14~15 - 下関市

'05
APR
を受けました。この表彰は、消防業
2月 日、下関市消防団の海峡ま
とい太鼓の活動が、消防庁長官表彰
るという勝山中学校の鈴木阿生穂さ
姿がありました。毎回練習に参加す
練習場には、団員に混じって小気
味よいばちさばきを見せる中学生の
消防庁長官表彰を受賞
務に従事し、その功績などが顕著な
んは、将来消防団に入りたいと言い
海峡まとい太鼓
消防職員、消防団員などに対して行
ます。海峡まとい太鼓発足当初から
える勢いや激しさ、火を消した後の
対峙する
海峡まとい太鼓は、炎に
消防団員の姿をイメージし、火が燃
性も含め皆さんが入りやすい消防団
で消防団の魅力を知ってもらい、女
活 動 を 見 守 る 植 田 喜 好 団 長 は、 受「
賞は想像していませんでした。太鼓
たい じ
われるものです。
静けさを表現した創作太鼓です。団
にしていきたいですね と」話します。
も貢献しています。
﹁ 活 動 を 始 め て 3 年 く ら い たっ た
ときに、これはもうだめかなと思っ
た時期がありましたが、団員のチー
ムワークと彼らの意欲で、何とかこ
こ まで 来 るこ と がで き ま し た ﹂ と、
近 年、 消 防 団 員 の 減 少 が 問 題 に
な っ て き て い ま す。 広 く 消 防 団 を
には週2回、午後7時から約2時間
博副団長。週に1回、大事な公演前
かみしめるように語るのは、福岡國
知ってもらうことと、消防団の活性
ぞれ職業があり、仕事が終わってか
の練習をこなします。団員にはそれ
は平成9年に始まりました。
化を目的に、海峡まとい太鼓の活動
魅力ある消防団を目指して
メンバーに敬意を表したい
員約 人により、毎年1月に行われ
る消防出初め式や、6月の防災フェ
回の公演があり、韓国の釜山や中
アなどで披露されます。年に 回∼
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毎年目線を変えて創作しているという海峡まとい
太鼓。写真は1月の消防出初め式での公演。
練習を見守る植田喜好団長。「市民の方に、太鼓
で消防団の魅力を知っていただきたいですね」。
団員の背中にあしらわれたまといの印。海峡まと
い太鼓団員の証し。火消し衆の心意気。
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国の上海でも披露して、国際交流に
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住人8色
卒業式で
時折演奏を止め、お互いに指摘。真剣な練習の中でも、失
敗して、思わず笑みがこぼれる場合もあるとか。
るには、大変な苦労がありました。
らの練習を8年余りも積み重ねてく
た 太 鼓 が 並 び、 中 に は 団 員 自 ら が
演奏が響きわたります。使い込まれ
作った太鼓の台や楽器も見られます。
今「 回 の 受 賞 で 消 防 団 の 活 性 化 に
つながったのではないかと思います。 練習中、時折手を休めてはお互い
に指摘し合い、郷土芸能創作家、鼓
を傾けます。鼓間さんは海峡まとい
間清風さんの助言に真剣な表情で耳
長い間活動を続けてきたメンバーに、
敬 意 を 表 し た い で す ね と」 笑 顔 を 見
年で形にして、100年後に残せ
に 当 た っ て き ま し た。 海「 峡 ま と い
太鼓は、まだまだ完成していません。
太鼓発足以来、ボランティアで指導
せてくれました。
100年後に残せるものに
海峡まとい太鼓の練習場所は、消
防 訓 練 セ ン タ ー︵ 秋 根 西 町 一 丁 目 ︶
「県民の皆さんの安全と安心を守れ
るような公務員になりたい」(髙橋
直大さん)
「多くの方々、友人に支えられて素
晴らしい4年間でした」
(中村匠吾
さん)
「台湾で外資企業に勤め、日本で学
んだことを生かして真の国際人にな
りたいです」
(林 芳さん)
る も の に し て い き ま す と」 鼓 間 さ ん
は力強く語ってくれました。
「美容業界に就職しました。東京の
サロンなのでやりがいもあり、とて
も楽しみです。
頑張ってきます。
行っ
てきま∼す」
(前村加奈子さん)
内の講堂です。室内には迫力満点の
「大学で学んだ事を生かし、広く社
会で活躍していきたいです」(石津
和美さん)
編集後記
日、
■小学校のとき、よく鯨肉を食
べたような記憶がありますが、最
近、なかなか食べる機 会 があり
ません。サミット当日は、いろい
ろな出 店 があるようなので行っ
てみようと思っています。
︵や︶
■歴史の宝庫、関門海峡。5月
3・4日のしものせき海峡まつ
りは、今年の義経ブームで盛り
上がること間違いなし。源平船
はっそう
合戦を眺めつつ、義経八艘飛び
に思いをはせてはいかが?
︵の︶
■海峡まとい太鼓、迫力満点で
す。活動が始まった8年前、団
員のほとんどが太鼓に関して素
人 だ っ た そ う で す。 4 月
土井ヶ浜弥生まつりで公演があ
ります。皆さんもぜひ。
︵い︶
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「大学院に進んで、あと2年間勉強
します。
楽しみです」
(高野裕樹さん)
「太鼓を打つのではなく、空間を打つ」。鼓間さんの熱心な
指導に、真剣な表情で耳を傾ける団員。
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「社会人としての自覚を持ち、下関
の発展の力になりたいです」(河村
憲一郎さん)
「大学で学んだことを生かし、自立
した社会人を目指したいと思いま
す」
(赤松由紀恵さん)
ジャンガラは難しく、太鼓を上手にたたける人にしか使え
ないとのこと。