2014 年 10 月 22 日(1/2) 世界初!(※1) ダイレクト・ダイオード・レーザで切断加工を実現 - アマダ、EuroBLECH 2014 で新レーザテクノロジーを公開 - 株式会社アマダ(神奈川県伊勢原市:社長 岡本 満夫)は、10 月 21 日(火)から 25 日(土)ま で、ドイツ ハノーバー市で開催される「EuroBLECH2014」において、ダイレクト・ダイオード・レ ーザ(以下、DDL)で板金切断を実現した、新レーザテクノロジー「 新レーザテクノロジー「ExC 」を技術発表 新レーザテクノロジー「ExC(エグザック) ExC(エグザック) 」 いたします。会場では「 「ExC Oscillator (2kW 発振器) 」を搭載したマシンによる実演加工を行いま 」 す。 (※「ExC」とは、次世代のレーザ技術としてアマダが世界で初めて可能にした新しいレーザ切断 アマダが世界で初めて可能にした新しいレーザ切断 技術の総称です。 ) 技術の総称 これまでの DDL は励起源のダイオードを直接レーザ加工で用いるため、小型で発振効率が高く、溶 接や焼き入れ加工等で使用されてきましたが、高出力では光の品質が悪く、集光性に乏しいことから切 断加工を行うことはできませんでした。 これを板金加工を知り尽くしたアマダが、アメリカの JDSU 社(※2)とのコラボレーションにより、 従来の DDL 技術を独自の視点で見直し、切断加工が十分に可能なレベルの発振器(出力 2kW)として の開発に成功いたしました。 特長としては、エネルギー効率の向上により発振効率 40%を実現し、加工機メーカーとして世界で初 めての DDL 切断を可能にしたこと。また、発振器本体の構造および発振器からマシン本体への伝送に ファイバーケーブルを採用したことなどにより光学系部品が少なくなり、従来のような交換作業などの 保守が軽減されます。 さらにコストパフォーマンスに優れると同時に小型化した発振器は、従来に比べ約 60%の省スペース という、まさにエコを実現した発振器となっています。この「ExC」の開発によりアマダのレーザマシ アマダのレーザマシ ンは、ファイバーレーザ、CO ンは、ファイバーレーザ、CO2 レーザ、DDL レーザ、DDL( DDL(ExC)と ExC)とラインナップが揃い、お客さまの加工条件や )とラインナップが揃い、お客さまの加工条件や 用途に合わせた選択肢から選ぶことが可能になります。 用途に合わせた選択肢から選ぶことが可能 近年、ファイバーレーザ、CO2 レーザに限らず、レーザ関連技術の進歩と多様化は著しく、次世代技 術の開発競争は業種・業態を越えて参画する企業が相次ぎ、グローバル競争が激しさを増しています。 また世界各国の電力価格高騰を踏まえ、生産財などの設備においてもランニングコストや電力などは 必須項目となっています。アマダでは、常に最新のレーザテクノロジーの研究を重ね、マシンの開発と 同時に自社製発振器の開発を行うことで、板金加工にもっとも適したレーザ加工技術の開発を実現し、 お客さまに必要とされる最適なソリューションをご提案してまいります。さらに、今後は DDL(ExC)、 ファイバーレーザともに発振器単独の外販についても検討してまいります。 2014 年 10 月 22 日(2/2) 【ExC の特長】 ※数字はいずれも当社の CO2 レーザとの比較です。 1.小さなパワー(高効率) ・アマダ独自の技術により、エネルギー効率を向上。発振効率 40%を実現。 2.高い切断能力 ・軟鋼板 板厚 1.0mm の切断で、切断速度 30%アップ。 ・アルミ 板厚 1.0mm の切断で、切断速度 75%アップ。 3.低コストパフォーマンス ・発振器本体の構造および発振器からマシンへの伝送にファイバーケーブルを採用したこと などにより光学系部品が減少したため、従来のような保守が軽減され、コスト削減。 ・加工時の電気代は、約 50%削減。 ・待機時電力は、約 80%削減。 4.十分な切断能力 ・面粗度は、同一条件軟鋼板(板厚 1.0mm)において ExC ・・・ 0.15μm CO2 ・・・ 1.152μm 5.省スペース ・発振器の小型化により、機電一体型を実現(質量は 1/2 以下) 。 ExC ・・・ 1000×600×930mm CO2 ・・・ 2000×750×1100mm ※発振器体積として 60%削減。 ※1 この場合、マシンメーカーとして世界で初めて DDL の切断加工を可能にした発振器を開発 したことを指します。 ※2 JDSU 社 = ジェイディーエスユニフェーズ株式会社 1999 年に米国で設立され、サンノゼにラボを持つ、光通信部品および計測器、ディスプレイ、 OA 機器、光学薄膜の多層コーティング部品、光学コンポーネント、高出力半導体レーザ、 産業用レーザ機器の製造販売会社。 以上 このニュースリリースに掲載されている情報は発表時の情報であり、予告なしに変更される場合がありますので、 あらかじめご了承ください。 株式会社アマダ コーポレート・コミュニケーション部門 広報室 〒259-1196 神奈川県伊勢原市石田 200 TEL:0463-96-3105 FAX:0463-96-3407 URL: http://www.amada.co.jp
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