緊急運転応援資金 - 広島県酪農業協同組合

総務管理課 ☎ 0824-64-2071
乾燥注意 !! 春の「野焼き」「あぜ焼き」に注意
平成 26 年の広島県内での火災による死者は 30 人の過
(あぜ焼きの注意事項)
去最高となり、今年に入ってからも死傷者を伴う火災が
1) 風の強い日や空気の乾燥する日には行わない。
発生し、火災による死傷者数が昨年同時期を上回る状況
2) 住宅や山林に延焼する恐れのある場所では行わない。
にあります。
今一度、自宅や牛舎等の火の元、火の後始末を心がけ、
万一火災が起こった場合でも慌てずに対応しましょう。
3) 周囲に気を付け、火が燃え移らないよう注意する。
4) 作業は一人で行わず、必ず二人以上で行う。
また、この時期は「あぜ焼き」や「枯草の焼却」が行われ、
5) 事前に消火できる準備をしておく。
これらが原因による火災が多発しております。あぜ焼き
6) 完全に消火するまではその場を離れない。
を行う場合は事前に最寄りの消防署へ届出しましょう。
7) 広範囲の場合は小分けして計画的に行う。
事業推進課 ☎ 0824-64-2072
申請期限間近「平成 27 年 4 月 30 日まで」
緊急「運転応援資金(乳代前渡金)」
緊急「運転応援資金(乳代前渡金)」の申請期限は平成 27 年 4 月 30 日迄としております。
以後の申請及び追加申請は出来ませんので、ご利用の方は期限内に最寄りの事業所、又は本所事業推進課
(経営指導相談係)宛に提出下さい。
「Hi ビタコーゲン」
・ 平成 27 年 5 月 ~7 月末(期間限定 3 ヶ月間)
「ビタコーゲン哺育用」キャンペーン 1 袋 200 円値引き
■ビタコーゲンシリーズ(発酵生成物・有効微生物)
商品名と価格
期待できる効果
Hi ビタコーゲン(15Kg 入り)
通常 3,186 円(税込)が
育成牛 :50~100g/ 日
泌乳牛 :150g/ 日
(高泌乳牛 :250g/ 日)
乾乳牛 :150g/ 日
・食い込みの向上
・乳成分・乳質の安定
・悪臭の抑制
2,970 円(税込)
・堆肥発酵の促進
ビタコーゲン哺育用(1Kg入り) ・哺育子牛の健康管理
・導入牛のストレス軽減
通常 3,240 円(税込)が
3,024 円(税込)
給与量
⇒ 20g/ 日
⇒ 50g/ 日(7~10 日)
20~30g/ 日(10~20 日)
・母牛の健康管理(産前産後)⇒ 50g/ 日(各々 10 日間)
・食帯の改善
⇒ 50g/ 回(1~2 日状態みながら)
平成 27 年度第 1 四半期(4 月〜 6 月)
配合飼料等価格改定幅(お知らせ)
【平成 26 年度第 4 四半期との比較】
2 系統組織の価格動向
【平成 26 年度第 4 四半期との比較】
(改定幅はkgあたりの価格差)
品目名
前期比較
高泌乳 TMRWCS
-0.3 円
中泌乳 TMRWCS
-0.3 円
産乳用 TMR
-0.5 円
移行期 TMR
-0.1 円
(改定幅はkgあたりの価格差)
系統組織の名称
配合飼料
哺育脱脂粉乳
全国酪農業協同組合連合会
-0.95 円
-50 円
西日本くみあい飼料㈱
-0.75 円
-50 円
ミルクパーラー
1 広酪製造飼料の価格 ( 主に TMR)
トウモロコシは堅調であるが、大豆粕が軟調に推移しており値下げとなった。
広島
2015年
(平成 27年)4月
〔№ 253〕 18
Milk Parlor
事業推進課 ☎ 0824-64-2072
ご案内
農繁期の事故多発
万一に備えて
「農業者労災」加入を
平成 27 年度
乳用牛導入事業
利用希望調査
広酪では平成 27 年度の生産基盤
対策として、円滑な後継牛確保のた
め、導入事業希望調査を行います。
既にご案内しておりますが、① 3M
事 業 27、 ② 乳 用 成 雌 牛 貸 付 事 業、
③乳用牛購買事業の 3 つの事業に
係る調査票の提出を来る 4 月 30 日
(木)迄に事業推
進課まで提出下
さい。
FAX で の 回 答
でも構いません
ので、宜しくお
願いします。
農作業による死亡事故は毎年約 350 件発生しています。特に春と
秋の農繁期には事故が多発します。酪農家の皆さんにおいては、こ
れから牧草の収穫によって大型機械の使用や天候を見ての作業によ
る気忙しさ等から注意が必要です。
農業用機械を使用する場合には、事
前の点検やゆとりのある計画をもっ
て安全に作業をお願いします。
安全な農作業を心がけることが第
一ですが、万が一の事故に備えて、
「労
災保険」への加入をお勧めします。一
定の要件を満たしていれば自営農業
者本人が加入できる「特別加入制度」
も用意されています。
労災保険の加入相談や申請は、JA
グループの窓口・社会保険労務士法
人 たんぽぽ会(電話 082-874-8947)
にご相談下さい。
平成 26 年度「衛生的乳質ペナ」精算結果
平成 26 年度衛生的乳質ペナルティの徴収額は 53,398,541 円となりました。この使途計画に基づき、良質乳出荷対策
並びに生産基盤強化対策の各事業の使途項目に沿って、次のとおり精算しました。
良質乳出荷対策
【衛生的乳質ペナルティ徴収額】
区分
項 目
①
体細胞数ペナルティ徴収額
②
細菌数ペナルティ徴収額
ペナルティ徴収総額
【衛生的乳質ペナルティの使途とその金額】
項目
① 良質生乳奨励金(毎月 30%)
② 生乳出荷賠償制度加入掛金
③ 残留抗生物質簡易検出キット等購入費
④ 体細胞数簡易測定器検査キット等購入費
⑤ 搾乳施設点検事業経費
⑥ 搾乳施設改善整備助成
⑦ プロファイルテスト事業
⑧ バルク乳等スクリーニング事業
小 計
産み分け用選別精液助成事業
⑨
1,200 本× 5,000 円 ⇒ 587 本× 5,000 円
受精卵移植奨励助成事業
⑩
100 個× 5,000 円 ⇒ 91 個× 5,000 円
預託育成強化奨励助成事業
⑪
130 頭× 15,000 円/頭 ⇒ 99 頭× 15,000 円
乳雌子牛増産奨励助成事業
⑫
430 頭× 1,000 円/頭 ⇒ 327 頭× 1,000 円
自家育成保留奨励助成事業
⑬
1,000 頭× 13,000 円 ⇒ 1,002 頭× 21,042 円
小 計
合 計
指導実費収入
使途総額
生産基盤強化対策
広島
19
2015年
(平成 27年)4月
〔№ 253〕
(単位:円)
計画比
102%
125%
103%
(単位:円)
計画比
102%
75%
147%
115%
0%
13%
7%
33%
90%
実績
50,901,538
2,497,003
53,398,541
計画
50,000,000
2,000,000
52,000,000
増減
901,538
497,003
1,398,541
実績
15,270,478
2,073,480
4,493,820
3,824,310
0
179,651
62,500
1,208,000
27,112,239
計画
15,000,000
2,750,000
3,052,000
3,315,000
50,000
1,345,000
900,000
3,708,000
30,120,000
増減
270,478
-676,520
1,441,820
509,310
-50,000
-1,165,349
-837,500
-2,500,000
-3,007,761
2,935,000
6,000,000
-3,065,000
49%
455,000
500,000
-45,000
91%
1,485,000
1,950,000
-465,000
76%
327,000
430,000
-103,000
76%
21,084,084
13,000,000
8,084,084
162%
26,286,084
53,398,323
218
53,398,541
21,880,000
52,000,000
0
52,000,000
4,406,084
1,398,323
218
1,398,541
120%
103%
103%
事業推進課 ☎ 0824-64-2072
平成 27 年度衛生的乳質ペナルティの使途
1) 基本的考え方
平成 27 年度の衛生的乳質ペナルティは、前年比 30% の削減を目標とし、乳質ペナルティの使途は次の対策を講ずる。また、
生乳生産基盤の脆弱化が一層懸念されるため、生産基盤強化対策事業に重きを置く。
なお、使途の優先順位は以下のとおりとする。
(1)徴収金額が想定を下回り、尚且つ、① ~ ⑪の使途項目に対して不足額が生じた場合、その不足額は組合負担とし、⑫の
事業は実施しない。
(2)① ~ ⑪の対策後に残余額が生じた場合、⑫の事業は次の対応とする。
・残余額と⑫の事業の対象頭数に 6,000 円を乗じた金額を比較する。
残余額が少ない場合は、
対象頭数で按分した単価をもっ
て年度末に助成する。
・残余額が多い場合は、対象頭数 1 頭当たり 6,000 円の単価をもって年度末に助成する。
(3)前(2)の使途後に残余額がある場合、⑬の事業は次の対応とする。
・⑬の事業予算額 3,000 千円を限度額として、対象頭数で除した単価もって年度末に助成する。
(4)前(3)の使途後に残余額がある場合、⑫の事業に対して追加交付の対応とする。
・⑫の対象牛 1 頭当たり 30,000 円を限度額として、対象頭数で按分した単価もって年度末助成とする。但し、
(2)の助
成単価を加えた限度額 30,000 円とする。
(5)前(4)の⑫の事業を行なった後に残余額が有る場合は、体細胞数 20 万 /ml 未満(A ランク)の対象乳量で按分し、対象組合
員にペナルティ精算良質奨励金として交付する。
2) 平成 27 年度衛生的乳質ペナルティ徴収の想定額 37,000 千円
3) 使途項目別事業内容
事業別使途項目
① 良質生乳奨励金(体細胞数)
※ペナルティ精算良質奨励金
良質乳出荷対策事業
② 生乳出荷賠償制度加入掛金
残留抗生物質簡易検出用キット
購入費
体細胞数簡易測定器検査用キッ
④
ト購入費
③
細菌数ペナルティ徴収想定額
体細胞数ペナルティ徴収想定額
2,000 千円
35,000 千円
単位(千円、%)
計画金額
積算根拠及び奨励金交付のポイント
当月の体細胞数ペナルティ徴収額の 30% を、当月の体細胞 20 万 /ml 未満の対象乳量
10,500
で按分して、当該の生乳出荷組合員に体細胞数良質生乳出荷奨励金として交付する。
⑫⑬の事業を行なった後に残余額が有る場合は、当該年度の体細胞数 20 万 /ml 未満(A
ランク)の対象乳量で按分して、対象組合員にペナルティ精算良質奨励金として交付す
る。
(社)全国酪農協会所管の廃棄生乳保険制度への加入掛金(残留抗生物質等に起因が対
2,350
象)。
βラクタム検出用キット(33+2 路線× 365 日× 210 円、緊急検査用 300 × 210 円)、
2,966
直送地区の搬入先乳業者及び三次 CS・事業所等において検査実施。
3,315 デラバル CELL カウンター用キット(10,000 検体× 331.5 円)
620
ミルクパーラー
生産基盤強化対策事業
点検経費の組合員負担は求めず、広酪により巡回日程を調整する。
実施時期は、5 月(南部)
・7 月(西部)
・9 月(備北)
・11 月(東部)に実施する。
細菌数検査資材(フキトリマスター・ATP 測定用試薬・染色液等資材)、ラクトコーダ
⑥ 指導用検査費用 ( 新設)
628
費用 広島県家畜畜産物衛生指導協会への依頼検査及び随時検査料金等
バルク乳等
バルク乳スクリーニング検査 :147 戸× 3 回(4・8・12 月)441,000 円
⑦
1,941
スクリーニング事業
自主検査 500 頭 500,000 円
特別検査 :1,000 頭(バルク乳検査陽性 + 体細胞 C ランク以上) 1,000,000 円
①雌雄産み分け用精液で、確実に後継牛を確保することを支援する。
産み分け用選別精液助成事業
⑧
6,480 ②雌雄産み分け用精液は、1 戸当たり 20 本、単価 6,000 円 / 本を限度額とし、精液購
(1,080 本× 6,000 円)
入税込み単価が 6,000 円を下回る場合は購入単価とする。
受精卵移植奨励助成事業
①受精卵移植(乳牛卵)による乳牛改良を推奨する。
⑨
500
(100 個× 5,000 円)
②移植用の受精卵は、1 戸当り 5 個を限度個数とする。
預託育成強化奨励助成事業
①自家育成牛の確保・強化を推奨するため、130 頭を対象に助成する。
⑩
1,300
(130 頭× 10,000 円 / 頭)
②助成対象牛は、広酪の北海道預託育成事業の対象預託牛とする。
乳雌子牛増産奨励助成事業
①ホルスタイン種の増殖率を向上させ、優良後継牛の保留を目的とする。
⑪
400
(400 頭× 1,000 円 / 頭)
②平成 27 年 1 月 1 日以降生まれの登録申込み子牛で、登録申請時に実績カウントする。
①自家生産牛で、平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日に初産分娩した牛。
②育成牛の導入の場合は、分娩前 12 ヶ月の飼育期間があること。
自家育成保留奨励助成事業
③①、②何れも、搾乳に供することを目的にした牛であること。
⑫
6,000
(1,000 頭× 6,000 円)
④徴収金額並びに使途金額の財源状況による調整弁の役割として、次の内容で年度末
に交付する。
・対象牛 1 頭あたりの奨励金単価は、30,000 円とし、この範囲内で年度末に交付。
①ペナルティ徴収額が想定額の 37,000 千円を超え、使途計画の良質乳出荷対策の 7
事業
(① ~ ⑦)及び生産基盤強化対策の 5 事業(⑧ ~ ⑫)を行なった後に残余金が有る場
⑬ 組合導入牛助成事業
【3,000】合に限り、組合が実施する導入事業(乳用成雌牛貸付事業・乳用牛購買事業・3M 事業
27)を利用して、県外から妊娠牛の導入牛に対して、総額 3,000 千円を限度として助成
する。
使途計画金額合計
37,000 ⑬を除く
⑤ 搾乳施設点検事業
広島
2015年
(平成 27年)4月
〔№ 253〕 20
Milk Parlor
平成 27 年度衛生的乳質ペナルティ体系
平成 27 年度の衛生的乳質ペナルティの体系は、次の内容により取り組む。
1) 細菌数ペナルティ体系
ランク区分
A
体細胞数
10 万未満
単 価
0
(万/ ml・円/ kg)
B
10 万以上
30 万未満
ー1円
C
30 万以上
50 万未満
ー2円
D
50 万以上
100 万未満
ー5円
E
100 万以上
400 万未満
ー 10 円
F
400 万以上
ー 40 円
※月 3 回の配分検査に基づき、対象旬乳量にペナルティ単価を乗じて控除する。
※乳業工場・CS 着時の追跡検査結果において、ペナルティ徴収に該当した場合は、当日乳量に対してペナルティ単価を乗じて控除する。
※ E ランク(100 万 /ml)以上は、ブリード法(顕微鏡)による再検査を実施し、B ランク以下に改善されるまでの間、受乳を拒否する。
※指導を行なっても改善されない場合は受乳を拒否する場合もある。
2) 体細胞数ペナルティ体系
昨年度、農水省が示した「本格的議論のための酪農・乳業の課題」の中で体細胞数の規制緩和(30 万 /ml → 40 万
/ml)について言及され、全国連でも規制緩和について異論は特に出されず、各指定団体に可能な地域から規格基
準の見直しについて取り組むこととされた。2 月 28 日開催の中国生乳販連の生乳受託販売委員会・理事会が開催
され、体細胞数の基準緩和への対応は、現状の 30 万 /ml を維持することの決定に基づき、当組合はこれを尊重す
ることとした。
ランク区分
A
体細胞数
20 万未満
単 価
奨励金
B
20 万以上
30 万未満
0
C
30 万以上
40 万未満
ー2円
D
40 万以上
50 万未満
ー4円
E
50 万以上
70 万未満
ー8円
F
70 万以上
100 万未満
ー 12 円
G
100 万以上
ー 20 円
※月 3 回の配分検査に基づき、対象旬乳量にペナルティ単価を乗じて控除する。
※ E ランク(50 万 /ml)以上は、デラバルセルカウンターによる再検査を実施し、C ランク以下に改善されるまでの間、受乳を拒否する。
※指導を行なっても改善されない場合は受乳を拒否する場合もある。
直ちに生産基盤を強化するための取り組みを開始 !?
(新たな酪肉近基本方針とりまとめ・畜産部会)
農水省は 3 月 25 日、食料・農業・農村政策審議会畜産部会(武内和彦部会長)を開き、平成 37 年度を目標
とする新たな酪肉近代化基本方針、家畜改良増殖目標を答申した。新酪肉近では「人(担い手確保)」「牛(飼
養頭数確保)」「飼料(飼料費低減、安定供給)」の 3 つの視点で、課題解決に向けた具体的取り組みを提示。
副題に「地域の知恵の結集による畜産再興プラン」と銘打ち、具体的施策を包括的に進める上で重要な畜産ク
ラスターを推進する方針も掲げた。
酪肉近、増殖目標は酪肉振興法、家畜改良増殖法に基づき、概ね 5 年ごとに見直すことになっている。今
回がそれぞれ第 7 次、第 10 次の策定となる。昨年から計 13 回に及ぶ畜産部会での議論や地方公聴会、加工・
流通関係者との意見交換会などを通じて検討を重ねてきた。
国内の酪農・畜産は 1. 酪農家戸数の減少、2. 乳用牛頭数と生乳生産量の減少、3. 飼料価格の上昇―と「人・
牛・飼料」それぞれに大きな問題を抱え、生産基盤弱体化は危機的状況にある。新酪肉近ではこの 3 つの視
点から「生産基盤を強化するための取り組みを直ちに開始しなければならない」と強調、それぞれの施策方向
性を示した。具体的には、ロボット技術などの活用による省力化、コントラクターなど外部支援組織の活用
による分業化、性判別技術を活用した後継牛の確保、飼料用米の利用拡大、放牧の推進などを列挙している。
一方、これらを総合的に進める上で、地域のあらゆる関係者が連携・結集する「畜産クラスター」の重要性
も指摘、一つの項目として基本方針に盛り込んだ。また、国がクラスターの推進に向けて継続的に支援する
ことも明記した。
人口減少による需要減が見込まれる中での消費者ニーズ多様化、国産畜産物輸出拡大の可能性などを発展
の好機と捉え、魅力的な商品開発、輸出戦略構築、集送乳など流通合理化の必要性も記載している。
37 年度の生乳生産量目標は、現在の 745 万トン(25 年度)から 5 万トン増の 750 万トンに設定。新たな食料・
農業・農村基本計画で食料自給率目標が引き下げられたことも踏まえ、実現の可能性に考慮した。
((社)中央酪農会議 JDL 情報から引用掲載)
広島
21
2015年
(平成 27年)4月
〔№ 253〕
事業推進課 ☎ 0824-64-2072
平成 27 年度の生乳計画生産数量 49,000 ㌧
これを支える8つの柱
平成 27 年度の生産基盤調査(平成 27 年 2 月実施)による組合員からの出荷可能申告数量は 51,344 トンでした。
組合員の申告数量達成を支援するため、以下の 8 つの柱を掲げた事業展開にあたります。
1) 「3M 事業 27」
の実施
事業規模を 200 頭以内として事業
【生乳生産基盤調査の推移と 27 年度の計画】
継続する。生乳出荷組合員を対象に
希望調査にあたっては、3M 事業、乳
用牛購買事業、乳用成雌牛貸付事業
の 3 つの導入時期・導入頭数等を把
握した上で、事業に着手する。
2) 「後継牛対策」「自家育成対策」の奨励措置の実施
現行実施する後継牛・自家育成牛に対する奨励措置は「平成 27 年度衛生的乳質ペナルティの使途」の内容を
もって継続実施する。(関連記事 21 頁)
3) 「需要期増産奨励助成事業」の実施
中国生乳販連の実施する「生乳生産基盤維持拡大対策奨励事業」の中国生乳販連会長の特認事項として、平成
26 年度と同様に事業予算額を生乳需要期の 6~11 月生乳出荷量に一律按分して助成措置を行う。
4) 「移行期」の飼養管理指導の実施
乳牛の分娩後の事故を未然に防ぐため、飼料給与診断設計指導、乳用牛の代謝プロファイルテストの実施に
取り組み、「移行期」の飼養管理指導を充実させて、生乳出荷乳量の低下防止に努める。
5) 組合のリース牧場等の運営検討
酪農廃業組合員の牧場施設について、新規参入者等の飼育環境が可能であれば、当該牧場施設を譲り受ける
など、組合のリース牧場として運営を図る取り組みを行なう。
6) 平成 27 年度乳質改善指導(ラクトコーダ運用)の実施
下記日程で検定事業に参加され、ユニット台数が 6 台以
下の繋ぎ方式牛舎の組合員において、搾乳手順の確認、並
びに洗浄方法の確認のため、ラクトコーダを活用し乳質改
善にあたる。
②加工原料乳生産者経営安定対策事業
③国産乳製品供給安定対策事業
④飼料生産型酪農経営支援事業
⑤酪農生産基盤確保・強化緊急支援事業 ( 新規 )
⑥畜産・酪農生産力強化緊急対策事業)
⑦酪農経営安定対策補完事業
国及び alic(独立行政法人農畜産業振興機構)が実施する右
⑧畜産高度化支援リース事業
の酪農関係補助事業に積極的に取り組み、酪農経営安定及
⑨畜産特別支援資金融通事業
び生乳生産基盤の維持に努める。
8) その他、関係する事業の実施
⑩生乳流通合理化促進事業
⑪畜産副産物適正処分等推進事業
⑫配合飼料価格安定制度
ミルクパーラー
7) 酪農経営安定及び生産基盤維持に関連する
補助事業の実施
①加工原料乳生産者補給金
⑬畜産収益力強化対策(新規)
広島
2015年
(平成 27年)4月
〔№ 253〕 22
Milk Parlor
事業推進課 ☎ 0824-64-2072
平成 27 年度乳価構成 20 銭 5 厘 2 毛減額
A プール乳価
B 基本乳価
中国生乳販連に委託販売し
た基準乳代を受託数量で除
する。
(乳脂肪率 3.5%、無脂乳固
形分率 8.3% 基準)
乳成分格差テーブル適用後
の基本乳価
(乳脂肪率 3.5%、無脂乳固
形分率 8.4% 基準)
無脂乳固形分
(単位:円・%)
平成 27 年度乳価構成を以下のとおり決定した。ただし、 平成 27 年度乳価構成テーブル ( 前年度同様)
8.9 -21 -11 -6
-3
2
3
3
4
4
酪農関連政策及び広酪固有事業等において、新たな拠出
8.8 -21 -11 -6
-3
2
3
3
4
4
を必要とする場合は協議のうえ決定する。
8.7 -21 -11 -6
-3
1
3
3
4
4
8.6
8.5
8.4
8.3
8.2
8.1
-21
-21
-21
-21
-21
-21
-21
未満
(注)
%台 未満
-11
-11
-11
-11
-11
-21
-6
-6
-6
-6
-6
-11
-3
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-21
3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 3.9
乳 脂 肪 分
(注)乳脂肪分3.2%及び無脂乳固形分8.1%未満は不受託
C 控 除
平成 27 年度
① 中国生乳販連手数料(外税)
前年比較
28 銭 厘 8 毛
( 前年度同額 )
9銭7厘2毛
( 前年度同額 )
② 全国連手数料(外税)
③ 集乳運賃(外税)
3 円 15 銭 3 厘 6 毛 (20 銭 5 厘 2 毛減額 )
④ 送乳運賃(外税)
1 円 74 銭 9 厘 6 毛
( 前年度同額 )
⑤ CS 経費(外税)
69 銭 1 厘 2 毛
( 前年度同額 )
⑥ 乳質改善費(外税)
⇒乳質検査委託費及び乳質改善拠出金
19 銭 4 厘 4 毛
( 前年度同額 )
2 円 87 銭 2 厘 8 毛
( 前年度同額 )
⑧ 酪農対策推進費(内税)
⇒ 日本酪政連会費及び県酪政連活動費
2銭
( 前年度同額 )
⑨ 酪農振興資金(内税)
⇒県酪政連活動費
4銭
( 前年度同額 )
⑩ 消費拡大資金(内税)
⇒ J ミルク拠出金・県普協・広酪
8銭
( 前年度同額 )
15 銭
( 前年度同額 )
1銭
( 前年度同額 )
⑬ 生産基盤活性化対策資金拠出金(課税対象外)
中販連独自 ( 生産基盤活性化対策事業、自然災害乳代見舞金制度)
17 銭
( 前年度同額 )
⑭ 酪農理解醸成活動拠出金(内税)
⑪の牛乳消費喚起事業の一部組み換え ( 乳価交渉、牛乳消費喚起
対策事業)
5銭
( 前年度同額 )
⑦ 広酪受託販売手数料(外税)
⑪ ( 社 ) 中央酪農会議拠出金拠出金
需給調整機能強化全国支援事業(課税対象外)、
牛乳消費喚起対策事業(内税)、酪農理解醸成消費者対策事業(内税)、
BSE 対策互助基金(課税対象外)
⑫ 加工原料乳経営安定対策拠出金(課税対象外)
⑮ 季節別乳価対策(課税対象外)
⇒中販連独自(需要期における生乳生産比率の向上に取り組む対
策不需要期乳量× 2 円の拠出金、需要期乳量× 2 円の奨励金〔不
需要期 :4~5、12~3 月、需要期 :6~11 月〕)
ー
( 前年度同様 )
◎ 控除額合計 9 円 55 銭 9 厘 6 毛以内(20 銭 5 厘 2 毛減額)
生産者支払い基本乳価
(B-C)
広島
23
2015年
(平成 27年)4月
〔№ 253〕
※電磁流量計・オートサンプラーの
自己負担終了に伴う減額
※平成 27 年 4 月 1 日生乳出荷分から適用。