記者発表資料平成 27 年 5 月 28 日（公財）横浜市緑の協会よこはま動物園種の保存に貢献！よこはま動物園ズーラシアでは、全面開園した「アフリカのサバンナ」に、平成 27 年 6 月 4 日（木）にドイツのベルリン動物園からクロサイが来園します。国外から新たな血統の動物を導入し、繁殖に取り組むことにより、動物園の重要な役割のひとつである「種の保存」に貢献していきます。また、6 月 14 日（日）には、クロサイに同行して来日するベルリン動物園クロサイ飼育員および国内専門家による講演会「世界をつなぐクロサイストーリー」を開催します。クロサイの血統についてのズーラシアの役割現在、日本国内では 10 園館で計 20 頭のクロサイを飼育していますが、1999 年以降は海外からの個体導入はありません。その結果、国内の血統が偏り、つがいの形成が難しくなっているのが現状です。今回、ズーラシアが国外から新たな血統を導入し、繁殖に取り組む事は、日本におけるクロサイの血統の多様性を維持することにおいて重要な意味があります。愛称 Akili （アキリ）出生日 2012 年 8 月 6 日来園元ベルリン動物園（ドイツ）性別メス年齢 2 歳 9 ヵ月 ※動物来園当日の取材はできませんが、動画・写真については取材用に提供します。クロサイ来園記念講演会「世界をつなぐクロサイストーリー」日時：2015 年 6 月 14 日（日）14:00～16:00 入場無料場所：情文ホール（横浜情報文化センター6F）内容：ベルリン動物園紹介、クロサイの種の保存の取組等講演者：ユルゲン・ヤール（ベルリン動物園飼育員）大津晴男（広島市安佐動物公園種の保存・繁殖担当課長）田島俊一郎（よこはま動物園ズーラシア飼育員）申込み：専用 web サイトから事前申し込み（6/1～受付開始） http://www2.hama-zoo.org/ 指定管理者：（公財）横浜市緑の協会＜ユルゲン氏とクロサイ＞お問合せ先よこはま動物園副園長渡辺武志 Tel 045-959-1298 【参考資料】 ■クロサイについて英学分分形名名類布態 Eastern Black Rhinoceros Diceros bicornis michaeli 奇蹄目サイ科サハラ砂漠以南のアフリカ中南部体高約 1.5ｍ、体重１～1.5ｔクロサイは 1990 年代に、5 種のサイ（クロサイ、シロサイ、インドサイ、ジャワサイ、スマトラサイ）の中で、最も数が激減しました。現在生息数は徐々に回復していますが、1970 年頃の１割にもお習性よびません。深いヤブや半乾燥地帯に単独でなわばりをもって生活しています。木の葉を好み、とがった上唇を上手に使って食べます。視力は弱く、嗅覚と聴覚はすぐれています。今回、ズーラシアに来園するのは、クロサイの一亜種であるヒガシクロサイです。ヒガシクロサイは、ケニアとタンザニアにワシントン条約（CITES）国際自然保護連合（IUCN）レッドリスト国内飼育園館 500 頭ほど生息しています。附属書Ⅰ 絶滅のおそれのある種で取引による影響を受けている又は受けるおそれのあるもの絶滅危惧ⅠA 類（CR）ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの 10 園館 20 頭（オス 10 頭、メス 10 頭）2014 年 12 月 31 日現在 ■クロサイ来園記念講演会「クロサイストーリー」講演者プロフィールユルゲン・ヤール（ベルリン動物園飼育員）ベルリン動物園にて、35 年以上にわたり、クロサイの飼育に携わり、多くの繁殖に取り組む。大津晴男（広島市安佐動物公園種の保存・繁殖担当課長）日本動物園水族館協会・有蹄類類別事業調整者を 2002 年より、クロサイ種別計画管理者を 1987 年より務める。田島俊一郎（よこはま動物園ズーラシア飼育員）飼育歴 33 年。これまで草食動物から肉食動物まで、さまざまな動物の飼育を担当している。クロサイは 5 年半担当している。 ■よこはま動物園ズーラシアについて ◆入園料：大人 800 円、中人・高校生 300 円、小・中学生 200 円、小学生未満無料（毎週土曜日高校生以下無料） ※よこはま動物園・金沢動物園共通年間パスポート（18 歳以上 2,000 円） ◆開園時間：9:30～16:30（入園は 16:00 まで） ◆休園日：毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 5 月・10 月は無休 ◆交通：相鉄線「鶴ヶ峰」「三ツ境」駅、JR 横浜線・市営地下鉄「中山」駅から「よこはま動物園」行きバスで 15 分、横浜駅から「よこはま動物園」行きバスで 1 時間 ◆U R L：http://www2.zoorasia.org/ ◆住所：横浜市旭区上白根町 1175-1 ◆問合せ先：045-959-1000