平成 27 年 5 月 20 日 泌尿器科に通院中の患者様へ(臨床研究に関する情報公開) 当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた過 去の記録をまとめる、あるいは受診時の問診やアンケート記入等によって行います。この ような研究は、文部科学省、厚生労働省が定めた「人を対象とする医学系研究に関する倫 理指針(2014 年 12 月策定、2015 年 4 月施行)」の規定により、対象となる患者様のお一人 ずつから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開することが必要とされており ます。この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の「問い合わせ先」へご 照会ください。 [研究課題名] 2015 年尿路結石全国疫学調査 [研 究 機 関] 山形大学医学部附属病院 [研究責任者] 長岡 明 泌尿器科(分担研究機関) (泌尿器科診療科長・准教授) [研究の目的] 2015 年現在における本邦の尿路結石症の診断から治療に至るまでを実態調査し、過去 の調査結果と比較検討 [研究の方法] 本研究は 1965 年以来 10 年毎に施行されてきた尿路結石全国疫学調査の第 6 回目です。 全国の日本泌尿器科学会教育施設を対象とした、2015/1/1~12/31 までの 1 年間に尿路結 石を有する受診患者に関する実数調査と個別調査からなる多施設共同研究です。全国の疫 学調査参加施設で収集されたデータは一括して日本尿路結石症学会事務局(千葉大学大学 院医学研究院 泌尿器科学)により管理、統計学的に分析され、その成果は個人が特定さ れないような形式で公に報告されます。 ●対象となる患者様 2015/1/1~12/31 までの 1 年間に山形大学医学部附属病院泌尿器科を受診した患者様 のうち、尿路結石を有する方。 ●利用する診療情報 性別、生年月、身長、体重、居住している都道府県名、初診日、紹介受診の有無、 症状、診断方法、尿路結石の部位と個数、結石既往歴、結石の家族歴、閉経の有 無、併存疾患の状況(高血圧、糖尿病、脂質異常症、骨粗鬆症、慢性腎臓病の有 無)、結石形成の原因や背景因子、疾患の有無、使用薬剤、結石成分、結石に対す る治療法、再発予防の方法。 [個人情報の取り扱い] 利用する情報からは、お名前、住所など、患者さんを直接同定できる個人情報は削除し ます。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者さんを特定でき る個人情報は利用しません。 [問い合わせ先] 〒990-9585 山形県山形市飯田西2-2-2 山形大学医学部附属病院 泌尿器科 担当医師 長岡 一柳 明 統 電話 023-628-5368(山形大学医学部 FAX 023-628-5370 腎泌尿器外科学講座 直通) 患者の皆様へ 2015年4月20日 現在、本施設では、「2015年尿路結石全国疫学調査」に協力しています。今後の治 療に役立てることを目的に、この研究では尿路結石症患者さんの診療情報などを利 用させて頂きます。この研究にご協力いただいた場合でも、患者さんの個人情報が 公開されることはありません。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使 われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。 1 研究課題名 : 2015年尿路結石全国疫学調査 2 研究の意義・目的 : 1965年から約10年ごとに5回にわたり、全国で尿路結石の疫学調査が行われ てきました。これにより、半世紀にわたる日本の尿路結石症の変遷を分析する ことが可能となりました。本研究は、未来に向けての予防という観点からも重要 な調査となります。 本調査につきましては、山形大学医学部(平成27年4月20日付け承認)にお ける倫理委員会において承認をうけております。 3 研究の方法 : 参加施設において、2015年1月1日~12月31日まで1年間の尿路結石を有する 受診患者さんについて調査します。 4 研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について : ご協力頂けない場合には、結果の公開前であれば情報を削除いたしますので、 下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。 2015年尿路結石全国疫学調査は文部科学省、厚生労働省が定める「人を対象とす る医学系研究に関する倫理指針」(平成27年4月1日施行)に則り施行されます。 研究実施機関:全国参加施設 本件のお問合せ先:参加施設担当者 山形大学医学部 腎泌尿器外科学 長岡 明、一柳 統 2015年尿路結石全国疫学調査 前略 わが国の尿路結石の疫学調査は、1965年から10年毎に、京都大学 泌尿器科学教室を中心として行われてきました。そして2005年の疫 学調査は、京都大学泌尿器科学教室のご協力を得、日本泌尿器科学 会の承認のもとに、日本尿路結石症学会が中心となり施行させてい ただきました。それらの成果は、世界的にも類を見ないもので高く 評価され、尿路結石の診療と行政に活用されています。前回の調査 から10年目にあたる2015年の疫学調査は、日本泌尿器科学会の承認 のもとに、日本尿路結石症学会が継続して行うことになりました。 本調査につきましては、金沢医科大学(平成26年10月20日付け承 認)、大阪市立大学大学院医学研究科(平成26年10月28日付け承 認)、千葉大学大学院医学研究院(平成26年12月2日付け承認)にお ける倫理委員会において承認を受けております。 わが国の尿路結石の実態をできる限り正確に把握するためにも、 またこれまでの貴重な調査内容を継承するためにも、ご参加をお願 い申し上げます。 草々 疫学調査の概要 調査期間 2015年1月~12月の1年間 調査内容 従来までの調査と同様に2つの方法で行っております。 1. 各医療機関における尿路結石患者の実数調査 2. 患者個人調査 日本尿路結石症学会 理事長 市川 智彦 全国疫学調査委員長 宮澤 克人 2015年尿路結石全国疫学調査 事務局 千葉大学大学院医学研究院 泌尿器科学 TEL:043(226)2134 FAX:043(226)2136
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