<報道関係資料> 平成 27 年 4 月 23 日 一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター VICSの新サービス「VICS WIDE」(ビックス ワイド) 新たな道路交通情報と気象・災害情報を FM 多重放送で提供 平成27年4月23日よりサービスを開始 一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター(理事長:倉内憲孝/略称:VICSセンター/ 東京都中央区)では、これまで渋滞や交通規制などの道路交通情報を、FM多重放送を通して送信し、 カーナビゲーションなどの車載機に様々なリアルタイム情報を提供して参りました。 平成 7 年に財団設立以来、今年で 20 周年を迎え、この度、関係官庁及び諸団体のご協力により、 FM多重放送の伝送容量を現行の約 2 倍に拡大、よりユーザーニーズにマッチした新たな情報サービ スの提供が可能となりました。 このVICSの新たな道路交通情報サービス「VICS WIDE」(ビックス ワイド)は、4月23日より 情報の提供を開始いたします。 今回、新しく追加されたサービスでは、日常生活において、利用度の高い一般道の交差点間等のリ ンク旅行時間 (※1)や、プローブ情報 (※2) を活用した道路交通情報を提供することで目的地までの 所要時間の把握やより最適なルート選択が可能となります。また、ドライバーに緊急情報(特別警報) や運転に支障をきたす豪雨エリア情報を提供することにより安全運転を支援します。 「VICS WIDE」の新しいサービスは以下の通りです。 ①一般道のリンク旅行時間の提供 ②プローブ情報を活用した渋滞・旅行時間情報の提供 ③緊急情報(特別警報)の提供 ④気象・災害情報の提供 この新サービス「VICS WIDE」の詳細は、VICS公式ホームページをご覧ください。 VICS公式ホームページ http://vics.or.jp/ なお、「VICS WIDE」に対応する車載機は、各メーカーより今後発売される予定です。 サービスに関する一般からのお問合せ先 TEL:0570-00-8831(運用管理室) 受付時間:9:30~17:45(土日祝日を除く) ※1リンク旅行時間:道路の交差点間などの一定区間の通過に要する時間 ※2プローブ情報:走行している車から直接収集される【位置】と【時刻】のデータ(走行履歴) 当報道資料配布先 警察庁記者クラブ、総務省記者クラブ、国土交通記者会、国土交通省交通運輸記者会、 経済産業省記者会、自動車産業記者会、情報通信記者会 □この件に関する報道関係からのお問合せは下記までお願いいたします 一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター 03-3562-1720 担当:尾本、兼先、大河内 新しいVICS情報サービス「VICS WIDE」の実現にあたり、FM 多重放送の伝送容量を現行の最大 50KB から最大 100KB の約 2 倍程度に拡大しました。新サービスを利用するには、「VICS WIDE」 対応車載機が必要です ■一般道リンク旅行時間情報の提供 「VICS WIDE」では、一般道のリンク旅行時間の提供が可能となりました。これにより車載機では A地点からB地点に移動する複数のルートの各々に要するリンク旅行時間が分かるようになり、 より精度の高い渋滞回避ルートガイダンスが可能となります。なお、ルートガイダンスは各カーナビの 仕様により異なる場合があります。 ■プローブ情報を活用した渋滞情報・旅行時間情報の提供 現行では車両感知器が未設置の区間は、交通状況の把握が出来ませんでしたが、新サービスでは、 プローブ情報を活用した走行速度等の推定から車両感知器の存在しない区間でも交通状況の把握 と交通情報の提供が可能となり、より精度の高いルート案内が可能となります。プローブ情報は、 車両の走行軌跡情報から直進・右折・左折の交差点流出方向別のリンク旅行時間が、提供可能と なり、刻々と変化する交通状況の中での最適なルート選択が図れます(ルート選択は各カーナビの仕 様により異なる場合があります)。本サービスは東京地区より開始します。 分岐方向別に旅行時間情報の提供が可能 分岐方向に関わらず一律の旅行時間情報を提供 ■緊急情報(特別警報)の提供 現行では大津波の特別警報をポップアップで、気象の特別警報は文字情報で提供しています。今回 の新サービス「VICS WIDE」では、これまでの気象、津波情報に火山噴火を加えた全ての特別警報 (地震を除く)をポップアップで提供いたします。 *本情報は気象庁から提供を受けて作成しています。 ポップアップで表示された緊急警報の例 -2- ■気象・災害情報の提供 近年、我が国では都市部を中心にゲリラ豪雨と呼ばれる局地的大雨にみまわれ、道路冠水も発生し ております。そこで、新たなコンテンツである気象災害情報の第一弾として、ドライバーの前方視認性 が低下する降雨強度とされる 50 ㎜/h 以上の大雨が発生しているエリア(250m四方メッシュ単位)を情 報提供します。対応車載機はナビ画面上に該当降雨エリアを多角形表示します。本サービスにより、 ドライバーが直観的に地図画面上で降雨エリアを把握できることで、大雨に伴う混雑路線の回避など 安全性向上につながります。 *本情報は、国土交通省から数値データの提供を受けて作成しています。 50mm/h 以上の雨量情報を地図上に 多角形で表示 (国土地理院の数値地図 25000 -3- 地図画像 東京を使用) <参考資料> 一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター概要 (英文名:Vehicle Information and Communication System Center) (略 称:VICS センター) 東京都中央区京橋 2-5-7 日土地ビル8階 TEL03-3562-1720 FAX03-3562-1719 ■「VICS WIDE」新ロゴ 現在の VICS ロゴデザインの 3 つのハートは、1.生きた情報、2.ゆとりある心、3.人と車の安全 を表現し、「ゆとりある快適で安全なドライビング」を願うものとしてデザインされました。 新サービス「VICS WIDE」のネーミングの選定にあたっては、以下の3点を考慮し、将来的に安全で ゆとりある交通社会の実現に向けて発展していくという思いを込めました。 ①FM多重放送による情報提供量が、50KBから最大 100KB程度に倍増 ②プローブや特別警報等による新たな情報の提供 ③拡張性 「VICS WIDE」のロゴは、現在の VICS ロゴのイメージを継承して、「WIDE」を流線型の枠で囲むデザイ ンとしました。 -4-
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