中長期目標への取組み方針 ~Task321達成に向けて~ 2015年5月13日 アマダグループの中長期目標“Task321” ~目指すべき水準 70周年を迎えるにあたり、次の10年その先を見据えた改革への取組み 成長戦略の推進 ・市場競争力の強化 ・コアビジネスでの差別化 ・新規ビジネスの拡大 強固な収益体質の構築 売上高 30% 増加 Task 321 経常利益率 ・事業プロフィットの追求 ・収益モデルの再構築 20% 資本の効率化 ROE ・最適な資本構成 ・資産回転率の向上 10% 2 ”Task321” 達成に向けた3つの成長分野 ①海外ビジネス 【連結売上高】 直近ピーク 2,842億円 2,865億円 過去最高 ③アフタービジネス 【レーザ・アフタービジネス売上高】 新規事業 日本 40% アフタービジネス 35%増加 レーザビジネス 50%増加 直近ピーク 908億 (45%) (48%) 847億 754億 1,015 1,003 484 30%増 1,299 1,355 (35%) ②レーザビジネス 35% 海外 55% 550 (17%) (19%) FY2007 FY2007 FY2014 FY2014 551億 増加 (36%) 海外 52% 欧米 海外 60% アジア他 中長期目標 中長期計画 FY2007 FY2007 FY2007 FY2014 FY2014 FY2014 中長期目標 FY2017 FY2017 3 成長分野①海外ビジネス 最先端技術・自動化・エコロジーによる海外市場での差別化戦略 適地適産による徹底したグローバルQCDの実現 北米 FY2012~2014 までの取組み •ブレア工場 •ロサンゼルスTC* *Technical Center •AJ発振器生産体制 •周辺装置生産拡大 •トロント本社移転 Task321へ向けて •トロントTC の取組み 欧州 中国 アジア他 •AAT(開発会社) •ランツフートTC •UK TCリニューアル •ポーランド現法 •スイス、デンマーク、 ノルウェー代理店買収 •上海工場 •中国統括会社 •上海TC • • • • •上海工場の生産拡 •タイTC 大とコストダウン •タイ拠点集約 •マーケティング組織 •インドネシア現法 •ファイナンスビジネス拡大 フランス工場拡大 レーザTC(ドイツ) ロボットTC(イタリア) SCM体制 レーザ商品・自動化提案による市場 シェアの拡大 •サンパウロTC •マレーシアTCリニューアル •インドTC 市場開拓による拡大とボリューム ゾーンの取込み 4 成長分野②レーザビジネス (1/3) グループのテクノロジーを駆使したレーザNo1メーカーへの挑戦 レーザソリューションによる事業領域の拡大 Oscillator Cutting ・変種変量生産にフレキシブルに対応 ・ファイバーやCO2など多彩な商品 ラインナップによるソリューションの提案 ・高出力化による加工領域拡大 板金市場向け ソリューション Combination ・パンチングやベンディングノウハウを 融合した究極の工程統合 ・オートメーション化による収益性向上提案 ・自社製ファイバー、DDL発振器により レーザテクノロジーをイノベーション ・エコロジー&ランニングコストの低減 Laser Solution 自動車・エレクトロニクス 市場向けソリューション Welding & Marking ・異種金属、高反射材の溶接による 加工領域の拡大 ・微細溶接、マーキングによる新規市場開拓 5 成長分野②レーザビジネス (2/3) 新商品投入による差別化とM&Aによる技術力の強化・コストの低減 Photonix2015でDDLデモを実施 50%増加 Welding & Marking •次世代レーザDDLの早期商品投入 754億円 405億円 Welding & Marking Fiber Fiber CO2 FY2011 Fiber & DDL •現地生産化によるコスト・納期改善 戦略的な提携の実施 •JDSUとの資本提携によるパートナーシップ 強化(コスト戦略、開発強化) •垂直統合によるコスト低減 CO2 CO2 FY2014 海外市場でのシェア拡大 •環境性能の高いファイバーレーザでの 差別化戦略 新たなビジネスモデル •発振器外販ビジネスモデルの構築 中長期目標 6 成長分野②レーザビジネス (3/3) JDSUとの資本提携・パートナーシップ強化によるレーザNo.1メーカーへの挑戦 会社分割 資本出資 Lumentum JDS Uniphase Corporation 設立:1999年 本社:CA(U.S.A) 米国NASDAQ上場 事業内容 ①光セキュリティ・作動製品事業 ②ネットワーク・サービス事業 ③光通信事業・商業レーザ事業 ③光通信事業・商業レーザ事業 【JDSUとの共同開発】 2008年 ファイバーレーザ発振器の共同開発 2010年 ファイバーレーザ発振器を商品化 (マシンメーカーとしては世界初) 2013年 ビーム可変ユニットを搭載した発振器 の共同開発し商品化。 2014年 DDLでの切断加工を可能に した新レーザテクノロジーを共同開発。 出資比率:上限$40M 出資目的 ①レーザ開発と供給の関係強化 ②開発・商品化の探求 ③市場競争力のあるコスト追求 Viavi Solutions ①光セキュリティ・作動製品事業 ②ネットワーク・サービス事業 7 成長分野③アフタービジネス 付加価値のあるアフタービジネスへの転換(加工技術・ソフトウェア・金型・ブレード) V-FACTORYによるアマダ版スマートファクトリーの提唱 レーザサービスビジネスの構築 •加工技術による新たなサービスビジネス構築 •ADSSによるリモートメンテナンス •AJ発振器メンテナンス契約の拡大 CS向上 スマートファクトリー 稼働保障 インダストリー4.0対応 V-FACTORYによるモノづくり改革 •経営の見える化(生産・加工コスト・納期) •他社機対応による工場丸ごと提案 •IoT:得意先/仕入先/分工場と繋がるIT化 海外アフタービジネスの拡大 •リモートメンテナンスによるサービス効率の向上 •各地域パーツセンターからの即納体制構築 •消耗品供給体制の強化 •代理店網活用によるブレード拡販 8 成長を支える投資戦略 これまでの投資効果の発揮と長期的視点での継続的な投資の実施 FY2012~FY2014 生産体制 コスト改革 設備投資(310億円) •グローバル生産体制の構築 •新興国市場インフラ整備 営業体 制 M&A投資(120億円) 商品力 R&D投資(250億円) •新規市場開拓 •レーザ商品強化 •自動化・ソフト・制御 •ファイバーレーザ商品化 管理体 制 •持株会社制移行 •旋盤事業譲渡 FY2015 Task321 設備投資(300~400億円) •消耗品供給体制の強化 •土岐工場(レーザ、ベンディング生産) •富士宮工場他設備更新 M&A投資(400億円) •レーザ関連 •海外シェア拡大(商品、市場) •コストダウン(垂直統合) R&D投資(売上高比3~4%) DDL商品化、ロボット、最先端技術 ICT投資(IFRS対応、SCM体制) BCP投資 (150億円) 9 取組むべき課題①:バランスシートの改革 余剰な資産を圧縮し、強固でスリムなバランスシートへの変革を図る 総資産:5,735億円 流動資産 棚卸資産 901億円 売掛債権 1,479億円 バランスシートの分析と具体策 棚卸資産の回転月数低減(SCM体制構築) 負債 有利子負 387億円 純資産 4,264億円 回転月数:3.9ヶ月⇒3.5ヶ月 売掛債権の回転月数低減 販売金融債権と一般債権の分離 ① 販売金融債権:調達構造の見直し ② 一般債権:回転月数2.6ヶ月程度を維持 不動産CRE*戦略 固定資産 不動産資産 1,123億円 賃貸資産・遊休資産の有効活用 負債の圧縮(CMS*導入拡大) 子会社の資金管理一元化 CRE*…Corporate Real Estate CMS*…Cash Management System 10 取組むべき課題②:資本施策の基本方針 今期まで100%の総還元性向を継続 来期以降は50%の配当性向維持し、機動的な自己株取得を実施 FY2014実績 FY2015予想 FY2016以降 純利益 184億円 230億円 配当金 (配当性向 %) 26円 (53%) 32円 (52%) 50% 自己株式取得 100億円 100億円 機動的に実施 総還元性向(%) 107% 96% 50%以上 ROE(%) 4.4% 5.4% 7%以上 11 取組むべき課題③:ガバナンス体制の強化 持株会社体制下での積極的なコーポレートガバナンス・コードへの取組み アマダホールディングス 経営と執行の分離⇒役割と責任の明確化 アマダ エンジニアリング 板金機械の 開発・製造 アマダ 板金機械 の販売 アマダ テクニカルサービス 板金機械の サービス 切削事業 アマダ マシンツール プレス事業 工作機械事業 アマダ ミヤチ 溶接事業 CGコードの基本原則 CGコード活用によるガバナンス体制の強化 グループ戦略・経営管理 等 株主の権利 取組み方針 政策保有株式の削減 招集通知 ステークホルダーとの協働 発送早期化 WEB化 英文化推進 女性活躍の促進 社会・環境問題重視 情報開示と透明性 社外取締役3名体制 取締役会等の責務 役員指名・報酬基準の 開示 IR体制の整備 株主との対話 IR活動の充実 12 本資料、プレゼンテーション及び質疑応答の際の回答には、将来の業績見通しや戦略が含まれ、 これらは現在入手可能な情報から得られた当社経営者の判断に基づいております。 これらの将来的予測に基づく記載や発言は将来の実績を保証するものではなく、実際の結果が 製品に対する需要変動、為替変動、金利変動などの様々な要素により、業績見通しとは異なり うることをご承知おき下さい。 13
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