C L O S E U P ダイバシティの推進 お客さま、お取引先とともに グローバルに事業を展開する企業として、 多様な従業員が能力を最大限に発揮できる 企業風土の醸成に取り組んでいます。 「企業ビジョン」に掲げている 意識改革の 促進 時代に先駆けた新たな価値の創造 の キャリアデザインの 支援 実現のためには、 グローバルな視点でビジネス環境の変化に 迅速かつ柔軟に対応していくことが不可欠です。 日立化成グループは、従業員一人ひとりの多様な価値観を認め、 ダイバシティに関する 国内外の動向の把握 ダイバシティの 定着に向けた取り組み ワークライフ バランスへの配慮 さらにその違いを活かし、相乗効果を生む 仕事と家庭の両立 支援制度の拡充 従業員とともに 社内コミュニケーション の促進 多文化組織を目指しています。 従業員一人ひとりの意識改革を目指して 実践の 現場から ダイバシティへの正しい理解を促す講演会を開催 ダイバシティの浸透を図ることを 目的に、2008年2月、NPO法人J-Win (ジャパン・ウィメンズ・イノベイティ 資材部 企画グループ ブ・ネットワーク)理事長の内永ゆか 新田 あゆみ 子氏を迎え、 「経営戦略とダイバシ 社で開催しました。 内永氏の「組織活性化の鍵はダイ 2000年、2004年と2度の出産を経 バシティ」 との指摘や、執行役社長の て現職に復帰。同時に病気を持つ 「ダイバシティはグローバル経営そ のものであり、積極的に推進する」 と 講演会は各事業所へネット中継されて300名を超 える従業員が聴講した いう発言を受け、従業員からは、 「ダ イバシティの重要性について理解が 深まった」 といった感想が寄せられま した。今後も講演会の開催など、 ダイ バシティの定着に向けた従業員の啓 発活動を進めていきます。 社会のなかで 2度の育児休職を経て、 自分なりのキャリア を 追求しています。 ティ」 と題した講演会を日立化成の本 子供の親として介護とも向き合う、 心身ともに忙しい日々です。 育児休職制度があるとは聞いて 育児休職取得者数 (名) 20 15 いたものの周りに取得した先輩は 21 16 16 勇気が必要でした。その当時から 9 10 今に至るまで、一番恵まれていた 5 0 おらず、一歩踏み出すにはやはり のは上司や周りの方々の励ましや 2004 2005 2006 2007 (年度) 協力でした。妊娠障害という診断 地球環境のために 結果、両立や介護に対する不安、ど NPO法人J-Winに参画しています。 うしたら良いかわからない時、常に 日立化成は、2007年に発足したNPO法人J-Winに 真摯に耳を傾け、話を聞き、関係 第1期メンバーとして参画し、他の88社とともに活 部門との調整に走ってくれる上司の 動を行っています。NPO法人J-Winは、 メンバー相 姿がありました。決して楽とは言え 互の業種を超えた交流や各社での取り組み事例 ない毎日ですが、尊敬する周りの の紹介、ネットワークの構築、勉強会などを通じ 方々への感謝の思いが、今の私の て、企業の「経営戦略」 としてのダイバシティマネ ジメントの促進と定着を支援しています。 原動力です。 J-Winのメンバー 日立化成グループ 社会的責任報告書 2008 25
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