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充実したものでした。
憲法と政治について、
より深く考える場になっ
たと思います。
(執)高橋禎雄さん
これって犯罪じゃないの?
記念講演「相談から見る若者の
実態と求められる活動」を聞いて
「なんでこんな理不
尽なことが大手を振っ
て社会でまかり通って
いるの?」「ここまで
自分勝手な人間を作っ
てしまう社会って何な
んだ!」
NPO法人POSS
E代表の今野晴貴さん
の講演を聞いて怒り心
頭なんてものじゃない!
若者たちのあまりにも
ひどい働かせられ方に
胸が締め付けられた。
選別型とは、必要以
上に採用して能力があ
2016年国民春闘討論集会
る人、身体を壊さない
人を残し、あとは辞め
させる。そのための弁
護士や社会保険労務士
たちを集めた「労働者
を辞めさせるための専
門部署」があるらしい。
使い捨て型とは、低
賃金で長時間働かせ、
使い物にならなくなっ
たらいじめて辞めさせ
る。無理難題を押し付
けて居づらくさせて辞
めさせただけでもとん
でもないのに、いじめ
てうつ病にさせたり、
最悪の場合は自殺に追
い込んだり、人の命を
なんだと思っているの
だろうか?これって犯
罪にならないの?社員
を辞めさせるためには
という労務管理の本も
売られているという。
こんなにひどい実態
なのに、労基署ができ
る介入は限定的らしい。
やはり、労働組合を結
成して労働協約による
職場改善以外に方法が
ないとのこと。労働組
合の存在意義を改めて
感じている。(M・T)
女川フィールドセンター
11
4
震災の説明を受ける参加者
介類の遺伝子分析など
先進的な研究を続け、
科学に基づく漁場環境
の復興の提言をおこなっ
ており、すごいと思い
ました。
mの津波で壊滅的
被害を受けた施設の写
真を命がけで撮影し、
逐一大学に報告し、科
学誌サイエンスにも載
り、世界に知らせまし
た。昨年5月に5階建
ての新しい研究施設に
生まれ変わらせた教職
員の方々の努力に頭が
下がりました。
地震の後すぐに実習
船を沖に出して助けた
船長さんにもお会いし、
話を聞くことができま
した。また、語り部か
ら女川町は早くから町
民の話し合いで防潮堤
を作らず、かさ上げで
町づくりを進めている
話を聞くことができま
した。
(退)赤間和子さん
生まれ変わった研究施設
退職者の会秋の日帰
り旅行は、
月 日
(水)ー女川フィール
ドセンター見学と語り
部ーを 名の参加で行
いました。
東日本大震災による
津波で甚大な被害を受
けたフィールドセンター
の見学を!という会員
の声を受け、農学研究
所に申し込みを行い、
池田准教授の説明を受
けました。
津波前後の沿岸生物
の生態系がどう変わっ
たか、そのプロセスを
研究していること、魚
20
第9回憲法学習会
ては、有事法制の拡張、
周辺事態法の改正、国
際支援法の新設等につ
いて具体的な説明がさ
れました。
続いて今年5月から
9月に至るまでの安保
法制の国会審議と反対
運動の展開について整
理されました。第二部
は今後想定される動き
についてのお話しで、
「明文改憲」について
最初の改正発議につい
て自民党の改憲草案を
もとに見通しについて
述べられ、環境権や緊
急事態条項について触
れられました。質疑も
和やかな雰囲気の中で
活発に行われました。
会場の案内表示等を
はじめとして極めて配
慮の行き届いたもので、
目まぐるしい情勢にあっ
ても参加者の発言も時
に笑いを挟みながらも
和気あいあい憲法カフェ
10/28
憲法カフェを星陵地
区の病院書記局で行い
ました。
憲法カフェの趣旨は
堅苦しい雰囲気ではな
く、ご飯を食べながら
素朴な疑問でも何でも
話してみましょう、と
いうことで企画したも
のです。
講師は松浦健太郎弁
護士(庄司法律事務所・
石巻市)で、「憲法と
政治❘最近の動向と 問題
点」としてお話しいた
だきました。
主要な点は次の通り
です。
第一部は安保関連法
案の成立(提出の経緯・
法案提出の背景事情)、
具体的には、安倍政権
による国際情勢の変化
の強調、米国の戦略と
中国の脅威について説
明されました。安保法
制の概要と問題点とし
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第253号
東北大職組新聞コア
2016年1月12日
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