いのちをつたえる - DAYS JAPAN

フォトジャーナリスト
14 - 31
2015/5/
広河隆一 写真展
TUR
SUN
12:00〜19:00 火曜休
キッド・アイラック・アート・ホール
いのちをつたえる
ht tp://w w w.kidaila c k .co.jp
京 王 線・井 の 頭 線 「明 大 前」 駅 徒 歩 2 分
( 明 大 前 通り、甲 州 街 道 近く)
人 間はあらゆることに清くあることはできないと思う。
無料
しかし、これだけは許せないと感じたとき、そこでシャッターを切り始めたい。
人 間が本 当に守らなければならないものが分かれば、
主催:広河隆 一事務所、DAY S JA PA N
権力と闘っても、体を張ってでも伝える気概が自然と生まれるものだ。
後 援:キッド・
アイラック・
アート・ホール
人間の戦争、その犠牲者たち
パレスチナ
イラク
加 害 者 は 必 ず 被 害 を 隠 す。
Photo
本 当に救 援 が 必 要 なのは 、
救 援 も 報 道 も 入 らないところ だということは 言 う までもない。
第1部 少女は学校に行っている時に爆撃に遭い、他人の体の一部が落ちて来て、
そのショックで口がきけなくなった。ガザ地区・パレスチナ。2009年
● 1 9 4 8 年、イスラエルが 建 国され、7 0 万 人以上のパレスチナ人 が 難 民となった。彼らは土 地を追われ、今も迫 害され続けている。
「加害国」に不利な情報は慎重に排除された。戦火の大地では一般市民が犠牲になった。日本もこの戦争に「加担」
した。
● イラク戦争では、
アフガン
● 米国の言う「テロとの戦争」は「対テロ戦争」というテロを生んだ。アフガンに飛んだ行った爆撃機の燃料には日本の税金が使われた。
第3部 戦争の遺品、命の証明
Exhibition
1 9 8 2 年 、ベイル ートの パレスチ
ナ難 民キャンプで 虐 殺 事 件 が 起
きた。多くの子どもたちも、見せし
イスラエ ル 兵 の 監
視をくぐり、自分 の
めのように殺された。広河が伝え
家 の 跡 から衣 類 な
た事 件の写 真と、人々の遺 品、砲
どを 運 び 出 す パレ
弾の欠片などを展示。
ス チ ナ の 子ども た
ち。ジェニン難民キ
ャンプ・西 岸 地 区 。
( 上 )1 9 8 4 年 に 世 界 最 大 の 米 戦 艦 ニュージャー
ジーからレバノンに打ち込まれた砲弾の破片。 (左 下)難 民 キャンプで 見 つ けたロケット弾 の 破
片。
(右下)パレスチナ難民が追われた家の破片。
2002年
第2部 「隠される世界」チェルノブイリ〜福島
Photo
1 9 8 6 年 の チェルノブイリ原 発 事 故 後 、汚 染 の 状 況 は
人々にきちんと伝えられなかった。広河は事故後50回を
超えて現地を訪れ、取材と被害を受けた数百の子どもた
ちの救援活動を続ける。そこで出会った子どもたち。
広河隆一
R y u i c h i H I R O K A WA , p h o t o j o u r n a l i s t
フォトジャーナリスト、映 画 監 督、作 家。1 9 6 7 年の大 学 卒 業 後、イスラエルへ渡
る。その 直 後に第 3 次 中 東 戦 争 が 勃 発。1 9 7 0 年に帰 国。その 後、中 東 問 題と核
問 題を中 心に海 外 取 材を重ねる。国 際ジャーナリスト機 関 国 際 報 道 写 真コンテ
ストの大賞・金賞、土門拳賞など受賞多数。月刊誌DAYS JAPAN発行人。