する必要があります。
に気づかない場合、自分の不適切な行動から
経験ある者、指導的立場にある者が尊敬さ
引き起こされる周囲のトラブルを他人のせ
れ、その権限が尊重されることは当り前のこ
いにして相手をうらむような状況におちい
とです。一方、経験の少ない者、指導を受け
ることもしばしば見受けられます。
る者も、一人の人間として尊重されることも
昨今イジメが蔓延し、
こども達は自他とも
当然であるはずです。ところが、日本の社会
に不自由な存在となっています。
加害者側に
では、年少者の尊厳が十分に認めてられてき
一方的に問題がある場合も多々あります。
ま
たとはいい難いように思われます。
た一方そのきっかけには両者共に問題があ
現在、家庭でのこどもの虐待、学校での児
る場合もあります。周囲の大人も含めすべて
童殺傷事件等痛ましい事件が続発していま
の人が共に育っていくことが大切です。
す。これらは、こどもの人権・権利は親や大
人の都合でどうにかなるという意識がどこ
また、自然環境、社会環境における不自由
かに残っていることに起因しているように
については、
個々人がそれぞれ穏健で適切な
110
6章
主催者紹介
思われます。
私達の社会はこうした観念を一
でいます。
「和の論理」といったほうがわか
刻も早く克服していかなければなりません。
りやすいかもしれません。
この和の論理は、
「指導」から「相談」へ
安定した心を育む
こども村は、自由キャンプを創設した時点
母胎になってきた
で、一早くこうした問題に着眼しました。そ
と思われます。しか
して、キャンプ内の活動を通じて、組織上の
し、高度経済成長に
権限の問題と、人権上の平等の問題をきちん
よる農山村の過疎
と区別すべきことを指摘し、
両者の共存関係
化と都市の肥大化
の実現に努めてきました。
は、日本人の心に生
まず、キャンプ・カウンセラーの呼び名を
きづいてきた和の
「指導員」から「相談員」に改めました。そ
論理を消滅の方向に追いやってきました。
して、上から下への「指導」を中心としたア
そこで、私たちは、冒頭で述べたとおり、
プローチから、
個の自立性を尊重した
「援助」
山村をモデルにした生活をすることを通じ
のアプローチに比重を移しました。また、立
て、村の論理の豊かさをこどもたちの中に回
場や年齢の違いを越えて、
互いを愛称で呼び
復していきたいと考え、キャンプの中に山村
あい、敬語よりもむしろ丁寧語や親愛語でコ
生活のシステムを取り入れてきたのです。
ミュニケーションできるような人間関係の
と同時に、このキャンプでは和の論理に反
構築を図ってきました。そして一斉指導で教
すると考えられる「個」を大切にする考え方
えるキャンプから、個々人の興味を尊重して
をもちつづけてきました。一人一人違う個性
支えるキャンプに変身を遂げようとしてき
を認め、それぞれが自分のペースで成長して
たのです。
いくのを援助していきたいと考えてきたの
しかしながら、
社会や個人の深層に深くし
です。
そのため、
個の尊厳を重視する考え方、
みこんできた価値観を浄化し、新たな価値観
つまり「個人主義」を大切にする必要があり
を共有していくことは至難の技です。
その実
ます。
現は、困難という名の友との二人三脚でした。
手ごたえを感じ歓喜したことも多々ありま
しかしながら、いきすぎた個人主義は利己
主義に陥りやすいものです。それが昂じると
したが、
無力感に陥ることもしばしばでした。 個人対個人、個人対集団の衝突が繰り返され、
二歩前進、一歩後退の苦節の35 年でした。
社会は殺伐としていくでしょう。したがって、
求められる個人主義はバランス感覚をもっ
村の論理と個人主義
た柔軟なものでなければなりません。
日本の山村には、
集団内部の衝突をできる
一方、「村の論理」も、それだけに埋没して
だけさけ、集団全体の和を重んじる社会規範
生きると個は主体性を失ない、その結果変化
が存在しています。そうした考え方を中心に
や進歩から孤立する恐れがあります。
成り立ってきた価値観を「村の論理」と呼ん
111
モラルを確立し、身近な活動の中で、世界の
穏健な地球民主主義
人々に提言していくことです。
このような「和」と「個」という対立する
理念を同時に満足させる新たな人間観・社会
理念がもちうるのでしょうか。実は、こども
村では、
その対立概念の融合をめざしたキャ
ンプを行ってきたのです。
人が尊重されるためには、
まず相手を尊重
すること、人が愛されるためには、まず相手
を愛することが必要です。人が大切にされ、
また満足して生きていくには、その人が属す
野外教育研究財団では、「国際ガラクタド
る集団が、みんなで意見を出し合い、みんな
ラム音楽祭」や『木を植えた男』で有名なフ
で守っていくという民主的な考えに基づい
レデリック・バック記念講演会を開催するな
ていることが大切です。
ど、草の根の国際活動を行ってきました。今
また、
社会の中で自分らしさを表現してい
後も私たちはこうした小さな試みを重ねて
くには、
規則や慣習などの意味と必要性を理
いく中で、地球民主主義の考え方を伝えてい
解し、自ら進んでそれに従うことが必要でし
きたいと考えています。
ょう。また規則や慣習を改めなければならな
い時には、対峙する側の人々のことも充分に
配慮しつつ、
臆することなく意見交換を重ね
理解を広げていくことが大切だと思います。
なかなか、他人を思いやることが不得意に
なってしまった現代っ子や若者たちととも
に、
この命題の昇華をめざして歩いてきた結
果、日本の美徳である「和の論理」と西洋か
ら学んだ「個人主義」を融合させ、
「穏健な
地球民主主義」確立していこうという目標を
ゆとりと創造性
定め、歩きつづけてきました。
目を大きく地球全体に転じてみますと、
昨
高度経済成長が終わり、では、失った心の
今、
世界は民族紛争や国同士の対立に明け暮
「ゆとり」が戻ってきたかというと、そうい
れています。
日本は国際貢献の確たる形を見
うわけではないようです。物資的な豊かさも、
出せず懊悩する日々を過ごしていますが、
し
心の豊かさもゆらいだままの私たちです。
かし、これら対立の構図の中で、私たち市民
一口にゆとりといっても、様々な内容があ
にはできることがありそうです。それは、以
ります。私たちはこれを二つに分けて考えて
上述べてきたような穏健な民主主義の市民
います。一つは「時間のゆとり」、もう一つ
は「心のゆとり」です。私たちは、現代人が
112
6章
主催者紹介
忘れがちなこのふたつのゆとりを、キャンプ
これで終わったのではありません。自給自足
の中で取り戻したいと考えてきました。この
的な社会の再生を、わが身の汗をもって、さ
ゆとりの中で、私たちは心をいやし、自分を
らに呼びかけていきたいと考えています。
みつめ、自分を取り戻すのです。
こども村の将来像
しかし一つ忘れてはならないことがあり
ます。誰かが直接生存と関わらない世界で自
それには、こども村が食べ物や着る物をた
己を回復している時、
そのゆとりを確保する
だ使ってしまうだけの消費の場に終わるの
ため、生産の場で多くの汗が流されているこ
ではなく、食べ物や着る物など、または家具
とです。それを考えると、私たちは、ゆとり
や道具、知識、学術、芸術などを生み出す「物
を享受しエネルギーを蓄える一方、やがて地
と心と知識の生産の場」でありつづけること
球全体に貢献できるような創造性を発揮し
だと考えています。しかも、質の高い生産の
ていく必要があることを再認識します。
場でありたいと思います。こどもへの教育だ
けを孤立させず、おとなも共に学び、生産が
自給自足的なくらし
あり消費があるというマルチな状況を、キャ
大昔のように衣食住のすべてを自分で調
ンプ、1年キャンプ、日常生活の中で実現さ
達することは、現代社会では不可能なことで
せていきたいと考えてきました。
す。しかし、地球の温暖化やオゾン層の破壊
私たちの歩いてきた道を振り返える時、こ
など環境の劇的変化が進行している今こそ、
れら目標が実現しつつあることに喜びを感
本気になって資源を有効に使い、自然と共生
じます。関係者からはさまざまなスペシャリ
していくライフスタイルをさらに確立して
スト(クリエーター、科学技術者、大学教授)
いくことが大切です。
などが生まれ活躍しています。
家庭菜園をつくったり、食品の安全を考え
今年、こども村は35 才となります。青年
たり、ゴミ処理を合理化したり、古家をリサ
から壮年に向けた新たな歩みを始めます。
こ
イクルして再利用したりするなど小さな努
れまで美術館・博物館を生み出しました。次
力が、やがて大きな成果を生むでしょう。化
は「地域まるごと大学」を創出し学びのネッ
石燃料に依存しない生物資源利用も一層進
トワークを広げていきたいと考えています。
めていかなければなりません。こども村は、
そうしたことを念頭においてキャンプを行
い、またそうした呼びかけをしてきました。
昨今、
「共生の時代」
「環境の時代」「持続
可能な社会の実現」などのキャッチコピーが
氾濫していますが、35 年のあゆみをふりか
えったとき、私たちのちっぽけな活動が、そ
れなりに時代を予告し、さきがけてきたこと
に感慨を覚えます。しかし、私たちの役割は
113
【文責:設立者 羽場睦美(一代)】
参画・体験・発見学習
野外教育研究財団のキャンプの基本は「参画-体験-発見学習」です。ちょっと硬い内容ですが、
興味のある方はご一読ください。
参画学習とは
個人が集団の活動に参加していく進度や程
度を示す表現として、参加、参画、協働などの
ことばがあります。一般的にちょっと参加する
のが『参加』、その活動の計画段階まで踏み込
んで参加するのが『参画』、さらに進んで責任
を分担し主宰者の一人として参加し活動する
のが『協働』です。ここでいう参画学習とは、
狭義の参加型の学習を一歩深めた参画型の学
習方法をさしています。
体験学習とは
「教室の学習」では主として文字や図など現
意識的
認知
(意識化
・言語化
・理論化)
実世界とは切り離された教材が用いられ“視
覚中心の抽象思考の学習過程”が進んでいき
ます。一方、「体験学習」では、具体的な物
や自然などに直に接し“五感すべてを使った
実体験中心の学習過程”が進行していきます。
行為
(意志)
・行動)
体験学習
認知中心
無意識的
情動中心
情動
(感情・五感)
認知中心型と情動中心型の体験学習(HM)
認知中心型体験学習と情動中心型体験学習
行動を意識的に検討対象化し問題解決を図っていく体験学習理論がアメリカで開発
され日本に導入されました。これを認知中心型体験学習と呼ぶことができると考えま
114
6 章 主催者紹介
す。体験過程をふりかえり、問題点を指摘・分析し、
解決方法を仮説化し、次の体験で再試行します。この
「体験→指摘→分析→仮説化→再体験」という循環過
程(EIAHE)を繰り返すことによって問題解決方略が
発見され強化されていきます。やがていくつかの方略
が接近し、新たな困難に直面した時でも直ちに問題解
決の見通しがつくようになります。すなわち、熟達化
が進み、方略の転移が起きるようになります。こうし
て個人の能力が螺旋的に高まり、またグループ全体の
能力も高まっていくものと考えられています。大変重
要な理論です。
一方、今まで、日本で、ほとんど注目されてこなかったタイプの体験学習の領域が
あります。それは情動中心型の体験学習です。情動とは心の安定や美意識あるいは好
奇心など人間性の基礎を形成する重要な心の働き(=感情・五感・感性)です。認知
や行為などの意識的な精神活動を支え結び表象しているのもこの無意識の世界に属す
る情動の動きだと考えられます。ノーベル賞受者など著名な学
者や偉人と呼ばれる人々の幼少期を探ると、個人的な自然体験
のくりかえしによって醸成された意識下の蓄積が歴史に残る
偉業の源泉となっていることが指摘できます。この無意識世界
の情動中心型の体験学習過程はきわめて注目すべきものです。
野外教育研究財団はこの見向きされなかった学習過程の解明
をめざし、その応用理論の構築を進めてきました。
構成的体験学習と非構成的体験学習、
そして発見学習
構成的体験学習とは、いくつかの体験学習
をあらかじめ組み合わせた学習企画です。つ
結束度
充足度
困難(ストレッサー)
解決
まりセットされたプログラムにそって活動を
することによって、自動的に学習成果が得ら
時間推移
れていく学習方法です。現在の日本の体験学
習プログラムの多くはこうした方法をベース
ストレスに関する R.ヒルの「ジェットコースターモ
デル」のグループ体験学習への応用仮説(HM)
にして組み立てられています。
115
一方、非構成的体験学習とは、プログラムの筋書きがな
い中で、体験者自らが試行錯誤によって得られた成果を積
み上げていく方法です。学習支援者は最初の基本的情報を
知らせる以外には一斉的な指導助言をなるべく行わないよ
うにします。構造化を避け、決まったストーリーや結末を
用意しません。体験者の自立性を尊重し、随時見守り、最
も必要と思われる瞬間に、最もふさわしい表現方法で最小
限の助言を行っていきます。これは発見学習 discovery
learning の要素を多く含む学習法であり、個別的かつ創造
的です。大学院の博士課程などで行われている教育方法と
も共通する要素をもちます。
自由キャンプとそれを支える5つの理論
こども村では、構成的体験学習
を入門編キャンプの骨格に用い
ながら、しかし、主として後者の
非構成的体験学習を重視し発展
させてきました。特に発見学習と
非構成的体験学習の組合せによ
り、集団の協力によって課題を克
服し、その目的達成によって自己
実現を遂げていくという“自由キ
ャンプ”の方法論を追究し具体化
してきました。
1990年のセルフ・プログラミ
ング・グループ・キャンプ
(SPGC)の開発がそれです。
しかしその実現には、教え導く
「指導体制」から共に考え支える
「支援体制」に大人のシステムを
変えなければなりませんでした。
そのために開発した方法論が
1984年の
カウンセリン
グ・ディレクター・サポート シ
116
6 章 主催者紹介
ステム(CDSS)でした。専任のカウンセリング・ディレクター(CD)を配置し、体
験者やカウンセラーの情報を CD が集中的に把握し、問題発生時にリアルタイムで支
援していくという体制です。
その後、2001年、 先端的野外科学教育(POSE:Pioneering Outdoor
Science
Education)という新たな教育方法論を構築し、その具体的手段であるス
ーパー・サイエンス・キャンプ(SSC)を開発し改良を続けてきました。
以上の蓄積のもとに、2004年、文化庁委嘱事業を契機にして、「参画-体験-発
見学習」という学習理論をまとめました。
117
一般財団法人野外教育研究財団は南信州の小さな民間研究機関です。アルプスを望む大
自然の中で 「人-自然-文化」 について調査研究し、それにもとづく科学・芸術・野遊びなど
ユニークな体験学習の機会を提供します。切口の鋭い学融合的研究、温もりの手作り施設、地
球的視野にたつ文化活動を通じ、“緑の心”の回復に役立ちたいと考えています。
本部事務局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〒395-0244 長野県飯田市山本 5992 番地 1
代表者・・・・・・・・・・・・・・・・・・
理事長
羽場睦美
Tel 0265-25-3744
Fax 0265-25-8534
Email: [email protected] URL:http://www. oerf.org/
1. 野外教育研究財団とは
野外教育とは: 野外教育とは、自然の中で行う教育、自然を理解する教育、自然を守るための教育、生活を
自然に近づけていく教育、自然を素材とする教育など、体験を通じて自然に関わる教育活動全般をさします。
1985 年当時、まだ野外教育という用語が市民権を得ていなかった時代、当財団は日本で初めて「野外教育」と
いう名称を冠した公益法人として認可され設立されました。当時は「財団法人 野外教育センター」という名称
でした。
一般財団法人とは: 財団とは学術・文化・慈善など公共の利益を増進する事業を行う「基金・資産の集合体」
のことをいいます。当財団は特定企業・政党・宗教に属さず、独立・中立性を基本指針とする純民間の非営利
法人です。自立・自給自足の精神に基づき、補助金等に依存することなく、自主事業により自己資金調達し教
育研究活動を展開しています。市民研究者がボランタリーに集う環境 NGO として四半世紀に渡り活動してきま
した。
2. 歴史を開く
初期目的の達成: 1985 年の財団設立後、中部地方における野外教育の普及をめざして活動してきました。純
民間の地域シンクタンクとして「野外教育研究財団モデル」ともいうべき公民協働の形を切り開き、長野県近隣
各地の自治体や教育委員会の要請に応じ、様々な野外教育関連事業を開発し実践してきました。
現在、全国に数多くの民間団体が設立され、また行政の努力も実り、野外教育の認知度と活動量は著しく増
大しました。「地域における野外教育普及への貢献」という当財団設立の初期目的の一つは、1990 年で一定の
成果と足跡を残すことができその社会的任務を果たすことができたと考えます。
3. 未来を開く
新たな使命: 21世紀を迎え野外教育の普及事業が一段落してきた中で、当財団は、新たに取り組むべき任
務を次代の野外教育の可能性をさぐる「開発研究」と定めました。そして2002年1月、財団の名称を 「野外教
育研究財団」 と変更しました。
その間「ミュー自然美術館」を開館し、また「自然-人-くらし-総合研究所」の設置を進めてきました。また、多く
の大学と協働し研究してきた他、文化庁・特許庁・文科省・農林省・総務省の委嘱開発事業などを単独あるい
は地元自治体と連携して実施してきました。
当財団は、今後も、ここに集った各種研究員とともに、日本・世界を代表する教育研究機関やそのネットワー
ク(Think-Net)ともに、また400人を越える全国のボランティアの方々とともに、「調査・研究・開発」の歩みを一
歩ずつ進めていきます。
平成25年、法制の改定により、一般財団法人へ移行しました。
118
6章
4. 沿
主催者紹介
革
――― 野外教育の開発と普及 ―――
1981年 5月 青少年育成キャンプ 「伊那谷こども村」開設。
1982年12月 こども村実施団体 「長野県野外教育協議センター」 設立。
1983年 2月 長野県浪合村の誘致を受けこども村キャンプ場を自力建設。
長野県庁広報TV番組 「あなたと県政」 で紹介される。
1984年 7月 長野県高遠町企画キャンプの指導要請を受け担当。
この前後こども村が朝日・読売・サンケイで全国報道。
12月 こども村冬合宿開催。自由キャンプ創出。
1985年 5月 学術報告刊行。夏に一ヶ月キャンプ実施。
12月 センターが 「財団法人 野外教育センター」 となる。
1986年 8月 長野県泰阜村に 「通年合宿」 が誘致される。
1987年 7月 泰阜村通年合宿所ダイダラボッチを自力で建設し直営。
こども村浪合の里がテレビ朝日で報道。
1988年 5月 こども村浪合の里NHKにより全国に報道。
1990年 4月 センターの外郭団体 「ダイダラボッチ協会」 設立し運営委託。
8月 セルフ・プログラミング・グループ・キャンプ(SPGC) を開発。
12月 自然にやさしい 「森スキー」 を創出。古代製鉄合宿開発。
1992年 4月 長野県松川町の 「松川通年合宿所」 開設に全面協力。
群馬県上野村 「かじか学園」 の開設事業に協力。
1993年 3月 ダイダラボッチ協会が野外教育センターより完全独立。
4月 長野県浪合村の通年合宿開設事業に全面協力。
8月 山梨県芦安村 「南アルプスチロル学園」 開設に協力。
2002年 1月 「財団法人 野外教育研究財団」 に名称変更。
2013年 4月 「一般財団法人 野外教育研究財団」 に移行。
―――
1995年11月
1996年 4月
1998年 5月
10月
1999年10月
2000年 6月
10月
2001年 1月
2001年 4月
8月
9月
11月
2002年10月
2007年 3月
2008年 1月
学 術 ・ 文 化
2万㎡のこども村キャンプ場の自力建設
―――
静岡大学杉山教授の自然環境復元運動(ビオトープ)に参画。 多分野の権威者らと「NT3共同実験機構」
サイエンス・キャンプ(民俗)の成果を全国地名研究大会で紹介、柳田國男説を修正。
サイエンス・キャンプ(金属学)で得られた新説を BUMAⅣ国際金属歴史会議で発表。
南山大学高等部講堂資材を用い3年の自力工事で 「ミュー自然美術館」 開設。
南山大学首脳をミュー自然美術館(旧南山講堂)に招待。
島根大 Lab.との連名論文(金属学)がスウェーデンの国際学会で発表される。
第5回国際キャンプ会議で通年キャンプの開発について発表。
東大教授・原善四郎氏の遺作資料の寄贈を受ける。原文庫準備中。
東山道古文学推進協議会設立に参画。理事長、事務局に就任。瀬戸内寂聴講演会実施。
東大・東工大・千葉工大・武蔵工大の教授らと共に古代製鉄復元実験を浪合で実施。
東山道進協で東山道全国サミット・田辺聖子講演会・ウォーキング等企画実施。
世界12カ国71地点ネット・獅子座流星群・電波観測プロジェクトに参加。
東山道推協で民俗学者谷川健一氏迎え、全国地名研究者大会を誘致。
野外教育研究発表会を実施。以後、毎年実施。
「地域市民立大学(地域まるごと大学
Eco-University)」のモデルを開発。
―――
国
際
活
動
―――
2002年11月 国際トラッシュトリップ音楽祭の開催。
2003年10月 米国・オーストラリア博物館動向調査開始。
2004年 3月 アカデミー賞受賞アニメーション作家の
フレデリック・バック記念講演会開催。
2005年 9月 NPO東山道神坂研究所支援で出向し、
エコ・ミュージアム研究。英・仏国調査。
2008年11月 英・独・日の自治体幹部地域研究者の
交流を支援する事業を総務省関連団体
と共に実施。
2010年9月 飯田市企画によるドイツ街づくり調査への参加
119
5. 2015 年のおもな事業計画
1.調 査 ・ 研 究
●先端的研究による野外科学教育 POSE の体系化
●スーパー・サイエンス・キャンプ(SSC)
●参画-体験-発見学習の理論研究
●エコ・ミュージアム、エコ・ツーリズムの研究
●エコ・ユニバーシティ、コミュニティ・ユニバーシティの研究
●NPM(New Public Management)に基づく環境親和型の地域づくり
キャンプの実施
2.講 演 会 ・ 研 修 会
●野外カウンセラー研修講座
●自然観察講習会
●参画-体験-発見学習講習会
●NPM 講習会
6. 実
績
1.省庁関連 委嘱モデル事業等
野外活動スキル講習会
●H.15文化庁委嘱事業 「文化ボランティア推進モデル事業」単独受託
●H.16環境省普及事業 「温暖化防止二酸化炭素排出抑制対策事業」
飯田市の受託事業を受け「フレデリック・バック記念講演会」主催
●H.17特許庁委嘱事業 「ICカルチャー普及モデル事業」飯田市教委
の受託事業を受け「飯田少年少女発明クラブ」を協働実施
●H.20総務省・文部科学省・農林省の「子ども農山漁村交流事業」南信
州広域連合受託事業を受け「セカンドスクール研究開発」を協働実施
2.機関・団体に対する支援・協力・協働等
●文部省国立少年の家プログラム立案資料提供依頼に協力
●泰阜通年運営団体(ダイダラボッチ協会)の独立支援(現・グリーンウッド)
●浪合小中学校の基本コンセプト提供と指導機関(東京学芸大)との仲介
(校舎:文部大臣賞・他各賞受賞)
●浪合通年合宿センター設立全面支援・人材派遣
●長野県飯田市の都市公園「かざこし子どもの森公園」のコンセプト助言
●長野県立松川青年の家の要請を受けキャンプ指導者養成事業を共催
●栃木県立なす風土記の丘資料館 「古代東国の産業展」 の展示協力
●福島県立体験型博物館「まほろん」の実験装置の改良に関する指導
●総務省「子ども農山漁村交流プロジェクト」の政策立案に助言・講師派遣
●愛知・静岡・長野県境自治体の三遠南信サミットのコーディネータ派遣
子どもの森公園:国際トラッシュトリップ音楽祭
3.大学への講師派遣・教育支援・協力等
●東京学芸大学「生活科演習」の講師派遣(~H.20)
●信州大学「職業概論A・野外教育」講義への講師派遣(H.13)
●専修大学「自然保護」講義への講師派遣(H.14)
●東海大学「考古学実習」への講師派遣(H.18~H.20)
●名古屋大学「学芸員実習」支援・講義(H.20~H.25)
●東京大学「地域づくりフィールドワーク」協力・講義(H.20)
●東京工業大学金属学 Lab.の依頼をうけ古代踏み鞴を設計・制作・寄贈(H20)
●名古屋大学「国際開発フィールドワーク」の協力(H20~H.23)
●横浜国立大学「なみあい学校」フィールドワーク指導(H.23)
●東京大学「社会人セミナー」協力・講義・体験学習実施(H.23)
●東京大学「社会教育」講義の講師派遣(H.25)
120
オープンスクール浪合学校設立の協力
6章
主催者紹介
7. 財団の施設および資産
1.財団所有施設
●財団本部(飯田市)
●自然-人-くらし-総合研究所(阿智村浪合)
●ミュー自然美術館(阿智村浪合)
●その他
2棟
敷地約500㎡
6棟
1棟
敷地約 7,000㎡
2.平成 26 年度財団資産の総額
財団本部
● 正味財産計 約 3674 万円
自然-人-くらし-総合研究所
森のミーティング
スカイハウス
ツリー・ハウス
ミュー自然美術館
冬の研究棟
秋
春のミュー研究棟
夏の研究棟
121
伊那谷こども村
自然-人-くらし総合研究所
122
123
阿智村浪合は
日本一星空のきれいな村
(2007年.環境省選定)
特別付録
こども村への道
阿智村
阿智村浪合
阿智村浪合
阿智村は岐阜県と愛知県に隣接する南信州を代表する観光の村です。
村内には昼神温泉やヘブンス園原、治部坂高原スキー場、あららぎ高原
スキー場をはじめ、別荘やゴルフ場、キャンプ場が点在します。また記
紀万葉の里園原や武田信玄の関所跡をはじめ数多くの史跡があります。
浪合は 1000mを越える高原地帯のため、夏の平均気温は20℃前後
のさわやかな気候で、幾筋もある清流には、サワガニやトンボなどの昆
虫も多くみられます。高原野菜がおいしく、特にトウモロコシは格別で
す。
浪合小中学校は、全国に名高いオープン・スペースの学校です。この
学校の誕生にも野外教育研究財団が大きく関わりました。伊那谷こども
村の隣には「浪合通年合宿センター」があり、ここでは 364 泊 365 日
の通年キャンプをしながら、この浪合学校に通うことができます。
※この申し込み用紙は一人分です。複数で申し込まれる場合
は裏表コピーをしてお使い下さい。
※先着にもれて第一希望の組に入れなかった場合は、
第二希望以下の希望の組を承諾します。
受付
承諾
入力
最終
変更
インターネットによる『Web 申込』が最優先されます!
※抽選の場合、本紙による『郵送申込』より web 申込が優先されます。
2015 年
伊那谷こども村サマーキャンプ申込書
参加希望組(希望組を○で囲んで下さい。連続・複数参加もできます)
第1希望
第2希望
第3希望
S 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.
S 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.
S 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.
F 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7.
F 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7.
F 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7.
M 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
M 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
M 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
集合地・解散地(○で囲んで下さい。連続参加の方は、最初の組の集合地と最後の組の解散地を記入して下さい)
集合解散とも
1.新宿
2.名古屋
3.送迎は希望せず、現地集合解散
集 合 の み
1.新宿
2.名古屋
3.送迎は希望せず、現地集合
解 散 の み
1.新宿
2.名古屋
3.送迎は希望せず、現地解散
キ
参加希望者
心身健康状態 ( )内に具体的に記入
リ ト
ふりがな
平熱
氏
血液型(分かる場合)
名
リ 線
ニックネーム
性 別
1.男
生年月日
2.女 年齢
年
西暦
歳
月
日生
保護者との続柄
がっ こ う め い
小
中
学年
学校名
こども村参加回数
夏・冬・春
年
回
合計
(
)℃
A B O AB
/RH(
)
車酔い
1.する
2.しない
おねしょ
1.心配
2.心配ない
生理(女子のみ)
1.ある 2.ないがそろそろ心配 3.心配ない
アレルギー
1.ある(詳細を添付して下さい) 2.ない
今までに大きな病
1.はい(何?
気はありましたか
) 2.いいえ
持参する薬ある
名称(
場合の記入
服用でき
ない薬
)
保護者(世帯主)・住所連絡先等
ふ
り
が
な
職業・
勤務先・役職
保護者氏名
ふ
り
が
な
住 所
〒(
)―(
)
都道
府県
携帯①( 母
電話番号
ファクシミリ
E-mail
初めてこども村を
知った経緯
(
(
)
)
-
-
友人 学校 役所
図書館 公民館
その他(
キャンプ中の
緊急時連絡先
(携帯電話等)
学童 ネット
)
児童館
携帯②(母
一緒に参加
する友人名
父
父
その他)
その他)
(カタカナで記入)
組
以上、第 35 回こども村サマーキャンプ説明書に記されている事項の全てを承諾・賛同して参加を申し込みます。
なお、キャンプ参加中に、上記参加希望者が負うべき責任については、これを保護者が負います.
記入日
2015 年
月
日
保護者氏名
印
(サイン可)
キャンプカウンセリング参考事項
キャンプ中の、ストレス、ホームシック、けんかなど様々な心理的トラブルに対応するために以
下の設問にお答えいただきたいと存じます。プライバシーは厳守いたします。
1、家族、同居人について教えて下さい。(該当するものに○を、( )には数字をご記入下さい)
・祖父
・父
・兄( )人
・弟( )人
・祖母
・母
・姉( )人
・妹( )人
2、家族のしつけについて、該当する欄に○をしてください。
厳しい
やや厳しい
ふつう
やや甘い
甘い
父
母
祖父母等
3、生活指導上、個別の対応が必要ですか?
① 必要
② 不必要
(どちらかの番号に○印をつけてください)
①に○を付けられた方はその詳細を別紙に記入して添付して下さい。相談させて頂きます。
4、性格、個性、関心について記入して下さい。
7、こども村に参加する動機を教えて下さい。(スペースが足りない場合は、紙を付け足してください。)
8、学童保育(クラブ)には通われていますか?(
は い ・ い い え
)
9、下の質問について、お子さん自身が書いて下さい。(分からなければ意味を説明してあげて下さい。)
① サマーキャンプでやりたいことは何ですか?
こども記入スペース
② お父さんやお母さんと離れて、寂しいことや、つらいことをがまんできますか?
③ けんかやいじめをしないで、みんなと仲良く過ごせますか?
④ とてもひどいことを他の人にしたら、キャンプの途中でも、家に帰ってもらいますが、
そのことを知っていますか。
⑤ キャンプ中、相談員が大事なことを言ったときにきちんと言うことを聞けますか?
⑥ あなたの夢は何ですか? さしつかえなかったら、教えてください。
リ ト リ 線
6、こども村のキャンプに参加する意義の理解度・積極度について該当するものに○をして下さい。
・よく理解していて、積極的に参加したがっている。
・理解は疑問だが、積極的に参加したがっている。
・友達あるいは兄弟、あるいは親戚の子等が行くから、参加する。
・ほぼ親の同意のみで参加させる。
・その他(
)
キ
5、学校での委員やクラブ活動、塾、スポーツ、野外活動暦について教えて下さい
一般財団法人 野外教育研究財団の個人情報管理について
野外教育研究財団では、「個人情報の保護に関する法律」を遵守し、「プライバシーポリシー」を下記の
とおりさだめ、野外教育にともなう個人情報の収集・取り扱い・機密保持につとめてまいります。
1.
情報を収集・利用する目的
野外教育研究財団の役職員・研究員あるいは主催事業参加者その保護者およびボランティアその
他従事者の募集・人事管理・保険加入・バス移動・野外活動、広報活動・調査研究ならびにそれらに
関連・付随する業務を目的として、個人情報を収集・利用させていただきます。
2.
情報の種類
氏名・住所・生年月日・性別・学歴・学位・資格・学校・学年・参加希望活動・集合解散地・勤務先・続
柄・電話番号・メールアドレス・ファックス番号・健康状態・保険医療に関する情報等カウンセリングに
必要な情報・活動参加の理解に関する情報・写真・映像等
3. 第三者への開示・提供
野外教育研究財団では次の場合を除いて個人情報を第三者に開示・提供いたしません。
○ 個人の同意がある場合
○ 社会通念上問題のない帰属者氏名資格等の掲示・写真・映像・無記名感想文などパンフレット・
HP・映像記録への掲載・ 採録等
○ 各種法令に基づく場合
4. 関連業者での共同利用
野外教育研究財団が扱う個人情報は、当財団の厳重な管理のもとに、傷害保険加入・
バス移動・研究等のため当財団が指定する保険会社・旅行業者・後援団体と共同利用させて
いただくことがあります。
5.
情報の適切な管理
個人情報は正確かつ適切に管理するようつとめます。財団外への漏洩・滅失または棄損が発生し
ないよう万全を尽くします。外部業者に共同利用させる場合は機密保持義務を課すなど厳重な管理
監督に努めます。
6.
自己情報の開示の請求について
自己情報について個人情報保護法に基づく開示等を希望される場合は、下記問い合わせ先にご連
絡の上、財団所定の請求書類をご提出いただきます。財団では本人確認をした上で、できる限り速
やかに対応・回答させていただきます。
7.
問い合わせ先
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電話: 0265-25-3744
ファックス: 0265-25-8534
受付時間: 財団の休業日以外の平日9:30~17:00
お問い合わせ
申込書送付先
〒395-0244 長野県飯田市山本5992番地1
伊那谷こども村事務局
TEL:0265-25-3744 (受付時間平日 9:30~17:00)
FAX:0265-25-8534
URL: http://www.kodomomura.jp/
お問合せ用 E-mail: [email protected]