(Lumentum 社)へ資本出資

2015 年5月 13 日(1/2)
米国 JDSU 社の分割会社(Lumentum 社)へ資本出資
-レーザ事業の拡大に向け、強固な関係構築へ-
株式会社アマダホールディングス(神奈川県伊勢原市:社長 磯部 任)は、2008 年よりレーザ発振
器の共同開発・供給パートナーとして提携関係にある光通信メーカーJDS Uniphase 社(米国:社長 ト
ーマス.H.ワクター)
( 以下、JDSU 社)が、2014 年度6月 28 日決算時点で売上高の約 46%を占め
る光通信および商業レーザ関連事業を担う分野を分離し、
新規設立する会社 Lumentum Holdings 社
(米
国:社長 アラン・ロウ)
(以下、ルメンタム社)の子会社に対し、40 百万米ドルを上限として出資い
たします。
今回の出資目的は、レーザ事業においてファイバーレーザと昨年発表した次世代のダイレクト・ダイ
オード・レーザ(以下、DDL)発振器の共同開発・供給パートナーである JDSU 社との関係をより強
化することにあります。
今後、レーザマシンの主流は CO2 レーザからファイバーレーザと DDL へと急速に移行していくこと
が予想され、この進歩と多様化が著しいレーザ関連技術の開発と、市場競争力のある商品化に迅速に対
応していくための提携強化となります。
JDSU 社は米国 NASDAQ に上場しており、光セキュリティー・作動製品事業、ネットワーク・サー
ビス事業、光通信・商業レーザ事業を展開し、当社のファイバーレーザや DDL の励起源となっている
高出力のレーザダイオードの技術力を有しています。
そして昨年 9 月に、JDSU 社は既存事業を Viavi Solutions 社(以下、ビアビ社)とルメンタム社の
大きく2社に分割し、新設するルメンタム社も米国 NASDAQ へ上場する企業再編の実施を発表しまし
た。ビアビ社は光セキュリティー・作動製品事業、ネットワーク・サービス事業を展開し、ルメンタム
社は光通信・商業レーザ事業を展開します。これに併せ当社は、ルメンタム社の子会社への優先株取得
による出資を実施し、ルメンタム社との関係をより強固なものとするとともに、レーザ事業の強化をは
かってまいります。
【当社と JDSU 社との共同開発】
2008 年 ファイバーレーザ発振器の共同開発を開始。
2010 年 マシンメーカーとしては世界で初めてのファイバーレーザ発振器(AJ-2000)の商品化に
成功し EuroBLECH2010 で発表。
2011 年 ファイバーレーザマシン「FOL-3015AJ」の販売を開始。
2013 年 独自のビーム可変ユニットを搭載した発振器(ENSIS-2000)を共同開発。
出力2kW で薄板から厚板までの切断を可能にした「ENSIS-3015」を FABTECH2013
で発表。
2015 年5月 13 日(2/2)
2014 年 マシンメーカーとしては世界で初めてDDL での切断加工を可能にした新レーザテクノロ
ジー「ExC(エグザック)
」を共同開発。EuroBLECH2014 で発表。
1.出資の目的
・ルメンタム社からのレーザ開発と供給への関係強化
・レーザ関連技術の開発、商品化の探求
・市場競争力のあるコストの追求
2.出資の内容
・上限 40 百万米ドル
3.ルメンタム社の概要(JDSU 社からの分割時期は 2015 年の第 3 四半期で、NASDAQ へ上場
予定)
・会社名:Lumentum(ルメンタム社)
・所在地:カリフォルニア州ミルピタス
・代表者:アラン・ロウ
・事業内容:①光通信・データセンター事業
②商業レーザ事業
・従業員:約 1,500 名
4.今後の予定
・2015 年の第 3 四半期に予定されるルメンタム社分割時に出資実行予定
当社では、常に最新のレーザテクノロジーの研究を重ね、マシンの開発と同時に自社製発振器の開発
を行うことで、金属加工にもっとも適したレーザ加工技術の開発を実現し、お客さまに必要とされる最
適なソリューションをご提案してまいります。
以上
株式会社アマダホールディングス
広報部
〒259-1196 神奈川県伊勢原市石田 200
TEL:0463-96-3105 FAX:0463-96-3135
URL: http://www.amadaholdings.co.jp